脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

自転車生活

2006-11-26 23:12:45 | 退院後
なんだか、今日は本当に興奮して(変な意味じゃないですよ)
いつもならこの時間は眠いのに
目がさえちゃってます。

というわけで、本日第3弾。

前にお話していた自転車のこと。

いきなり子供を後ろに乗せて・・・なんていうのは無理なので、というより、自転車自体に乗れるかどうかも定かじゃないので、まずは一人で乗る練習から。

まず、チリンチリン(のいてーっていうベルのこと)を右に付いていたものを左に付け替え。

ペダルを左足で蹴って乗るなんていう器用なこと、もうできません。
左足で蹴ってる間に、不自由な右足で自転車を支えきれないですから。
まず、サドル(座るところですよ~)を一番低くします。
ハンドルを両手でしっかりと掴み、左足を支えにして右足をよっこらしょっとまたがせます。
自転車にまたがった状態。
そのあとは、低くしたサドルにそのままお尻を乗せ、まず右足のペダルを思いっきり踏みます。というのは、左足で車体を支えておくため、漕ぎ出しは右から、というわけです。右のペダルは高い位置に持ってきておきます。

おおーっ! なんとかイケルやん
家の前50メートルほどの距離をまず直進。
曲がろうとしたとき。コケた・・・。
右手がついていかん!
その後こけそうになりなりながらも、なんとか左右に曲がれるように

問題は子供を乗せられるかどうか。
まず、スタンドを立てた状態で、子供を先に乗せます。
ところが、今度この状態でスタンドをはずそうとすると、重くてできないことが判明。
したがって、私が両手でハンドルをしっかり掴み、自転車を支えてる間に、子供がよじ登るようにして()後ろに乗り、その状態で「動くなよ、動くなよ」と子供に言い聞かせながら、自転車を瞬間でまたぐ!
これぞ神ワザ(んなワケない!)

最初はこけないように後ろを持ってもらって練習。
そのうちに、少しずつ手を離してもらいました。
ちょうど、小さい子が、自転車のコマを取るときの練習みたいに。

これを何日かやった結果・・・
無事乗れるようになりました

ただ、これは後日談

うちの子は、幼稚園にしてすでに24キロくらいありました。背も120センチ。
重いんですよー。
幼稚園に迎えに行った帰り、横断歩道での信号待ち。
青になり、こぎだそうとした瞬間
子供を後ろに乗せたまま、親子ともども横断歩道上に転倒
今考えると、超恐ろしい!
子供がよく頭を打たなかったなあ、とか、曲がってくる車がいなくてよかったなとか。

あとで子供に聞くと
あのコケた瞬間、
こけた方向と反対側に体を反らしたというから
恐るべき! 子供の柔軟性&瞬発力。

もっと手足ともに筋力を付けなアカンということやね。


佐渡レッスン

2006-11-26 22:42:35 | 音楽あれこれ話
さてさて、今日はもう1回登場です。

今日は1万人の第九の指揮者・佐渡裕さんのじきじきのレッスンでした。
とにかく楽しかった!!

朝5時に起きて(いつもより早いじゃん!)、洗濯をして、加古川駅 7:36の電車に乗れるようにちゃくちゃくと準備。

楽しみにしていることのある日って、勝手に目が覚めちゃいませんか?

無事8:30に大阪駅到着。
レッスン会場は阪急梅田方面なので、てくてくと歩く歩く。
有名な、残り時間が表示される横断歩道を渡り、動く歩道を通り・・・。
約10分。

ええーっ!
もう並んでる
まだ8:45だよ~。
10時からのレッスンなのに~。
かく言う私も早かったほうかも。
9時には列は100メートル以上に。

9時半に入場開始。今日は900人のレッスンなので椅子はありません。
みんな猛ダッシュで場所取りです。
なんとか前から2列目をGET!

10時になると、私が行っていたクラスの花月先生が発声練習を。
キャー、花月先生~、なんて言いながら発声練習開始。

そこへ佐渡先生の登場。大拍手
「花月先生って、すごい人気あるんやねえ」
と佐渡先生がポツリ。
とにかくアノ低音がたまらないんです
背は高いし。

佐渡先生もすごく背が高いです。

1時間半のレッスンでしたが、本当にあっという間でした。
もっと時間が欲しい

指揮者ってね、ただ棒を振ってるだけじゃないんですよ。
今日は、今までのレッスン以上にホントにいい声が出ました。
とにかく気持ちよかった!
なぜって?
それはね、佐渡パワーですよ。
指揮者ってね、楽器を演奏する人や歌を歌う人が持ってるいい部分を引っ張り出す役目をしてるんだと、私はそう思うんです。
佐渡先生の言葉ひとつで歌の響きが変わる・・・
素人の私でも、その変化がハッキリとわかるんですから。
佐渡先生いわく
これは、歓びの歌
それぞれの歓びをもっと自由に
体や表情で表現して!

とにかく、本番まであと1週間。
もっとワクワクしてきました。

本当なら死んでしまっていたかもしれない私の命。

だから、私は生かしてもらった歓びをせいいっぱい歌おうと思ってます。

ここからは余談

大阪の動く歩道。
これくせものですね~。
大阪の人ってね、動いてる上に、まだそれに乗っかってから歩くんですよね。
昔は私もそうでしたけど・・・
ただ今日は違う・・・
慣性の法則っていうやつですか?(間違ってたらゴメンナサイ)
乗った瞬間、歩けないもんだから一瞬コケそうに。
しかも、止まってるのは私だけ。
なんでこの人歩かないの~、という視線。
しょうがないのかなあ。

ひとりごとでした。


手帳の色

2006-11-26 22:00:25 | 退院後
ブログを読んでいただいている方から
障害者手帳の色は地域で違うんでしょうか
というコメントをいただきました。

どうやら、地域というよりも、県によって違うようです。

去年の10月、ちょっとした用事があって、東京へ出掛けることがありました。
友人が東京に住んでいるため、どうせなら1泊して観光でも、というわけで、友人の家に泊めてもらい、翌日ひとりで(もちろん退院後のことですよ)
葛飾柴又・寅さん記念館に行ってきました。
行きたかったんですよ~。ずっと前から

で、その寅さん記念館で、障害者割引(というより無料になるのだが・・・)があるということで、窓口に障害者手帳を出したときのこと。
「かわいらしい色の手帳ですね」
????
ということは、人によって手帳の色が違うのか?
「ええ、都道府県によっていろんな色がありますよ」

さすが
全国各地から観光客が訪れるところだけあって、窓口の方の言葉に納得。

私の後ろに並んでいた人は、確か紺色でした。

ちなみに兵庫県はです。