昨日今日となんだか忙しかったり疲れていたりでハリー・ポッターが進みません(笑)。
ネットの海を彷徨えば既に多くの方が読了してらっしゃるようで、私も読まなくちゃと奮い立たされますが、慣れぬ英語を読み進むのはなにぶん骨が折れるため、思うようにページがめくれないのです。
でもまあ、早く読みさえすりゃいいってわけじゃないですものね。
いやホント言い訳じゃなく、読書だけでなくダンスもスピードや量なんかより大切なのはあくまでも質です(デューク更家さんも「ウォーキングは量より質!!」とおっしゃってましたっけ)。
家庭環境上とてもたくさんの人の踊りを見てきましたが、見れば見るほど質の大切さを痛感します。
何曲踊れるかなんてのは、その人の踊りのレベルとはまったくの無関係なのですよ。
だからフラレアなんかがハワイのダンサーへのインタビューで「あなたのレパートリーは何曲?」とか訊いてるのを見ると、「おいおい、日本人ってそんなこと気にしてんのかよ」とか思われたんじゃないかと思い、恥ずかしさで顔から火が出そうです...。
もし始めて1年以内の新人さんであれば、一曲また一曲とレパートリーが増えるのって楽しいし、励みになると思います。
でも「新人さん」から一歩踏み出そうとする時点でそのハカリをどっかに置いていかないとダメですよ。100曲200曲と覚えてなお数を自慢している限り、その人は永遠に新人さんのままです。
なぜなら数に拘泥している限り、一曲一曲をおろそかにしてしまうことが避けられないからです。
早く終わらせたい、早く次の曲に行きたいと思っていれば、どうしたって今やっている曲の今の部分が何を歌っているのか、どうしたらより美しく表現できるかということが十分に追求されないまま先へ進むことになります。
それではとても美しい踊りなどできないに決まっていますよね。
たとえば花のことを言っていても、それがどんな花でどういう場所に咲き、どんな香りがするか(自分で実物に触れられれば理想的ですが、少なくとも知識の上では)知っていなければ美しい表現はできません。
でも急いで順番だけ覚えようとすると、「花」という形だけ覚えればそれで済んだように思ってしまいかねません。
それが極端になると「見る」のモーションの時に耳に手を添えることになっちゃうんですね(笑)。そういう人はたぶん形だけで順番を覚えていて、何を言っているのかにほとんど心を留めていないのだと思います。
きちんと理解すれば、たとえハワイ語がまったく分からなくても、前後のモーションからここが「聞いて」いるところなのか「見て」いるところなのか思い当たるはずです。
つまり、量より質に重きを置こうと努めれば、踊りが美しくなるのはもちろん忘れたり間違えたりする確率も格段に下がるわけですね。
フラ人口の増えた昨今、うちの生徒さんたちにはぜひとも質の点で優れたダンサーになって、深い理解力から一つひとつに心のこもった演技をしていただきたいと、切に願います。
ちなみに今日の記事のタイトルは、私が中学校スピーチコンテストに出る際、担当の先生の"Practice makes Perfect."(習うより慣れよ)という言葉に対し、アドバイザーのカナダ人の先生が「ただ練習するんじゃなく、Perfect=『完璧な』練習が大切なんだよ」という意味でおっしゃった一言です。
この的確なアドバイスのおかげで、私はそのコンテストで優勝しました。冗談みたいなホントの話。やはり量より質です。
ネットの海を彷徨えば既に多くの方が読了してらっしゃるようで、私も読まなくちゃと奮い立たされますが、慣れぬ英語を読み進むのはなにぶん骨が折れるため、思うようにページがめくれないのです。
でもまあ、早く読みさえすりゃいいってわけじゃないですものね。
いやホント言い訳じゃなく、読書だけでなくダンスもスピードや量なんかより大切なのはあくまでも質です(デューク更家さんも「ウォーキングは量より質!!」とおっしゃってましたっけ)。
家庭環境上とてもたくさんの人の踊りを見てきましたが、見れば見るほど質の大切さを痛感します。
何曲踊れるかなんてのは、その人の踊りのレベルとはまったくの無関係なのですよ。
だからフラレアなんかがハワイのダンサーへのインタビューで「あなたのレパートリーは何曲?」とか訊いてるのを見ると、「おいおい、日本人ってそんなこと気にしてんのかよ」とか思われたんじゃないかと思い、恥ずかしさで顔から火が出そうです...。
もし始めて1年以内の新人さんであれば、一曲また一曲とレパートリーが増えるのって楽しいし、励みになると思います。
でも「新人さん」から一歩踏み出そうとする時点でそのハカリをどっかに置いていかないとダメですよ。100曲200曲と覚えてなお数を自慢している限り、その人は永遠に新人さんのままです。
なぜなら数に拘泥している限り、一曲一曲をおろそかにしてしまうことが避けられないからです。
早く終わらせたい、早く次の曲に行きたいと思っていれば、どうしたって今やっている曲の今の部分が何を歌っているのか、どうしたらより美しく表現できるかということが十分に追求されないまま先へ進むことになります。
それではとても美しい踊りなどできないに決まっていますよね。
たとえば花のことを言っていても、それがどんな花でどういう場所に咲き、どんな香りがするか(自分で実物に触れられれば理想的ですが、少なくとも知識の上では)知っていなければ美しい表現はできません。
でも急いで順番だけ覚えようとすると、「花」という形だけ覚えればそれで済んだように思ってしまいかねません。
それが極端になると「見る」のモーションの時に耳に手を添えることになっちゃうんですね(笑)。そういう人はたぶん形だけで順番を覚えていて、何を言っているのかにほとんど心を留めていないのだと思います。
きちんと理解すれば、たとえハワイ語がまったく分からなくても、前後のモーションからここが「聞いて」いるところなのか「見て」いるところなのか思い当たるはずです。
つまり、量より質に重きを置こうと努めれば、踊りが美しくなるのはもちろん忘れたり間違えたりする確率も格段に下がるわけですね。
フラ人口の増えた昨今、うちの生徒さんたちにはぜひとも質の点で優れたダンサーになって、深い理解力から一つひとつに心のこもった演技をしていただきたいと、切に願います。
ちなみに今日の記事のタイトルは、私が中学校スピーチコンテストに出る際、担当の先生の"Practice makes Perfect."(習うより慣れよ)という言葉に対し、アドバイザーのカナダ人の先生が「ただ練習するんじゃなく、Perfect=『完璧な』練習が大切なんだよ」という意味でおっしゃった一言です。
この的確なアドバイスのおかげで、私はそのコンテストで優勝しました。冗談みたいなホントの話。やはり量より質です。