前記事で紹介しました製品
サンワサプライ社 製品紹介ページ
ドラッグ&ドロップ対応USB2.0リンクケーブル [KB-USB-LINK3]
試して見ました。
<前記事 2012.01.20 2台のパソコン間をドラッグ&ドロップの直感操作でファイル転送できるリンクケーブル[KB-USB-LINK3]>
使い勝手などの様子は、前述の製品紹介ページ内の動画を見ていただくとしましょう。
今回の記事では、説明書に記載がなさそうな体験事を書きます。
テストした環境は、隣り合う2台のパソコン。
それぞれ、
・Windows7 Professional Sp1 32Bit
・Windows XP Professional SP3
です。
これに、[KB-USB-LINK3]の両端をそれぞれ繋ぎます。
プラグアンドプレイで装置が認識されます。
製品のウリの1つが、
「ケーブルをつなぐだけ。
自動的にドライバがインストール」
ですね。
自動インストールの仕組みは、暫定の仮想CD-ROM装置が追加され、その中の仮想CD-ROM媒体が認識されるもの。
その後、OSのリムーバブルディスクに対するオートラン機能により実行。
結果、制御ソフトがインストールされるようです。
2台のうちの1台は制御ソフト「Smart Data Link」の自動インストール&起動まで成功しました。
しかし、1台は仮想CD-ROM装置が追加され、その中の仮想CD-ROM媒体の認識まではできたのですが、「Smart Data Link」の自動インストールが行われませんでした。
まあ、これは、当然のこと。
このPCはUSB等で猛威を振るう通称オートランウィルス(Mal_Outorun2 等)対策の為、Autorun.Infが存在しても自動起動しないように設定してあったのです。
ならば、自分で実行すればいいだけのこと。
Autorun.Infファイルをメモ帳で開き内容を確認したところ、「SmartDataLink.exe」を指定しているだけでした。
仮想CD-ROM内の「SmartDataLink.exe」を実行。
制御ソフト「Smart Data Link」は無事インストール&常駐しました。
使ってみた感触ですが、なかなかいいですね。
1台のPCがホストとなり、そのパソコンのキーボード&マウスで、2台のPCを操作できます。
まるでデュアルディスプレイ。
で、その2つのパソコン間で、Word等の文書ファイルをドラッグ&ドロップしてみたら、ファイルのコピーがそのまま行えました。
これは、自宅でデスクトップパソコン、外出先でモバイルノートを使う人にとってはかなりいいかも。
一々USBメモリなどを介さず直接データ転送ができるのですから。
(積極的にNASを利用する方なら、どうでもいいことかもしれませんが)
仮にデータ転送機能を使わないとしても、疑似デュアルディスプレイだけでも嬉しいかもしれません。
パソコンで株式投資をするような方などが、2台のパソコンを同時に操作できるのですから。
注意点があるとしたら、セキュリティソフトの設定やパソコンの個別環境などの影響ですね。
まず、管理者権限ログインしていなければ使えないといった制限があります。
あと特殊な事例かもしれませんが、弊社の色々なソフトをインストール評価に使っているXPパソコンにも用いたところ、ブルースクリーンになってしまいました。
あまりにも面倒なので原因調査はしませんでしたが。
まあ、有って損はない製品だと思います。