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6月19日(日)震災から百日

2011-06-19 15:03:52 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
6月19日(日)震災から百日

大震災から百日経った昨日、各地で合同慰霊祭に参加する人や、白木の真新しい墓標が立った墓地に詣でる人の姿がみられた。まだ遺体の確認ができなくて、気持ちの整理ができない人も大勢いる。また原発事故の収束がいつになるのか、その見通しもはっきりしない。

自宅にいる被災者の中には、避難所にいないと言うだけでいろいろな援助から見放されている人もいる。各自治体は地域住民の生活が成り立つように懸命の努力をしているに違いない。仮設住宅も自前で建設に踏み切ったところもある。もたもたしている国の指針を待っていたのでは住民にいつまでも不自由な思いをさせるからだ。

国民の多くは震災に対する政府の対応のもたつきに呆れ返っているのではないか。被災者そっちのけで、くだらない政争に明け暮れている政治家にも愛想が尽きた。日本の危機管理体制はいったいどうなっているのだろう。

IAEAの福島原発事故査察団は日本の危機管理は複雑でどこに責任があるのかはっきりしないと指摘した。これは何も原発に限ったことではない。縦割り行政は常に権限を拡張しようとする。関係がありそうなものに各省庁がこぞって首を突っ込み、結果として責任の所在が曖昧になる。

国難と言ってもいいほどの大災害を目の前にして、右往左往したのは分かる。けれども、いつまでも慌てふためいていたのでは国民が迷惑する。家を失った人に住む場所を与え、仕事を失った人に働き口と安定した収入を用意し、絶望から立ちなおる手助けに政府は全力を注いで欲しい。