オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

2070年、世界の人口が減少に転じるニュース

2024年04月08日 19時03分37秒 | 日記

今朝は息子を駅に送って家でゴロゴロしていました。昼からは1時間半程の散歩。携帯電話にニュースが出てくるので見ていたら、ハンギョレ新聞社のサイトから「2070年、人口減少という津波が全世界を襲う」という記事が出ていたので、皆様にご紹介したいと思います。

実は僕が高校一年生の時、現代国語の時間に、クラスの前でスピーチをしなければならなかったのですが、僕の選んだトピックは世界の人口増加の問題でした。スピーチの要旨は、このまま世界中で人口が増え続けたら、食料生産が追い付かず、飢餓が深刻な問題になり、世界中で大変なことになるという予測でした。

その頃から40年経って、今日のニュースを読んだら、そう遠くない未来、40数年後に、世界の人口は減少に転じ、、、人口も経済も縮小に転じるという記事です。

まず、日本では少子化が時々ニュースになりますよね。去年の日本の出生率(女性一人が一生の間に産む子供の数の平均)が1.20に落ちたとか。しかし、韓国では、0.72で、日本の少子化率とは比べ物にならないくらい少ないのです。そして、これは日本と韓国だけの問題ではなく、2030年には、全世界の出生率が2.1を下回ると予測されています。

ご存じの通り世界の出生率が2.1を下回ると、いずれは生まれてくる子供の数よりも亡くなる人の数の方が増えていきますから、、、人口は減って行くことになります。

日本では、人口が減少に転じたのは2011年で、去年は64万人少なくなったそうです。人口が縮小する時に問題になるのが、働く人の人口に比べて老人の人口が多くなるので、、、働く人達が多くの税金で老人達を養わなければならなくなることです。つまり若い人達の生活は苦しくなり、夢も希望もない閉塞感に満ちた社会が来ることだと思います。

日本の人口が減っていても、世界の人口が増えているならば、世界に日本の自動車を輸出して経済を発展させることは可能ですが、全世界で人口が減り始めると、世界の経済は縮小していきますから、、、日本の経済も縮小し、給料も増えるどころか減って行く社会になると思われます。

オーストラリアの人口は約2千7百万人で、人口増加は年に65万人(2.5%)程で、大変な増加ですが、これは慈善増ではなく、大部分は移民による社会的な増加です。今のところ、オーストラリアの人口は増えてはいますが、、、世界の人口が減少に転じたら、オーストラリアの人口も減少に向かうのかも知れません。

因みに、オーストラリアは国土は広いですが、その殆どは砂漠地帯で、人が住むには不向きな場所です。降水量が少ない為、農業に適した場所も少なく、飲料水も限られていますから、人口はある程度までしか増やすことは出来ないと思います。人口が増えると問題になるのが、不動産価格の高騰で、、メルボルンやブリスベンなどの都市部では、平均の一戸建ての価格が一億円に近づいていて、シドニーでは1億5千万円くらいです。収入はそれ程上がっていないので、若い人達が家を買うのは、本当に大変です。

環境を考えるなら、、、世界の人口は少ない方が良いのかも知れませんね。人口が少なくなればなるほど、人間の活動は環境への負荷が少なくなりますし、綺麗な川や海が戻るのかも知れません。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。


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