『けいすけ』の店主・竹田氏は本当に独創的で意欲にあふれている方ですね。
出す店、出す店、新しいコンセプト。
そして、引き際も早かったりする。
このへんはビジネスの才覚なんでしょう。
『けいすけ』系列の中でも比較的新しい、昨年8月にオープンしたコチラの店へ。
話題の『麦とオリーブ』とも近くという激戦区。
ココの店は店名通り、“鴨”。
それも、鴨からとった出汁をブレンドしたスープではなく。
徹底して鴨!
■「鰹重ね鴨つけそば」 920円
“鴨ガラを長時間煮込んだ、濃厚でまろやかな鴨白湯に全粒粉入りの自家製中太麺が良く絡む
コクがありながらすっきりとまとまったバランスの良さが信条”との事。
トレイで提供。どことなく日本蕎麦っぽい?
全粒粉の麺って初めてかな。
質感は文句なしのちょうどいいモチモチ具合。
つけ汁は鴨白湯。名前通り、鰹節を合わせたということなのね。
具は別添え。鴨肉、ほうれん草、メンマ。
薬味のネギは2種。
個人的には少ないなぁ…と。
さすがだなぁ、と思う。
鴨の臭みとかクセは押さえて、旨みを引き出す。
鰹やコンブなどの上品な和出汁と合わせて、きちんとまとまっている。
重すぎないけど、深い味わい。
卓上の薬味は、粉山椒・黒七味・柚子七味。
せっかくなので柚子七味をふってみたけど、違う方が良かったかも。
画像はないのだけど、「スープ割」をお願いすると
「昆布だし」か「ブルーベリーティー」だという。
一瞬固まったけれど、鴨とベリーというのはフレンチでは定番の組合せ。
せっかくなので、ベリー。
フルーティーな香りと甘酸っぱさがマッチしてます。
個人差はあると思うけれど、私は好きだな。
世の中にすでにこれだけいろんなバリエーションがあるにも関わらず、
新しく、しかもきちんと美味しく仕上げているラーメンを生み出すのって
もう難しいと思いきや。
凄いなぁ。
また行こうっと。
『銀座鴨そば九代目けいすけ 銀座店』
中央区銀座6-12-15 いちご銀座612ビル1F A
03-6274-6655
http://www.grandcuisine.jp/keisuke/9daime.html