脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

初ドライブは初リハビリ

2006-11-15 19:57:07 | リハビリ日記
2005年のお正月は、本当にのんびり過ごしました。
いつもなら、各デパートのイベントに行ったり、お参りに行ったりしていましたが、特にこの年の正月は寒かったこともあり、家でゆっくりしました。

お正月の間に2日ほど、またまた車の練習をしました。
今度は実家にて。
実家は飾磨(しかま、と読みます)
外国船やフェリーなんかが入る大きな港があります。
というわけで、当然道が広い!(またや!)
今回はスピードを出す練習。さすがに60キロ制限の道を40キロで走ってたら迷惑ですからね・・・(笑)

主人の会社も子供の保育園も7日から始まりました。(確かそのはず・・・私の記憶が正しければ・・・)
その日の課題は・・・そうです
保育園へ送ること。しかも車で、しかも私ひとりで!
これがまた、車1台がすれ違えるかどうかというくらいの狭い道。
対向車が来ない事を祈りながら安全運転で・・・
なんとか到着。これから毎日これが続くんだなあと思うとちょっと不安になりました。

さて翌日の8日。
退院後はじめてのリハビリの日。
午前10時の予約です。
ひとまず子供を保育園に送り、その足で病院へ。
混んでいなければ車で20分程度の道のり。
子供も誰も乗っていない、退院後初めての遠乗り(私には)ドライブです。
手・足・言語すべてのリハビリのや予約を入れていました。受付を済ますと、足と手のリハビリが混み合っているので、先に言語のリハビリに向かいました。
T先生「どう?様子は?今日はどうやって来たん?」
「車ですよ~。主人は仕事やから、私が運転して来たんですよ~」
「あぶないやん
そりゃあ、普通の人ならびっくりするでしょうよ。
脳内出血で右半身不自由になった人間が、しかも退院してから1週間やそこらで自分で車を運転してきたなんてことを言うんですからね。
「人工島で練習しましたもん
「くれぐれも気ぃつけなあかんで」
とまあ、こんな感じでいつもの雑談。
「もう言葉のリハビリはいらん!」
「でも滑舌が・・・」
リハビリの効果が急激に現れるのは、発症後約3ヶ月
それ以降、よくならないというわけではないけれど
それ以降の回復はゆるやか
どうしてもリハビリを続けてほしいというのであれば続けるけれど

それよりも、以前から言っているとおり
誰かと会話することのほうが大事なんじゃないかな
それは病院でなくても出来ると思うよ
逆に、病院に寄りかかりすぎるようになってしまってよくないと思うな
これからは病院で生活するんじゃなくて
日常に戻って生活するんだから
そうだよね~。納得、納得、すごーく納得

というわけで、言葉のリハビリは1月いっぱいで終了。

手のリハビリは・・・
こちらも、字を書くことや細かい作業なので、結局家で実際にやってみることがリハビリにつながるということで、こちらは本日にて終了

結局、足のリハビリのみ3月末まで、1週間に1度リハビリに通うことになりました。
なぜなら・・・
まだうさぎ跳びができません!
というのは半分冗談(ということは半分マジ
4月から子供は幼稚園へ。
送り迎えは、自転車の後ろに子供を乗せて自転車で・・・という試練が待っているのでした