はいはい日記

はじめてのblog、少しずつ前に進むのだ。

日本語環境改善拡張機能

2009-06-30 03:32:10 | OpenOffice.org
窓の杜 - 【NEWS】「OpenOffice.org」で日本語の文書を作成しやすくする拡張機能が公開
名前はやたら固いが、OpenOffice.orgの日本語環境を改善する拡張機能(そのまんまや)がリリースされた。この拡張機能をインストールすると、段落設定が両端揃えになったり、初期フォントがIPAフォントに変更される。個人的にOpenOffice.orgを利用するにあたって問題に感じていた、異種OS混在時のフォントの違いに起因するレイアウトのばらつきが、この拡張をインストールしたOOoの間では解消されることになる。
今はウチのUbuntu環境は削除してしまったので、Windows以外では試すことはできないけれども…

OpenOffice.org 3.0 使ってみた

2008-10-18 02:12:50 | OpenOffice.org
窓の杜 - 【NEWS】「OpenOffice.org」v3.0が正式公開、日本語版もダウンロード可能
OpenOffice.org 3.0 がリリースされたので早速インストールしてみた。見た目が少し変わってるかなという程度で、2.x との差というのは、それほど感じない。ようこそ画面についても、まあ、あってもいいかなという程度で。

今回のバージョンアップの個人的目玉である、Sun PDF Import Extension も早速導入してみて試してみたのだけれども、v0.3.1 (Win32) ではハイブリッドPDFがうまく読み込めない(IOエラーが出る)といった問題が見られた。拡張機能マネージャから更新をかけると v0.3.2 が落ちてきたので再確認してみたら、きちんとハイブリッドPDFが作成でき、読み込みも可能になっていた。
ScanSnap なんかで作成したPDFなんかはすんなり読み込めるので、これでAcrobatが入っていないパソコンでもPDFの中身が編集ができる。非常に便利。

Drawに、リンク形式でデジカメの画像を貼り込んだら落ちまくった。リンクではなく埋め込みなら全然問題はなかったけれど、やたら落ちまくるのは印象がよくないなあ。

先日、Ubuntu の OpenOffice.org で作成したファイルについては、フォント置換の設定をやれば同じように開くことができた。PowerPoint形式で書き出して、PowerPointで開いてみたところ、ほとんど同じ見た目&画面効果で再現できていて、思っていた以上にイケてるなあ、といった印象だった。
じっくり使ってみようかなぁ。

OpenOffice.org で自宅作業

2008-10-08 14:14:57 | OpenOffice.org
やんごとなき事情で受講している研修において、PowerPointプレゼンテーションを作れとの指示が出た。自宅で仕事関係の資料を作るというのは本当は良くないと思いながらも、課題に対してとりあえず思いついたアイデアを早く書きとめておきたい。仕事場のPCにはPowerPointがインストールされているけれども、自宅のPCにはそんな高級なブツは導入していない。
こういうときに役立つのが OpenOffice.org だ!ということで、早速作業開始…と思いきや、以前リカバリをかけたときに OpenOffice.org は再インストールしていなかった。近々 3.0 のリリースもあると思うので、今さら 2.4.x を入れるのも… とはいえ、早くアイデアを入力してしまいたい… EeePC には StarSuite がインストール済みだけれども、EeePC の狭い画面と小さいキーボードでごりごりテキスト入力するのは辛い… ということで、手っ取り早くデュアルブートの Xubuntu にインストール済みの OpenOffice.org を使用して作成することにした。
Xubuntu上のOpenOffice.orgは、同じマシンでWindows上で使うよりきびきびと起動する。見た目には全く力をいれず、とりあえずテキストだけ入力して形にするだけなので、時折 Anthy の変換に違和感を感じながらも、さくさく作成してしまった。
さて、このファイルをどうするか。
職場の自分のPCにはOpenOffice.orgをインストールしてある。OpenOffice.org同士ならプラットフォームが異なってもある程度の表示互換性は確保できるだろう。ただ、フォントが違う。UbuntuはIPAモナーPゴシックが標準フォントだけれども、Windows上ではMS Pゴシックが標準だ。同じ見た目が確保できるかどうか疑わしい。今回の資料は複数人に回して確認してもらう必要もあるので、PDFにもエクスポートしておいた。
Gmailにファイルを保存し、Windowsを起動してファイルを取り出してみる。OpenOffice.org は入っていないので、.odpのファイルは当然開けない。肝心のPDFは、問題なく開けた。とりあえず、内容の確認はこれでできるだろう。

ちなみに EeePC で.odpファイルを開いてみた。結果は、フォントの置き換えがうまくいかず、体裁が崩れまくりorz フォント置換の設定でIPAモナーPゴシックをMS Pゴシックに置き換えたところ、同じ体裁で開けるようになった(モナーフォントはMS Pフォントと文字幅互換なので、ある意味期待どおりの動作。)
Windows版のStarSuiteでは、標準フォントはHG PゴシックSunになっている。このフォントで作ったファイルだと、同じフォントがない環境では再現は苦しいだろうな…。
OpenOffice.org がマルチプラットフォームなのは便利なのだけれども、やっぱりフォントの共通化が課題だなと改めて実感。

OpenOffice.org 2.0.4 日本語版リリース

2006-11-03 06:57:37 | OpenOffice.org
窓の杜 - 【NEWS】PDF出力時の暗号化に対応した「OpenOffice.org」v2.0.4 日本語版が公開
英語版のリリースから遅れること約半月、OpenOffice.org 2.0.4 日本語版がリリースされた。早速ダウンロードして、既存の2.0.3を置き換えた。QAテスターの皆様おつかれさま。
PDF出力時のセキュリティ設定機能が付いたのが今回の目玉か。2.0.3で発生した日本語フォント名に関するバグは残ってるので、利用時には日本ユーザー会が配布しているパッチを当てるか、パッチ適用済みビルドの利用が強く推奨される。
waoooもちょっと見てみたけれども、両端揃えのデフォルト化をやめたらしい。以前使用していたとき副作用が大きい変更と感じていたので、公式版との互換性確保の面からもその方が良いと思う。

縦書きバグ続々

2006-08-03 23:29:54 | OpenOffice.org
OpenOffice.orgでWriterの縦書き文書についてのバグが立て続けに見つかってる。
  • 課題 68074 Writerの縦書き文書で「下線」を引くと、本来右に引かれるはずが、doc形式で書き出すとWord上では左に線が引かれるというバグ。新規作成した場合しか発現しないという、条件が特異なもの。
  • 課題 68096 Writerの縦書き文書でm行×n列の表を書いてdoc形式で保存し、Wordで開くとn列×m行の表に行列が入れ替わるという、かなり重大なバグ。今まで見つからなかったのが不思議。
  • 課題 68105 Writerの縦書き文書でフッタを定義すると、行末禁則でぶら下げた文字が表示されないというバグ。印刷にも影響するが、PDF出力には影響しない。
OOo Writerの縦書き文書とdoc形式への書き出しに関しては、まだ地雷がゴロゴロ埋まってると考えておそらく間違いない。むしろ縦書きに関しては誰も使い込んでないことが明らかになったと言えるのでは。
個人的にも、縦書き文書を作る機会なんてそうそう無いからなぁ。

OpenOffice.org Q&A

2006-08-03 03:09:00 | OpenOffice.org
OpenOffice.org Q&A
OpenOffice.orgについて、便利だとただ乗りするだけじゃなく、少しぐらい人の役に立てることをしたいと思い、Q&Aへの書き込みをはじめた。といっても、簡単なことしか答えられないんだけど。

faq/3/192については、バグ解決の糸口くらい提供できたら嬉しいのだけど、環境によって差異があるのかなぁ。
この問題、動作から想像するに、おそらくOOoがdoc形式での書き出し時に付与する属性が不適切というもので、新規作成した場合に発生するということは、初期値がおかしいということか?
doc形式で不適切な属性が付いたファイルをOOoで開くと、OOoでの表示上は無視されるが、内部的には当該属性を保持しており、doc形式で保存すると当該属性が残る。この場合、odt形式で書き出すと、odtファイル内にはその不適切な属性は書き出されない。内部的には属性を保持しているので、作業を継続してdoc形式で書き出したときには当該属性が書き出されるが、いったんファイルを閉じると、内部に保持していた当該属性はリセットされ、odtファイルを再度開いた以降は問題が生じなくなる。
あとはその属性が何か?ということなのだが、Wordについてはファイル形式が公開されていないので、どうにも確認する術がない。odtファイルは展開できるのだけど、上記のとおり.odt自身は問題なさげなので、中身を見てもとくに不審な点は見あたらない。

Issueされているが、若干混乱を招いているようだ。上記の見解が正しいなら、odtファイルからdoc形式に書き出しても、問題を再現することはできない。doc形式のファイルをOOoで読み込むと再現できるだろう。

OpenOffice.org 2.0.3 リリース

2006-07-23 00:29:39 | OpenOffice.org
ja: OpenOffice.org2.0ダウンロード
ちょっと前になるけど、OOo 2.0.3日本語版がリリースされた。英語版は2週間ほど前にリリースされてたけど、ローカライズ版は品質確認(QA)テストが進まずリリースが遅れていた。今回のリリースはセキュリティアップデートを含み、英語版リリースと同時に脆弱性情報も公開されたことから、このようなタイムラグは致命的な問題を引き起こしかねない。ただ、QAをないがしろにするワケにもいかないから、いかんともしがたい問題といえる。
また、この2.0.3日本語版はフォント周りにバグがあり、ユーザー会有志によるパッチが公開されている。2.0.3導入の際には要注意。

ODFとMS XMLの比較

2006-06-14 00:31:40 | OpenOffice.org
Open Document Fellowship - Articles - FormatODFVsMSXML
ちょっと古いネタながら、OOoが使用しているODFと、MSが標準化を目論んでいるMS Office Open XML (MSXML)との比較記事。
慣れない英文ながら読んでいくと、まあそこに書いてあるとおりなのだが、ODFとMSXMLとの大きな差は、ODFがXHTML等の他のXML標準との類似性を重視して設計されているのに対して、MSXMLはそういったものはそれほど考慮していないということ。ソースそのものの可読性(人が読んで理解できるか)もODFの方が高く、ほとんどXHTML+CSSに近いので、場合によってはテキストエディタでごりごり書いてみるなんてことも可能かもしれない。が、MSは「OpenDocumentは遅すぎる」と述べていることからも、MSXMLがプログラム処理速度を重視してこのような仕様を策定したと見ることもできる。一概にどちらのアプローチが良いと断定することはできない。
MSXMLは数年たてば膨大なインストールベースを確保するのは間違いないから、あとはOOo側や第三者のソフトウェアベンダなりから、MSXMLとの相互運用性を確保するツールが出て、それがどの程度の互換性を確保するのかが課題となるだろう。

OpenOffice.org 2.0.2日本語版リリース

2006-04-04 00:54:54 | OpenOffice.org
ja: OpenOffice.org2.0.2ダウンロード
OpenOffice.org 2.0.2日本語版がリリースされた。いくつかのバグフィックスがメインで、さっそくDLして手元のOOo 2.0.1をアンインストールした後にインストールした。

気になる点として、2.0.2になってもMS系フォント名が「MS P ゴシック」等のまま未修正だったので、C:¥Program Files¥OpenOffice.org 2.0¥share¥registry¥data¥org¥openoffice にある VCL.xcu 内に記載のフォント名をエディタを使って「MS Pゴシック」等の正しい名称に書き換えた。
確認したワケじゃないけど、これってMS Officeとの互換性に響く項目なんじゃないだろうか(OOoでMS Office互換形式で保存した場合の再現性とか)。細かい違いだけど気になるので、早急に修正されるといいなぁ。

公式版に入れ替え

2006-02-21 21:27:06 | OpenOffice.org
OpenOffice.orgについては、最初に使い始めた頃から基本的には日本ユーザー会独自ビルドを利用していたのだけど、今後は基本的には公式版を使うことにした。
独自ビルド版は公式版には未採用のパッチが適用されていたりして、日本語環境ではより好ましいことも多いのだけど、最近施された「デフォルトの文字揃えを両端揃えに変更する」という修正がかなり大きな影響を及ぼすことが分かってきた。

catch氏制作の「セミナーテキスト」は元データのodtファイルが配布されているけれど、これを独自ビルド版で開くと文字間がビロ~ンと開く部分が散見される。
odtファイルをzipにリネームして解凍すると、構成ファイルが取り出せる。このうちstyle.xmlが書式設定のファイルで、この中身を見ると、標準の書式設定は

<style:style style:name="Standard" style:family="paragraph" style:class="text"/>

という記述があるのみ。つまり記述のない設定は組み込みのデフォルト値を引用するということが容易に推察できる。公式版は左揃え、独自ビルド版は両端揃えだから、独自ビルド版でこのファイルを開くと不自然に間延びした段落が発生するということは、catch氏は左揃えのスタイル=公式版を使用しているだろうということも推察できる。(ちなみに独自ビルド版でも書式設定を左揃えに変更すると同じ状態にはなる。)

正直、現状ではただでさえ利用者数が少ないのだから、互換性リスクは最小限に抑えたい…ということで、独自ビルド版から公式版に入れ替えることにした。
デフォルトを両端揃えに変更するというのは思っていた以上に大きな変更だ。現状の仕様ではドキュメントの再現性に大きく影響してしまう。ただ、書式設定がほとんど書き出されない現在の仕様が問題なのかもしれない。使用したスタイルと、使用したスタイルが依存する原型スタイルの書式設定はすべて書き出すような仕様でないと、この問題は回避できない。