脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

MSW

2006-11-22 22:27:22 | 退院後
って何のことでしょう?
Medical Social Worker(メディカル・ソーシャル・ワーカー) の略です。
医療社会福祉士

大きな病院ではたいてい数名のソーシャルワーカーさんがいらっしゃいます。
私が入院していた病院でもいらっしゃいました。

ソーシャルワーカーさんの仕事は、簡単にいえば医療に関する相談にのってくださること
たとえば私の場合。

京都の病院から、石川病院へ転院してくる際の手続きなどを手伝って下さったり、入院中には、高額医療費(また説明しますね)についてのことを詳しく教えてくださったりと、患者サイドがわからないことや困ったことに対処してくださるわけです。
そこで、ふと思いついた

そうだ、客観的にものごとを見てくれるソーシャルワーカーさんに手帳のことを相談してみよう!
身内やお世話になった看護婦さん・リハビリの先生などは、どこかで主観が入り、迷いを生ずることに・・・

で、1週間に1度、足のリハビリに通っているので、その時に相談にのってもらうことにしました。
突然行ったにもかかわらず、快く話を聞いてくれました。

私が入院していた石川病院は姫路市にありますが、近隣の市町からも患者さんが来るので、加古川市の障害者手帳に関する資料も当然ながらお持ちでした。その資料を見ながら、手帳の申請がOKになった場合の話を納得いくまでしてくださいました。仮に、6級が認定されたとして・・・

まず、申請に必要な診断書作成の費用は3500円なり

診断書を作成するには、リハビリの先生に 
  ”手足の不自由状況”を記入してもらわないといけない書類がある。
  つまり、手足がどれだけの範囲まで動くが、これは無理といった具合の
  現在の状況をcm・㎜単位で記入してもらうわけです。

次に、どんな補助・措置が受けられるのか。

自動車税の免除
   年 約4万円がうくのです

高速代半額

ETC車載器購入・取付の際の一部金額の補助

公共交通機関の運賃の割引

所得税・住民税の減免

その他、観光施設等の割引

これだけ見ても、金銭的に助かることがたくさんあります。
私の収入がなくなった今、正直なところ、金銭的な援助が本当に必要でした。

これに加え、最終的に私自身がどうしたいかというところまで、本当に親身になってくださいました。

結論

申請しようよ

これがソーシャルワーカーさんのアドバイスでした。

そうだよね。体が不自由になっても、自分の生活を少しでもいい方向へ向けるために、公的な援助があるわけだから。

これは余談ですが、
駐禁の標章(駐車禁止場所に止めててもレッカーされないよというしるし)は6級の4級以上での交付になるので、私の場合はおそらく無理だろうと。
でも実際の話、この駐禁の標章のために(心臓の悪い人・足の不自由な人など)手帳の申請をする人も少なくないとか。
人それぞれ、いろんな状況があるのです。

こう私に思わせたのは、もうひとつ大きな事実があるのです。

障害の等級が、手が7級・足が7級の場合
あわせて6級の認定になる

ということ。ソーシャルワーカーさんいわく、
私の場合はおそらくこのパターンになるんじゃないかと。
でもでも、可能性は出てきたわけです。

参考までに・・・
身体障害者障害程度等級表