恵比寿さん

神はあらゆる人間のうちに住むが
　　　　　　すべての人間は神のうちに住まず。

　　　　by「バラモン教」



お正月気分でいたら世間ではもう「えべっさん」
本えびすで祭日とあってお参りするのにも笹を買うのも一苦労





「貴女にも幸せを」「福の神が来ますよう」「めでたいね」
と言って鯛を釣り上げる「恵比寿さん」

七福神が揃ってお迎えに
このイベントにはちょっとびっくり

人混みのお参りよりもこちらの方が御利益があるかもね（笑）




浄瑠璃もやっていたよ








さて、わたしたち庶民に人気のある恵比寿さんのルーツ
お姿から分かるように、元々釣りの神様

神道では、恵比寿さまはイザナギノミコトとイザナミノミコト
（日本国を作ったカップルの神様ね）の第三子蛭子尊(ひるこのみこと)とか
なんと３歳まで足が立たず、それを理由に船に乗せて捨てられ
おまけに福耳のくせに難聴という苦労人


もう一つの説は、大国主命（おおくにぬしのみこと）の第一皇子事代主命（ことしろぬしのみこと）と云う説
神話に出てくる出雲の国譲りをした神様で有名だよ
でもこちらは大事なときに釣りに出かけたという困った釣りバカだったとか


最後の説は、私たちもよく知っている海彦山彦
山幸彦（ひこほほでのみこと）は、兄である海幸彦の釣り鈎をうっかり鯛にとられて竜宮に行き
海神のべっぴん娘、豊玉媛命とラブラブになりマジックパワーを得兄の海幸彦を服従させるというお話は
これまたどうしようもない困ったちゃん



こんないわれがあろうとも
何はともあれ大魚→海運→お商売の神様として
出世街道まっしぐらなんですから
ここは一つみんなのためにも日本のためにも頑張って貰いましょう




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