「どこへ行ってもうまく話せない気がして、少し怖くて。人込みを避けて歩けばどこか淋しい…略…反戦集会が一瞬、景色を過ぎるターミナルまではあと5分、息が苦しい…略…この世の中でひとり自分だけが間違いに思えて。傷つかない為に傷つける自分がとても嫌いで。道を聞こうとすれば声がかすれる」
(篠原美也子『ひとり』1993年 より引用)
戦争は、命を奪い合い目に見えるものばかりがそれでなく、見えない戦争なら、捜せば見つかる筈である。それはどこか、答えは言わなくても解っている筈だ。
そんな戦争に負けたり、その戦争が「間違い」だと気付き主張すれば、経済封鎖に似た「四面楚歌」という状態に陥る。
ふと、最近思う。悪いのは、ある特定の誰か1人ではない。ここで形成されている「社会」 だと。私は、そんな社会に喧嘩を売っているふしがある。この場合の社会は、「現世全体」というものに限定されない。
私ひとりじゃどうにもならないし、迷いは増えるばかりだけれど…。
(篠原美也子『ひとり』1993年 より引用)
戦争は、命を奪い合い目に見えるものばかりがそれでなく、見えない戦争なら、捜せば見つかる筈である。それはどこか、答えは言わなくても解っている筈だ。
そんな戦争に負けたり、その戦争が「間違い」だと気付き主張すれば、経済封鎖に似た「四面楚歌」という状態に陥る。
ふと、最近思う。悪いのは、ある特定の誰か1人ではない。ここで形成されている「社会」 だと。私は、そんな社会に喧嘩を売っているふしがある。この場合の社会は、「現世全体」というものに限定されない。
私ひとりじゃどうにもならないし、迷いは増えるばかりだけれど…。