はいはい日記

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東芝、HD DVD事業終息を宣言。

2008-02-20 05:56:22 | REGZA / RD
東芝、HD DVD事業から撤退。3月末で終息に
週末、突然のNHK報道で明らかになった東芝のHD DVD事業終息が正式発表。事前の報道ではDVDレコーダー事業からも撤退か?なんて言われていたが、蓋を開けてみればHD DVDのみで通常のDVDレコーダーは継続とのこと、一RDファンとしては喜ばしい。

個人的には、以前からHD DVDは負けるだろうと思っていたので結果そのものにそれほどの驚きはないのだけれども、意外に早い終戦だったなという思いはある。ワーナーショックは言うに及ばず、でも最終的にとどめを刺したのは、先週立て続けにあったBest BuyWal-Martの販売終了宣言だったのだろう。販路がなければ、売りようがないし。
ただし、「実際どれだけ売れたのか?」という結果を見るに、影響を受ける人の絶対数は国内ではプレーヤー1万台、レコーダー2万台…って、たったそれだけ?という数しか売れてない。こりゃ戦争と形容するのも言いすぎなくらい、両陣営の差は歴然としていたワケで。よく引き合いに出されるβ vs VHSのビデオ戦争なんかは比べるべくもなく、影響は軽微。あのときのβは販売でも先行していたし、早々引っ込みはつかなかったと思うが、今回は避けられる戦いだったのではなかろうか。

記者会見ではBDドライブ搭載RDは「検討していない」とのこと。HD DVDレコーダーは流通段階のものは回収なんて飛ばした報道もあったが、3月末までは細々と出し続けるらしいので、高性能なDVDレコとしてのRDを確保したい向きには、叩き売りのHD DVDレコをいくらで購入するかという楽しみは残されてる。個人的にも、RD-A600が7万円を切ったら欲しいかも

HD DVDの終息宣言で将来的な記録メディアの供給不足が懸念されるけれども、それはHD DVDに限ったことではない。「勝った」と言われるBlu-ray陣営だって、BD-RE 1.0時代のレコーダーはもともとBDの映画ソフトを再生することもできないし、記録メディアだって既に供給不足に陥っている。今後供給される「本命」有機色素系のBD-Rだって、発売済みのすべてのレコーダーが対応しているわけではない。どっちも五十歩百歩。

規格の一本化がなされ、次世代DVD=Blu-ray Discが普及のステップに大きく踏み出したという見方もあるようだけど、個人的には懐疑的だったりする。最廉価のプレーヤーがPS3で約4万円という段階では、本格的な普及段階なんてまだまだ遠い。Blu-ray陣営の皆様方には一層努力していただいて、コストダウンしてくださいなと。

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