衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

猟友会理事さんとの出会い

2017-04-23 08:32:51 | 衣笠山

この日の運動散歩も目的別に二回に分け、ボブの散歩終了後にヴァレンシアとスノウを連れ出しました。

途中、斜面に咲いていた植物を撮影するために、しっかりとした木の根に係留。それほど離れない位置にいたためか、おとなしく待つことができたフタリ。

 

スノウ12歳&ヴァレンシア9歳位

 

この直前にお会いしたのが、神奈川県鳥獣保護のお仕事をされていて、神奈川県猟友会理事のお一人である方。

30年以上も理事を務めているのだそうで、ご本人も長年猟に携わっているとの話でした。

胸には鹿をあしらった、就任当時に頂いたという理事バッチが輝いていました。

 

 

鳥獣保護は県からの委託でやはり長年勤めているとのこと。お仕事内容は、県内の違法な猟や鳥捕獲の監視&指導などだそう。

横須賀市内は現在、銃の使用を禁止されていますが、里山では他の方法でメジロなどの捕ってはいけない野鳥狙いがいるようです。

 

 

出会いは、私が衣笠山へ向かう桜道をEセターズを伴い歩いていたところ、この辺りでは珍しい実猟犬かと思い、声掛けくださったのです。

その後、衣笠山公園内の園路でも再びお会いし、我家の犬達が保護された鳥猟犬類であることを伝えると、猟犬の現状や猟に関するさまざまなお話をして下さいました。

 

猟師達の高齢化で継承者が少ないというのは知られたことですが、中でも印象的だったのは、最近の猟師達は自分の猟犬を持たないということでした。

猟をする際は、猟犬を何頭も飼育している一人の方が複数の犬達を連れてくるため、猟師達がそれぞれ犬を飼育する必要が無いのだそうです。

山の中に捨てられる犬達は、モラルのない猟師も中にはいるようであるが、実は譲り受けた家庭犬であることも少なくないとも話されていました。

また、Eセターやポインター等の鳥猟犬類は、獣猟犬類と異なり、野に放すと飼主から離れた位置まで夢中で走り回る性質があるため、いつもと異なり回収できなくなるというケースもままあるようだとのことでした。

この話を聞き、我家の鳥猟犬類の本能を満たし、充実した日々を送らせてあげたいと願う私にとって、フィールドにおけるトレーニングの大切さについて、改めて心に留めました。必ず戻ってくるはずの愛犬が戻ってこないという話は時々見聞きします。

 

猟に関しての犬のセンスについては、何より血筋なのだそう。

仕事振りの良い猟犬に育てられた小犬は、やはり良い猟犬になるそうです。血統もあるでしょうが、親を見て育つため、親からも学ぶものもあるのでしょうね。

 

この方はゲームとしての鳥猟は行っておらず獣猟が専門、県内の猪や鹿等の害獣駆除の際には現役で活躍されているそうです。他にも猟の仕方や興味深い話を30分程も聞かせて頂き、またお会いする機会も出来ました。

 

衣笠山への毎日の犬散歩、様々な楽しい出会いがあると改めて感じたこの日です。

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