なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

他の宗教の話を聞いてみたよ

2009年01月04日 22時05分41秒 | 一般記事
以前少しの期間だけ働いていた職場に、わりと親切な主婦(たぶん30代)がいたんですね。
その人から、年末にこんな電話がかかってきました。

「○○君さぁ~、私とあんまりゆっくり話したことなかったじゃん。
それなのに突然辞めちゃったじゃない?今度送別会も兼ねてさ、ファミレスかなにかでお話ししようよ。」

なんで送別会なのに僕を含めて二人だけなのか、なんでファミレスなのか、話したいことがあれば電話で言えばいいのに なぜわざわざ会う必要があるのか…
なんだか誘い方があやしいんですよね。

その人が何かの宗教をやっているというのを仲間から聞いていたので、「宗教の勧誘が目的だろうな」という予感はしていたのですが、ブログのネタになるだろうと誘いに応じてみました。

で、最初は仕事の話など、たわいもない話をしていたんですね。
そして、一段落付いたところで予想通り宗教の話をし始めました。

「○○君にどうしても聞いてもらいたいことなんだけどね…」こんな感じで話を切り出し、今の日本がこれから滅びるとか、中国から攻めてこられるとか、感染症が蔓延するだの、富士山がどーのこーの、運命はあらかじめ決まっていて運はだんだん減っていくけど何妙法連と唱えればどーのこーの、意味不明なことを永遠としゃべり続けるんですね。
邪教の信者が死ぬと青白く硬直するなんて、まじめな顔で言われたときにはズッコケそうになりましたよ。

その、いかにもインチキくさい宗教は「顕正会」というんだそうです。

こっちが相づちを打っていたらどれくらいしゃべり続けるだろうと思い、あえて質問には「どうなんでしょう」などと曖昧に答え、否定もせず話を聞いていました。

一方的な長い話が一段落付いたところで、こちらの事情を説明しました。
生まれたときからエホバの証人の親で育てられた現役のエホバの証人であること、現在は籍は置いているが もはや教理をすべて信じているわけではないこと、そもそもすでに宗教自体に興味がないことを話しました。

そして、「○○さんの信条は尊重するけど、宗教自体に興味がないので、お誘いにはお応えすることはできません」とハッキリ言ったんですね。

がっかりして話をやめるかと思いきや、また同じような話をし始めたんですね。
そしてさらにヒートアップして「いつかこの教えに気づくときがくる、今回話ができたのは運だ、これこそ唯一正しい教えだ、エホバ神など空想の世界だ」などと、ついにはこちらの宗教まで否定されてしまいました。

こちらが「興味がない」と言っても構わず押しつけてくるし、こちらが質問してもピントのずれた答えしか返ってこないし、会話もかみ合わないし、なんだか悲しくなったんですね。

ふと、奥さんがエホバの証人になってしまった「未信者の」ご主人ってこんな気持ちなんだろうなぁ、と思ってしまいました。