よかったら、読んでみてね
昔々あるところに、「びみょうこ」という名前のお姫さまが、小さな国を牛耳っていました。顔のかわいさも性格もペットへの愛情も、整理整頓も頭の回転も・・・と言い出せば、キリがないほどに微妙なのですが。
おしなざか歯科医院・大先生:どう見える?さえきの目には。
さえき:それは、それは、立派でございます。
おしなざか歯科医院・若先生:じゃあぼくは?
さえき:若先生も、なかなかなものでございます。ただ・・・。
大先生:んっ!?その先が気になるな。
パポパポパッ。パポポポポ♪(チャイムの音)
フルト:来ちゃったよぉ~。電話口のさえきの声が、新井薫子ちゃんみたくキャイキャイしてたんで、困り事でも発生したの?
チャッピィ:くぅ~ん。(自分も心配の意。でも、甘くていい香り)
フルト:うわっ!二人とも、パーカーの上に腹巻きしてる。(元・にしなひめのホットポンツ)
さえき:お二人の先生とも、色白なので、ピンクの水玉がようお似合いですが、このジャラジャラ揺れてるもの、コレはいけません。
フルト:さすがにねぇ~。(ますます油っぽくて、甘い香り)
大先生:そうか。ではもっと数を増やそうか・・・。
若先生:そもそも多いんだよっ!!8コじゃなくて、6コでいいよ。
フルト:そういう問題ではないと思うよ。街いちばんの歯医者さんで・・・。
チャッピィ:(インドの甘甘スイーツのジャレビーを玉のれんにして)キャンキャン♪(鼻が利きすぎて、目がまわるぅ~、の意)
若先生:チャッピィ、大丈夫か?
フルト:いくら、ナルト巻きみたいなかわいさあっても、治療後の患者さんに、この待合室に飾った玉のれん型のジャレビー、お土産にあげるなんて・・・。
さえき:1連がさっきより増えて、12コになっております。
チャッピィ:(おいしいけど、強烈な甘さだぞう!!)キャン♪
大先生:42年前に行ったインド旅行で初めて食べて、大感激したもんじゃが。時代が変わると、とかく年寄りは生きづらいのぉ~。
さえき:せめて、玉のれんにして、待合室には飾らない方がよろしいかと・・・。
大先生:それなら、これからスカイツリーに行って、イルミネーションの輝きにまぎれ込ませばいいんだな。
さえき:それもちょっと・・・。
大先生:アレもだめ、コレもだめ。もーういい。わしには、日本はせますぎるっ!!インドへ行って、死ぬまでインドで暮らすぞ。チャッピィ、お前も一緒にこんか!?
チャッピィ:くぅ~ん。くぅ~ん。(タージ・マホールは見たいけど、カレーアレルギーなんだぞぃ、の意)
フルト:タージ・マホールじゃなくて、タージマハルだよ、チャッピィ。
ほうほうほでした