舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

指輪物語

2008-09-06 04:06:26 | カエル偏愛
じつに久しぶりに指輪を買いました。

本当は私は指輪が大好きで、ハワイに行くたびに買い求めておりました。
ところが、特にお気に入りだったGUESSの3連の指輪を嵌めたまま荷物を持ち上げたら指輪が曲がってしまったり、突起の多いデザインだとすぐどこかにぶつけて傷つけてしまったり、私ほどの無神経になると指輪すら無事に扱えません。
それならばとシンプルな指輪を選んでみたら、マミちゃんから「結婚指輪みたい」と言われて気持が悪くなって捨てました
以来数年間、まったく指輪を買わない日々が続いていたのです。

しかし私は水面下でつねに理想の指輪を探し求めておりました。
理想の指輪...そう、もちろんカエルです
昔からカエルの指輪は持っていましたが本物ではないので皮膚がかぶれてしまい、安心してつカエル本物がほしかったのですね。

池袋の東武に行った際、それは愛らしいカエルの指輪を見つけたのですが、ブシュロン謹製の100万円の代物じゃあとてもムリ。いえ、逆にそこまで非現実的な値段だと惜しい気すらしないからいいですが(笑)。

ちなみに、同じブランドが世界に数本というカエルの腕時計も作っており、そちらは3100万円でした。非現実的を通り越してほとんどギャグとしか思えません。だいぶ上等なフェラーリが買えます。

幸い、私と意気投合したカエルさんはそれらに比べて遥かに現実的なお値段でした。
見つけたのは宇都宮の東武の催事場で、なんと去年のフラステージを覚えている店員さんがいらっしゃるお店でした。
出会い方としてはお見合いに近く、東武の社員の方が私のカエル狂を覚えていて、このお店にいることを教えてくださいました。
そして対面するなり「キミ、家に来るゥ?」といつものナンパを開始。
しかし会話するまでもなく、指にしっかりつかまってニッコリとこちらを見上げてくる愛くるしい容貌にやられ、一も二もなくゲットいたしました。

カエルさんは緑色の目をしていて、身体もきらきら輝いています。
画像では顔近辺しか見えないけど、おてても足もちゃんとあるんですよ。これなら私が目を離した隙に指輪から離れて歩き回ることもできますね。

うちのドン・かえるちゃんもこの子をいたく気に入り、「きれいなかえる~」と褒めそやしながら頬ずりしています。
あ、言い忘れてたけどサイズもピッタリで、私の右手の薬指にジャストサイズでした(私は右手の薬指と左手の中指を指輪用と決めています。若い頃は全部の指に嵌めたりもしてたけど)。
そこも「私を待っててくれたのね」感が高まるツボでした。

そんなわけで今、私の右手は包帯巻いたり(人さし指)指輪嵌めたり(薬指)と、なんだか複雑な事になってます(笑)。

サプライズ!!

2008-09-05 04:03:40 | ダンス話&スタジオM
今日はある大手化粧品会社のお招きに与り、パーティーでワンポイント講習会をして参りました~

会場は東日本ホテルのそうとう大きなお部屋で、一日がかりの大規模なパーティーの終盤、ちょうどお食事が終わるころに講師として登場することになっていました。

サプライズ講師なので時間前から会場をうろつくわけにいかず(て言っても一度会場を見に潜入しました...何も知らない出席者の方は我々を目撃して「何このケバイ人」と不審に思われたに違いありません)上の階の控室で待機し、時刻ギリギリになってから社員の方の手引きでいよいよ入場です。

入ろうとすると中から司会の方が「オアフ島のイリマフラスタジオで」などと聞き覚えのあることをおっしゃっているな~と思ったら、我々の紹介が始まっていたのでした(笑)。
私としては後ろからコッソリ入ったつもりだったのに、我々が入るなり皆さんの視線がこっちに集中してけっこうアガりました。
それもそのはず、広大だと思っていた会場は満席で、200人はいらっしゃろうかという大勢の方々にいきなり見つめられたのですから

司会の方が十分に紹介してくださったので、まずは自己紹介がわりにデモンストレーションから入りました。
我々の両脇の大型スクリーンには、踊る姿がリアルタイムで映されていますゴージャス

そして何よりお客さまのノリの良いこと
ちょうどテンションが上がった頃合いだったのか、もともと和気藹々とした雰囲気の皆さんなのか、とにかくデモンストレーションを踊っただけでとても盛り上がってくださいました

そんな雰囲気ですから、「ではレッスンに入りますのでよろしかったら壇上へ」と呼びかけたところ、ここはハワイアンズと錯覚しそうなほど多くの方が壇上へお越しになったのです!!
いえ、本家のハワイアンズさえ当初は体験コーナーにそれほど参加してくださらなかったはず。今日だって会社の方に「もし前に出る方が少なかったら、どなたかご指名で出ていただいてくださいね」とお願いしておいたのですが、まったくの杞憂でありました。

会場内のテンションが非常に良かったおかげでレッスンは大変な盛り上がりをみせ、終わるのがあっという間でした。
壇上の方にも席で体験してくださった方にも楽しんでいただけたようで、本当に良かったです

FOMA L852i

2008-09-04 03:54:45 | 徒然話
昨日の当て逃げの件は先方の運送会社および保険会社との話し合いに決着がつき、うちのRさんは無事治していただけることとなりました。
もう治してもよいとのお達しが出るや否や修理工場に直行してRさんを託して参りました。
やはり前面は取り替えなければならなさそうです。また、助手席のドアからも怪しい音がしますので、外観が大丈夫そうでも一応ひととおり診てくださるようにお願いしておきました。

修理工場の代車が出払っているとのことで、先方の保険会社の方でRさんと同等クラスのレンタカーを用意してくださることとなりました。
メーカーも違うのに「同等」って難しくない?と不思議に思っていたら、だいたい馬力が同じくらいの大きめの乗用車を貸してくださいました。

この乗用車にはRさんにはついてなかった珍しい機能(バック時に後ろの映像がカーナビに映るなど!!!)もあり、「世の中にはこんなハイテク車もあるんだぁ」とカルチャーショックしきりです。
Rさんが全快することを祈りつつ、レンタカー大切に使わせていただきます。


そして今日、今まで5年と3ヶ月大切に使ってきたmovaをついに機種変更する時がやってまいりました。
新しい機種はソフトバンクのiPhone...ではなく、ついに個人向けサービスの始まったブラックベリー.......でもない、L852iというFOMAの携帯です。

ブラックベリー発売後の数日間、確かに私はこれにしようかどうしようかそうとう悩み、東京のブラックベリー取扱店からパンフレットを送ってもらったりもしました。

しかしブラックベリー、あまりにも問題がありすぎたのです。
iモードがいっさい使えないことはまあよい。ゆえに絵文字(動くカエルの悩殺絵文字含む)が使えなくなり、毎日楽しみに見ているニュース速報サイトも読めなくなることだって我慢できます。
でも、これらにカメラが搭載されてないのとMacintoshが使えないのまで加わっちゃあ、いくらなんでも悪条件が多すぎます。

カメラがなくて何が困るってゆきずりのカエルたちを撮れないことです。
今回買い換えに踏み切ったのだって、ついにカエルを撮り貯めた携帯のメモリが底をついたためだったのです。
メモリーカードに移せばいいという声も聞きましたが、大事に撮ったカエルたちはランダムで待受画面に出るよう設定されていますのでそれはムリ。

なら他のデジカメで撮ってブラックベリーに取り込めばいいのですが、なんとうちのMacを使うことはできず、今までの携帯とデータをやり取りすることもできないらしい。
これではブラックベリーの良さをまったく活かせません。たんにPCを二つ持ってるだけみたいなものです。片方が据え置き形のPCだったらブラックベリーを持ち歩き用にするメリットもあるけど、家の外でPCを使いたいだけならうちのMacで充分事足ります。

そんなわけで悩みに悩んでいたその時、まるで運命のように「この携帯にすべし」という啓示が下ったのです。
L852iはもともとFOMAの中でも激しく異彩を放っており、黒一色のシンプルな外観とタッチパネルのみで操作できるスマートさが私好みで、ただiPhoneがドコモから出るか否かの瀬戸際だったために買わないでおいた機種でした。

昨日急に思い立って触ってみたら、これが予想以上に使いやすくてすっかり一目惚れ。
しかもこの普通じゃない外観に反し、iPhoneやブラックベリーと違って普通にiモードが使えるというのも有難い話です。
今日改めてドコモショップに足を運び、使用言語を英語に設定できることを確かめ次第、即決してしまいました。

5年以上連れ添ったmovaが「圏外」になって戻ってきたのを見るのはやっぱり辛かったですけどね...
まあ、いつかはこうなる運命だったのですから仕方ありません。
それに一昔前と違って端末が強制没収にならず持ち帰れるようになったので、いつまでも手許に置いておけますし、数百枚撮りためたカエルたちの画像だっていつでも見られます。

新携帯にはセットでストラップがついてます。
しかしこれ、たんなる筒状のストラップと思いきや、引っ張ればびにょ~んと伸びてパネルをタッチするためのペンに早変わり
ほかにパネルを拭くための専用クロスもついてるんですが、我が侭言えばこれも携帯にくっつけるなり収納できるようになってればいいのになあ。
なんせタッチパネルなのですぐ指紋が気になるのですわ。

あとパネルを保護するため専用ケースもついてます。
黒一色の何の変哲もないケースなのに「サフィアーノ」という、昔の自分の小説に出てきたキャラに酷似した仰々しい名が付いてます(笑)。
それに、何の変哲もなさ過ぎてストラップを付けるところすらないので、いつ無くしてしまうか気が気ではありません。
私のようにだらしない人間は、改造してでも本体につなげた方がいい気も.....。

ゲットしてまだ数時間であるにも関わらず、この携帯は高いシンクロ率を示しています。
末永く相棒として仲良くしたいですね。

とほほほ。

2008-09-03 02:34:25 | 徒然話
さっきトラックに当て逃げされてしまいました。

いえ、正確には車ナンバーもトラックの会社(東武運輸です、ちなみに)もばっちり見たのですぐ足がつきましたし、とりあえず怪我などはないようなんですけれども。
それでも警察のご厄介になり、マミちゃんなど警察署を2往復もして、まったく「とほほほ」な一日でした。

片側2車線の場所で右折しようとウィンカー出して停止していたとき、件の東武運輸のトラックがうちの車を無理矢理追い越して右側車線に戻ろうとしてぶつけたようです。
東武運輸に電話したところ、ナンバーからすぐどこに所属しているどの車かが分り、警察署まで呼んでいただきました。
うちの車と東武運輸のトラックの傷跡が合致しましたので、裏付けも取れました。

もっとも東武運輸のトラックのドライバーの方は「ぶつかったのに気づかなかった」とのこと。
トラックのような大型車になると、後方がぶつかってても気づかないこともあるんだとか...。保険会社や警察の方々もそうおっしゃってるんだから、嘘ではないのだと思います。
その割には我々がすぐ後を追うと急激にスピードを上げ、赤信号も2度ほど見切り発進したりして、あれが逃げるためにスピードを上げたんじゃなくいつもあの急ぎ方なのだとしたら、東武運輸さんはずいぶん忙しいのでしょう。

自分達に怪我がなかったといえ、愛車・Rさんのひどい怪我を見たときはあまりにも可哀想で涙が出ました。
美しいブラックサファイアメタリックの肌が無惨に凹み、ミラーのカバーも取れてしまっていたのです。
保険の手続きが一段落したら、一刻も早く治してあげたいところです。前側総取っ替えになってしまうのかもしれませんが...。
うちのRさんはボルボの中でもマイナーな子です。もともと生産台数が少なかった上、もう二度と同じものは作られないと思われます(同じものが手に入りゃいいってものでもないですし)。
とにかく廃車にならなかっただけ良かったと言わざるを得ないでしょう。

それより可哀想だったのは東武運輸のトラックです。
日頃からの無茶な運転によってか、あちこち傷だらけでボロボロだったとか。
ドライバーに乱暴な運転をされても車は抵抗できません。うちのRさんのようにこの東武運輸のトラックに傷つけられた車もたくさんあったかもしれないけれど、それはトラックのせいではありませんし、トラック自体も傷ついてしまうのです。
機械に深い情を感じる私としては、そんな境遇におかれている車があることが堪りません。


でも、そんな私以上に堪らないのが今の福田総理じゃないでしょうか(いきなり話題ぶっ飛び)。
東武運輸のトラックなみにボロボロなあの人の境遇には同情を禁じ得ません。もともと、私は世間の支持率に関係なく福田さんがそんなに嫌いじゃないですし。
だって今の日本の状況は、どう考えてもあの人ひとりのせいではないでしょう。誰が総理のポストに就いたって(程度の差はあれど)こういう目に遭っていたであろうことは想像がつきます。

それは総理の力不足のせいだけではなく、何かっちゃ気に入らないと言って引きずりおろそうとしてくる周囲のせいもあるんです。
どうしてもっと「たしょう気に入らないけど、ほかに適任者もいないことだし仕様がない、ここはひとつ日本のために総理をもりたててやるか」って気にならないんでしょう。
そういう「消極的なサポート」だって無いよりは遥かにマシだったはず。福田さんも「無責任だ」「投げ出しだ」などと罵られるような辞め方をせずに済んだはずです。
そんなことできない、あんな総理は断じて許せん!!と言うならチマチマと妨害しとらんで、クーデター起こしてでも政権を握ったらよろしい...って、そういう気骨がないからチマチマしてるんだろうなあ(笑)。

福田さんが辞めるとなると後釜は麻生閣下とくるんでしょうな。
私は麻生閣下が大好きです。もちろんオタクだからです。
アキバで演説してくださる麻生閣下、ご本人も意欲がおありのようですし、ぜひとも総理になっていただきたいところです。

麻生総理誕生の暁には、内閣支持率アップのために新聞社の調査に答えまくるなど微力を尽くす所存ですぞ。
ただこのおそろしい政界の中で、麻生閣下が福田さんのような苦しい立場に追い込まれることだけはないようにと願ってやみません。

ミッキーマウスの憂鬱

2008-09-02 02:33:22 | ぼくはこんな本を読んできた
『ミッキーマウスの憂鬱』
松岡圭祐 著
新潮文庫、2008年



あまりにもすごいタイトルに衝動買いしました。
いえ、最初は『ブラックジャックによろしく』て漫画に本物のブラックジャックが出てこないと同じたぐいのネーミングかな...と話半分に手に取ったのですが、どっこいこの本は本当にミッキーマウスが出てきます。しかも舞台裏の。

この作品の舞台は某舞浜の超有名テーマパーク...って、感想書く私が自粛しても空しくなるくらいおもいっきし「東京ディズニーランド」て明言しとります。
そもそも出だしの第一語からして「ジャングルクルーズ」...いいのかオイ。

そもそもディズニーというのは版権にうるさいことで有名なところです。
ハロウィーンの仮装準備を進めるべくオーダーメイドのコスプレ専門店に問い合わせたところ、「ディズニーキャラは版権がうるさいので作れないんです」と言われてしまったくらい。
う~、たとえたった2日間のためであろうと、この私が手作り感丸出しの素人コスプレ着るなんて死んでもプライドが許せない...って今日はその話題じゃないんだってば(笑)。

ただでさえ版権問題にシビアなディズニーだというのに、あろう事かこの作品はディズニーランドで働くバイト君が主人公で、バックステージの描写がもりもりと出てきます。
うわわわ、ホントにいいのかオイ。「オリエンタルランド」を「オリエンタルワールド」と言ったり、ショーやパレードの名を申し訳程度に変えたりしたところで、私にゃ「焼け石に水」という諺しか思い浮かびませんぞ。

そりゃ描写がどこまで本当かは分りません。じっさい、私が一部筋から聞いた情報と少なからず異なっているあたりを見ても、ここに描かれていること(の多く)はフィクションなのでしょうね。
しかしそんなことはどうでもよい。重要なのはこの作品がべらぼうに面白いという、その一点に尽きます!!!


主人公の後藤青年は今日からめでたくディズニーランドの準社員になったバイト君です。
しかしこの後藤君、あ~、ぶっちゃけそうとうイタめです。
でもこういうタイプ、確かにディズニー就職志望の若者の中に紛れ込んでそうなキャラではあるな(笑)。
一見同じ「ゲストに夢を与えたい!」って理想に燃えて就職したように見えても、後藤青年みたいな若者は純粋にディズニーを愛する人々とは明らかに違いますね。

じつは私もそういう人をディズニーの従業員の中に見出したことが何度かあります。
爽やかな笑顔を浮かべているし親切なんだろうけど、どうも笑顔も親切も押し付けがましい。子供を見ると「ボク/ワタシは○○なのカナァァ~~???」なんて口調になってしまうタイプの人々です。
う~むぅ、純粋なディズニー愛と何かが違う...と思っていたら、後藤青年を見てよく分りました。こういう人たちってディズニーそのものではなく「夢を与える自分」に酔っちゃってるタイプなんでしょうな。
この後藤青年もランドに遊びに来た経験はたったの一回だそうです(笑)。

後藤君はそのイタさ故、何度も空気を読まない口出しを繰り返して状況を引っ掻き回したりムダな叱責を食らったりしています。
しかしこの口出し体質が思わぬ活躍につながるんですから世の中分りません。

後藤君に限らず、ディズニーの表・裏に登場する人物像がものすごくカリカチュア的で面白いですね。
第一にオリエンタル「ワールド」正社員の面々。それも重役ではなく、大したことない下っ端の方が偉そうに振舞ってるというアリガチな人物像を、やり過ぎなくらい皮肉たっぷりに描いてます。
こういう人間は世の中のどんな集団にもいると思うんだけど、ディズニーの正社員のキャラクター、リアリティありすぎです。あすこの社員にはマジでこういうキャラいるんじゃないかしら。もう彼等を色眼鏡抜きでは見られなくなりそう(笑)。

もう一組、小説前半のシンデレラ城のシーンに出てくる子供!!というより親子!!!
いるいるいる~~~。てか、ディズニーランドで見たことある~~(笑)。
こういう人達はディズニーへの愛がないからマナーが守れなくなっちゃうのかなあ(※愛の有無に関わらずマナーを守るのは人間として常識では?ほかのゲスト、特に礼儀正しい親子連れに対してとても失礼だ)。
ディズニーに行って何が辛いって、こういう人たちを見るのが一番辛いです。
多分作者の方もそういうゲストをいろいろ目撃されたんでしょうね。親が注意しないのをいいことに横暴さを増す子供の描き方も容赦ないけど、それに対する父親のリアクションに含蓄を感じます(笑)。あえてモンスターペアレントに描いてないところがいいですねえ。ほとんどイソップ寓話のようです。

これだけ登場人物を含みタップリに描いていながら、ミッキーは裏でもちゃんとヒーローです。
詳しくは書けない(「ネタバレになる」のと「禁句に触れなくちゃならなくなる」ため)けれど、オンステージのミッキーだけ見ているよりさらに惚れそうなくらいカッコよすぎます。
まさかディズニー側との協定で「好き勝手書いてもいいけどミッキーだけはカッコ良く書いてね」とか取り決められてるんじゃないかと勘ぐりたくなる勢いです。

まず私がポリネシアンテラスや朝練で注目した「ミッキーのプロ意識の高さ」がしっかり描かれ、それだけで私のような職人好き・プロ好きは充分グッときます。
そのうえ、中盤以降ディズニーリゾートを揺るがしかねない大事件(の内容はやはりネタバレと禁句の使用を避けるため自粛)が起こると、ミッキーはやはり骨の髄まで(※婉曲表現)ヒーローだったということが明らかに!!!
ひたすら保身に走り醜いエゴをさらす正社員たちを後目に、誰の指示もうけずに正義感溢れる行動を取り、主人公・後藤青年と一緒にディズニーを危機から救うのです。

最初この作品は私のような黒いディズニーファン向けの作品であり、純粋なファンの人にはお勧めできないかな~と思って読んでいたのですが、衝撃的な(というより身も蓋もない)描写にめげずに読み進んでいけば、カッコいいミッキーやキャストたちの頑張りに触れ、よりいっそう「ディズニーはいい!!」と思える感動の大団円を見ることができます。

ストーリーを紹介するのが難しいほど身も蓋もない禁句で溢れかえっているので(なんせストーリーの鍵を握るのがミッキーの着ぐ..........いや、やはり禁句に手を出すのはやめておこう)、この感動を味わいたい方はぜひご自分の目でお確かめください。
「あり得んッ!!」と絶叫しつつも「バックステージが本当にこんなんだったらいいな、少なくともミッキーは骨の髄まで(※婉曲表現)ヒーローに違いない」と考えれば、読書も次回のディズニー行きも数倍楽しくなりそうです。

いまさら北京五輪、など

2008-09-01 02:35:22 | 徒然話
ひさしぶりに「ブログ通信簿」をやってみました。
いくつかの項目に対する5段階評価はとうにどうでもよくなり、ひたすら性別欄と年齢欄を楽しみにチェックしています。

相変わらず「推定性別」が女性のままなのは萎えますが(願わくば「不詳」でありたい)、「推定年齢」はめでたく低下に歯止めがかかって快調に上昇し、親の年齢を追い抜きました(笑)。
現在59歳。おお、めざせ還暦!!

今日は『となりの801ちゃん』アニメ化中止という悲しいニュースがあった一方で、北海道マラソンが観られたのは嬉しかったです。
何がうれしいって、久々に箱根の山の神・今井さんが観られたことです

今井さんは去年までの箱根駅伝の険しい山登りで超人的な活躍をしたあと、順天堂大を卒業されました。
今年のお正月は卒業後だったので箱根での活躍が見られず寂しいなあと思いつつも、あれほどの力を持っている今井さんのこと、きっといつか別の大会で観られると楽しみに待っていたのです。

はたして今井さんは今回の北海道大会にてめでたくマラソン初出場となりました。
招待ではなく一般参加でありながら、コメンテーターの小倉智昭さんも今井さんに注目。結果は10位と、デビュー戦にして素晴らしい好成績だったといえましょう。流石です。

なんたって卒業したての若い今井さんのこと、活躍されるのはまだまだこれからです(その点、選手の平均年齢が比較的高いこのスポーツはいいですね)。
国際的なマラソン大会はもちろん、4年後のロンドン五輪を目指して頑張ってくださいまし!!


で、その五輪です(←ようやっと本題)。

ついに終わってしまいましたね北京五輪...って今さらかい!!!
終わったの先週じゃん。そうとう今さら感が漂いますが、閉会がうちのイベントと重なってしまったんでしょうがない。

も~開会式から口パクだのCGだのイロイロありましたよな(←小生は選手入場にばっかり気を取られて口パクに気づかなかった愚か者です)。

というか、口パクは別にいいじゃんと私個人的には思います。
いいえ!!!中国政府のしたことが正しかったという意味ではありません!!!!

口パクという行為自体は、ああした舞台演出上で行われ得ることだと、普段からアニメやインド映画(※あの甲高い歌声はほぼ100%女優さんではなくプロの歌手です)を観ている私は思うのです。

あの演出の何がまずかったって、口パクしたことそれ自体ではなく「口パクを舞台上で演じた少女と歌声の持ち主が別人だったにもかかわらず、歌った子のことを何ひとつ表に出さず舞台上の少女のみの功績にしちゃった」ってことです。

たとえば「自分は決して表に出ない」というポリシーの声優さんもいらっしゃると思いますが、番組の最後に必ずキャスト名が流れます。あ、『サザエさん』のタマは別として(笑)。
でも開会式で歌った少女は「自分のことがいっさい出ない放映を見てショックを受けていた」というのですから、まさか本人が出るのをいやがったわけではないでしょう。
だから演出の都合上(それだってかなり勝手な「都合」だとは思うけど)どうしても演じ手と歌い手を別の子にしなきゃならなかったのなら、せめて歌の最中や前後に本当に歌った子の顔と名前をきちんと表示すれば良かったのです。

レッスンの最中に始まった開会式と違い、閉会式は最初から最後まで一通り見られました。
しかし場外で花火が揚がるたびに「おっとぉ、これは本物か!?」と疑る姿勢になってしまうことを止められませんでした(笑)。

で、そんな放映の途中で流れた中国語のアナウンスの中に、マミちゃんが目(耳?)ざとく「シ~ジ~」という言葉を聞きつけてしまったのです。
シ~ジ~? CG??? うわあ、やっぱりそうだったのかああ!!!


...は、話をオリンピックに戻しましょう。
今回はいつになく私も日本人選手を応援しました(笑)。
それもひとえに先程も出てきたフジテレビの小倉智昭さんの影響にほかなりません。

私は小倉さんがとても好きです。だってプロなんですもの。そして、プロのお仕事をとても楽しんでいるんですもの。
小倉さんのはしゃぎっぷりを批判する人もありますが、自分の仕事を存分に楽しんで何が悪いのでしょう。
ただ義務感だけでひたすら終業時刻を待ちながら嫌々するのばかりが仕事じゃありません。どんな仕事であっても、やりがいや楽しみを見出せるのが理想の働き方だと私は思います。

そのうえ小倉さんは無責任にはしゃぐだけでなく、プロとしていろんな分野(主にスポーツや音楽ですね)への造詣が深いところが素晴らしいです。
オリンピックにしたって、誰もが注目してる選手や競技だけでなく、ほかの人が目を留めていないけれど実はレベルの高い選手たちに早くからチェックを入れていて、ろくな下勉強もせず北京に飛んだ急ごしらえのタレントキャスターとは一線も二線も画しており信頼が持てます。

でも小倉さんが本当に偉いのは、普段の番組でも自分の知らないことは「知らない」とハッキリ認める点です。
たとえば番組で何かの特集が組まれた時、メインキャスターは直前の打ち合わせでもらった資料から仕入れた付け焼き刃の知識だけでいかにも知った風に対応することもできるはず(というより多くの人がそうしてます!?)。
なのに小倉さんは潔く分らないことは分らないと言い、専門家からは初歩的と思われるような質問でも臆せず訊いたりします。
それって、「自分には一朝一夕ではまかなえない専門分野がある」という自信の裏返しだと思うんですね。
自分自身、深い造詣を持っている領域があるからこそ、専門外の分野を分ったフリすることはできないと誰より良く知っているのでしょう。

興味のないことには「オレ興味ないもん」とバッサリ言うところも正直で好きです(笑)。そのかわり得意分野や興味のある事柄に対しては徹底的に知識欲をむき出しにするんですよね。
そのへんは私やマミちゃんにも相通ずるものがあるんで他人の気がしないのかもしれません(笑)。

あれ、やっぱり競技そのものの話に入れないな。それこそ私にとっちゃ専門外の分野だからかな(笑)。

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