舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

並木藤の釜揚げうどん

2009-02-25 01:53:16 | 美食礼讃
一昨日は肉食じみた話をいたしましたので、今日は趣向を変えてヘルシー路線ということで、絶品うどんをご紹介します。
その名も「釜揚げうどん・天麩羅つき」.......って、おぉーい!?天麩羅つきのどこがヘルシー!?!?

まぁ、ついてるものは仕方ない。天麩羅も有難くいただきましょう(※ほんとはそれも重要な目的です)。
私は「そのお店の料理の量が分らない状態で食後にデザートまで行こうとしている場合」などの例外を除き、お蕎麦やうどんには天麩羅を付けることを好みます。
だって、麺つゆに天麩羅を付けながら食べると、麺も美味しくなるんですもの。

ちなみに天麩羅で好きなのは「さつま芋」「南瓜」「舞茸」「人参」「アスパラ」と、あんがいベジタリアンです。
もちろん盛り合わせの海老や烏賊も食べますが、一種類ごとに頼むとしたら、間違いなくこれらの野菜類に走るでしょう。
...てか、こんなとこでしか野菜を摂らないんだから、せめてせっせと摂らなくちゃですよね(笑)。

お蕎麦やうどんのお店で私が頼むのはほぼ必ずざる蕎麦ですが、鹿沼にある「並木藤」というお店でだけは、釜揚げうどんを注文しております。
このお店、今市方面からヨックモックとかの横を通っていく道(←ローカルにしか分らん話ですみません)をまっすぐ行くと、鹿沼市街よりだいぶ手前にあります。

こちらの釜揚げうどんが、そらもうとにかく美味しいのです。
画像のような赤い容器で出されまして、蓋を取ると熱々の細い釜揚げうどんが。
この容器は保温性がとても良くて、食事中に蓋を開けっ放しにしておいても最後まで暖かく頂けるのですが、私はいちいち閉めながら食べるのを好みます。
というのも、うどんは温かいですが麺つゆは冷たいため、私のような猫舌でも熱いうどんをつゆに入れるとちょうど良い温度になるのですね。

釜揚げうどんの歯ごたえがとにかく最高で、私は麺類に詳しくないので「何みたい」と例えることができないのですが、普通のうどんよりシンプルであっさり食べられます。
こないだお蕎麦屋さんのことを書いてて気づいたけど、私にとって「シンプル」ってのが食におけるキーワードみたいですね。
こないだテレビでパティシエの方がおっしゃっていた「見た目ではなく作る工程に手間ひまをかける」という作られ方をした料理が、最も私の好みに合うようです。
彩りの美しい料理も素敵ですが、最終的な価値を決めるのはやっぱり味ですよね。

シンプルという点で、天麩羅もまた良いのですわ。
衣を付けすぎていない天麩羅は、サクサク感を失わない程度にさっと麺つゆに通して頂けば、素材本来の味をしっかり味わうことができます。

私は随分前からこちらの釜揚げうどんが大好きなのですが、鹿沼方面のレッスンの時はなかなか時間が合わず、滅多に行けないのが唯一の難点です。今回も実に数年ぶりにチャンスに恵まれました。
しかし、久しぶりに行ったにもかかわらず相変わらず美味しかったのが嬉しかったです。しばらく行かない間に味を落としたのか、それとも我々の舌が肥えたのか!?、以前のような感動を味わえない料理も少なくない中、並木藤の釜揚げうどんは数年前と同じ美味しさで我々を魅了してくれました。

真に価値あるものは、どれだけ年月が経とうとも決して色褪せないのですね。

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