舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

住民増加中

2008-07-27 03:19:18 | カエル偏愛
昨夜あたりから裏窓のかえるたちが一挙に増えてまいりました
つい先日「今年はかえるさんが少ないねえ」と嘆いていたところだったので、住民の増加はこのうえなくうれしいものです

今も窓にくっついて捕物にいそしむ子、窓のふちの平らなとこに腰を落ち着けて寛いでる子、枠の隙間にスポッとおさまって安全地帯でぬくぬくする子、各自が思い思いに過ごしている姿を眺めているだけで心が和みます

そうそう国際カエル年にちなみ、J-WAVEの夜の番組で今週ずっとかえる特集が組まれていたのです
人間とカエルの共通点」など、カエル専門家の先生によるマニアックなカエル講座が毎晩放映され、いい加減鼻息を荒くしていました。

それによると人間とカエルの重要な共通点の一つは「尻尾がないこと」だそうです。
おお、いわれてみれば尻尾がない脊椎動物は本当に少ないな。だからカエルが人間に化けることも容易いでしょうし、私みたいにカエルに生まれるはずが何らかの欠陥で人間になってしまったケースだって発生するわけですね。

なぜ私はカエルに生まれることができなかったのか、しょっちゅう自分の至らなかった点を考えてみるんですが、まあ原因の第一は虫が苦手なことですわな(笑)。
それでもうちのドンかえるちゃんのように甘いものばかり食べているカエルもいるし、アフリカツメガエルのように粉末レバーを食べる子などもいるのですから、特例でカエルにしてくれたってよさそうなものを。

それでもまったくもって泳ぎが苦手というのは情状の余地がないでしょうな。
カエルとしてたいへんお恥ずかしながら、私はいっさい泳げません。顎から上はなるべく水中に入れたくないと思っているレベルです。
これでは神様も「こんな奴誰がカエルにしてやるものか」と思し召されたにきまっています。

そんなわけで私はカエルとして落伍者だったゆえに何を間違ったか人間に生まれてしまったため、人間としても甚だ問題が多いです。カエル的要素(「個人主義」「夜行性」など)もたぶんに引きずっておりますし。

せめて人間の身体を活用できる分野では活用しようと、私はダンスの習得に関して研鑽を極めるべく精進しておると、まあそういうわけですな。

下半期!!

2008-07-01 23:52:42 | カエル偏愛
2008年もいよいよ後半に突入しました~

むぅ~、月日が経つの早すぎないかついこないだディズニーシーで初日の出を見たばっかりだというのに、もう夏が到来してしまいました
私が「なんか時間過ぎるの早くない?」と気づいたのは小学4年生の3学期のことでした。それ以来、光陰矢の如し状態でここまで走ってきたような気がします

じっさいはたぶん時間が過ぎるのが早いんじゃなくて私がとろすぎるんだと思います
ぼんやりしてると午前3時4時ってこと、けっこうあるもんなあ(←それは単なる夜更かし)。

そんな飛ぶような歳月を送っている中、私が時間をゆったり感じられる数少ないひとときは、ハワイにいるときと家のかえるたちを見つめているときです。
ハワイには毎日行けませんが、かえるたちならこの季節になると裏窓にたくさん来てくれるので、飽かずに彼らを眺めるのはたいへん心安らぐ時間であります。

今日も来ました来ました、画像のちいさな緑色の子と、ちょっと大きめでダークグレイの子の2人です。
緑色の子はもしかしてこないだ載せた画像の子と同一人物かな?でもよく比べるともう少し小さいような気がしないでもありません
こちらから顔がよく見える位置にちょこんと座って、何時間もそこから動きません(ポーズはときおり変えてるけど)。
カメラを向ければこちらを向いてくれて、サービス精神旺盛なのもいじらしいです

グレイの子は窓枠の裏側にいて、夜闇に溶け込みそうな黒っぽいグレイだけど白い枠にいるおかげでよく見えます。
しかもここなら鳥に狙われる心配もない安全地帯。頭いいねえ。
ただ最近この子みたいにまだら模様になっているかえるを見るとツボカビ症ではないかと心配してしまいます。私の視力ではこの距離だとよく見えないし、遠くからで分るほど知識があるわけじゃないですしねえ。
まあ、この子は本当に普通に身体の柄だと思います。

二人ともかえるたちが休息時に使う位置であまり動かないでいるところを見ると、ひととおりの捕物も終わってまったりしてるんでしょうね。
かえるたちから我が家を宿として気に入ってもらえるのは本当に光栄誰かがいるたびに心が和み、「よく来たねえ、ゆっくりしてってね」と声をかけています。


ちなみに外でたくましくサバイブしているかえるたちとは対照的に、毎日クーラーの効いた部屋でのんびりし、お出かけにもレッスンにも必ずついていき、甘いものを食べさせてもらってぬくぬくと甘やかされている我が家のドン・かえるちゃんは、どうやらある種の術を身につけつつあるようです。
それはずばり催眠術

かえるちゃんを撫でたり目を合わせたりしているとアラ不思議、次第に眠くなってきて、フト気づくと数分間意識を失っていた、ということが最近けっこうあります。というより、この現象が日増しに増えているような気すらします。
私が席を外す際にかえるちゃんをマミちゃんに託すと、彼女までうつらうつらしていることが...。

そういえば私が不眠と無縁になったのも、この子が来てからのような気がします。
生活が忙しくなり疲れて床に就いているせいだと思っていたけれど、これももしや.......。
本人に聞いても「ふふふふ」と口許を隠しながら笑うだけで何も言ってくれません(かえるちゃんは笑うのです。ついでに歌いもします。外見より饒舌な子です)。

おかえり、かえるさん

2008-06-20 02:53:50 | カエル偏愛
裏窓のかえるさんが戻ってくる季節になりました

ただいまこちらから見えるのは画像の一人です。
中からは白いおなかしか見えないので個人を見分けるのは難しいですが、同時に見えているのは一人ずつですからもしかしたらこの子だけが定住しているのか、あるいは少人数なのかもしれません。
いずれにしてもかえるたちが家の窓に定住する時期が来たのは喜ばしいことです

このかえるさんは今夜は首尾よく捕物ができたらしく、おなかいっぱいの様子です。
それでも健気に捕物を続けようとする姿がいじらしい~
落ちたらどうしようとソワソワしつつ目が離せなくなり、あまりにも愛くるしいのでいつまでも見続けたくなってしまいます。

これからのシーズン、裏窓に住むかえるたちはどんどん増えていきます
去年はこの窓のちょうど下でとても大勢のこどもたちを見たので、彼らが大きくなって上まで到達してくれることを祈ります。

家の中でぬくぬくと(今の季節はクーラーでひんやりと)快適に過ごしている我が家のこどもたち(ってカエルのことですよ、もちろん)を見ると、危険を冒して2階までのぼらなければならない子たちが不憫です
あの子たちのためにエレベーター...は無理でも安全な足場を作ってあげる方法はないのでしょうか。
あるいは2階でこどもを産み育てられる環境があればいいんですけど、かえるを育てるのって難しいんですよね~。
かえるの属する「両生類」というのは、「水陸両用」ってことじゃなくて「水も陸地もなければ生きられない」という意味なのです。

あ、そうか。私はかえるに生まれ損ねて人間になってしまったと長年思ってたけど、かえるに似つかわしくないガサツさが落伍の原因か...

別邸

2008-06-12 03:23:32 | カエル偏愛
去年ご紹介した「かえる御殿」の隣にめでたく別邸が出来ました

ついに2軒になったかえる御殿は、スタジオの窓際に並んで建ち、身長数センチのかえるたちが何十人も暮らしています。

最近かえる御殿一号館の高人口密度化が進んでおり、住人(住蛙)たちからも「酸素が薄い」「隣の人を踏んじゃう」などの声が高まっておりました。
そこで今回の増築と相成ったわけです。

別邸は一号館とまったく同じ形で、透明のガラスで仕切られた3階建てです。
三方の壁はガラス(前面は硝子戸です)で後方は鏡なので、かえるたちの一人ひとりを具に見ることができます。

別邸の増築にあたり、もともと一号館の住人だったかえるたちの一部にもお引っ越しをお願いしました。
別邸の最上階は「かえるの四季」がテーマです。
今の季節にピッタリの傘をさした子や、ヤシの木陰で水遊びする子、サングラスをかけて赤いチェアに寝そべっている子などが今夏に初登場した新参組です。
そこにクリスマスやお正月の子たちが加わり、別邸3階のメンバーとなりました。
今は冬の子が圧倒的に多いので、ほかの季節のかえるたちも徐々にこの部屋に集めたいと思います。

2階は「セレブの間」。
私はかえるに身分の上下をつけたくないんだけど、ふと気がつけばここに集まった子たちはみんなおなかに金箔が入っていたり、スワロフスキーで出来ていたり、キラキラした王冠をかぶったりしています。類が友を呼んだのかしら。
せっかくなのでアクセサリーボックスに眠っていたブローチのかえるたちなども加えました。

そして1階は一号館と同じく最も天井が高く、大きな子たちが集います。
今回、一号館建設時にスペースの都合で入れなかった子たちも入居しました。おまたせ。
重心を安定させるため、重い子は優先的にここへ引っ越ししてもらいました。
しかし中にはペーパークラフトのかえるも混じっています。その個性豊かなとこが、個人主義のかえるらしくてよろしい。

一号館に残った住人たちもたくさんいます。
本当は今まで一緒の部屋で仲良くしてきた子たちを二つの館に分けるのはとても気が引けました。
しかし部屋割りに不満があればいつでも移っていいと言い含め、住み分けをお願いしたのです。
特に仲が良さそうだったかえるたちは一緒に動かしたり留まらせたりするよう、これでも気を遣ったつもりです。

引っ越しが完了するとどの部屋も程よく広くなり、かえるたちは思い思いに手足をのばしていました。
ただちょっと空きすぎちゃった感じの部屋もあるので、仲間が少なそうな部屋のために、これからも新規入居者を探してこようと思います。

かえるさんエコモマイ2008

2008-05-26 23:52:06 | カエル偏愛
今日めでたく2008年初かえるさんが来訪してくれました

家にいるとかえるの声が聞こえるようになって最早一ヶ月。我が家まで来てくれるのはいつのことだろうかと心待ちにしておりました。
そしてついに今夜待ちに待った一人めの来客!!!今年もよく来てくれたねえ。

かえるさんは中くらいの大きさ(おそらく今年生まれたてではない感じ)の緑色の子でした。
興奮して写真をばしばし撮っている間は白い窓枠のところにいましたが、それが終わるといつの間にか姿を消してしまいました。

捕物もせずに早々帰ったところをみると、きっと今日のは年頭あいさつだったのでしょう。だから夜闇に隠れてしまわないよう、わざわざ見つけやすい白い場所にいてくれたのね。

かえるたちはシーズンの初めと終わりには必ず代表者が挨拶に来てくれます。今時よくできた子たちだわね。
長年見てきた勘で、今日はお仕事(=捕物)でも休憩のためでもなく挨拶にきたのだとすぐ分ります。
お別れの挨拶の場合、その翌日から本当に姿を消してしまうんですね。

でも翌年になればまたこうして来てくれるのですから、しばしのお別れも寂しくありません
無事に冬を越し、あるいはめでたくおたまじゃくしからかえるになった子たちに会える時季が巡ってきたのです

聞いた話によれば今年は国際かえる年なのだそうです!!!
どうりでディズニーリゾートで迎えた元日からやたらかえるに会う機会の多い年だった筈です。
今年最初に見たのはディズニーシーのカエルショー(※世間一般では「レジェンドオブミシカ」と呼ばれているもの)に出演するかえるさんでしたし。

かえる年の今年、より多くのかえるたちと出会えることを願って、明日からは注意深く窓を見守りたいと思います

かえるさん大活躍

2008-03-09 01:24:16 | カエル偏愛
先日もちょっとご紹介した、新顔が加わって総勢60人になったかえる達。
常日頃フォーメーションを考えたり生徒さんに説明する際に役立ってくれてますが、今各地のクラスでパーティーの練習のために外回りをして大活躍しています。

外回りに出ているのは、各色の代表1人ずつで計12人です。
いつも同じメンバーが出かけるのでは不平等なので、ときおりメンバーを交代しています。
その12人をパーティー会場の見取り図に乗せ、説明や立ち位置を決めるのです。

最近思い付いた良い方法は、生徒さんに好きな色の子を選んでもらって、自分の立ち位置に並べてもらうことです。
そうすれば自分がどのカエルか覚えやすいですものね。
ただ問題は「私はこの子が好き」などと言われているのを聞いて、選ばれなかった子が悲しみはしないかということです。
だから選ばれなかった子もお客さん役として活躍してもらうのです。
もっとも、どの子がモテるかはあんがいクラスによってけっこう違うので、本人たちには「みんな等しく活躍できて良かったね」と声をかけています。


できればもっといろんな色の子が欲しいですね。メンバーが12人以下ということはそうそうありませんので。
さしあたり、ゼッケンや服を作って同じ色の子を見分けられるようにしようと思っています。
でも、そりゃ色の種類が増えたらさらに萌えること必至ですから、今ないピンクや紫やモスグリーンやエメラルドグリーンなどが増えたら、こんなにうれしいことはありません。
めざせ100人!!

さて、パーティーまであと一週間です。
当分たっぷりした睡眠時間は望めないけれど、参加した人が楽しいと思ってくれるようなパーティーにできるなら、頑張りがいもあるってものです♪

カエル円陣

2008-02-26 23:23:19 | カエル偏愛
フォーメーションの考案や説明用デモンストレーションなどで活躍している我が家の50人組カエルさんに、新たな仲間が加わりました!!
新メンバーも1色5人ずつで、元いたメンバーと合わせると総勢60人になりました♪

昨日偶然東京のお店でこの子たちを見つけ、「おおお!!同じ子だ!!!」と感動して連れ帰ったのです。

新しい子たちの色は実にかえるらしいグリーンです。
前からいる子たちのサイケな色彩や蛍光色やパステルカラーも可愛いけれど、ここではかえるらしい緑色の子たち4色20人に円陣を組ませてみました。

でもこうしてよく見ると、前からいる子たちとはちょっと顔つき・からだつきが違いますよね。
というより国籍が違いそうです。だって瞳がブルーなんだもん。
体型も手足の指先がマルっとしてて、全身がいくらか平べったく、後ろ姿もけっこう違います。

こ、これは大丈夫なのか。50人の子たちとうまく馴染めるのか。それ以前に言葉が通じなかったらどうしよう.....。
一度は激しく心配した私でありましたが、こうして引き合わせてみたらなんてことはない、ごく自然に迎え入れられてました。

かえるというのは大変個人主義で、それこそ私が彼らを愛する理由の一つでもあるわけですが、好きこのんで群れたがらないかわりに誰とも頓着なく付き合えるタチのようです。
もう少し大きい子たち(ドンことかえるちゃんと仲間たち)にもその傾向があって、いろんな新顔がやってきますが快く仲間に入れています。
こないだやってきたエルク君のことも、かえるではないにも関わらずちゃんと仲良くしてくれているようで、我々としてはありがたい限りです。

彼らは寝るときも一緒で、くっつきあって横になったところに私がブランケットをかけておきます。
室内とはいえ、かえる肌に冬の日光の気候は寒いでしょうからね。お互いの体温であたためあっているものと思われます。
その点、北欧から来た寒さに強いエルク君は、かえるたちにとっても頼れる存在なのかもしれません。そばにくっつくと暖かそうですし。

ダイモン

2008-02-08 01:38:59 | カエル偏愛
ファンタジーの史上最高傑作(と私が勝手に思っている)『ライラの冒険・黄金の羅針盤』が、いよいよ来る3月1日に公開されます!!!

『黄金の羅針盤』は三部作第一弾のタイトルです。
なかなかワクワクするタイトルではありますが、実はコレ、正確なタイトルではありません。
原作者のプルマン氏が仮称として書いておいたものを、物語に登場する重要アイテム=「真理計(アレシオメーター)」のことと勘違いした人がそのままアメリカ版のタイトルに使い、それが世界中に流布してしまったのだそうです。
だからほんとはこのタイトルはアイテム名じゃないんですよ。
続く第二作『神秘の短剣』、第三作『琥珀の望遠鏡』は、本当に出てくるアイテムの名前ですけどね。


まあそんな知ったかぶりはおいといて。
『黄金の羅針盤』公開に先駆け、オフィシャルサイトで「自分のダイモンを知ろう!」という面白い企画をやっています。

ダイモンとは主人公・ライラが暮らすパラレルワールドの住人すべてが持っている「守護精霊」のこと。
これは決してこの世界固有の生き物ではなく、本来ならどんな世界の人間も持っているのですが、普通は各人の内面に在るもので、それが目に見える生き物の形をとって存在しているのがライラの世界の人々の特徴といえます。

ダイモンはあくまでもその人間の精神の本質の具現とでもいうべきものなので、その人間から一定距離以上離れることはできません。無理に離そうとすると命に関わることになります。

また、人間が子供の頃は変幻自在に姿をかえますが、大人になるにつれ変身の回数が減り、最終的に一つの形に定まります。
それが「アイデンティティーを確立した」状態にあたるのではないかと、私は解釈しています。
つまり、大人のダイモンを見れば、その人の為人がだいたいわかるということです。

大学でこの作品を取り上げた時、「あなたのダイモンは何だと思う?」と聞かれたので私は迷わず「カエル」と答えました。

はい、私のダイモンはカエルです。
げんにカエルをダイモンに持つキャラクターは作品にも出てきます。フラ・パベルという名前の人で、真理計を長年の文献研究によって解読する学者肌の聖職者です。
おお、私っぽい。やはり私のダイモンもカエルだ。

ただしこの人のダイモンが肩に乗る程度のカエルなのに対し、私のカエルはめっさ大きいです。
何を隠そう大きめの西瓜ぐらいあります。

大きいうえに動きがのろいので、私のダイモンであるカエルは常に私の頭上に乗っています
しかも無駄に偉そうにふんぞり返っています。

私のダイモンは子供の頃からほとんどカエルの姿でしかおらず、小学生のうちにそのまま定着してしまい大きな身体で頭上にふんぞり返っているおかげで、私の伸長は早々と止まってしまいました。
おまけに重いため私はしょっちゅう頭痛に悩まされます。

しかしこのダイモンにも良い所はあります。
目の良くない私にかわり、カエルグッズやめぼしい本がないか目を光らせて教えてくれます。
またこの大きくて重いカエルが頭に乗ってくれているおかげで、重心のブレない踊りを踊れるようになりました。

...と、このように己のダイモンに妄想を馳せますと、『ライラ』の世界がより身近に感じられること請け合いです。
私のようにダイモンが明らかでないときは、公式サイトのダイモン診断テストを試すのも一興です。

ちなみに公式サイトのダイモン診断にはなんと肝心のカエルがありません!!!
だから私のダイモンは正確に出ないのですが、いちおうやってみたところ私のダイモンは「トラ」と出ました。
ほほ~。カエルが出ないならネコ科の大型動物だろうと思っていたら、その通りでしたな。

でも私のダイモンはカエル。誰が何と言おうとカエルです。カエル以外あり得ません!!!

カエルとルイスと未来泥棒

2008-01-21 03:00:35 | カエル偏愛
今日は映画を見てきましたー。しかも3本立てです。
実は地元の文化会館ではときおり日曜日に映画の特別興行が行われるのです。
たいてい数本立てで上映され、公開日からはちょっと経ったもののいちおうまだ劇場公開されている程度に新しい作品が手頃な価格で見られます。

どのくらい手頃って、今日なんて3本観て900円ですよ。1本300円の計算ですね。おそろしいほど安いです。
ただし、実際の価値は3本とも300円均一とはいえませんでした。
その内訳は後でお話しするとして...。

文化会館での上映は「長ったらしい予告編がゼロ」という、ありがたい特典があります。
ただし安価ゆえか暖房はまったくかかっていません。ハッキリ言って、カウントダウンのディズニーリゾートよりよほど寒かったです。いっさい外套を脱げない上、ディズニーではあまりお世話になれなかったカエルミトンも嵌めっぱなしでした。

今日上映されたのは、
(1) 『アーサーとミニモイの不思議な国』
(2) 『ルイスと未来泥棒』
(3) 『クローズド・ノート』
の3本です。

いうまでもなく本命は『ルイス』で、それはもちろんカエルが出演するからに他なりません。
『アーサー』も好きな監督の作品なので願ったり叶ったりです。
そして『クローズド・ノート』...といえばアレです、あのなんとかエリカという若手女優が会見で笑っちゃうほどふて腐れてたあの映画です。
普通けっして我々が見ないタイプの映画ですが、本命2作品のついでに見られるとあらば見ようかということになりました。
さて、彼女があんなにむすッくれてたのは果たして会見であの悪趣味な服装(未だにときおりお笑い芸人さんが真似してますよね)をさせられたせいなのか、それともほかに理由があるのか、この映画を見れば分かるかしら(笑)。


まあそれはともかく一本目『アーサー』の始まりです。
この作品のリュック・ベッソン監督は、音楽と色彩のセンスがとても優れている方で、普段大人の鑑賞に十分堪えうるエンターテインメント作品を作っている監督がこういうファンタジーに取り組んだらどうなるのかとても楽しみでありました。

はたして、作品は期待を上回る面白さでした!!
探検家のおじいちゃん(今は行方不明)をもつ少年アーサーが、おじいちゃんの手記や家の至る所に残した手がかりに助けられ、庭の地下深くに広がる小さな小さな部族「ミニモイ」の世界へ飛び込んで大活躍する、ワクワクするような冒険ファンタジーです。

何せ私はファンタジーが大好き。それも乙女ちっく路線ではなく、敵を倒したり宝を探したりの血湧き肉躍る冒険活劇系ファンタジーに目がありませんから、『アーサー』はまるっきしツボでした。
ミニモイ族の姿形が愛らしいのはもちろん、彼らの操るハイテクだかローテクだかわからぬような道具や機械も素敵でした。
ヒロインの女の子はとても強いけど色っぽいしね。たとえ少女でもヒロインが色っぽいこと、これが欧米作品の魅力の一つです。

あ、欧米で思い出したけど「欧米か!」でおなじみタカアンドトシのお二人が声優として参加してます。ドサクサに紛れてお馴染みの決めゼリフを言うからすぐに分かるよ(笑)。
一番驚くキャスティングはミニモイの敵「悪魔M」を演じる人ですね。エンドロールで「こ、こ、この人だったのかあああ」と絶叫することうけあい。でもあのすばらしく気取った敵役を演じられたのはやっぱり彼だったからこそだと思います。

物語はかーなーりーご都合主義(ミニモイの世界に行ける年に一度のチャンスがたまたま今夜だったり)なとこがありますが、まあそれもアリか、と寛容になってしまうくらい痛快です。人間界とミニモイ世界両方のすべての問題が解決し、めでたしめでたしの大団円で終わりますから後味も最高です。
私は、エンターテインメント映画はハッピーエンドで爽快な気分になって終わるべきだと思います。映画を見てるときくらい、この世知辛い現実社会を忘れてヒーローになった(※ヒロインではないのがミソ)気分を味わいたいという、私の切なる願望の現れです。


スッキリ爽快になったところで2本目の始まり!!
...とおもったらなんと、『ルイス』の前にミッキーの短編映画が上映されました!!!
よ、よかった。格安上映だから見られないかと思った(笑)。

しかしミッキー可愛いですね。時代によってミッキーの顔はだいぶ違いますが、私はこの『造船技師』の頃のミッキーがかなり好きです。とか偉そうにいえるほど知ってるわけじゃないですが。
そのわりにドナルドとグーフィーは今とあまり変わらないルックスです(笑)。
こうして改めて見ると、巨匠・手塚治虫氏が長編の邦画のおまけに上映されるディズニー短編目当てにせっせと映画館に通い、暗がりでスケッチし、ミッキーの耳はあのアトムの髪型に影響を与えたというのもうなずけます。

...と、ひとしきり感心したところで本編がスタートします。
『ルイスと未来泥棒』はただただカエルが出るのを楽しみに見ることにした映画でしたが、いやあ、映画としての作り込み方のなんと巧いこと。
最近のディズニー映画の中で一番のヒットですね、個人的に(←カエルのせいだろう。どう考えてもカエルのせいだろう)。
さり気ないけど後から思い返せば分かりやすい伏線の張り方といい、細部にわたるキャラクター設定(※特にカエル)といい、感情移入しやすいストーリー展開といい、画面の端々に見られる遊びといい、しっかり泣かせるところといい(←それはカエルが出ているからじゃないのか)。

そうなんです。私はカエルが出てきただけで泣いてしまうのです。
特にこの作品、カエルの出番が半端じゃない。なんたってカエルが伏線の役割を果たすのです。

どんな伏線かはネタバレになるので言えませんが、とにかくしょっぱなからわりかしリアルなカエルが出てきて、画面いっぱいゲコゲコと飛び回ります。
もうこのシーンで私のコーフンはMAXに!!!
おもわず「フンモーー!!!」と鼻息を荒くして足をバタバタしてしまったので(注:前席には人はいなかったわよ)、周りの人が何事かと私の方を振り向くのが見えましたが、そんなことを気にしている場合ではありません。
このカエルたちは何たって伏線ですから、観客により強く印象づけるべく、このシーンではこれでもかこれでもかとカエルが跳ね回り鳴きまくります。
そして私は失神寸前です。
もう登場人物の台詞なんて聞いてられません。画面ところ狭しと跳ねるカエルたちを目で追いすがるのに忙しく、ストーリーの進行はどっかに追いやられてます。
ま、ここでカエルにうつつを抜かしても(だからアンタぐらいだってそういう変態は)、この後のシーンを見ればまた展開についていけます。

そしてカエルは未来の世界で再び登場します。
しかしさすがは未来、カエルたちもめざましい進化を遂げ、なんとスウィング・バンドを結成しています
もちろん歌えるわけですから喋ることもできるし、バーで飲みながらジョークを飛ばす、なんて素敵な芸当もできます。みんな、青いジャケットをパリッと着込んだお洒落さんです。

フンモ~~~~~(過熱)

私はもはや気絶しそうです。こんなカエルたちとバーで語らい、カエルを侍らし侍らされてめくるめく真夏の夜の夢を見られるものなら、どれだけカエルたちに弄ばれたっていいわッ。いえむしろこの私を弄んでッッ!!!さあッッ!!!

...このままでは変態街道まっしぐらなので、このへんにしときましょう。

カエル偏愛者の悶絶そっちのけで物語は核心へと突き進み、ルイスの将来および悪者の未来泥棒の過去について衝撃の事実が判明します。
そして、未来世界がまるで一昔前の人々が夢見たようなポジティブな姿になっている理由もわかります。ルイスこそそのポジティブな未来への鍵を握る人物だったのですね。

未来ですてきな親友と家族を得て、冒険のすえに未来は自分の力で切り開けると知ったルイスは、現代に戻ってその未来への第一歩を踏み出すのでした。
という貴重なシーンでまたまたとどめにカエルが出てきます。あああ、どれだけ私をコーフンさせれば気が済むのでしょう。しかもこの物語のオチを握るのはほかならぬカエルたちなのです。

未来の鍵を握るルイスもすごいけど、物語のオチを握るのがカエルってのはもっとすごいぞ。
ディズニーにおけるカエルの地位躍進の記念碑的作品としても楽しめる『ルイスと未来泥棒』、私のお気に入り作品として燦然と輝き続けることでしょう。


...あ、最後の映画のこと書くの忘れた(笑)。
カエルがらみのコーフンを思い出してまたもや悶絶し、すっかりエネルギーを使い果たしてしまったので、この続きは明日にいたしましょう。

冬用かえるさん

2008-01-16 23:26:29 | カエル偏愛
外のかえるたちは今頃冬眠のまっただなかです。
落ち葉の下にもぐったり小さな穴を掘って入ったりして、目に薄い膜を張り、ちょっとやそっとじゃ起きない態勢でしっかり眠っているそうです。
妄想しただけで萌えまくります。でもあの子たちの安眠を妨げてはいけないので、一年中元気いっぱいな我が家のカエルたちと戯れて冬を過ごしています。

そしてこのたび、心強い冬向けのカエルたちが仲間に加わりました♪

まずはディズニーシーにも連れていったケロタンマークのコートです。
実はこれは私のオリジナルで、シンプルな既製品のコートにダイカットのケロタンワッペンをくっつけて製作しました。

このワッペンはアイロンで貼れるようになっているのですが、コートの素材が心配だったので縫い付けることにし、複雑な体型を縫い付ける上にケロタンに痛い思いをさせないように気を遣いながら縫ったため、針仕事に慣れない身にはけっこう大変でした。
でもこれで長年の念願だったカエルコートをゲットでき、大変だった甲斐がありましたね♪

そして昨日、コートと合わせればコーディネイト完璧な究極の冬カエルグッズをいただきましたっ。
なんとカエルフェイス型みみあてなのです!!!

いや~、ミッキーみみあては見たことあるけど、カエル型は初めてです。レアです~!!!
しかもふっくら立体的で可愛いのなんの。ニッコリ顔がたまりません。
こういうグッズはえてして子供用で私の図体に合わないものも多いんですが、このみみあては伸縮自在で私の巨大な頭でも無問題なのです。ありがたや!!
装着するとしっかり暖かく、周りの音もちゃんと聞こえるし、みみあてとしても優秀です。

これをもってひととおり冬のカエラーセットが出来上がりましたので、この二つを装着した上にカエルのニットキャップを被り、カエルのミトンを嵌めて、カエルの手型マフラーを巻いて冬支度は完璧です。

せっかくだからぜひこの悶絶フル装備で出かけたいものですね。
カモ~ン、寒波!!!(←滅多なこというな)

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