一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

聖なるカトリック典礼

2018-09-13 07:46:58 | カトリック
私は小さい頃から昔通常に行われていたミサは『ラテン語ミサ』だということを認識していました。それは両親や伯母や叔父がそのミサに与っていたことがあって、時々部分的に家族の会話を聞いていたからです。実際知識の無い私は今の形のミサがそのままラテン語で行われるだけだと想像しました。
しかし、聖人伝や昔の司祭の写真、ミサ関連の御絵を見るとどうでしょうか。私が与っているミサと大分違うのをなんとなく感じました。祭壇、司祭服はもちろん、司祭が向く方向だとか、このような場面見たことが無いという内容のものでありました。どうやら少しずつですが、昔のミサは廃止されたということを耳にするようになりました。
月日は経ち、高校生になると、私の周りでは私がカトリック信者だと知ると色々とキリスト教について興味本位で聞いてくる友人が増えました。今思えば彼らのイメージは1960年代までのカトリックのイメージでした。
仲の良くなった友人をカトリック教会に連れて行ったとき、今の典礼がすごく幼稚に感じる衝撃的な言葉をもらったとき、私はふらふらしたのを覚えています。私はただただ「昔は良かったんだよ」ということしか言えませんでした。なぜその言葉が出たかというと、教会の老信者たちがよく教えてくれたからです。
そしてネットが普及し始めると旧典礼と新典礼の問題を知ることが出来ました。いくらかラテン語とグレゴリオ聖歌は根強い人気だとかで、そして現代のカトリック教会の危機を耳にするようになったのです。
つづく