舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

50th☆メリーモナーク〈前夜祭2〉

2013-04-18 02:03:35 | ダンス話&スタジオM
前夜祭の模様を書いた前回の記事が、案の定1回では終わらず(笑)、例によって例のごとく前後編でお送りする事になりました。
せめてどっかのロシア小説(岩波版)みたいに前中後編に三分割するハメにならないよう頑張ります。


ラニ・カレイキさん率いるイリマフラスタジオに感動したその次にも、更なる感動が待っていました。
そうです。ロバート・カジメロ様率いるNa Kamalei O Lililehuaの皆さんのご登場です。


ロバート様が自身のお弟子さんを率いてメリモの舞台に登場されるのは、ちょっと前に久々に出場し貫禄の総合優勝を果たして以来ではないでしょうか。
しかも今回は第50回の特別なメリモという事で、現メンバーに加え、過去に活躍したスゴい顔ぶれが再結集した夢のステージになるという噂を内部の情報筋から伺っていたため、非常に楽しみにしておりました。


舞台上にパフが並べられ、ロバート様が登場すると、水を打ったように静まり返る5,000人の観衆。
そういえば前回の出場時も、ロバート様のオリを一語たりとも聞き漏らすまいと、会場がかつてない静けさに包まれた事が、テレビ画面越しにも伝わってきたものです。




ああ、カラーカウア王の写真をバックにしたロバート様の立ち姿のなんと神々しい事
この威厳は王様にも引けを取りません




そして続々と舞台に上ってきた皆さんの顔ぶれがやっぱりスゴい
とんでもない方々がパフの前に顔を揃えてます。




そしてダンサーもそうそうたるメンバーが勢揃い。
舞台のどこを見ても豪華な顔ぶればかりなので、カメラをどこに向けたら良いのか分らない状態です。




5,000人が固唾をのんで見守る中、最初に踊り始めたのがこちらの方です。
美しすぎます。
私のような趣味(ってオイ)の人間でなくても、写真からこの方の踊りの美しさがおわかりいただけるはず。



ダメ押しでもう一枚。う~ん、パーフェクトだわ。




そのあとパフがイプヘケに変り、この衣装の皆さんが舞台に上ってもっと下った時代のカヒコを踊ったあと、流れるようにアウアナへと移り変わりました。
踊るのはもちろん、ロバート様とナー・カマレイの方々にとって最も特別な一曲、"Pua Lililehua"。
翌日地元の人が「ナー・カマレイ見てて涙が出たよ」と語っていたのは、きっとこの辺りだったのではないでしょうか。




ナー・カマレイと言えば、フラ同様極めてレベルの高い歌声でも有名です。
まあ、クムであるロバート様が一流のミュージシャンでもある事を考えれば当然ではあるのですが、何度聴いても改めて感嘆してしまいます。
特にナー・カマレイのハーラウ・チャント、あれは至高ですね。美しい声に心地好く身を委ねたくなるのをグッと堪え、言葉のひとつひとつをつかまえて良く聴くと、歌詞内容も細部まで素晴らしい事が分ります。

さすがはロバート様&ナー・カマレイの皆さん、30分の限られた時間内に美しく壮大なストーリーがある、実に見事な舞台構成でした。




しかし舞台はまだまだ続きます。
次の出演者もメリモに伝説を残した男性グループ、Waimapunaの皆さんです。

メリモで最も名高い男性グループと言えば、先程のナー・カマレイとこのワイマープナが双璧と言ってよいと思うんですが、この二組のありようは見事な好対照をなしています。
洗練されて都会的、男性らしさの中にも常に気品が漂うナー・カマレイに対し、ワイマープナの踊りはどこまでも野生的!プリミティヴ!!
クムである故・ダリル師の創るフラは古代の戦士もかくやという猛々しさで、その流れは故・オブライアン・エセルさんやチンキー・マーホエさんにしっかりと受け継がれています。

そして、私の愛してやまないあの方も………



って、いたァァァァァ
マーク様ァァァァァァァ


………ふーっふーっふーっ、こりゃいかん。
なぜだ、なぜ彼の姿を見ると私の理性がブッ飛んでしまうのだ。
私は踊りの系統でいえば自分のスタイルとの近さから言っても好みの上でも断然ナー・カマレイ派なんですが、マーク様に出て来られるとちょっとおかしくなっちゃうんだぜ。
私が好きなのはあくまでもあの方のであって、他は何とも思っていないはずなのに。
だめんずに惚れてしまう女というのはやっぱりこうなんでしょうかね。
いえ、マーク様がだめんずって意味じゃないですよ。念のため。




まあ、とりあえずマーク様が踊ってらっしゃる姿を載せときましょう。







※載せ過ぎです




そうそう、兄弟弟子のチンキー・マーホエさんも最前列にいらっしゃいました。
物凄く嬉しそうだったのが印象的でした。
特にえっちな曲の時など、もう男子中学生みたいな顔になってらっしゃいましたからね。
チンキーさんは15年くらい前のメリモでToad Songをカネに踊らせていたのを観て以来、遠くから応援させていただいております。




ってマーク様グラサン外しとるーーー(気絶)

…いかんいかん。また理性が重力を振り切って成層圏まで飛んでしもうた。




一人で悶絶している私を他所に、ワイマープナの皆さんの演技が終了。
こうして仲良く肩を寄せ合っている姿は完全に同窓会状態で、観ている方も心がほっこりしました。
そうよ、マーク様しか見てない訳じゃなかったのよ。一応。


メリーモナークの歴史を彩ってきた名門チームによる発表はここまで。
続いては、歴代ミスアロハフラの夢の競演です。




トップバッターを飾るのは、もちろん初代ミスのアロハ先生です。
衣装もメイクもゴージャス
後ろで見守っているお嬢さん達も全員ミスアロハフラに輝いたわけですから、メリモのミス部門はアロハ先生なくしては語れません。


今までミスになった方達の名前が全員分読み上げられていき、アロハさんのお嬢さんも含め、大勢の歴代ミスが舞台に上ってきました。



大変な壮観です。

しかしよく見ると、一口に「ミス」と言っても、その実力には物凄いバラツキがあることが分って面白いです。
きっと、フラというものの性質上、普通のミスコンとは異なり、ミスになるまでの過程より、むしろミスになって以降に歩んできた道のりこそが彼女達のフラに顕れているのではないでしょうか。


ぶっちゃけ、ミスになった時には素晴らしかったのに、どうしてこうなっちゃったのかな………という人もいましたね(笑)。
まあ、彼女が受賞以降にやってきた事は分っていますから、まあ当然の帰結だろうなとは思いましたけど。


まあ「彼女」が誰なのかは敢えて触れずに、舞台上で特に輝いていた方々に触れましょう。




もちろんナタリーさんの美しさは際立っていました
今はどちらかと言うとミュージシャンとしての活動がメインになっていますが、彼女の踊りも歌声と同じく魅力的です。
ただ、彼女を見るとここに妹のシェルシーさんがいらっしゃらないのが個人的に悲しくなります
シェルシーさんも魅力的なダンサーではあるんだけどな~。ミスは出場時のタイミングとかいろんな要素があるから、実力だけではどうにもならないんだけど、ここで彼女を見られないのはやっぱり切ないですね。




そして、去年の東武イベントにもいらっしゃったミカさん
ミスになったあとイロイロあった彼女ですが、その「イロイロ」によってさらに磨き抜かれたのかもしれませんね。
ミスになった当時より現在の方が、ヴィジュアルもフラも格段にレベルアップした方の一人です。




写真中央、ナーレイ・オ・カホロクーのナマカナさんも大好きなダンサーです。
私の踊りをご存知の方はこのポーズ、見覚えあるような気がしませんか(笑)。
私は彼女がミスになった当初からとにかく彼女の踊りが好きなので、若干乗り移っている気配があります。


その他にも、ジョニさんとこの秘蔵っ子としてあのスノウバードさんを差し置いてミスをかっさらったターシャさん(流石に着ているものがフツウじゃない!!)、ナマカナさんと同じく踊りが好きでたまらないケアリイさんの従妹チェリッサさんなど、素晴らしい顔ぶれにウットリでした。




おお、「元」カムエラ三人組が踊っているッ
といっても私のお目当てはもちろんミカさん。踊りも〆にさしかかり、彼女の美しい決めポーズを激写すべくズームアップ!!!



…って、アンタはいらーーーん!!!
(笑)


ちなみに、この最後の最後でしゃしゃり出てきた人はさっき言った「ミスになった当時は良かったのに残念になった人」ではありませんよ。だって彼女は「ミスになった時点で既に残念だった人」だもん(爆)。


まあそれはさておき、舞台は最後のコーナーへ。
記念すべき前夜祭のラストでは、「ミュージシャンとして活躍するクム」がフィーチャーされました。




ナプア・グレイグさん(※旧姓に戻っている事に注目! おめでとうございますの可憐な歌声にあわせて、ダンサーの皆さんが"Lawakua"を踊りました。




ナタリーさんも今度はミュージシャンとして再び登場。
レイナホクにもいらっしゃっていた旦那様も一緒です。



そして、ダンサーはお嬢さん。美しいですなあ。




母娘が揃った姿のゴージャスな事と言ったら!!!
完全にどこかで見た事がある羽のヘッドドレスも華を添えています。


ああっ、やっぱり見た事がある!!!
着けている位置とか羽の種類とか!!!





先程ナー・カマレイの一員として出演されていたイカヴェーキウのお二人もKUMZという名前でCDを出しておられます。
ナー・カマレイを彷彿とさせる格調高い歌い方・踊り方であると同時にイカヴェーキウ独特の若々しさもあって、個人的にも大好きなお二人ですね。




今回は審査員でもあるケアリイ・レイシェルさんもご登場。
なぜ白いパンツ……いや、そこは突っ込まない約束です。



踊りはもちろん、こちらの皆さんです。
ああ、チェリッサさん大好き。この年齢でこの完成度はなかなか出せない。
ミスになった時、大抵の人はまだ悪い意味で「若い」踊りなんですが、彼女だけは既にそうではなかった。だから大好きなのです。




ロバート様&ナー・カマレイの皆さんもまたまたご登場。
当然ですよね。クムフラでミュージシャンと言えば、ロバート様の右に出る人はおりませんもの。



そしてまた、歌わせても踊らせてもスゴい皆さん。ニクいわ~。




そして最後の最後、ヒロが誇るミュージシャン&クムフラとしてジョニさんご登場!!!
…としたかったのでしょうが、ご本人登場ならず
もちろん、クアナさんとかマーク・ヤマナカさんとか、ジョニさんの見出した大物ミュージシャンの方々だけでも充分にスゴかったですけどね。
それでもやっぱり、ホームタウンでトリを飾って欲しかったな~。
まあ、ジョニさんのお人柄を考えるとムリかなあ

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