goo blog サービス終了のお知らせ 

ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

「愛の流刑地」

2007年08月17日 | 映画
中年の作家と、愛を知らない人妻が心と体を互いに深く求め合い、究極の愛情を構築する大人のラブストーリー。男と女の深遠な愛を描いた渡辺淳一の同名恋愛小説を、TV界で活躍してきた鶴橋康夫監督が官能的に映し出す。作家役に『フラガール』の豊川悦司、彼と愛し合う人妻役に『大停電の夜に』の寺島しのぶが挑み、共演の多い彼らならではの呼吸で愛の軌跡を熱演。全時間の半分が主演ふたりの愛の営みという官能描写の数々に注目。

不倫の話しだが、愛するがゆえに殺す・・・ってのが最後まで理解できない。だって子どもや亭主のことを考えたら、許せない話でしょ。単なるわがままの淫乱女ってことになる。考えさせられる映画ではあるけれど・・・

おすすめ度  ★★★☆☆

製作年度 2006年
上映時間 125分
監督 鶴橋康夫
出演 豊川悦司 、寺島しのぶ 、長谷川京子 、仲村トオル 、佐藤浩市 、陣内孝則

「ナイト・ミュージアム」

2007年08月17日 | 映画
真夜中の自然史博物館を舞台に、そこで働く夜間警備員の男が体験する不可思議な現象を描いた爆笑コメディ。『ピンク・パンサー』のショーン・レヴィが監督を務め、魔法で次々と動き出す博物館の展示物を止めようとする主人公の奔走をテンポよく演出。夜間警備員に『ミート・ザ・ペアレンツ』のベン・スティラー、人形のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトにロビン・ウィリアムズがふんし、新旧実力派コメディアンが絶妙な掛け合いを見せる。恐竜が闊歩し、かつての英雄たちが動き出す映像も必見。

ウ~ン、面白かった。実は余り期待していなかった。何故ならベン・スティラーの映画はB級という先入観があったからだ。ストーリーは単純だが、分かりやすくて面白い。最後にはちゃんと感動させてくれる。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 NIGHT AT THE MUSEUM
製作年度 2006年
上映時間 108分
監督 ショーン・レヴィ
出演 ベン・スティラー 、カーラ・グギーノ 、ディック・ヴァン・ダイク 、ミッキー・ルーニー 、ビル・コッブス 、ジェイク・チェリー

「ホリディ」

2007年08月17日 | 映画
恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリー。主演は『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのキャメロン・ディアスと『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。彼女たちがそれぞれ恋に落ちる男性をジュード・ロウとジャック・ブラックが演じる。監督は『恋愛適齢期』のナンシー・メイヤーズ。豪華キャストの好演と小粋でロマンチックな展開が堪能できる。

これはいい。おすすめです。キャメロン・ディアスも始めてはまった感じ。 ジュード・ロウもいい。他の役者もいい。

幸せななれる・・・久々のホームランだ~

おすすめ度  ★★★★★

原題 THE HOLIDAY
製作年度 2006年
上映時間 135分
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演 キャメロン・ディアス 、ケイト・ウィンスレット 、ジュード・ロウ 、ジャック・ブラック 、イーライ・ウォラック 、エドワード・バーンズ

「トランスフォーマー」

2007年08月17日 | 映画
やっと観ました。トランスフォーマー。

製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、監督にはマイケル・ベイという、ハリウッドを代表する大御所監督がタッグを組み、未知なる地球外生命体と人間との攻防を描いたSFアクショ ン超大作。あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する能力を持つ“金属生命体”の暴走により、地球に人類存亡の危機が訪れる。世界最大のVFX工房ILMを中心に、『M:I:III』『スパイダーマン』シリー ズを手がけた世界屈指のクリエイターらが集結し、前人未到の映像世界を作り上げた。

みんなマジンガーZに見えるのはルイスだけ? 日本のおもちゃのパクりのようなロボットたちが笑える。ストーリーはイマイチなのは仕方がないとして、全編、息をつかせぬぐらいスピード感があって面白かった。うるさいぐらい・・・

まっ、こんなもんだろう。予想通り。

おすすめ度  ★★★★☆


原題 TRANSFORMERS
製作年度 2007年
上映時間 144分
監督 マイケル・ベイ
出演 シャイア・ラブーフ 、タイリース・ギブソン 、ジョシュ・デュアメル 、アンソニー・アンダーソン 、ミーガン・フォックス 、レイチェル・テイラー

「親切なクムジャさん」

2007年08月08日 | 映画
解説: 『オールド・ボーイ』『復讐者に憐れみを』のパク・チャヌク監督による復讐三部作の完結作。主演は国民的美人女優と言われるイ・ヨンエ。『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクも共演者に名を連ねる。13年、無実の罪で服役したクムジャが刑務所で囚人たちのカリスマ的存在になっていく過程に本作品の怖さが潜む。美しいイ・ヨンエの悪女ぶりは一見の価値あり。

子供を誘拐した罪で服役中のクムジャ(イ・ヨンエ)は、囚人の悩みを聞いては、その悩みを解決していた。やがてクムジャは囚人の中から自然に「親切なクムジャさん」と呼ばれるようになる。

チャングムのやさしいイ・ヨンエを想像するとそのギャップに戸惑う事になる。まさに、正反対の役柄である。この映画が怖いのは、後半だ。復讐の方法である。恨みを持つ人達が一人づつ・・・
怖い~。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度 2005年
上映時間 114分
監督 パク・チャヌク
出演 イ・ヨンエ 、チェ・ミンシク 、クォン・イェヨン 、オ・ダルス 、キム・シフ 、イ・スンシン

「朱蒙チュモン」

2007年08月08日 | 映画
韓国ドラマ「朱蒙チュモン」が第六話(2巻)までDVDリリースされている。

紀元前1世紀、漢帝国の支配を受けた朝鮮では、多くの流民が朝鮮民族の小国群に保護を求めて逃げ込む状況が続いていた。そのひとつ扶余(プヨ)国の皇太子クムワは、反乱軍の指導者で盟友のヘモスとひそかに手を組み、武術大会の参加者を装って漢軍の要衝ヒョント城に潜入し、囚われていた流民を救出する・・・

物語りはこんな感じで始まるのだが、主人公の「朱蒙チュモン」はヘモスの子の名前である。この後、クムワの皇子としてチュモンは育てられることになる。

ともかく壮大な歴史ドラマだ。紀元前1世紀というと、日本はまだ国家として成り立っていない頃の話しである。

何と言っても、まだ2巻。これからも折を見て、紹介していきます。


「バイオハザード3077」

2007年08月07日 | 映画
未来の星の話しだ。3077とは3077年のことか?

何がいいたいのか? 意味があるのか? わけがわからない映画である。スタートレックに出てくるような異星人が陰謀に巻き込まれ、最後には支配されずに勝つというもの。

久しぶりに大失敗・・・

おすすめ度  ★☆☆☆☆

原題 MILLENNIUM CRISIS
製作年度 2007年
上映時間 85分
監督 アンドリュー・ベルウェア
出演 クレア・スティーヴンソン 、テッド・ライミ 、アトー・エッサンドー

「オーロラの彼方へ」

2007年08月07日 | 映画
1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、消防士フランクは救助を終え、妻ジュリアと6歳の息子ジョンの待つ家へと戻ってきた。親子3人の生活は幸福な輝きで満たされていた。ちょうどその日のオーロラのように。だが、その2日後、フランクは殉職する。息子ジョンは深い哀しみに暮れる。それから30年。再びニューヨークにオーロラが出現した日、ジョンはふと父が愛用していた無線機を見つける。そしてそこから男の声が聞こえてくる……。まるでそれは父と話しているようだった。

無線機で過去と現在がつながる話は面白い。タイムトラベルものではあるが、タイムマシンとかでなく、無線機というのが、何か旧式な手法のようで、臨場感があるのかもしれない。
他にも、中国映画「スカイ・オブ・ラブ」、韓国映画「リメンバー・ミー」が、同じ古い無線機で
過去とつながるストーリーだ。この二つの映画も超おすすめである。星5つ!

共通しているのは、無線機ということと、リンクする過去が数十年前ということだ。つまり親との絡みということになる。そういえば、「バック・ツウ・ザ・フィーチャー」の一作目も両親の若い頃へのタイムトリップだった。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度 2000年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 117分
監督 グレゴリー・ホブリット
製作総指揮 リチャード・サパースタイン 、ロバート・シェイ
脚本 トビー・エメリッヒ
音楽 マイケル・ケイメン
出演 デニス・クエイド 、ジム・カヴィーゼル 、ショーン・ドイル 、エリザベス・ミッチェル 、アンドレ・ブラウアー 、ノア・エメリッヒ、メリッサ・エリコ 、ダニエル・ヘンソン 、ジョーダン・ブリッジス



「デジャヴ」

2007年08月06日 | 映画
初めて体験する事象だが身に覚えがあるデジャヴ(=既視感)感覚をモチーフにしたサスペンスアクション。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどを手掛けた、敏腕プロデューサーとして知られるジェリー・ブラッカイマーが製作を担当、盟友トニー・スコット監督とコンビを組み、デジャヴを過去からの警告と解釈した大胆なドラマを作り上げた。主演はオスカー俳優のデンゼル・ワシントン。先の読めないスリリングな展開や未曾有のスケールで放たれるアクションなど、一級のエンタテインメントを満喫できる。

フェリー爆破事件で500人以上の犠牲者が出る。同じ頃、爆破の1時間も前に殺された美しい黒人女性(ポーラ・パットン)の遺体が見つかった。見た目は、爆破事件の犠牲者と同じだ。主人公の捜査官(デンぜル・ワシントン)は、この女性が事件のキーだと確信する・・・
中盤は、政府の秘密で開発したシステムで過去(4日前)を洗う。女性が何故殺されたのかを突き止める。主人公は現実を変えようとメモを過去に送るも失敗する。
後半、犯人は捕まるが、女性が殺された事に変わりはない。爆破事件の犠牲者もだ。主人公は過去を変えるべく、4日前に自分がタイムスリップする事を決断、しかしそれは危険な賭けでもあった。病院で蘇生され、彼女の殺された現場に行き、間一髪で彼女を助ける。そして、彼女と協力して、フェリーの船着場に向かう・・・

面白い発想だと思った。過去の映像が見えるシステムってのが嘘っぽいが、スピード感がある展開が○だ。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 DEJA VU
製作年度 2006年
上映時間 127分
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン 、ポーラ・パットン 、ヴァル・キルマー 、ジム・カヴィーゼル 、アダム・ゴールドバーグ 、エルデン・ヘンソン

「韓国ドラマ・米ドラマ観賞リスト」

2007年08月03日 | 映画
【今年観た韓国ドラマ】

ホジュン(32巻)
さよならバンクーバー(8巻)
火の鳥(13巻)
プラハの恋人(9巻)
朱蒙チュモン(2巻・継続中)

【今年観たアメリカ・テレビドラマ】

プリズン・ブレイク2(6巻)
LOST2(12巻)
チャーリー・ジェイド(10巻)
デッド・ゾーン3(3巻)
24 シーズン5(12巻)
THE4400-2(3巻)
ALIAS-3(11巻)
デスパレードな妻たち1(11巻)
デスパレードな妻たち2(5巻・継続中)

プリズン・ブレイク、LOST、デッドゾーン、THE4400の次がなかなか出ない。(早く出せ~)
今は、デスパレードな妻たち2を観賞中だ。結構はまってる。
韓国ドラマは、ホジュンが良かった。まさに、チャングムの男版である。
今、朱蒙チュモンを見始めたが、リリースのスピードが遅い。(早く出せ~)

ドラマは長くて疲れる。ちょっと小休止して映画に戻ろう・・・




「ゲド戦記」

2007年07月30日 | 映画
アメリカの女流作家アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズを、スタジオジブリが映像化したファンタジー・アニメだ。宮崎駿監督の実子である宮崎吾朗がメガホンを取り、少年アレンと大賢人ゲドの旅を通じて混迷する時代を生き抜くためのメッセージを投げかける。V6の岡田准一、菅原文太ら新旧の実力派が存在感ある声の演技を披露するほか、主題歌と挿入歌も担当し
た手嶌葵の圧倒的な美声にも心奪われる。

他のジブリ作品を想像して見ると期待を裏切られた感想を持つだろう。
何故なら、この作品、前半部分が解りにくい。何故、少年アレンは、父親を殺したのか?国を捨て(追われ?)たのか、説明がない。大賢人ハイタカは、何故大賢人と呼ばれるようになったか、説明がない。壮大な物語りを、期待するものの、意外とスケールが小さいのである。
しかし、後半は面白かったし、楽しめた。

この映画の評価は、あまり芳しくないが、それは、期待が大きすぎるからだと思う。

感動巨編、超大作というのはちょっとおこがましいが、「命」をテーマにしたファンタジーアニメとして見れば、なかなか良いのでは。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 TALES FROM EARTHSEA
製作年度 2006年
上映時間 115分
監督 宮崎吾朗
声の出演 岡田准一 、手嶌葵 、菅原文太 、田中裕子 、香川照之 、風吹ジュン

「7月24日通りのクリスマス」

2007年07月26日 | 映画
異国情緒あふれる長崎の街を舞台に、妄想の恋に生きる女性が本物の恋を探して奮闘する純愛ラブストーリー。芥川賞作家の吉田修一による原作を、『電車男』の村上正典監督と脚本家の金子ありさが女版『電車男』ともいうべきロマンティックな物語に作り上げた。憧れの先輩に『子ぎつねヘレン』の大沢たかお、シンデレラのように変ぼうを遂げるヒロインに中谷美紀。あこがれの恋を実らせようと奮闘するヒロインの姿がかわいらしい。

ポルトガルのリスボンのい街と長崎はよく似ている。港町で、坂が多く、市電が走る風景まで・・・そして、7月24日通り。途中、長崎とリスボンが交錯し、本当に似ている事がわかる。

ラストシーンのライトアップしたクリスマスツリーがきれいだ。(そういえば、彼は照明デザイナーだった)
そして本物の7月24日通りを・・・ハッピーエンドが嬉しい。

おすすめ度  ★★★☆☆

製作年度 2006年
上映時間 108分
監督 村上正典
出演 大沢たかお 、中谷美紀 、佐藤隆太 、上野樹里 、阿部力 、劇団ひとり

「私の頭の中の消しゴム」

2007年07月25日 | 映画
日本映画「明日の記憶」が話題になっているが、同じアルツハイマー病をテーマにした韓国映画である。麻生太郎が失言した「アルツハイマーの人でもわかる・・・」というアルツハイマーである。とんでもない暴言だ。麻生太郎にはこの映画を観て反省してほしい。

『四月の雪』でペ・ヨンジュンと共演したソン・イェジンと、『MUSA 武士』のチョン・ウソンによる不朽の愛の名作。韓国映画界におけるラブストーリーの女王と美形カリスマ俳優が、不治の病と闘いながら、きずなを深めていくカップルを熱演する。“若年性アルツハイマー”という重いテーマを扱いつつも、最後まで希望を捨てないエンディングは秀逸。今までの韓国映画とは一線を画す、美男美女による格調高い恋愛ドラマ。
ソン・イェジンは大好きな女優だが、彼女の最高傑作がこの映画だと断言できる。
タイトルもいい。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度 2004年
上映時間 117分
監督 イ・ジェハン
出演 チョン・ウソン 、ソン・イェジン 、ペク・チョンハク 、パク・サンギュ 、クォン・ビョンギル 、キム・ヒリョン

「デスパレードな妻たち」

2007年07月24日 | 映画
アメリカで人気のテレビドラマ。シーズン1は全23話だ。ちなもに、デスパレードとは崖ップチの・・・という意味。

ある木曜日。ウィステリア通りに暮らす一人の主婦メアリー・アリス・ヤングが自殺。第一発見者は隣に暮らす主婦マーサ・フーバー。
パンッという聞き慣れない音に、野次馬根性からのぞいたヤング家で、血まみれになって倒れているメアリー・アリスを発見したのだ。
翌週の月曜日。メアリー・アリスは埋葬され、ヤング家にはメアリー・アリスをしのび、ウィステリア通りの住人が集まった。
元キャリア・ウーマンのリネット・スカーボ、玉のこしに乗った元モデルのガブリエル・ソリス、完ぺきすぎる主婦ブリー・バン・デ・カンプ、バツイチで童話作家のスーザン・メイヤーの4人は特にメアリー・アリスと親しかったが、誰一人として、メアリー自殺の理由に思い当たるものはいなかった。

主人公は4人の妻たちだが、それぞれ個性があって面白い。ちょっと紹介しよう。

■スーザン・メイヤー(テリー・ハッチャー)
夫の浮気が原因で離婚。娘ジュリーと暮らす童話作家。そそっかしいが憎めない。
■ブリー・バン・デ・カンプ(マーシア・クロス)
完璧に家事をこなす主婦。一男一女の母。「手抜き」をしない彼女に家族は窒息寸前。
■リネット・スカーボ(フェリシティ・ハフマン)
優秀なキャリアウーマンだったが、妊娠をきっかけに仕事を辞めて家庭に。ふたごの男の子を筆頭に4人の子を持つ。子育てでストレスは溜る一方。
■ガブリエル・ソリス(エヴァ・ロンゴリア)
ニューヨークで活躍していた元モデル。美貌と抜群のスタイルでリッチなカルロスを射止めて結婚。庭師のアルバイト。ジョンと浮気中だ。

この4人の家族を中心に物語りは進行するのだが、仲間だったメアリー・アリスの自殺に始まり、マーサ・フーバーの殺人などの事件が絡んでいくという展開だ。
テレビドラマだから仕方がないが、とにかく、展開が遅い~。ゆっくりと、1話ごとにベールが剥がされていく感じだ。

時間のない人は避けたほうがいいかも。

「追憶の上海」

2007年07月23日 | 映画
レスリー・チャンといえば、2003年、香港の高級ホテルから投身自殺を図り、帰らぬ人となった。この映画は、彼が一時引退し、復帰後の傑作、93年の「さらば、わが愛/覇王別姫」は国際的に高い評価を受け香港を代表する国際スターとして認められた後の映画だ。油が乗っていた時期の映画だといえる。

生い立ちは、父は紡績工場の経営者で10人姉弟の末っ子として生まれ、高校を卒業後イギリスへ留学。帰国して受けた歌謡コンテストで準優勝し、歌手の道を進む。映画デビューは78年、「君に逢いたくて 紅樓春上春」。84年、吉川晃司のカバー曲“モニカ”での大ヒットで一躍トップスターに。その後は俳優としても「男たちの挽歌」など良作に恵まれ。89年に歌手を引退。90年には俳優業も休止してカナダに移住するが、その後復帰。96年には歌手活動も再開した。

レスリー・チャン 主演の映画ということで観たが、内容は暗い映画だった。良かったのは、昔の上海の街が堪能できたこと。オールド上海を舞台にした映画は見逃せない。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 紅色恋人/A TIME TO REMEMBER
製作年度 1998年
上映時間 97分
監督 イエ・イン
出演 レスリー・チャン 、メイ・ティン 、タオ・ツァオルー 、トッド・バブコック