街中が高層ビルで埋めつくされ、近代的な面と、一歩通りを外れると、昔ながらの中国がある。お洒落なスポットと歴史的なスポットが混在する街。それが上海だ。
例えば、浦東(プウトン)の「ジンマオダーシャー」にあるグランド・ハイアット上海に行けば、日本人は度肝を抜かれるだろうし、豫園商城では約450年前の中国がそのまま残っている。
上海が他の都市と異なる点は、租界時代があったことだ。アヘン戦争後、怒濤のごとく押し寄せた外国勢力の数々。フランスやイギリス、アメリカに加え、日本までもが、上海の街を蹂躙したのは20世紀初頭だ。
そんな租界時代の各国の建物が息づく街なのである。最近、そんな建物がどんどんリニューアルされている。外灘にある建物「外灘3号」とか「外灘18号」は、外観は残して、内部がお洒落なレストランやスパやギャラリーに変身している。レトロとモダンが溶け合い独特の魅力を創っている。
日本と比べると物価は安いが、物によっては高いものもある。ホテルや新天地などのカフェでのコーヒーはナント600円もする。概して、贅沢品に高いものが、まま、あるようだ。
しかし、タクシーは市内なら大抵は20~30元で行ける。(1元は16円ぐらい)また、食事も安い。現地の人が行くレストランや食堂の安さときたら、驚く。20元もあれがお腹一杯になるだろう。ラーメンなら4~10元といったところだ。小龍包も1皿3~4元である。
中国は共産党の国である。平和ボケした日本で暮らしていると、つい、忘れてしまいがちになる。日本では考えられない過酷な面もある。
例えば、戸籍の問題である。上海で生まれた人は「都市戸籍」だが、地方から出稼ぎに来ている人は「農民戸籍」であり、区別される。「農民戸籍」の子供は、学校にも行けない現実がある。最近は無許可の小学校が「農民戸籍」の子供を受け入れている。そんな小学校が上海だけでも200程ある。
今、上海の平均月収は5万円前後である。外資系の高級サラリーマンは月収100万円超というリッチもいれば、出稼ぎ「農民戸籍」の人は1万円稼ぐのが精一杯だろう。それも、中国の現実である。日本の格差とは比べようがない。
最近の上海は、街にアートが溢れている。現代アートである。工場や倉庫がリニューアルされて、アートスペースに変貌している。蘇州河沿いの工業地帯にギャラリーやアトリエが急増してきている。上海のアートシーンは、今、熱い。
上海の魅力、少し解ってもらえたかナ。
まだまだ、書きたいけど、また今度。 ルイスでした。
例えば、浦東(プウトン)の「ジンマオダーシャー」にあるグランド・ハイアット上海に行けば、日本人は度肝を抜かれるだろうし、豫園商城では約450年前の中国がそのまま残っている。
上海が他の都市と異なる点は、租界時代があったことだ。アヘン戦争後、怒濤のごとく押し寄せた外国勢力の数々。フランスやイギリス、アメリカに加え、日本までもが、上海の街を蹂躙したのは20世紀初頭だ。
そんな租界時代の各国の建物が息づく街なのである。最近、そんな建物がどんどんリニューアルされている。外灘にある建物「外灘3号」とか「外灘18号」は、外観は残して、内部がお洒落なレストランやスパやギャラリーに変身している。レトロとモダンが溶け合い独特の魅力を創っている。
日本と比べると物価は安いが、物によっては高いものもある。ホテルや新天地などのカフェでのコーヒーはナント600円もする。概して、贅沢品に高いものが、まま、あるようだ。
しかし、タクシーは市内なら大抵は20~30元で行ける。(1元は16円ぐらい)また、食事も安い。現地の人が行くレストランや食堂の安さときたら、驚く。20元もあれがお腹一杯になるだろう。ラーメンなら4~10元といったところだ。小龍包も1皿3~4元である。
中国は共産党の国である。平和ボケした日本で暮らしていると、つい、忘れてしまいがちになる。日本では考えられない過酷な面もある。
例えば、戸籍の問題である。上海で生まれた人は「都市戸籍」だが、地方から出稼ぎに来ている人は「農民戸籍」であり、区別される。「農民戸籍」の子供は、学校にも行けない現実がある。最近は無許可の小学校が「農民戸籍」の子供を受け入れている。そんな小学校が上海だけでも200程ある。
今、上海の平均月収は5万円前後である。外資系の高級サラリーマンは月収100万円超というリッチもいれば、出稼ぎ「農民戸籍」の人は1万円稼ぐのが精一杯だろう。それも、中国の現実である。日本の格差とは比べようがない。
最近の上海は、街にアートが溢れている。現代アートである。工場や倉庫がリニューアルされて、アートスペースに変貌している。蘇州河沿いの工業地帯にギャラリーやアトリエが急増してきている。上海のアートシーンは、今、熱い。
上海の魅力、少し解ってもらえたかナ。
まだまだ、書きたいけど、また今度。 ルイスでした。