JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話102

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ：（ナレーション風に）私は、商店街の片隅で占いをやっている、「もういきなりでいいから、あなた色に染まりたいゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。

夕方４時３０分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ：枯れ木にロッテンマイヤーさんをひとくくりぃ～♪はぁ～、誰も来ないなぁ。

 

？？？：今いいですか？

 

ゆうこ：うわっ！！氷もとろけるほどの、イケメンさん。あなたのお名前は？

 

？？？：バスケットボールをしたり、優しくしょうが焼きを食べさせたりしたので、「しくケットちゃん」って呼ばれています。

 

ゆうこ：じゃあ、しくケットちゃんの悩みはなーに？

 

しくケット：台所で、洗い物をしていると、ついヤカンの住人から、中に引き込まれそうでこわいんです。助けて下さい。ゆうこ！！

 

ゆうこ：まぁ、いつの間に私の名前を・・・。昔のヤカン？それともピィーピィー音で教えるケトルの方？

 

しくケット：ケトルの方です。

 

ゆうこ：あー、手ごわい方かぁ～。

 

しくケット：やっぱ、ピィピィと手八丁口八丁で強敵なんですね。

 

ゆうこ：そう。この案件は、過去１７例もあって、悩み相談に来た人達の消息が、その後ぷっつり・・・。

 

しくケット：ぷっつり何なんですか！？（青ざめる）

 

ゆうこ：どうしようかな・・・。その後の言葉ききたい？

 

しくケット：こわいけど、お願いします。（ワナワナ・・・）

 

ゆうこ：オルフェレードっていう異国の地で、ぷっくり体型になって、しかも二の腕を自信満々に見せびらかして、パッチワークに励んでるそうよ。

 

しくケット：ゆうこ。もしかして、ここ最近めっきり寒くなったので、ぼくのこと怒らせて、暖を取ろうとしてません？

 

ゆうこ：しくケットちゃんの怒りのパワーで、みみずばれ商店街もポッカポカよ。てへ

 

しくケット：てへ！！ハートマークじゃないですよ。それにオルフェレードって国、本当にあるんですか！！（少し怒）

 

ゆうこ：あーまた暖まってきた。カーディガンの中でぬくぬくしてた、角の中かやさんのネコ（佐一郎）も、おうちへお帰り。

 

しくケット：ゆうこ、ずい分とGカップぽくなってたと思ったら、佐一郎、胸に入れてたんですか。ぽっ（顔が真っ赤）

 

ゆうこ：もしかして、オルフェレード顔のかっこいい人達が、アゼルバイジャンあたりにいそうだよね。

 

しくケット：なーんかわかんないけど、「バイジャン」の響きに心持ってかれそう。ゆうこも、もしかして、そうだったりして・・・。（ゆうこをチラ見する）

 

ゆうこ：やだぁ～しくケットちゃん。乙女心わしづかみにして、ゆうこごと銀色のケトルに入れないで～。恥ずかしいので、このままかえるぅ～。ばいばーい！！またね。

 

しくケット：一大事未解決！！けたたましく音させて、ゆうこ行っちゃった。それじゃあ今夜は、録画してた「おしえて邪馬台国先生！！（第２２４話）『タケル、こくみ豚でとん汁を作りながら食べ忘れる』」観なくちゃ。いそがしいぞう！！

 

水色、赤、緑の国旗はアゼルバイジャン。「もういきなりでいいから、あなた色に染まりたいゆうこ」でした。

---

今回は髙木雄也くん編です。ほうほうほでした