舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

Super Tuesday

2008-02-06 02:07:29 | 徒然話
いよいよアメリカ大統領候補選挙の「スーパーチューズデー」投票が行われましたね。
まだ大統領じゃなくて大統領「候補」を選ぶ時点でこの騒ぎですもの。大統領選の凄まじさがうかがえます。
まあこれで大統領に選ばれたら、世界で最も強大な権利を手にするに等しいわけですから、大騒ぎになるのも当然なのでしょう。

それよりいつもアメリカの選挙映像を見て思うのは、選挙の雰囲気が日本よりだいぶ良いなあ(個人的に好き)ってことです。
まず選挙が「政治家と一部の取り巻きのもの」じゃないところがいい。
日本の選挙では興奮して動き回ってるのはそういう人ばかりで、有権者は選挙活動をもっと傍観者の立場から遠巻きに見て、どこか他人事な感じを拭えないままいちおう投票しとくというノリのように思います。

でもアメリカの選挙戦では有権者の多くがサポーター状態。演説時の盛り上がり方もいいですね(もちろんサクラも多々混入してはいるであろうが)。
ごく普通の格好をした市民が、ヒネリの利いたスローガンを書いてある紺色の洒落たボードを手に応援しているのは絵的にもスマートです(←デカデカと名前が書かれたタスキとかノボリはあまり美しくない気がするんで)。
選挙が市民全体のイベントになっている印象で、これならおそらく多くの人が積極的に自分の意見を投票しようというムードになりますよね。

「候補者は対抗馬の批判ばかりしている」と言っていた日本の人がいましたが、恥ずかしい国会中継などを見るとさほど問題でないような気も(笑)。
だいいち、今繰り広げられているのは「自分を選んでもらうための戦い」ですもの。いざ議会に行ったら純粋に政策で対決すべきだけれど、この場においてはいかに自分の手腕をアピールし、いかにライバルの問題点を舌鋒鋭く指摘するかが最も肝要なのです。


で、私は誰を応援しているのかといいますと。
国外の選挙だし、別に言っちゃっていいよね。って、言わなくてもバレバレだと思いますが。
もちろんヒラリー・クリントン候補です。

クリントン候補がモロ私好みであることは明々白々ですね。
ファーストレディーなど彼女には物足りないと、私は昔から思っていました。彼女こそナンバーワンであるべきだと。

しかしアメリカはああ見えて意外と超保守的なところがあるので、ストレートに女性大統領にならせてはもらえなかったでしょうから、そのために必要なプロセスだったのでしょうね。
あまり好きな方法じゃないけど、一流企業に就職するために一流大学に行くというアレみたいなものです。

こないだ涙を見せたのは計算のうちだと言われていましたが、私は違うと思うな。
彼女のプライドはそういう手段に出るのをよしとしないと思います。
とか思ってたらまた母校で涙を見せてましたねえ。
同じ手が二度も通じると思うほど莫迦な人ではないはずですので、やっぱりあれは演技じゃなかったのでしょう。

スーパーチューズデーの大勢が分かるのは日本時間の今日お昼頃だそうです。
今のブッシュ政権から考えて、クリントン候補がオバマに勝ちさえすれば、私はほぼ間違いなくクリントンが大統領になると思います。
ただ現状のアメリカは変化を必要としています。そんななか変革を全面に訴えるオバマがどの程度共感を呼んじゃうかがクリントンにとって最大の問題だな...。

パニパニ詐欺

2008-02-05 01:44:04 | ダンス話&スタジオM
今日のパニパニはギガント詐欺でした!!!

先ほどの放映をご覧になった方ならもうご存じでしょう。
そう、今日の「コンバット」ときたら、新聞には「パニパニ」と書いてあったくせにパニパニパーティーが予告の一瞬しか出てこなかったのです!!!

ひどいわ。ひどすぎるわ。一週間この放送をどれだけ楽しみに生きてきたと思っているのよっ。
...と使い慣れない女言葉になってしまうほどショックと怒りにうち震えたのであります。

そりゃ辛いよね、毎週毎週新しいものを、しかも面白く作らなくちゃならないんですから。
それを思うと実は気持がわからないわけではないんです。
何しろ我々も毎週毎週、何かしらの振り付けなりフォーメーションなりを考え出さないとならない生活を送っている身ですから。

振り付けが一気に一曲分できてしまうなんてことは稀で、普通は細切れに振りつけていきます。
それは生徒さんの進行度合いや団体で踊ったときの効果などを確かめ、必要に応じて軌道修正しながら作り上げていくためです。
これを普段のレッスンの合間を縫って作っていくわけですね。

ということで製作も二人だけ、レッスン担当も二人だけでやっています。
それなりに大変ですが、我々は「振り付け→レッスン→フォーメーション製作→レッスン→舞台演出→本番」というプロセスは一貫性が肝要だと思っているので、楽することよりそのポリシーを大切にしたいと思うのです。

だから産みの苦しみは痛いほどわかります。
それでも新聞に嘘書いて客寄せするのは詐欺だよー!!コンバットー!!!

エジプト舞踊(!?)

2008-02-04 02:20:20 | ダンス話&スタジオM
最近はベリーダンスの人気がそうとう高まってきたようで、本やテレビでもよく見かけるようになりましたね~。

あ、ちなみにうちでは「オリエンタルダンス」と呼んでます。「ベリーダンス」はその中の一ジャンルという位置づけで、ほかに「ジプシーダンス」などもこのオリエンタルダンスの時間内で踊ってます。
元々ベリーダンスをやりたくて入ってきたけれど、ジプシーダンスをやってみたら気に入ってくれたという生徒さんも意外と多いですよ♪
ちなみにうちでは「ベリー」とは呼びません。「フラダンス」は「ダンスダンス」の意味になっちゃうから「フラ」でいいと思いますが、「ベリー」じゃたんなる「腹」だもんねえ。略しすぎ。

さて、今夜も偶然見かけたテレビでオリエンタルダンス特集を発見しました!!!
ここでの呼び名は「エジプト舞踊」。先生も進行役のアナウンサー達も、ベリーダンスではなくガラベーヤ(エジプトの民族衣装の貫頭衣)のような装いにコインのヒップスカーフを巻いてます。

しかし、ここにとんでもない問題が。
先生の踊りが問題です。問題ありまくりです。
何が問題ってこの人、おそろしく動きがカタ過ぎるのです。


固いのなんのって、踊りとして優雅じゃないとか素敵じゃないとかのレベルを超えて、このまま長年続けると健康を害する領域まで達している状態です。
だから腰のムーブメントをやってるのに胸まで連動しちゃってるんですね。ついでに手まで固まっているため、影絵のキツネさんが麻酔銃で撃たれたような形状のまま、動きにあわせてピクッ、ピクッと引き攣れています。

ベリーダンスおよびこの辺りの地域の踊りの特徴のひとつは、ほかの部分にきょくりょく影響を与えず身体のパーツごとに動かすことにあります。
それこそこの踊りをセクシーたらしめているゆえんですね。でなければ伝家の宝刀ショルダーシミも、「小島よしおの「ウィ~~~」になってしまうのです。

そのためこの踊りはしばしば頭上に重いものや巨大なもの(剣、壷、蝋燭が何十もついた燭台など)を載せたまま踊られます。
というか、それが可能な踊りなんですね。特に踊り方を変えなくても、それらが落ちることはありません。
私は一度、アメリカのダンサーが剣を頭や腰や腿に5本乗っけて踊っているのを見ましたが、彼女は何本増やしても飄々と踊っていて凄かったですねえ。踊りも素晴らしかったです。

でも、この番組に出ていた先生は壷を持って踊っていましたが、この人はたぶんこれを頭上に載せて踊ることは出来ないと思います。この踊りでは無理です。それでもなんとか載せて踊ろうとすると、きょくたんに動きが小さくなるでしょう。
それだとエジプト舞踊としてはダメなんだな(アメリカナイズの果てに劇的に形を変えたベリーダンスならいいかもしれないけど、もっともらしく「エジプト舞踊」と名乗るからには尚更です)。正しく踊られているとはいえません。
そして、正しくないものは素敵でもないというわけです。

ようは「テレビに出てる人=ホンモノ」と思いこまない方がいいですね。
そういえば大学の先生から何度も「メディアに書かれていることを鵜呑みにするな、まずは疑ってかかれ」と聞かされましたっけ。
最終的にはやっぱり自分の見る目を養うべきってことですな。

復活の辞

2008-02-03 01:12:55 | 徒然話
暫く更新が滞ってしまい、失礼いたしました。
実は私、ここ数日ちょっとばかし体調を崩していたのです。

とはいえその崩れっぷりといったらまったく「ちょっとばかし」どころではありませんでした。
なんたって熱は最高値39.2℃まで上昇。
私は扁桃腺が弱いので、滅多なことでは熱を出さないかわりに、いざ出るとなるとズガァーンと上昇してしまうんですね。

こないだ真夜中まで仕事が終わらなくて、なんだか集中力が続かなくておかしいなと思いつつも無理して片付けた翌朝から具合が悪化しました。

もう発症前夜4時半頃に目が覚めたときからわかりましたね。こりゃただごとじゃないぞと。
だいたい私は一旦寝たら地震が来ようが山賊に襲われようが隣室でダンスの発表会やってようが気付かずに寝ている人間ですので、夜中に起きるのは普通あり得ない事態なのです。

翌朝(といってもそのままほとんど寝られず)起き上がったらあんのじょう足下はフラフラ、そして口調は早口。
私の早口は体調不良のサインです。なんか普通と逆なような気もしますが、私の場合そうなのです。
「私は具合など悪くない、断じて悪くない」と自分および周囲に言い聞かせているんじゃないかというのが、母マミちゃんの推論です。でもこれはかなり小さな頃からの特徴だそうだから、どれだけ意地っ張りなんだ、私。
それでも無理を押して矢板まで行ったら、やっぱり途中でダウンしてしまいました。

あろう事かこの私が、まったく食欲が湧かないのです。
固形物を受け付けず、食べられるのは喉越しのいい甘いものばかりでした。

しかしマミちゃんときたら翌日私の熱が下がるや否や元通り人をこき使うので困ります。
熱が下がったからといって具合はなにひとつ良くなってないのに、つくづくスパルタ母です。
おかげで夜にはすっかりぶり返し、再びダウン。それが昨夜のことでした。

今日ようやく空腹感を感じるまでに回復し、食欲はいつもほどではないものの(←いつもの状態の方が問題という気が)、けっこう元気になりました。
でも油断するとまたもやぶり返すかもしれないから、まだ気をつけなきゃいけないですね。

けっきょく発熱の原因は謎です。
最初風邪かインフルエンザを疑いましたが、それにしては熱があんがいあっさり下がりましたし。
時節柄いろんな方から「餃子食べなかった?」と心配していただきました。

でも餃子、食べてないんだよなあ。あ、そういえば焼売は食べた.......。
しかも後味がなかなか消えなくて気持悪かったような気が.....ま、まさか.........。

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