「チャトラのむぎ日記」

犬のblogはずが
旅行とマラソン・登山の日記。そして新たな家族、チャトラ🐯のむぎ日記に変わりました。

闘い

2007-10-16 | Weblog
 

10才くらいまでは健康優良児
獣医さんにかかるのって
ワクチンや予防薬を貰いに行くのと
たまに目薬、耳の軟膏イヤークリーナー・・・くらい

本当に病気しない子

2年くらい前から
あまり走らなくなって
少しだけ白内障が出てきだし
少しのことじゃ起きなくなって

「もう、お年ですからムリしないように・・・」

度々足の指の間が化膿するようになり
頭に小さないぼができ
口の中に腫瘍(これは良性)ができ

サプリメントを飲ませたり
関節水を飲ませたり

・・・・・と

老犬としては仕方のない
いろんな事がおこるようになってきて
ある意味覚悟はしていたのだけど・・・



6月9日のこと…

ふと顎の下に小指の先くらいの小さな腫瘍




25年以上お付き合いしている獣医さんと
本音でいつも話し合っていたこと

獣医学の技術発達はめざましく
いろんな病気も治せるようになってきた

ただそうなると病院だって設備にお金がかかるから
治らないとわかっていても手術をする

病院を大きくしようと思ったら
一杯検査して入院して手術して・・・
できる限りの手を尽くしましたって・・・
そんな病院が「あそこはよく見てくれる」って

飼い主だってできるだけのことはしたから納得?
たくさんの治療を受けさせたから
愛情たっぷりなのよって・・・
これって人間側のエゴだよね


所詮人間と同じまでの治療はできないし
犬の寿命を考えて
犬は犬らしく死なせてやりたい

もしも寿命が後少しなら手術をしたところで
また新たなガンが現れて傷が癒えぬうちにまた手術
切り刻んでいるうちに寿命が無くなる

あるいは
手術は成功しました患者は死にました…
そんなの許せない・・・。




痛いおもいや苦しい目 飼い主と離れる寂しさや不安
何をされるのか理解できない恐怖・・・
そんなのかわいそう

わたしがラッキーなら勘弁して欲しい・・・って思う
そんなところで戦わないで元気に生きることと戦って欲しい



ラッキーも高齢のこともあり
そんな悲しいことはさせたくない

手術はしないけれど苦しみや痛みを和らげる治療はする
もしかしたら
その治療が命を縮めることかも知れないけれど
必要以上の痛みや恐怖を与えない!という選択を
獣医さんと一緒にしたのです。








駄目だとわかっていても手術をしたり
抗ガン剤を打ったりと最善を尽くすのが
愛情でしょうって人は言うかも知れない・・・。


もし、ラッキーが若かったら
もし人間の言葉がわかって
どうしてそんな治療が必要なのかが理解できるなら
手術も苦しい抗ガン治療も
頑張らせたかも知れません。


後少しの寿命で
「痛いよう」「苦しいよう」と言えない
何をされるのかも理解できない
それなのに人間の自己満足で
我慢させるなんてことはかわいそう



わたしの勝手な思いこみかも知れないけれど
ラッキーはたぶん たぶん たぶんなんだけれど

家族と一緒に生活し みんなからやさしく声をかけられ
甘えられる方が何百倍もうれしいのじゃないかしら


食べたいものを食べて我が儘一杯言って
思いっきり甘えて家族と一緒にいたい

きっと・・・・・
わたしがラッキーならそう思う・・・
   ・・・・たぶんなんだけど・・・・




人間のホスピスのように
苦しまないように安心して
逝かせてあげられたらいいと思っています・・・



その為にはどんな労力もいとわない
その為にはどれだけの費用だって惜しまない

それまでは今のこの時間を大切に
笑顔で一緒に過ごそうと家族全員で決めたのです。



これも信頼できる
獣医さんがいてくれてのことです。
・・・・感謝しています。


実はこの記事
書いたもののそのままupしないで
ずっと胸にしまっておこうと思っていたの

微笑ましい内容ならいいけど
あまりにも重すぎるから…


それにこの考えが間違っているかどうかも
わたしにもわかりません。

反論もあるかと思います。
それを承知で書きました。


でも、今はそっと見守ってやって欲しいのです。
元気に一生懸命生きているラッキーを・・・





川原で始めてあった白いワンちゃんと
世間話をしながら仲良く歩くラッキー
病気と闘うラッキー13才と193日






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・