1205 古集 2009-05-05 | 巻七 雑歌 奥津梶 漸々志夫乎 欲見 吾為里乃 隠久惜毛 沖つ楫(かぢ) やくやくしぶを 見まく欲り 我がする里の 隠らく惜しも 「沖を(漕ぐ)櫂よ。次第に(波が)おさまってきたが、(それでも)どうしても見たい、わがふるさとは、(波間に)隠れて残念だ」