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舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ジャミング・ウィズ・ガニメデ慕情

2008-04-17 03:14:31 | 徒然話
書くネタが山積してるとゆーのについうっかり『カウボーイビバップ』話に没入してしまいます(笑)。

というわけで今週は「ジャミング・ウィズ・エドワード」「ガニメデ慕情」の二本立てでした。
いや~、ハワイから戻ってフェスタも無事終わり、『ビバップ』の世界に舞い戻ったときの安堵感ったらなかったですね。フ~やっとここまでたどり着いた、という感じでした。

二本とも180度雰囲気が違いますが、いずれもレギュラー陣に焦点をあてた作品です。
まず「ジャミング...」は、いよいよ最後のレギュラー・「エド」が登場する話です。
グーググーググーグーググーググー(←いい加減にしろって)

エドは猫みたいな(猫目だしぐにょーと伸びるし「んにゃ~~」とか言うし)女の子ですが、その正体は稀代のハッカーです。
その天才的スキルが縁でビバップ号に近づき、首尾よく一員になるの巻。
「ガキとケダモノと跳ねっ返りの女」が嫌いなスパイクは内心穏やかじゃないようですが(そりゃそうだ、その三者がみんな揃っちゃったんだから)、こののちビバップ号のバウンティ・ハントはこの子のハッキング能力にかなり助けられるようになるのですから、文句言っちゃいけません。
オトナの話を混ぜっ返しまくるこの子のキャラ、私は嫌いじゃないですけど。

そして後半の「ガニメデ慕情」はもう、オトナの話の王道です。
オトナすぎて浪花節入ってます。スパイクも盛んに「浪花節だねェ」と苦笑してました。

というのも、この物語の舞台はジェットの故郷で、彼がかつての恋人と暮らした街なんですよ。
しかしその恋人はジェットを残して出ていってしまった。そして今、彼女は新しい恋人(これがまたおそらく年下のチンピラ)と場末の飲み屋をやっている...おお、完全なる浪花節。

しかしその恋人のチンピラには殺人罪で賞金がかけられていました。
水上ボートで逃げる二人をジェットは淡々と、しかし確実に追いつめていきます。
夕暮れの港町、水面に夕陽がきらめき、絶望のまなざしでジェットを見上げるかつての恋人の横顔を照らし、BGMには物静かなフォークロア調の音楽が。
たまらなく渋くて美しいシーンです。

そしてついにジェットが二人を追いつめ、チンピラが捕まるそのとき、ジェットは極めつけに渋い声で彼につぶやきます。
「強くなれよ...そして、守ってやんな。」
それはジェットが過去と決別した瞬間でありました。ひとり背を向け、ガニメデの港に思い出の懐中時計を放り捨てて立ち去るジェット。

いや~~~、渋いね。最高です。
普段スパイク派(裏ではヴィシャス派だけど)の私も、うっかりジェットによろよろいきそうです。
ま、本来私の好みはこのくらいの年齢にあるわけで、やはり男性の魅力は40代から...


ええ!?ジェットって36歳!?!?


ぎゃああ、今設定資料集を開いてみたら、ジェットの年齢は36歳と出ております。
嘘だろう。若すぎるだろうそれじゃ。マーク様でさえ今年48なのに。せめて40は超えていないとこの渋さは出ないはず。
そりゃ、渋いのは声優の石塚運昇さんの功績もあるでしょうが....。

ま、世の中には幾つになってもカワイさがぬぐえない元わが師匠47歳男性とかもいるからな。渋いのに年齢は関係ないのかも。
今現在が渋くて素敵なら、それでヨシってことで

流行!?!?

2008-04-16 01:46:52 | ダンス話&スタジオM
さて、メリモとフェスタと、どっちから話したらいいのかわからないな(笑)。
時間順にいけばメリモだし、でも記憶が新しいのはフェスタだし、どういう順で書いていこうか悩みつつ、今日は双方に絡むネタです。


今年のメリモで何より激しく驚いたのは、今まさにウチがやっている曲を三団体もが踊ったことです
日光のスタジオで例の貴婦人ドレス(と、こないだのフェスタで言われました)を着て踊っている「あの」曲です。

この曲は前からメリモで用いられることがないわけではないのですが、それにしても同時に三組が披露したのなんておそらく初めてです。
一組目は前夜祭、アンクル・ジョニー・ラムホーの直属(ハワイの人たち)のグループが踊りました。
二組目はミス・アロハ・フラ、踊りの優雅さとセンスの良さで私たちの大好きな教室からエントリーした女性でした。彼女の踊りは素晴らしくて、我々の意見ではダンサーとして見たら彼女がミス候補だったほどです。
そしてまさかの三組目、アウアナの夜にアロハ・デリレイ先生のチームが入退場曲として使いました。振付けとしてはここのが一番近かったですね。

この曲が流れるたびに隣のマミちゃんと顔を見合わせ、問題の危険なベンチ席から落ちそうになりつつも「う、うおお~~~」とコーフンをあらわにしておりました。

とはいえ、このような偶然の一致は今に始まったことではありません。
数年前も二年連続でウチの新曲がカムエラの曲と偶然かぶり、驚愕したのを覚えています。
そのうちひとつは「カノホナピリカイ」で、あのあと日本の各団体がこの曲をこれでもかこれでもかと踊り始めましたから、天邪鬼で人と同じことをやるのが嫌な我々としては、早々と踊っておいてよかったです。

今年のカムエラの曲は我々のそれとは違いましたが、今度はブラウスのテイストがかぶりました
トリでカムエラが出てくるなり、「ちょ、ちょちょちょ、あのブラウス!!!」とマミちゃんと小突きあったほどです。
ただしシルエットの出来映えはうちの方が綺麗と自負してます(笑)。

ブラウスばかりではありません。今回、我々は貴婦人路線で行きましたが、今年はまたそういうチームがおそろしく多かったです。
何がおそろしいって、あのマーク様のやんちゃなワヒネまで白ブラウスにロングスカートに靴履きだったのですよ
これにはほんとに驚きました~。マーク様のワヒネだけは、こういう路線の装いをすることはあり得ないと思っていたもので。
マーク様だけでなく、今年はこの手の服装をしたチームがやたらめったら多かったです。
こういうコンペの場合、装いはすべて曲を基準に決めるわけですから、服装の傾向というよりは選曲の傾向なのでしょうが...。
もちろん、うちと同じ曲を使った人たちはみんな貴婦人系の装いでしたよ

メリモで多用されたスタイルが今年のトレンドを作ってまいりますので、これまた早々と貴婦人系を作っておいて本当に良かったと思った次第です。
でも我々は、会場バードウォッチングを続けた結果もうじき貴婦人系が来る来ると盛んに言っていたわけで、これは偶然の一致とは言い切れません。

まっ、そんなことは私ごときのファッションセンスでも分かる範疇の傾向であり、マミちゃんなどはもう少し踏み込んだところまで見ています。
今年ファッションについて特に思ったのは「着眼点はいいのに仕上げが甘いところが多い」ということだとか。
あの様子だとまた何かを掴んでいるのではないかと思います。

メリーモナーク2008

2008-04-15 03:12:48 | ダンス話&スタジオM
こちらがメリーモナークフェスティバル2008のプログラム表紙です。
ちなみに今年の大会公式Tシャツもこんな感じ。ちょっと日本で着るのはどうだろうというハデハデ赤でした。
うちはTシャツを着ないのでどのみち買わないけれど(笑)。

プログラムを開くと例年どおり、「歴代優勝者」の冒頭部分にわれらがルーツ「ルイス・カレイキ・フラスタジオ」あるいは「イリマ・フラスタジオ」の名を見つけることができます。
書かれている内容は毎年変わらないんだけど、いつも敬意を表してプログラムを開いたらとりあえず一番最初に確認。


ご存じない方のためにもう一度、スタジオMのフラのルーツを紐解いておきましょう。
「イリマフラスタジオ」は母マミちゃんが1970年代に所属していたオアフ島の教室で、クムフラはアンティ・ルカ&ルイス・カレイキのご姉妹です。
彼女たちはめったに踊ってくれなかったそうですが、その雲の上で舞うような優美な踊りは、今もマミちゃんの目に焼きついて離れないのだとか。

しかしそのクム、踊りが素晴らしいだけではなかったのです。
物事を深く考えないマミちゃんは当時何一つ気にしていなかったのですが、クムが亡くなってから数十年経った今もハワイの人々の間でクムや教室の名があまりにも知名度の高いことを不思議に思い、ようやくどうやらそうとうな有名教室であったことに思いいたりました。

それもそのはず、アンティ・ルイス・カレイキとは、メリーモナークを現在の競技会形式にした張本人だったのです!!!
ほかにも現在活躍する著名なクムフラが「自分の教室を立ち上げるのを援助してくれた」とアンティ・ルイスの名を挙げていたりして、有名なだけでなくかなり偉大な人物であったらしいことが分かってきました。
そういうことをちまちま調べあげるのは私の性格だな。

っつーか、おいおい知らなかったのかよマミちゃん。それで素敵な踊りだとかのたまっていたのかよ。不遜すぎやしないか。
もっとも彼女の判断基準はすべて「素敵であるか否か」に尽きるので、どれほどの権威を背負っている人物であろうと、その人の踊りが素敵でなかったら、あるいは衣装のセンスが優れていなかったら、マミちゃんの前ではどんな威光も意味をなさないのです。
逆にいえば、アンティ・ルイスの成し遂げた偉業を差し引いても、マミちゃんにとって彼女は十分に尊敬できるすばらしい踊り手であったということですね。

メリモへの旅は自分自身のルーツと再会する旅でもあります。
私が生まれた時既にクムは亡くなっていたので、イリマの断片に出会うことは私に日本育ちのイグアナがガラパゴスに里帰りしたかのような感慨をもたらします。

日本で凄まじく浸透し、独自の様相を呈しつつあるフラですが、私は日本に生まれ育ちながら踊りのルーツはいっさい日本の干渉を受けていません。
だからまるっきり「ルーツはガラパゴスなのに日本で生まれ育っちゃったイグアナ」状態(笑)。
そんなときハワイで明らかに自分と同じ流れを汲むダンサーを目の当たりにしたりすると、自分の足下にちゃんと地面があるのを確認できたかのような、言い様のない安堵感を覚えるのです。

今回も思いがけず往年のイリマフラスタジオを知る方とハワイ島でお会いできまして、彼女はぜひとも母の踊りを見たがったのですが、お見せする機会がなかったのが残念です。

ホノルルにあったイリマフラスタジオの踊りの特徴は、女性はあくまで女性らしく、無駄は上品に抑え、洗練されていて都会的です。
大地と一体化してプリミティブに踊るよりも、エレガントなドレスを身にまとい気取って踊る方が性に合っています。

ということは、実を言うと昨日フェスタmy宇都宮で披露したばっかりのあのドレス!!そう、まさにあのイメージなんですよ
あのドレスを着て踊るとそのスタイルがいっそう際立ち、なんだかみんなの立ち居振舞いまで気取った貴婦人然としてくる気がします(笑)。

そんな姿を見ると、つくづくイリマ・スタイルの流れを色濃く感じます。
なにしろクム直伝なので、スタイルの特徴を色濃く受け継いでいるのは当然といえば当然ですが(伝言ゲームと同じく、フラツリーも枝の先にいけばいくほど本来の幹からは遠くなります)。

幹も枝も紛い物ではなく、正当な幹から伸びた本物の枝であるというのは、誇るべきことであると同時に実はとても責任の重いことです。
ハワイの人ならみんな知ってる「イリマフラスタジオ」の名に恥じぬよう、枝葉の一本としてこのスタイルをきちんと守っていかなければならないと、メリモに行くたびに肝に銘じる私です。

ご無沙汰ですッ!!!

2008-04-14 23:59:47 | 徒然話
うひ~~激しく更新が滞ってしまいました~~。
しかも何の挨拶もなしに。失礼千万でございますな。「なにやってんだよもう」と思いつつも当ブログを覗いてくださっていた皆さま、本当にごめんなさい&ありがとうございました!!

何の挨拶もなかったのには理由があります。
失踪(じゃないだろ)の前半は...ご存じの方もいらっしゃることと存じますが、今年もまたメリーモナーク・フェスティバルに馳せ参じておりました。

いよいよ同機種mova5年目に突入する私と違い、幸い母マミちゃんが海外で使えるケータイという代物をゲットしましたので、これでもってブログ更新をはかろうと短慮いたしまして、マミちゃんの携帯から投稿できるよう小細工まで済ませて旅立ったにもかかわらず、やっぱりというか何というか書き込むいとまが一切ありませんでした

さらに悪いことに...詳しくはおいおいお話ししますが...私の席が物を落としたら最後の下部スカスカベンチ席でして、大会の合間にメール打つなんてことは到底ムリ。
てか、「落としたら最後」と言いつつ二度ほど落としました。アホです。

ともあれまともに書き込めぬまま帰国して、そしたら今度はフェスタmy宇都宮です
ホントに帰国直後だったので、じつはハワイまで道具を持ってってフィナーレ曲の振り付けとかフォーメーションの考案とかしてました。
そういう作業をする時に泊まっていたのはホテルの一階の部屋で、外に面したドアを開けるとラナイの代わりにプライベートビーチに直結しているという立地だったにも拘らず、忙しすぎて海には一歩たりとも近づけませんでした。
ま、どーせ近づいたところで泳げないから、べつにいいっちゃいいけどね。

海にも近づかず準備した甲斐あってなんとか前日リハーサルに間に合い、本番当日にこぎ着けました。
朝から危ない空模様だったためか、会場は普段ほどは混んでない様子...だったのが嘘のように、われらがスタジオMの出番がきたらステージの前は凄まじいまでの人人人
向こう側が見えないほどにお客さまで埋め尽くされ、一瞬にして辺りの様相が一変していました。
なんと、あまりの人の多さに大ステージと小ステージが連結してしまったのです。
このマロニエステージがそんな姿になったのを、私も初めて見ました。

あいにくのお天気だったのにもめげず、実に大勢の方々が我々の出演を観に来てくださったのですね!!
しかもスタジオMの出番はトリもトリ、いろんな出店が片付け始めちゃうような時刻だったのですよ(笑)。
それでも最後まで見守ってくださった方があんなにいらしたなんて。本当にありがたいことです

こちらの顛末も順を追ってこれからお話ししてまいります
いや~、しばらくご無沙汰しているうちに、書くことがすっかり溜まってしまったぞ。
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