( 8½ )(68 ⅚)【注釈D】VR奥儀皆伝 TP-VR Attract. 謎解き・テーマパークVR Web版

2023-10-06 | バーチャルリアリティ解説
Number68 ⅚ 【注釈D】
                          【( 8½ )総目次 
 (68⅚)3分de維摩経+【注釈A】【注釈B】rev.  【注釈C

 【維摩経「付録22」】68½ rev.)(68 ⅔ rev.)(68 ¾)(68 ⅘
 (68 rev.上宮法皇の国際感覚 (国宝⑩ 家紋自動車⑧)
 (67)  『維摩経』目次

   VR奥儀皆伝では、日本の科学技術政策は 上宮法皇の『法華経』『勝鬘経』『維摩経』義疏と 十七条憲法の「天地人」の理解を参照しつつ、東南アジアの大学院生の感性で選ばれた研究を「世界から歓迎される 21世紀の日本製品」としてブランド化して
      「海のシルクロード」を復元すること
   を提唱しています。東南アジアも 基盤は、仏教哲学だからです。

   このとき最大の抵抗勢力になるのが、いつまでも「米国の金持ちが喜ぶ 人工臓器・遺伝子改変・AI自動運転・原爆による他国民の奴隷化」から頭が離れない(固執する)研究者・投資家・官僚たちです。彼らは、自分たちが米国人から どう見られてきたか を 全く反省していないので、途上国の学生にも これまでの権威を振りかざして「米国向けの新製品開発」に誘導しようとするでしょう。しかし、そもそも、
   ”東南アジアで社会実装された技術”は、そのまま 米国に 持ち込めません。

   これに 併せて「中国の漢方治療」「インドのアーユルヴェーダ」「アラビア医学 が起源の民間療法」で これまで、どれほどの人数が 健康になってきたか。その累計を考えてみて下さい。西洋医薬に副作用が多いのは、僅か 100年ちょっとの治験だからです。

   そして、漢方やアーユルヴェーダ治療の巨大ビッグデータを、日本の 優れた 計測器・医療機器に組み合わせれば どれだけの恩恵を人類にもたらすことでしょう。先ずは「日本の」大学院の学生に、大学で教えてくれない「自己治癒力」を自覚して貰います。その上で、東南アジアの大学院生に 日本の医療機器を使って「漢方の治療効果」を測定して貰い スパコンで解析すれば 効果的な販売戦略が確立できるかも知れません、それは 米国市場での販売戦略を間違え続けてきた 日本の 研究者の罪滅ぼしになるでしょう。

   この動きに並行して、

   米国からの不要不急な武器の購入や「米兵が ひとりもいなくなる沖縄県」で進められる公共工事を先導した政治家は、トランプ氏の仕掛けた おとり捜査に引っ掛かって、引退する政治家も 大勢 出てくるかも知れません。トランプ氏は 日本の野党が、自民党との連立政権を作るなどの無難な方法で 政権を奪取することを期待しておられると思います。(民主党を再生すると「最低でも県外」の発言などで政権を潰すからです。)ともあれ、その間に 金融機関は、自行の 米ドル債保有額を公開する準備を致しましょう。

   もうひとつの予想される勘違いは、中国、インド、中東などの大商圏に「直接に」日本との商取引のパイプを作って(日本側の独占的な)利権にしようとする動きです。ところが、これはうまく行きません。その理由は、文系の研究者には すぐに理解できるでしょう。「鄭和 ていわ の南海遠征」という大イベントが 15世紀にありました。明の永楽帝が「テクノロジーが発達したので 遠方の民族の朝貢に頼らなくても 鄭和に命じれば すぐに艦隊で取りに行ける」と考えて遠征させ、東南アジアからインド洋、アラビア、アフリカ東岸までも USSエンタープライズ号のような大冒険の旅に 鄭和を出したのです。ところが、これはすぐに廃止になりました。鄭和のチームがメッカを見学するなど、スタートレックの連続ドラマの貴重な体験を重ねることと引き換えに、永楽帝への朝貢が来なくなって、外国の使節団のパレードが見られなくなったからでした。
   日本の優秀な官僚は、米国の金持ちが投資しそうな案件、Googleの自動運転や Amazonの介護ロボット、宅配ドローンのような「テクノロジーの進歩」は 行政指導すれば日本でも研究できることに気が付きました。医療分野で、臓器移植は XX大学、血液の全交換は XX大学といった指導の実績があって、機能しているように見えたからです。しかし、それは鄭和の航海と同じ、永楽帝の利益になりそうなものを鄭和が選んで「直接の」パイプを作るという テクノロジーの試みです。SDGsで言えば、文理融合の総合知による検証を欠いていました。具体的に言えば、マイケル・ポーターの『医療戦略の本質』に書いてある通り、いま、医療体制で問題とされていることの原因は全部、ひとつで、課題を解決するためのお金は「患者」が出しているのに、そのお金が 企業や研究者の権益として使われて 非営利活動の受益者である患者に十分に戻ってこないこと、が原因であるからです。鄭和の航海で言えば、朝貢する国が自主的に献上したい品を選び、自分たちが明に出向いて 先方の国民の反響を確かめて生産したいと考えていた生産方法を(ある意味で)鄭和(官僚)が邪魔することに なってしまっていたからです。
   ですから研究者は(ここでは予告だけに留めておきますが)中村元選集 東洋人の思惟方法〈3〉日本人の思惟方法を中心に 東洋の〈1〉~〈4〉巻 を比較して 図書館で読めば、 国毎の 大学院生との共同研究のテーマは決められるだろう、と思います。

   しかし、

   図書館に籠らなくても、海のシルクロードの「船乗りの商品知識」を身につけた東南アジアの大学院生の「商品査定能力」を頼れば、日本から外国に輸出する製品のラインナップを決めて(売れるものを選んで)貰えます。これが 一番 確実な方法です。
   だから、日本は、SDGsを 国策に しているのです。更に、感性工学の手法で、日本のシーズと 外国の(その時点の)ニーズ(や流行)を 数値化することもできるでしょう。東南アジアの大学院生を仲介することで、ニーズとシーズが可視化するのです。

   日本の官僚の役割は、東南アジアの大学院生の感性に助けて貰い、この新しい持続可能な生産の循環から「非営利活動の受益者」以外のプレイヤーを目ざとくみつけて それを指摘し、国民と研究者に分かる言葉で(例えば、中村元氏が「東洋人の思惟方法」に書かれたような平易な言葉で)「科学技術・イノベーション基本計画」などに書いて、国際協調の中での日本人の役割を公示し、研究者の奮起を促すことではないでしょうか。

   そして、我々、日本人とは何か、歓迎される日本製品とは何か、
   我々は、どこに向かおうとしているのか。
   【注釈E】で、改めて それを考察するつもりです。

   【参考】洗足学園音楽大学 2009年 ガムラン・フェスティバル
   ジャワのガムランは、ドビュッシーなど西洋の音楽家にも大きな影響を
   及ぼしました。
   また、東南アジアのシャーマンによる 音楽療法 は 全くの未研究です。
   AKIRA - KANEDA'S THEME -LIVE ACTION EDIT- (芸能山城組)

   【おまけ】

   一つ 付け加えておくと、【注釈E】では(来年の 2月までの)トランプ氏にとって、一番 参考になる「現代思想」の掲載論文を紹介する予定です。それは、雑誌「現代思想」1994年5月号、特集:カオスー複雑系のエピステーメに掲載された

   安冨歩氏の「模擬貨幣」という論文です。

   サントリー学芸賞の 岩井克人著『貨幣論』で、岩井氏はマルクスの資本論における貨幣論を「解き明かし」ました。『貨幣論』を理解して『資本論』を読めば、どの頁を いきなり開いても「何が書いてあるか」が良く分かります。
   ソビエト連邦が崩壊したことで、岩井氏は こんどは米ドルが崩壊する番だ、と考えました。米ドルが、ソビエト連邦における貨幣の役割と全く同じ役割を果たしているからです。しかし、西側諸国の貿易決済の基軸通貨であるドルが崩壊して、対円で 1新ドル 50円などになってしまったら、あるいは そこに至るまでに、ドイツでのように ドルの価値が 1兆分の一になったら、西側の金融システム(ブローデルの言う 米国の世界=経済)は どうなってしまうのだろう。(余談ですが、電通が 子会社などを通じて「万博2025」の入札に参加しなかった理由は、契約が主にドル建てで、バイデン・ドル切り下げの計画を予め知らされた親会社の意向だったのではないか、という噂があるそうです。)

   念のために書いておきますが、岩井氏は「米ドルが崩壊したら 大変なので、金融機関は そのための準備をしておこう」と 一冊まるごと論じた本を ソ連の崩壊時に緊急出版されています。私は図書館で たまたま読んで、びっくりしました。

   安冨歩氏の「模擬貨幣」という論文は、岩井氏のその心配について論じたものでした。確かに、岩井氏の言われた混乱が生じる可能性はあるかも知れない。しかし、中国の故事などを引いて、そうならない(混乱しない)可能性もある、と論じた内容です。
   なにより、岩井氏の「貨幣論」を、正確に「社会シミュレーション」の
   モデルにして計算を繰り返された上での議論です。
   私は そのことに大変、好印象を受けました。しかし 1994年の論文、早っ!

   ところで、

   どうやら「トランプ・新ドル」の登場に関しては、米国の社会シミュレーションの専門の研究者たちがスパコンで何度も演算を繰り返し、米国にとって 一番混乱の少ない「バイデン・ドル → トランプ新ドル」の切り替えを演算しようとしています。
   金本位制、というのも「プーチン氏の通貨政策」を参考にしたものです。
   ところで、私は 岩井氏の言われる「崩壊」が バイデン・ドルの 0円化に、

   そして、トランプ氏が演説で 度々言及された「トランプ新ドル」が
   安冨歩氏の紹介された「貨幣の(安定した)ふるまい」に
   非常に「似ている」印象を受けています。

   はたして、トランプ氏が提唱された 新ドルは
   米国民から 厚い信頼を寄せられ、流通するのでしょうか。
   そして その前に、
      バイデン・ドルを肥え太らせてきた、
   とトランプ氏が指摘する 日本の自民党政権の運命は?

   いよいよ、統一教会の支援を全く受けない 自民党の戦いが始まります。・・・

 【おまけ の おまけ】

 『太平記』から
 楠木正成が「未然本紀」を読んで 誤読をした場面。
 https://www.touken-world.jp/tips/18231/

老僧は「本来はたやすくお見せできませんが、特別にご覧に入れましょう」と
金軸の書一巻を見せてくれた。
そこには以下の不思議な一文があった。

人王九十五代に当たって、天下一たび乱れて、主安からず。
この時 東魚
(とうぎょ)来たりて、四海を呑む。
日、西天に没すること三百七十余箇日、西鳥
(せいてう)来たりて、東魚を食す。
その後、海内
(かいだい)一に帰すること三年。
獼猴
(みこう)の 如き者、天下を掠すむること三十余年。
大凶変じて一元に帰す
。云云(うんぬん)

正成はこれを次のように解釈したという。

「人王九十五代」は第96代天皇後醍醐天皇のこと。「東魚」は鎌倉幕府、
「四海」は日本全体。「日、西天に没すること」は、幕府との戦いの中で、
後醍醐天皇が一時期、隠岐に流されていたこと。「西鳥(せいてう)来たり
て、東魚を食す」は鎌倉幕府を倒す者が現れるということ。
これにより、後醍醐天皇が再び帝位に着く日もそう遠くないと察した正成は
心強く思い、黄金の太刀を老僧に与えたという。

太平記に記されているのはここまで。
「その後、海内(かいだい)一に帰すること三年」以降を正成がどのように
解釈したかは、記されていない。

しかし、VR奥儀皆伝の見解ですが、これは正成による誤読でした。
なぜなら、
法隆寺 五重塔には、
   インド起源の仏教 2500年の盛衰の歴史、
が「予言」されていて、四天王寺のものとセットだったと考えられる
から、です。VR奥儀皆伝では、( 8½ )(63 rev.)で紹介しました。

さて、本 Blogで ガンダーラを話題にした理由は、国宝「玉虫厨子」と
ガンダーラに 深い関係があるから、でした。仏陀は 大変に偉大な人物で、
お亡くなりになるとき、人類への「大予言」を二つ残したとされています。

その一つは、弟子たちへの「公案」です。

法隆寺の五重塔には
   「釈迦入滅後 500年 × 5層 の 仏教国の命運」
がビジュアルで表現されました。

(釈迦の言葉を集めた『大集経』の中から、釈迦入滅後
500年ごとの人類の命運が、1階~5階の内部に描かれていた
とされています。
1階:わが滅度の後の 500歳は「仏法で悟りを得て解脱する人」が多い。
2階:仏道の修行者が多い。
3階:お経を読んだり、聞いて学ぶ人が多い。
4階:お寺や仏塔の建立が増える。
5階:「闘諍言訟して白法隠没せん」戦争や争いが繰り返され「白法」が沈む。)

これについては、改めて、釈迦入滅後 2500年の「人類社会の
驚くべき 道徳意識の後退」として特集します。もう一つは、
在家の信者のための 2500年後の 大災害の予言でした。・・・

 【速報】

□   トランプ次期大統領候補(と キッシンジャー氏)が 予告しておられた通り、
   米国連邦政府のウクライナ支援の予算が 打ち切られようとしています。
   (この段落は 10月6日に【注釈D】<予告篇>冒頭に公開しました。7日に ここに移しました。)

 NHK News Web 引用
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231004/k10014215151000.html(冒頭抜粋)
「米下院議長 初の解任 ウクライナ支援など予算案協議 停滞も」

2023年10月4日 13時28分

アメリカ政府の新年度予算案をめぐる共和党内の対立で、議会下院のマッカーシー議長が史上初めて解任されました。ウクライナ支援などを含む予算案の協議が停滞することにつながりかねない事態で、後任の議長を速やかに選出できるかが焦点です。
アメリカ議会下院では多数派を占める共和党内で一部の保守強硬派の議員がマッカーシー下院議長と政府の新年度予算案をめぐって対立し、議長の解任動議を提出しました。
3日、採決が行われた結果、共和党議員8人に加えて出席した民主党議員、208人全員が賛成して解任動議は可決し、マッカーシー氏は史上初めて議長を解任されました。
このあとマッカーシー氏は記者会見し「誇りと達成感、そして前向きな気持ちを持って議長職を退く」と述べたうえで議長に再び立候補する考えはないことを明らかにしました。
アメリカメディアは共和党が来週11日に後任の議長を選出するための投票を行うことを目指していると伝えています。
共和党内では現時点で有力な議長候補が絞られていないうえに、ことし1月に下院議長を選出した際には保守強硬派の反対で15回の投票が繰り返される異例の事態となりました。
議会では先月末に成立した「つなぎ予算」が切れる来月半ばまでに新年度の予算案をまとめる必要があります。
議長選出が混乱すればウクライナ支援などを含む予算案の協議が停滞することにつながりかねず、後任の議長を速やかに選出できるかが焦点です。


 (News Web記事 冒頭抜粋の引用ここまで)

 トランプ次期大統領候補は、2023年9月末の演説で 5か月以内(来年2月まで)に 次期大統領選挙を待たず、この問題が決着すると公約しました。上記の News Webに報じられている 内容は、10月1日に予定された 米国連邦政府の(予算不足による)閉鎖が「つなぎ予算」で回避されたことでした。が、この予算にウクライナ支援は盛り込まれておらず、噂ですが、下院議長はバイデン大統領に暫定予算とは別の ウクライナ支援をまとめる密約をしていたのが トランプ派の議員に暴露され、それで 解任されたそうです。

 ※ どうやら、トランプ氏は 日本の 立憲民主党 はじめ「野党」に、自民党が総選挙で惨敗した後の受け皿を(連立政権などの形で)準備して貰いたいと願っておられるようです。しかし、日本の国民に そのメッセージは伝わりません。「米連邦政府」に「闇臓器売買や 小児への性的虐待との関係、汚職の温床」のような悪い噂があって、潰されることになる組織かも知れない ことを「共同通信社」「CNN」などが 日本国民に正しく伝えようとしていない、からです。最高裁の判事が 沖縄の公共工事についての「つっこみどころ満載」の判決を出しているのですから、野党は 声をあげて下さい。もしかすると、トランプ氏から 次のようなリークがあれば、野党が 立ち上がるかも知れません。オッペンハイマー氏らのサボタージュによって 米国での原爆を作る計画が遅れたので、ヒトラーが使用を禁じた ドイツ製の原爆の試作品を使用するため ドイツから Hiroshima、Nagasaki まで運ぶ必要が生じた。それで、米軍は 直ちに日本本土に上陸するのを遅らせて「つなぎ」の沖縄戦を時間稼ぎで行なった。沖縄は そのために戦場にされた、という 非常に 腹が立つ噂の真偽です。・・・