一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

聖なる母

2016-12-08 07:29:02 | カトリック
1854年聖母信心そしてロザリオ信心の深い聖なる教皇ピオ9世は「イネファビリス・デウス」の中で以下のように宣言されました。
『次の教義を宣言し、公表し、定義する。人類の救い主イエズス・キリストの功績を考慮して、童貞マリアは全能の天主の特別な恩寵と特典によって、その懐胎の最初の瞬間において、原罪のすべての汚れから前もって保護されていた。この教義は天主から啓示されたものであるので、これをすべての信者は固く信じなければならない。』

本日は聖母の大祝日の一つである無原罪(インマクラータ)の祝日です。この大宣言に答えられるように、聖母マリア様はルルドにお現れになりました。
聖母マリア様は私たちの希望です。この宣言のように、本来私たちは汚れを持って罪の子孫として生まれ、この世に生まれては悪に染まりやすく、この世は悪と悲しみと、不条理な事ばかりです。戦争も災害も無くなりません。家庭も社会も国家も危機ばかりです。幸せも長くは続きません。束の間でしかありません。罪を犯しては主を悲しませるばかりです。口から出る言葉は不平不満、妬みです。因果応報なのに、試練と言いのがれします。都合の良いことしか聞かず、見ず、信じません。はっきり言ってこんな私達は愛される資格などありません。力は0です。何もありません。
しかし、同じ人間として生まれたマリア様は、人類の創造と同じように恩寵のみをまとってこの世に生を受けました。成聖そのものです。これは私たちの限りない希望です。私たち側にいます。人祖が失った物を全てお持ちです。そして主はこの方を私たちの母にしてくださいました。私達を育ててくれた母よりも、愛情深く力があります。本当の母です。常に助けてくださいます。聖母を想うとき心配など全くありません。
私達がマリア様に望む物は何でしょうか。天国です。そしてそれに相応しい信仰です。そのためにお助けを願いましょう。
この世の争いは罪人の私達の力では解決不可能です。罪のない恩寵溢れた方のみが可能です。私達の祈りを聖母マリアが神様に運んでくださいますように願いましょう。
各々の家庭を無原罪のマリア様にお捧げ致しましょう。


「無原罪の聖母と交わりをもたない人の霊的生活は次第に悪くなっていきます。」
コルベ神父

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