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6月21日(火)仙台は安心か

2011-06-21 11:07:01 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
6月21日(火)仙台は安心か

66年前広島と長崎に投下された原子爆弾をかいくぐって辛くも生き残ったものの、今も原爆症に苛まれている人がいる。このように放射能が人体に与える影響は一過性のものではなく、長い間続く特性を持っている。だから震災と津波で破壊された福島第一原発から外部に漏れ出している放射能に対する厳重な監視と危険区域からの住民避難は必要不可欠な対策であった。

昨日の朝日新聞の報道によると、イラクの首都・バグダッドに近い村でがん患者が続出しているという。その原因と見られているのがフセイン政権が原爆製造を目指して備蓄していたイエローケーキ(酸化ウランの粉末)を入れていた容器を付近の住民が持ち出して、飲み水を貯める容器に利用していたためと見られている。

住民は危険な物質が入っていたとは知らずに持ち出したものであるが、放射能に対する無知と戦争のどさくさが生んだ悲劇である。このほかイラン戦争でアメリカ軍が使った劣化ウラン弾による広範囲な土壌汚染も確認されている。

日本では起こりえないような放射能被害であるが、福島原発の放射能封じ込めがうまく行かず、長期間にわたって放射性物質が出続けた場合を考えると、遠く離れた仙台も必ずしも安泰ではなくなるかもしれない。

梅雨の時期は前線が北に押し上げられ、それに向かって南風が吹き込むから、その風に乗って放射性物質が北へ運ばれる可能性はないのだろうか。また秋の台風シーズンになったらどんな影響が出るのだろうか。福島原発の汚水処理のことを逐一伝えるのも大事だと思うが、上記のような素朴な疑問に答えてくれる報道も欲しいのである。