やんごとなき事情で受講している研修において、PowerPointプレゼンテーションを作れとの指示が出た。自宅で仕事関係の資料を作るというのは本当は良くないと思いながらも、課題に対してとりあえず思いついたアイデアを早く書きとめておきたい。仕事場のPCにはPowerPointがインストールされているけれども、自宅のPCにはそんな高級なブツは導入していない。
こういうときに役立つのが OpenOffice.org だ!ということで、早速作業開始…と思いきや、
以前リカバリをかけたときに OpenOffice.org は再インストールしていなかった。近々 3.0 のリリースもあると思うので、今さら 2.4.x を入れるのも… とはいえ、早くアイデアを入力してしまいたい… EeePC には StarSuite がインストール済みだけれども、EeePC の狭い画面と小さいキーボードでごりごりテキスト入力するのは辛い… ということで、手っ取り早くデュアルブートの Xubuntu にインストール済みの OpenOffice.org を使用して作成することにした。
Xubuntu上のOpenOffice.orgは、同じマシンでWindows上で使うよりきびきびと起動する。見た目には全く力をいれず、とりあえずテキストだけ入力して形にするだけなので、時折 Anthy の変換に違和感を感じながらも、さくさく作成してしまった。
さて、このファイルをどうするか。
職場の自分のPCにはOpenOffice.orgをインストールしてある。OpenOffice.org同士ならプラットフォームが異なってもある程度の表示互換性は確保できるだろう。ただ、フォントが違う。UbuntuはIPAモナーPゴシックが標準フォントだけれども、Windows上ではMS Pゴシックが標準だ。同じ見た目が確保できるかどうか疑わしい。今回の資料は複数人に回して確認してもらう必要もあるので、PDFにもエクスポートしておいた。
Gmailにファイルを保存し、Windowsを起動してファイルを取り出してみる。OpenOffice.org は入っていないので、.odpのファイルは当然開けない。肝心のPDFは、問題なく開けた。とりあえず、内容の確認はこれでできるだろう。
ちなみに EeePC で.odpファイルを開いてみた。結果は、フォントの置き換えがうまくいかず、体裁が崩れまくりorz フォント置換の設定でIPAモナーPゴシックをMS Pゴシックに置き換えたところ、同じ体裁で開けるようになった(モナーフォントはMS Pフォントと文字幅互換なので、ある意味期待どおりの動作。)
Windows版のStarSuiteでは、標準フォントはHG PゴシックSunになっている。このフォントで作ったファイルだと、同じフォントがない環境では再現は苦しいだろうな…。
OpenOffice.org がマルチプラットフォームなのは便利なのだけれども、やっぱりフォントの共通化が課題だなと改めて実感。