舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ももカヒ&ももルア、あるいはリモワのスーツケースの話

2013-11-14 03:53:19 | おでかけ
相も変らず女児が寝ない(怒)。

なんと当方の2歳女児(2歳何ヶ月だったか最近計算できなくなって来た)、午前4時を回ろうかというこの時分になお、トイストーリー2観ながら挿入歌に合わせて歌ってます。アンタは酔っ払いか。

ううう…プルプル(←怒りで震えている)、こいつの24時間残念営業パワーは一体どこから来るんだ。
夜まともに寝て欲しい一心で、面倒くさいと思いつつ昼寝も1時間弱で切り上げさせたのに。

何より憤ろしいのは、この女児は自分が起きているだけでは飽き足らず、大人の付添いを強要する上、家庭内の絶対的階級制度により、母マミちゃんはさっさと一人で寝に行ってしまい、私が付き合わされる羽目になるのです…ッ

そんなわけで今日も眠れない(眠らせてもらえない)ので、ブログの記事でも書こうと思います。


今日は愛するスーツケース、リモワ(RIMOWA)のお話です。

むか~しもリモワのスーツケース大好きという話を書いたような気がしますが、その後も愛が深まる一方で、ほとんど毎年買い足されてゆき、いまでは6台になりました(笑)。
しかも容量104リットルという一番デカいのばかり。説明には1台あたり7~10泊用などと書いてありますが、ウチが7~10泊する時は、6台総動員しないととても無理です。
なんせ冠婚葬祭のとき親戚に「アンタこれから夜逃げでもするの」と訊かれたくらい普段から荷物が多いので、長期の旅行ともなると凄まじい事になってしまうのです。


とはいえ、流石に普段の旅行やイベントくらいならこれ1~2台あれば事足ります(いや十分多いから)。
最近活躍しているのは、一番新しい見出し画像のピンクの2台、その名も「ももカヒ」と「ももルア」です。


彼らとの出会いは今年の春、メリモ前に立ち寄ったワイキキの直営店で、まずはももカヒのみをゲットしました。
しかし今までの我が家のリモワの顔ぶれに無く個性的な色合い故、仲間が居ないと寂しかろうと思い、メリモが終わってからワイキキに帰還した際、ももルアも仲間に迎えたんですね。


この個性的な色合い(ルビーピンクが正式名らしい)は、フラッグシップストア限定色との事です。
今のところ日本では出回っていないとの噂。2台ゲットしておいて良かった。


何より嬉しいのは、こんなハジケた色合いでありながら、リモワとしてのしっかりした機能を備えたスーツケースだってことです。
このスーツケースはリモワの「サルサデラックス」という種類で、ウチの他のリモワ達と同じです。
今まで遊びのある色合いのスーツケースはほとんど若干華奢な「サルサエアー」であったため、素敵な色だと思っても買う事が出来なかったものですから、この色をサルサデラックスで出してくれたのは本当に有難いですね。




にしても104リットルはデカい。
2歳女児と比べてもこの高さがありますから、この巨大なスーツケースがこのケバいピンクで2台並んだ姿はなかなかに圧巻です(笑)。
まあ、これだけ派手派手しいと間違って持ってかれる心配は皆無でしょう。


海外旅行だけですと、活躍の機会がたまにしかなくて勿体ないかもしれませんが、幸いこういう生業をしておりますと、ちょっとしたイベントでも2人分を全部まとめるのに重宝します。
お色直しの多いイベントなら、一人一台使ったりもしますね。

ハードケースですから、(スペースに余裕があれば)アクセサリーなど壊れ物を入れても安心です。
さらに、充分な広さの楽屋が用意されているイベントであれば、これを開いて地面に広げておいて早着替えのセットを並べておく事も出来、大変便利です。


そうそう。
海外旅行と書いて思い出しましたが、これをもってアメリカに渡る際は気をつけなければならない事があります。
それはTSAロック。
「TSAロック」とはリモワのみならずここ数年に出たスーツケースには必ず装備されている、施錠したまま預けても大丈夫な特殊な鍵…という事になっているにも関わらず、つい最近、ウチのリモワ(グレイ)を預けた際、TSAロックなのに無理矢理鍵を壊して開けられた形跡がありました
中のものは何も盗られていなかったので(そもそも量が多いわりに高価なものは全く入っていないw)、正規の入国管理局の仕業と思われます。
悪意をもって故意にやったのか、おバカさんが間違えたのかは知りようがありませんし、保険で修理してもらえたので痛い事は何も無かったけれど(旅行保険には絶対に入るべきです!!)、壊されるとやっぱりショックを受けますから、たとえTSAロックのスーツケースであっても、施錠はしないでおいた方が賢明ですね。

あと、以前とある空港で遺失物の入った箱を見たら、名前も住所も連絡先もしっかり書いてあるスーツケース用ベルトが何本も遺失物として放棄されていました。
思わず私が全部持ち帰って本人達に送ってあげたくなったけれど、持ち帰るプロセスがまず窃盗になりそうなので諦めました。
なので、戻って来たスーツケースにつけてあったはずのベルトや名札が無いと思ったら、諦めずに少なくとも出発地・経由地・到着地の空港をあたる事をお勧めします。


とにかく一回海外に行くと激しく傷つけられたり、どこかしら壊されて還って来たりするので、ももカヒとももルアは当面国内のみにし、海外には歴戦の勇者達を連れて行こうかと思っております。

11月13日(水)のつぶやき

2013-11-14 02:54:58 | 徒然話

リーガルハイさいこー。しっかし、ある意味これ以上ないくらい幸せな家族に何故外野が文句を差し挟む!? 本人達が幸せなら家族のカタチなぞどうでもいいと思うんだ~。というかファミリーの中心のお母さんが適役すぎる(笑)

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もちろん何よりさいこーなのは主演の堺雅人様です。私こういうカメレオン型の役者さんが大好きなのだッ。



11月11日(月)のつぶやき

2013-11-12 03:02:30 | 徒然話

今TDRで売ってる(筈なのにほとんど売り切れてるw)リトルグリーンまんのスーベニアケースとポップコーンバケット、真剣に欲してます。もしクリスマス期間中に行かれる方がいらっしゃったら私の分もお願い致しますm(__)m もちろん中身は召し上がっちゃって大丈夫です(笑)


インターパークの物産展の焼肉弁当が美味♪ 今日も子連れで買いに行ったら、会計中に手を離しても売場に張り付いて脱走しない女児を見た売場のお姉さんが「大人しいわね」と美しい誤解をしてくださったけど違います。ヤツは肉の匂いに惹かれて一時的に足が止まってるだけです。



11月10日(日)のつぶやき

2013-11-11 03:02:52 | 徒然話

ハッピーフィート初めて観た。こんな大人向けの内容とは知らなんだ。あと曲がメッチャ好きなのばっか。冒頭の主人公の父母の歌でもうやられた。さらにハートブレイクホテルを歌うお父ちゃんの名前がメンフィスってのがトドメだった。



ダンサーに大切な「メーキャップ」の話

2013-11-11 00:56:03 | ダンス話&スタジオM
ネギ背負ったカモこと某大手業者さんからの美味し過ぎるダイレクトメールに刺激された記事、姿勢ネタに続く第2弾は、メーキャップの話でございます。

なんと、今回のDMにはこれまた大手の某舞台用化粧品メーカーとタッグを組んだ「出張メーキャップ講座」のチラシまで封入されていて、そのメーカーというのが常日頃からウチのメンバーの間で「直営店に行くと有り得ないモノを勧めてくる珍メーカー」としてネタにされている所なんで、そうとう香ばしいチラシがめでたく(?)誕生しております。


おそらくこのメーカーさん、フラとかタヒチアンに対して何か壮絶な先入観をお持ちなのだと思われます。
だからこそ、フラ(タヒチアン)・ダンサーが買いにくると珍妙なモノを勧めて来たり、メーキャップ講座の顔とも言うべきモデルの顔が壮絶に面白い事(※見出し画像参照)になっちゃったりするのでしょう。


ああまったく、私はなにぶん人間の顔を描くのが苦手なもんで、あの面白過ぎるモデル写真を克明に再現できないのが残念でなりません。
実際の顔はイラストの数十倍の面白さになっております。


何が哀しゅうて、舞台化粧で三の線を狙わねばならぬのでしょうか。
テレビで見かける女性芸人さんでさえ、舞台の上でどれほどウケを狙おうと、もっと美を追求したメーキャップをなさっておられるというのに。

しかしながら、哀しむべき事に舞台化粧がかなり面白い事になってしまっているダンサーは決して皆無ではありません。
というより結構多いです(笑)。

というわけで本日は、これ以上悲劇がくり返されるのを阻止すべく、このチラシのモデル写真を(悪い)例にして、ダンサーのメーキャップについて考察してみたいと思います。


まず大前提として、舞台化粧について声を大にして言わなきゃならない事があります。
それは、およそ人前で踊るダンサーは礼儀として化粧を嗜まねばならないという事です。


え?「フラはナチュラルメイクが望ましい」ですと???
そういう信条の人は人前で踊らないように(笑)。

もちろん日常生活においては、メイクが嫌いならしなくたっていいんです。
ちょっとしたお出掛けだってスッピンでいいんですよ。改まった場のパーティーや正餐でさえ、「…ぅゎ…」という他人様の視線なんて知ったこっちゃ無いわ、という人なら化粧しなくて大いに結構です。
しかしそれは、その場での貴女が「他人様から注目される立場」にないからに他なりません。

どれほど化粧嫌いの女性であっても、結婚式や披露宴の新婦という立場だったら、スッピンで登場というわけにはまずいかないでしょう。
それはなぜか。新婦を綺麗に見せるためじゃないですよ。
それが参列したお客様への礼儀であるからです。

もし、その結婚式なり披露宴がものすごくくだけたもので、身なりに頓着しない新婦と新郎と、それを一向に構わない内輪の親しい人だけが集まった場なら、もちろん化粧なんてしなくたっていいんです。
でも、日本のほとんどの式には自分の恩師や上司など目上の人、相手方のほとんど知らない親族といった、「礼儀をもって接しなければならない相手」が参列しています。
だからこそ、きちんと化粧して身なりを整え、礼儀にそった装いでお迎えしなければならないのです。


この事を舞台に当てはめて考えましょう。
舞台をご覧くださっているのは全員「礼儀を払って然るべき相手」です。
それがたとえ身内や親しい人であっても、わざわざ時間を割いて観に来てくれた相手なのですから、普段通りでない礼儀をもって感謝の気持を込めましょう。
まして全くの無関係であるにもかかわらず自分の舞台を観てくださっているお客様なら尚更です。


ハッキリ言って女性のスッピンだの、スッピンと見紛うナチュラルメイクだのに喜ぶのは、ごく一部の素顔美人信奉者の男性くらいのものであって(しかも彼らが喜ぶのはどんな美人でもせいぜい二十歳前後です)、通常の感性を備えた人が観たら、近所のスーパーに買い物に来たようなツラでステージに上がっている姿は、レッスン着みたいな格好でステージに上がっちゃうのと同じくらい見苦しい、恥ずかしい姿です。
人様に自分の踊りを観ていただく者の礼儀として、それに相応しいメーキャップを施すべきですね。


また、大変残酷な現実を敢えて申し上げるなら、
フラはハワイの踊りですが、我々は日本人です。
誰か生粋のハワイアン(カナカオレ・ファミリーの皆さんが好例です)を思い浮かべながら、自分のスッピンを客観的に見てみましょう。
ほとんどの日本人は、だいぶ違う顔立ちだと思います。

ああ、私はわかりやすく日本人日本人と言っているけれど、これは全ての「非ハワイアンの人種」に言えます。
例えばアジア系でも、国や地域によってはしつこめの顔立ちの人もいますが、よく見ると顔はもちろん踊り方もハワイアンとは全く違いますから、よく見てくださいね。
顔がしつこいからとか、日本語能力がアレだからといって、簡単にホンモノだと思い込まないようにね。


閑話休題。
もちろんハワイの人はかなり混血が進んでいますから、100%ハワイアンという人は実を言うとかなり少ないです。
ミカさんを始め、日系の血が濃いダンサーもかなりいらっしゃいます。
しかしながら、メリモの群舞を見渡しても、全員が全員日本人顔という事はまずありません。
とすると、もし彼女達がノーメイクだったとしても(※脳内イメージとしては数年前までのマプアナ・デ・シルバさんのお教室のカヒコ群舞が適切です)、完全な日本人がそれを真似したのでは、決して同じ絵は生まれないでしょう。
「ハワイの誰々(どこどこ)はノーメイク/ナチュラルメイクだ!」と主張する前に、この現実はハッキリ直視した方がいい。


フラは表現力がモノを言う踊りです。
喜びも悲しみも、ハッキリした目鼻立ちで表現するのと、遠目からではのっぺらぼうに見えちゃうような目鼻立ちで表現するのとでは、伝わり方がまるで違ってきます(って、そもそものっぺらぼうでは何も伝わりませんが…)。
だからこそミカさんも、あれほどしっかりメーキャップしておられるのです。


まあフラ・ダンサーである以上、せっかくメーキャップの力を借りるのなら、ヨーロッパのアンティークドール顔にしても仕方ないので、ハワイアンの方々をお手本にしましょう。

ちなみに私はステージメイクをするとよくロパカさんに似ていると言われます。
ハッキリ言ってこれは自慢だ(笑)。なぜなら、私の元の顔立ちがロパカさんに似ているのではなく、努力してロパカさん方面の顔に近づけているからです。
スッピンをご存知の方ならお分かりのように、私は元々しつこい顔立ちですが、本来の私の顔のしつこさは決してハワイアンらしいしつこさではないんです。
そこの、自分の嫌いな部分を修正して、出来るだけ理想の顔に近づける、そういう美術品の修理工みたいな作業をステージメイクのたびにやっているわけです。


と、ここでもう一度例のイラストを見てみましょう。



も~、まるっきりの日本人顔ですね。
日本人顔を日本人らしいまま濃くしているだけなので、たんに日本人らしさが強調されているだけです。



しかし、なんでこうもまた日本人らしい顔なのか。
第一のヒントはです。
正確にいうと眉の位置ね。
この人の眉と目の位置、離れ過ぎです。

カナカオレ一族の皆さんを始め、ハワイアンらしい顔を思い浮かべると、「目と眉の間が近い」という事に気づくと思います。
なのにこの人ときたら、目と眉が完全に乖離している。
実際の写真を見ても、眉の位置がアイホールの軽く2cmは上にあります。


とはいえ、実際の眉毛…というより表情筋の位置を無視して眉を描く事は出来ません。
しかし、表情筋に載せなければならないのは眉山の部分ですので、眉頭や眉尻は出来るだけ目に近づける事をお勧めします。
細い眉でこれをやりすぎるとアンチエイジングに過剰に熱心な大御所女優さんみたいな形相になってしまいますからほどほどに(笑)、必要に応じて自然に内側を太くしましょう。

眉毛はメイクの中で最も難しいパーツですので、本番にいきなりやっても上手く出来ません。事前の練習が必要不可欠です。
あるいは、自信がなければプロの方を頼る方法もあります。その際は、余程フラに詳しい方でない限り、具体的な見本の写真などを見せましょう。
私も理想の眉毛に到達するまで10年近くかかりましたし、今でも調子が悪いと絶望的な失敗をやらかします(笑)。


眉の事に触れたので、次はアイメイクの話をしましょう。
正直申しまして、元ネタの写真のアイメイクは何の効果を狙っているのか全く分りません。
そもそも平面的すぎます。
まるでこの白黒のイラストのよう(笑)。


そもそもアイメイクの目的とは、「目を大きく見せる」「理想の形に見せる」「立体感をつける」この3点に絞られます。
これらの効果を持たない作業は無意味ですから、徹底的に排除しましょう。

なのに何ですかこのアイシャドウは。ムダに青いだけじゃん。
現物をお見せできないのが本当に残念なのですが、元ネタの写真は陰影をつけるアイシャドウがほとんど使われておらず、目尻の青いシャドウばかりが悪目立ちしているのです。
こんなとこ、オッサンのひげ剃り跡みたいにうっすら青くしたって、何の効果もありません。
メイクを手がけた人は「青い衣装と合ってる☆」とか悦に入ってるのかもしれませんが、こんな青、舞台の照明があたったら一発で消し飛びます。
あとには何の立体感もない、ちっちゃな目が残るだけ。


だからといって、青とかの色物シャドウを「うっすら」レベルではなく「こってり」塗るのもそれはそれで問題です。
これをやり過ぎますと、極度に野暮ったい、下品なメイクになってしまいます。
「メイクの濃くし方」を分らないまま闇雲に濃くしようとすると、この系統の下品さが生まれます。
そうですねえ、イメージを例えて言うなら場末のぼったくりバーか、田舎のキャバクラか…。
尤も、バーだろうがキャバクラだろうが、ドア開けてそんな娘が出て来たら私ゃ速攻で「チェンジ!」と叫ぶかドア閉めますけどね(笑)。


アイメイクは眉毛ほど難しくはありませんが、全体の印象を決定づける重要度を占めています。
もちろん、ハワイアンっぽくするためにはテクニックを最大限に振るい、奥行を持った説得力のある目に仕上げなければならないのですが、闇雲に濃くしようとしたのでは「チェンジ!」顔になってしまいますから(笑)、これも練習を積んで徐々に濃くできるようにしていきましょう。
一つヒントを申し上げるなら、仮装やコスプレではなくダンサーとしてのメイクであるなら、「ムダな色は使わないこと」です。


続いてファンデーション。
これは本当に絵に出来ないのが残念です。
ただ一つ確かなのは、この某メーカーさん、店頭で「フラダンサーです」と言うとおそろしく濃い色のドーランを勧めてくるそうです。
実際にウチの生徒さんがそういう目に遭っていて、「フラだとは言わない方がいいかも…」とさえおっしゃってました。


確かに顔は最も照明を浴びるので、あまり白く塗ると、ハレーション起こしちゃうってのはあります。
そして美肌メイクもいただけません。肌を透き通ったような色に見せるためのファンデーションは、えてして緑などが使われている事が多く、照明があたると却ってゾンビメイクになってしまう事があるからです。

しかし、だからって何も腕やデコルテより黒く塗るこたぁありません。
今時ハワイにだって色の黒くない人はいくらでもいるし、全身くまなく黒塗りするのならまだしも、顔だけ塗ってもわざとらしいばかりで、ロコの健康的な日焼けに見せかける効果はゼロです。

そりゃ、自分の肌が黒ければいいんですよ。
要は「本当の肌の色と合っていること」が大切なのです。
ところが、普通の色の人が濃いドーランを塗りたくった結果、写真のモデルもお面を被ったように首から上と下が違う色になっています。おおこわ。

でもって、やたら黒く塗ってる割に、立体感が皆無なのも気になります。
全体が黒ずんだだけでは、単に顔色の悪い人に見えるばかりで、ハワイアンらしい彫りの深い顔にはとうてい近づきません。
黒っぽいドーランを使うなら、シャドウ的に使いたい部分のみにすべきです。


それから口。
この写真のモデルさん、風水の先生から思いっきり「金運ないですね~」と言われそうな唇です。
ドリカムの吉田美和さんのような口の持ち主ならともかく、小さな口や薄い唇の元々の形通りに口紅を塗ったくったって、小ささが強調されるばかりです。
母マミちゃんなど、実際の口の数倍のサイズに描いているらしいですよ(笑)。

アイメイクと違い、口はあるままになぞる事しか出来ないと思っている人が多いですが、そんな事はありません。
サイズや形もある程度変えられますし、ベースを使って発色を良くする事も、何色か使って立体感を出す事も出来ますし、グロス以外の方法で艶やかに見せる事も出来ます(グロスは長時間の舞台だと保ちません)。
また、リップスティックのみでぼんやりと色を付けるのではなく、ペンシルで縁を取り、ブラシで塗るなどしてハッキリと描く事も大切です。


そしてお待ちかね。これが一番言いたかった。

そうです。
頬紅です。

このモデルのメーキャップを担当した人は、一体何の効果を狙ってこんな赤線を引いたんだッ
これじゃ完全にサルだ。
ワイは猿や。プロゴルファー猿や



私のイラストにも、一昔前の恋愛漫画のヒロインのようなわざとらしい斜線が引いてありますが、驚くべき事に実際の写真も、このような不自然極まりない赤線が頬骨にそって引かれているのです。
境界線をぼかす努力も一切行われず、顔を上と下に分断する位置にこってり盛られた頬紅は、もはやサル顔を作り上げたいという意図しか感じられません。

こんな顔にされてしまって、モデルさんは怒らなかったのでしょうか。
私だったら激おこです。怒り狂います。
いえ、どんな珍仕事も仕事と肝に銘じて黙って受け入れるのがプロというモノなのかもしれませんがこの場合、彼女が正直に怒り狂ってくれた方が事態がたしょう好転したような気がしてなりません。


何より目眩がするのが、このチラシが自信を持ってお勧めしている幾つかのアドバイス項目の中に、「目を大きく綺麗に見せるアイメイク」「立体感でメリハリのある顔の作り方」という、いやむしろ君らがそれ習った方がいいよと突っ込みたくなるような項目が存在している事です。
あ…そうか、悪い例を実地で示してくれるんだね!?…そうだよね!?……そうだと言ってくれ、頼むから…(笑)。


この出張メーキャップ講座、講師派遣費用が3万円らしいです。
3万円…叙々苑や聘珍楼の個室で暴食したって一人じゃ食べきれないであろう金額で、学べる代物はコレ(※イラスト参照)なのか………。


ちなみに、ウチの生徒さんには希望があれば母マミちゃんがメーキャップ講座を実施してますが、もちろん無料ですし、モノの押し売りもしませんし、悪い例ではなくちゃんと良い例を示して説明します(笑)。

11月9日(土)のつぶやき

2013-11-10 03:04:40 | 徒然話

ANNA SUIのミニーちゃんシリーズ。紫も良いけど、私的には赤のが好き。
photozou.jp/photo/show/684…


缶の中身はリップスティックとアイシャドウ。もちろん抜かりなくミニーちゃん柄。
photozou.jp/photo/show/684…


リップスティックはこんななってるので、どうやって使うか悩む。あと筒型に合わせられているので耳のサイズのバランスが凄い事に(笑)
photozou.jp/photo/show/684…


赤ラメのマニキュアもゲットしました。ANNA SUIのマニキュアって昔から大好きだなぁ。
photozou.jp/photo/show/684…



11月7日(木)のつぶやき

2013-11-08 02:55:00 | 徒然話

あたしがやりたいことは「フラ」であって、「フラっぽいこと」とか「フラ体操」とか「フラエクササイズ」とかじゃないんだよね。仮に今後、教える立場になったとしても、教えたいのは「フラ」であって、「フラっぽいこと」じゃないんだよ。やっぱ分かり合えないんだなぁと思ったね、つくづく。

福田 良奈さんがリツイート | RT


フラ・ダンサーのための「姿勢」の話

2013-11-07 04:46:09 | ダンス話&スタジオM
私が「ジョジョ立ちマネキンの先駆け」と呼んでいる某大手業者さん、またもやネギ背負ったカモ(あたくし的には白菜背負ったウシ)をよこしてくださいました

あああ、やめてくれ。私は悪意で特定の相手を晒す気は一つもないんだ…ッ!!
なのにそんな、美味しく頂かずにはいられないネタを提供しないでくれ~!!!


とはいえ据え膳食わぬはオンナの恥。
今回もこの世のすべての食材に感謝を込めて…いただきます!



まずは恒例、安定のジョジョ立ちからご紹介です。
「ジョジョ立ち」とは何かってことについては、以前の記事をご参照いただくとして、ほんとジョジョ立ち好きだね、ここ。

今回のチラシにはご丁寧に後ろ姿まで載ってます。
もちろん後ろから見てもジョジョ立ち……っていうか、後ろから見るとなんか違うモノに見えるぞ


あっ!思い出した!!
トゥース!!!


そうです、この反り返った背筋、どう見てもフラのドレスよりピンクのベストの方が似合いそうな反り返りっぷりです!!!

もちろん、手も人差し指を立てた方がより相応しい………って、アレ???このマネキンの手、一体どこにあるの???特に右手…

いったいなんでまた手をそんないかがわしげな位置に……。
真っ先に思い出したのは「ズルい女」を歌うシャ乱Q時代のつんくさん(当時は♂は無かった)でした。
もちろんマイコーの「アオッ!」でもいいんですが、彼はあくまでもあの芸術的な踊りの一環としてああいう位置に手を持って来ているので、それほど違和感が無いんですよね(笑)。


手の位置のいかがわしさについては置いといて、姿勢の話題に集中しましょう。
とりあえずフラでトゥースはマズいです。
フラにおける「良い姿勢」とは、反った状態ではないんですね。

良い姿勢のダンサーというと、歴代のミスアロハフラで例えるならテハニ・ゴンザードさん(あくまでも「ミス獲得当時の」ね)、ナマカナ・デービス・リムさん、新しいところでマヘアラニ・ミカ・ヒラオ・ソレムさん辺りですかね。

この3人のうち私の推しは断然ナマカナさんです。
彼女独自の姿勢の良さと、彼女の所属するナーレイ・オ・カホロクーの豊かな感情表現が融合し、姿勢を崩す事無く説得力のある踊りを踊れた=「ダンスとしての美しさ」と、「フラならではの感情表現」を高いレベルで両立させられた事が、彼女の勝因の一つであったと私は見ています。

感情表現に神経が集中すると、姿勢が悪くなりがちです。
観客に訴えかけようとするあまり、前のめりになっているダンサーも少なくありません。
しかし、誰もいない場所で神様に捧げるのではなく、一人以上の観客の前でお見せするのであれば、ダンスとしての美しさにも心を配るべきだと私は思っています。

とはいえ、姿勢にばかり気を取られると、フラをフラたらしめている感情表現が希薄になり、つまらない踊りになりかねません。
また、バレエや社交ダンスなど他のダンスにおける姿勢を持ち込んでしまうと、まったく別のものが出来上がってしまう事にも注意が必要です。
分る人が見れば、頭からデコルテまでを見ただけで「あ、バレエやり過ぎだね」とか「社交ダンスが強いね」とかバレてしまうものです。

これは「他のダンスはやらない方がいい」って意味ではないですよ。むしろ他のダンスをやってこそ、相対的に「フラにあるべき姿勢」というのが浮き彫りになったりもするので、自分の中で異なるダンス同士の区別をハッキリつけつつ幾つかのジャンルを学ぶ事は、それぞれのダンスにおける向上につながります。


とにかく、他のダンス同様フラでも姿勢が非常に重要です。
そして、フラにおける「良い姿勢」とは何かと申しますと、くり返しますがトゥースではなく、「真っ直ぐな姿勢」です。

真っ直ぐ。簡単に思えますが、実際にやってみると意外と背筋を使いますし、慣れないうちは気を緩めると元の姿勢に戻ってしまいがちです。
特にデスクワークなどで自分の日頃の姿勢が悪いと感じている人は、美容と健康のためにも、是非フラの時だけでも姿勢を真っ直ぐにする事を心がけてください。

身体の芯さえ真っ直ぐになっていれば、あとの部分は力抜いてリラックスしていて大丈夫です。
芯を真っ直ぐにする事で、余分な力を抜いてもブレずに安定したフラを踊る事が出来るようになります。
そして、基本の真っ直ぐな芯さえ出来上がれば、腰なんて意図的に振ろうとしなくても自然にステップと一緒に揺れるようになります。


そうそう。
最近あるクラスに入った経験者の方が、「前の先生に『お尻を出っぱらかして踊れ』といわれた」とおっしゃったんですが、断じてそんな事はありませんからね。
腰痛になりたくなかったら絶対にやめましょう。



是非忘れないでいていただきたいのは、フラは「自然である事」を良しとする踊りだと言う事です。
そして、背中がトゥースなのも、お尻を出っぱらかしてるのも、非常に不自然な状態です。
本当に自然に身を任せてしまうと、踊りとしての美しさが損なわれてしまいますから、決してわざとらしくならないように、しかし確実に心を配って、身体の芯を真っ直ぐにしておく事が大変重要です。


もう1つ大切なのは、この真っ直ぐな姿勢はいかなるステップを踏んでも崩れない事です。
以前、メリモの前夜祭で日本の某グループが踊っていたとき、踊りが進むにつれて一人のダンサーの頭に載せていたレイポオが見る見るうちにズルズルと滑り落ちてゆき、最終的に床に落っこちてしまいました。
それは元の付け方が悪かったのではなく、彼女の上半身がうるさすぎたためです。
もしフラに相応しく上半身が静かな状態で踊っていれば、がっちりとピンで留めたりしなくたって、レイポオがズルズルと滑り落ちてくるなんて事は無いのです。

日本人に一番多いパターンとしては、何とかして腰を振ろうとして、あるいは振っているように見せようとして、腰と逆方向に上半身がずれるケースですね。
っつーか、さっきの尻を出っぱらかした姿勢といい、どうしてそんなに尻を強調しようとするんだ(笑)。


思うように腰が揺れてくれないと、つい焦って上半身を何とかしようとしたり、膝をパカパカ前に出して踵をピョコピョコ上げたりして取り繕おうとしたくなりがちですが、そんな小細工に逃げないで、地道に気長に自然な腰の揺れを身に付けていきましょう。


実はもう1つ、例のジョジョ業者さんがご提供くださった美味しいネタがある…というかそっちをメインディッシュにしたいんですが(笑)、幸い女児が寝てくれたので(つまり今まで起きてたんだねあのおそろしい餓鬼は)、今日のところはこれにてお開きです。
続きはまた明日お送り致しますね

11月6日(水)のつぶやき

2013-11-07 02:50:59 | 徒然話

スーパーでお会いした旧知の方に「ケイキクラスやらないの?」と聞かれた。やりますケイキフラ。四代目がもう少しまともになったら開講しますので、続報をお待ちくださいね。最初から「ホンモノ」を習う事がとっても大切です♪


ケイキクラスはインストラクターに丸投げしてる先生もいるという話を聞きましたが、スタジオMは幼児から他クラス同様主宰者による直接指導を致します。あとものっすごく怖い先生もいるという話を(ry、ウチはそんな事も全く無いので安心です(笑)


ちなみに、意外と知られてませんがウチは今でもお子さん歓迎です。スタジオは小学生以上でお母さんも一緒ならOKです。各地のサークルはそれぞれのメンバーにお任せしてます。過去に年中さんが入った所もありますよ。


あ、お子さんと一緒に入るのは、お母さんに限らずおばあちゃんでも叔母さんでもとにかく「関係者の成人女性」ならオッケー(笑)


ろまんちっく村に仮装した案山子が並んでる。大人でも遠目には若干驚くくらいなので、2歳の女児には結構コワイと思うのだが、怖いと言うのはプライドが許さないらしく、「ちょっとこわくない」という不思議な感想を述べていた。



11月5日(火)のつぶやき

2013-11-06 02:55:00 | 徒然話

皆「うおおおおお!!!まどマギだああああああ」
TV「では本編の前にまどマギ大好き芸能人の・・・・」
皆「死ね」

福田 良奈さんがリツイート | RT

ホントこんなくだらない話聞かされると知ってたらもっとゆっくり風呂入ったのに…… #まどマギ


書店男子www書店大好きだがその発想は無かったwwwww



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