goo blog サービス終了のお知らせ 

ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

BALLAD

2010年05月11日 | 邦画
 準新作DVD。

 クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第10作で、名作と誉れ高い『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案にした時代劇エンターテインメント。戦国時代にタイムスリップした小学生の主人公が小国の戦国武将や姫君と出会い、深いきずなで結ばれていく姿を描く。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴。武将・又兵衛を草なぎ剛、小国の姫・廉姫を新垣結衣が好演。実写でよみがえる悲恋のドラマに期待が集まる。

 戦国時代にタイムスリップする設定の映画は「戦国自衛隊」という傑作があるが、アイデアは同じだ。春日という架空の国が舞台だが、もっとリアリティがあってもいいと思った。しかし、戦という現実に迫るものがあるのは確かだ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年度: 2009年
監督: 山崎貴
上映時間: 132分
キャスト:草なぎ剛、新垣結衣、大沢たかお

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村


のんちゃんのり弁

2010年05月06日 | 邦画
 「モーニング」誌上で連載された入江喜和の同作漫画を基に、『独立少年合唱団』『いつか読書する日』の緒方明が監督を務めるハートウォーミングな親子ドラマ。だらしない夫を捨てた子持ちの主婦が、弁当店オープンに向けて奮闘する姿を描く。『UDON』の小西真奈美と子役の佐々木りおがヒロインとそのまな娘・のんちゃんを演じて、息の合った母娘コンビを見せる。岡田義徳や岸部一徳、倍賞美津子 など、下町の人情模様を彩る脇役陣にも注目。

 面白かった。小西真奈美の演技がいいね。何も取り柄がない主婦が、得意な料理を生かして自立するプロセスを描く。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

製作年度: 2009年
監督: 緒方明
上映時間: 107分
キャスト:小西真奈美、岡田義徳、村上淳

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村

ALWAYS/三丁目の夕日

2010年04月10日 | 邦画
 金曜ロードショーで放送。観るのは3回目か。西岸良平の漫画の世界を映画化したものだが、最高に面白い。2007年に「続三丁目の夕日」が制作されるが、この続編で主人公の茶川竜之介(吉岡秀隆)と(小雪)の恋が実る。

 この時代に生きた人間は、両親の世代である。古き良き昭和が郷愁を誘う。3回は泣ける。


 昭和33年の古きよき日本を舞台に、家族の触れ合いを描いた心温まる人情ドラマ。下町の住民たちには、吉岡秀隆、堤真一、小雪、薬師丸ひろ子ら豪華メンバーが集まり、昭和の雰囲気を存分にかもし出している。『Returner リターナー』などVFXを使用した作品の多い山崎貴監督が、本物に引けを取らないほど美しい夕焼けを作り出すことに成功した。ほかにも建設途中の東京タワーなど、当時の日本が忠実に再現されている。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

製作年度: 2005年
監督: 山崎貴
上映時間: 133分
キャスト:吉岡秀隆、堤真一、小雪

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

未来予想図

2010年04月06日 | 邦画
 “ドリカム”ことDREAMS COME TRUEの名曲「未来予想図」「未来予想図II」の世界観をモチーフにしたラブストーリー。本格長編映画デビューとなる蝶野博が監督、音楽監修はドリカムの中村正人が担当。ヒロイン役は『アジアンタムブルー』の松下奈緒、相手役にオーディションで選ばれた竹財輝之助。ブレーキランプを5回点滅させ“アイシテルのサイン”など、ドリカムの歌の世界をそのまま映像化したシーンは必見。

 映画が先か、歌が先か。普通は映画にあわせて主題歌を創るでしょう。しかし、この映画は歌の世界を映画にしたものらしい。NHKに朝ドラ、「ゲゲゲの女房」のヒロインでブレイク中の松下奈緒が主演。相手役は知らないと思ったら、オーデションで選ばれたようだ。この男、とっても小顔で松下とのツーショットで松下の顔が大きく見えて違和感を感じたのは私だけ?頭の良さそうな女優だからソツなくこなしているようで、もっとドロドロした演技が観たい。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年度: 2007年
監督: 蝶野博
上映時間: 115分
キャスト:松下奈緒、竹財輝之助、原田泰造

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

20世紀少年/最終章「ぼくらの旗」

2010年02月25日 | 邦画
 浦沢直樹による累計発行部数2,700万部を突破したベストセラーコミック「20世紀少年」を、邦画史上初の3部作で実写映画化した最終章。フィナーレを飾る今作では、世界大統領として君臨する“ともだち”に支配された日本を舞台に、反政府組織として武装蜂起する氷の女王・カンナと秘密基地のメンバーたちが、ともだちの独裁に立ち向かう。“しんよげんの書”の全ぼうやともだちの正体、そして原作とは異なる展開から目が離せない。

 全2作は、映画館で観たが、この最終章は見ていない。

 DVDがやっと、レンタル開始されたので観る。全2作は、2008年の公開でこの最終章は2009年の公開、この間は頂けない。もうどうでも良くなってしまう。ここまで待たされたら、DVDのレンタルまで待とうと思ったのである。

 そして、今回、この映画「こんなに馬鹿馬鹿しい内容だったのか」と思ってしまった。全2作では、感じなかった感想だ。3部作という長さにも魅力を感じたし、謎めいた展開に、ワクワクした記憶がある。このギャップは、映画館とDVDの差なのか、間の期間なのか。テンポよく封切りされていたら、間違いなく、映画館に足を運び、印象も変わっていただろう。

 ともだちの正体って結局誰だったの? 結末にも不満が残る。

おすすめ度  ★★☆☆☆

製作年度: 2009年
監督: 堤幸彦
上映時間: 155分
キャスト;唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村

カムイ外伝

2010年02月22日 | 邦画
 白土三平原作の傑作コミックを『血と骨』の崔洋一が実写化したアクション娯楽大作。忍びのおきてに背き、たった一人で追っ手から身をかわす不屈の主人公の苦悩と孤独を浮きぼりにする。孤高のヒーローをその抜群のセンスで演じるのは、『L change the WorLd』の松山ケンイチ。ヒロインを『ラスト・ブラッド』の小雪が演じている。人気脚本家、宮藤官九郎と監督が共同で手掛けた脚本からあふれ出す人間味に満ちた物語に圧倒される。
 
 原作のコミックはよく読んでいたが、マンガのカムイと松山ケンイチのカムイに違和感は感じない。かっこいいのだ。
 忍びをテーマにした映画は、中身の無いものが多いが、この映画はストーリーがしっかりしている。120分とちょっと長いが、許容範囲だ。

 最後に城主を暗殺してくれれば、もっとすっきりするのだが、それでは、アクション映画になってしまうと考え、崔洋一監督は、世の理不尽さを言いたかったのだろうと思った。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2009年
監督: 崔洋一
上映時間: 120分
キャスト:松山ケンイチ、小雪、伊藤英明

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

キトキト!

2010年02月22日 | 邦画
 『ゲロッパ!』や『パッチギ!』で助監督を務めてきた新鋭、吉田康弘監督が初めてメガホンをとった型破りな母子の物語。地方で暮らす青年が親元を離れ、少しずつ成長する姿を描く。等身大の主人公を熱演するのは『夜のピクニック』の石田卓也。ブッ飛びの母親役に『ふくろう』の大竹しのぶ、その娘役に『バックダンサーズ!』の平山あやがふんし、似た者母娘を好演。母親の愛情の深さと家族のきずなが観客の郷愁と涙を誘う。
 
 決して出来が良くない息子と娘。一人でいろんな仕事をしながら育てた強い母。しかし、娘は男と東京に行くも3年も音信不通だ。息子はというと、高校を中退し、東京でホストクラブで働き始める・・・

 「お母ちゃんの生きた証はお前達だよ」という大竹しのぶの台詞が重い。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2006年
監督: 吉田康弘
上映時間: 109分
キャスト:大竹しのぶ、石田卓也、平山あや、尾上寛之

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

山形スクリーム

2010年02月17日 | 邦画
 多彩な才能を発揮し続ける個性派俳優・竹中直人の監督6作目となるホラー・コメディー。山形県の過疎村に伝わる落ち武者伝説を研究するため、東京からやって来た歴史研究会の女子高生たちと、ひょんなことから800年の封印を解かれてこの世によみがえった落ち武者ゾンビとの壮絶バトルを描く。出演には『イキガミ』の成海璃子、EXILEのAKIRA、『カフーを待ちわびて』のマイコと沢村一樹など豪華キャストが集結し、奇想天外なドラマを盛り上げる。

 竹中直人の監督映画6作目と知り、前作を知らなかったので調べてみると、
   無能の人(1991)
   119(1194)
   東京日和(1997)
   連弾(2001)
   さよならCOROR(2005)
   山形スクリーム(2009)
 
 彼が、どんな映画を目指しているのか、他作品を観ていないのでよく解らないが、この映画は駄目だ。受け狙いが透けて見えて気分が悪いのだ。へたくそなAKIRA (EXILE)をはじめ、豪華なキャストを観る楽しみはあるものの、ストーリーについていけない。
 映画はひどいが、俳優として、超多忙なはずの竹中直人が、3~4年毎にコンスタントに映画を撮り続けている事に驚く。この映画だけで、評価するのは失礼なので、まずは、他の映画を観させて頂く事にしよう。

おすすめ度  ★★☆☆☆

製作年度: 2009年
監督: 竹中直人
上映時間: 116分
キャスト:成海璃子、沢村一樹、AKIRA (EXILE)

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

フラガール

2010年02月09日 | 邦画
 数日前にテレビで放映されていたのを観る。久しぶりに観たが、涙あり、感動ありで、いい映画である。「ルイスの邦画ベストテン」では5位あたりか。蒼井優の笑顔が最高。

 昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。『69 sixty nine』の李相日監督がメガホンをとり、石炭から石油へと激動する時代を駆け抜けた人々の輝きをダンスを通じて活写する。主演の松雪泰子をはじめ、『花とアリス』の蒼井優や南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代らが魅惑的なフラダンスを披露する。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2006年
監督: 李相日
上映時間: 120分
キャスト:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

隣人13号

2010年01月26日 | 邦画
 いじめに合って屈折した男が、復習を遂げるというストーリーは解るが、これは計画的なものか、偶然なのか判然としない。サイコと言えばそれまでだが、へんなところで疑問を持たせる必要があるのだろうか? 中村獅童、小栗旬の二人一役だが、顔に硫酸をかけられたのに、何故小栗旬の顔はきれいなの? とか。殺人を犯しても、何故警察は来ないの? こないならこないでいいけど、最後にアパートに来たのは何故? とか。意味が解らないのが不満だ。 

 井上三太の同名タイトルの伝説的コミックを映画化したネオ・サイコ・サスペンス・ムービー。監督はミュージック・クリップで腕をならしてきた井上靖雄。背筋が寒くなるほどの凶暴な13号を演じる中村獅童は迫力満点。

おすすめ度  ★★☆☆☆

基本情報 原題: THE NEIGHBOR No.THIRTEEN 製作年度: 2004年
監督: 井上靖雄
上映時間: 115分
キャスト:中村獅童、小栗旬、新井浩文

ディア・ドクター

2010年01月25日 | 邦画
 西川美和監督の「ゆれる」は面白かったので、期待して観たが、ちょっとがっかり。笑福亭鶴瓶も今ひとつピンとこない。ストーリーにメリハリがなく、何がいいたいのかさっぱり解らない。期待が大き過ぎたのかも知れない。

 『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督が、へき地医療や高齢化など現代の世相に鋭く切り込む人間ドラマ。本作で映画初主演を務める笑福亭鶴瓶が無医村に赴任した医師を演じ、その医師の失踪(しっそう)をきっかけに浮かび上がる彼の人物像を軸にした心理劇が展開される。『アヒルと鴨のコインロッカー』の瑛太のほか、八千草薫、余貴美子など、若手やベテランともに実力のあるキャストが集結。人間の複雑な内面をえぐり出すことに定評のある西川監督のオリジナル脚本。

おすすめ度  ★★☆☆☆

製作年度: 2009年
監督: 西川美和
上映時間: 127分
キャスト:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子

夢をかなえるゾウ

2010年01月09日 | 邦画
 主人公(小栗旬)の目の前に、突然現れたゾウの“ガネーシャ”。
 主人公が3か月前にインドで購入した置物にそっくりな姿をし、なぜか関西弁で話す、とてつもなく胡散臭い自称“神様”と、成功契約を結んでしまった僕。
 ガネーシャは「今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」と言うけれど、はたして……。
すぐにすねるし嘘をつく、甘い物好きでタバコもやめられない、まったく神様らしくない神様・ガネーシャが僕に命じる課題は「靴をみがく」とか「食事は腹八分目」とか地味なものばかり。
 「本当かよ!?」と思いながらも、課題を一つずつ実践していく主人公。これで本当に成功できるのか?
 過去の偉人の成功例から導き出される、誰にでも一日単位でできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、世界初の成功エンタテイメント!
 出世のためのハウツウ本を映像にしたような作品。課題は地味だけど、妙な説得力があるね。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2008年
上映時間: 90分
キャスト:小栗旬、古田新太、阿部力

アマルフィ

2010年01月08日 | 邦画
『ホワイトアウト』の映画化も印象深い真保裕一の同名小説を原作に、イタリアで起きた日本人少女失踪(しっそう)事件の謎に迫るサスペンス・ミステリー超大作。監督は『容疑者Xの献身』の西谷弘。事件の真相に迫る外交官・黒田を織田裕二、娘を誘拐されてしまう母・紗江子を天海祐希が演じる。また、ソプラノ歌手サラ・ブライトマンが出演し、主題歌も担当。オール・イタリアロケを敢行して撮られた、壮大なスケールの美しい映像にも注目だ。
 オールイタリアロケとは恐れ入る。舞台が海外になると何故かとってつけたような映像になりがちだが、この映画はそんな違和感がない。それだけでも画期的だと言えよう。シナリオもしっかりしているし、イタリアの各地を使っているのも観光に来たようで楽しい。アマルフィには一度だけ行ったことがある。道路が狭いし、山から海岸までの距離が近いのが印象に残っている。山の斜面に住宅がへばりついているちいさな街なので、ロケ地も見覚えがあるところが多かった。記憶が戻り懐かしい思いをさせてもらった。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2009年
監督: 西谷弘
上映時間: 125分
キャスト:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香

252生存者あり

2010年01月08日 | 邦画
 観測史上最大の巨大台風に襲われた東京を舞台に、未曾有の災害に直面した人々の姿を描くパニック・ムービー。新潟中越地震のトンネル崩落事故の奇跡の救出劇をベースに、邦画史上空前のスケールで一大スペクタクル劇を創出。レスキュー隊隊長を務める兄を内野聖陽、かつてハイパーレスキュー隊隊員だった弟を伊藤英明が演じる。脱出と救出の立場から極限下の人間ドラマを紡ぐ。実景とCGの融合で生み出された衝撃シーンは圧巻。
 ちょっと長いのが気になるが、予想以上の映画だった。パニック映画は、リアリティが無いと途端に引く場合があるが、この映画は最後までそんな感じは無かった。ラストシーンは感動的だし、納得だ。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2008年
監督: 水田伸生
上映時間: 128分
キャスト:伊藤英明、内野聖陽、山田孝之

恋するアゲハ

2010年01月07日 | 邦画
 BeeTVはエイベックスとドコモが作る携帯専用放送局だ。そこで配信されたドラマ?がこれ。

 厄年直前31歳のフリーライター伊佐美遥(小西)に突きつけられたキャバクラ潜入取材の仕事。歌舞伎町「エルミタージュ」オーナーママ・村尾マリア(杉本 彩)にインタビューをしているうちに、いつしか自分も店に出ることになってしまった! 洋服を毎日一着ずつ買うという霧島恋(杉本有美)、ボディケアに月300万円もかける五代葵(大桑)、そして客によってトーク内容を変える、すご腕No.1キャバ嬢月影聖羅(木下)。想像を絶する彼女たちに翻弄されながら、遥のキャバ嬢ライフが始まった・・・!!
 DVDの新しいスタイルとして増えるかもしれない。携帯への配信が目的なので1話8分と決めたのだろう。DVDで観るにはエンドロールと最初がうざいが、スキップすれば気にならない。テンポが良くて面白いと感じた。

おすすめ度  ★★★★☆

制作年:2009年5月~
時間:8分×14話
キャスト:小西真奈美、木下優樹菜、福士誠治、大桑マイミ、杉本有美 、鈴木拓(ドランクドラゴン)、misono、温水洋一、平泉 成、佐藤智仁、小林すすむ、桃華絵里、杉本 彩、森本レオ