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6月18日(土)梅干にまつわること

2011-06-18 12:45:43 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
6月18日(土)梅干にまつわること

小生は朝ご飯で毎日梅干を一個食べる。連れ合いが見つけてきた減塩の大きな梅干である。それを熱いご飯に乗せ、身をほぐしてから種をしゃぶる。酸っぱくて眼が覚める思いだ。歯が頑丈なころは種を噛み砕いて中の核を取り出して食べたものだが今はそんなまねはできない。ほろ苦い味だったように思うがもう忘れかけた。

梅干は腐敗防止に役立つ。あの強い酸味と塩分のためだろう。むかしの梅干はすごく塩辛かった。おにぎりに入れるのはもちろん、ご飯の真ん中に入れた日の丸弁当はおなじみの昼飯だった。弁当に入れた梅干は食べた後残った種は捨てなければならなかった。弁当箱に種を入れたままにしておくとアルミ製の弁当箱が腐食するからだった。

弁当で思い出したが、「ノリべん」というのがあった。あれはおかずに困ったときの窮余の一策だったのかも知れないが、今となっては懐かしい味である。何のことはない弁当箱に詰めたご飯に醤油で味付けした削り節を満遍なくのせ、そのうえにノリを被せただけのものである。それが時間を置くと鰹節と醤油の味がご飯にしみこみ、ご飯の湯気でふやけたノリと一緒に食べると、他におかずがなくてもうまかった。

弁当のおかずで忘れられないのは、塩辛くて口がひん曲がりそうな塩鮭だった。いわゆるシオビキというやつで、焼くと塩分が真っ白に吹き出した。それを半切れとタクアンが数切れ入った弁当は上等な方だった。冬場その弁当をダルマストーブの周りの金属製の棚で暖めると、教室中タクアンの匂いでいっぱいになったものである。今なら顰蹙を買う匂いであろうが当時は誰も文句は言わなかった。