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2011年6月20日(月)縁起物のフクロウ

2011-06-20 11:16:08 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
2011年6月20日(月)縁起物のフクロウ

東京にいる娘から父の日プレゼントが届いた。震災いらいアイルランドのダブリンに本社があるギネスビールの缶入りが仙台では手に入らないと聞きつけて送ってくれた。同梱で小さな箱が入っていたので開けてみると、それはガラスで作ったフクロウの置物だった。

漆黒の台に真っ赤な敷物を敷き、その上にフクロウを置くようになっている。仰々しく「金箔入り開運」の立て看板まで入っていた。フクロウ本体は座りがいいように下部は平らにしてあるが、高さ2.5cmほどの卵形で、大きな目、赤い嘴、白いゴマ粒ほどの斑点が5個ついたシンプルなデザインで、背中の部分に封じ込められた金箔で、正面から見るとフクロウ全体が金色に見える。

80年以上生きたのだから運がいい方で、これ以上の開運は高望みと言うものだと思ったが、子どもからの贈り物なのでありがたく頂戴し、コンピュータの前に飾ることにした。

フクロウを納めた箱に、そのご利益を書いたものが入っていた。「手づくり和硝子招福縁起物」とあり、厄除けや開運を願う心を込めて吉方へ飾れば、福を招き邪気を払うと解説してあった。吉方とはどの方角か分からないけれども、とにかく毎日眺められる身近なところに置くのがいいと思ってコンピュータの前にしたのである。

意識してフクロウの置物を集めるようになって何年になるだろうか。日本のみならず海外でも目についたときは買ってきた。スペイン、イタリア、フランス、ギリシャ、トルコ、オーストラリアなど生まれは様々で形も違うが、思慮深いフクロウだけあって諍(いさか)いを起こすことなく平和共存している。