廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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あの平成29年7月5日豪雨災害から3年。

2020-07-05 17:10:42 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
今日はあの平成29年7月5日九州北部豪雨災害からまるまる3年。

朝倉市、東峰村など、大きな災害をもたらしました。

共星の里がある朝倉市黒川地区はわずか9時間で774mmという

最も多い雨量を短期間で観測したと記録が残る。

まさか!黒川でこんな災害が起きるなんて⁈

今までに経験したことのない事態。

あの日を誰が予想できただろうか?



昨日は、また熊本・鹿児島での豪雨。
本当に心が痛い。


九州北部豪雨災害はもとより、西日本豪雨、

今回の熊本・鹿児島での災害で犠牲になられた方々とそのご遺族に対し

心から追悼の意を申し上げます。



亡くなられたFさんのところへお参りを。







不思議なくらいの静けさ。




お参りを済ませたら、小雨が降りだしました。



お隣のFさんが自宅があった場所に3年前に桃の木を植樹されたのだが、

大きく成長しておりました。

本当に自然はすごいとおもう。


緑ひとつ無かった日から復旧も少しづつ、進んでおります。



3年前は朝倉だけがなぜ?と思っていたが、

あれから日本各地、いや世界で様々な自然災害が起きている

今、どこで何が起きるか本当にわからない。

3年前災害の様子です。⇐(こちらをご覧ください。)

またその後お世話になった方々や経緯も追ってご覧ください。


最近になって代表が言うには、もしかしてあれは夢か幻か…。

あの日、代表は、私たちより先に共星の里を三奈木方面に下りて出て行った。

経験したことのない真っ白く煙が上がるほどの大雨の中、あまりよく見えなかったが、

川の岸に白い服を着た老人が「こっちへ来ては駄目だと引き返しなさい!」と告げたそうで…。

その方のお告げで引き返し、共星の里へ私たちを呼びに来て

車2台で私たちは奈良谷線を山田の方に下りて行き、

こちらも危機一髪、あの土石流が発生する5分前に下りて難を逃れました。

見えない力が働いているのでは…。そんなありがたい気持ちを頂き

不思議な出来事がこれは、偶然?

それとも必然?

へーーーここに繋がる。

そんなあれから3年の月日。

3年が10年分のように、この災害でいろんなことを経験致しました。

まだまだ復旧・復興のなかにおりますが、

ご縁頂いた多くの方々、皆様の支えがあって、今この時を

今日も元気で共星の里を開館し過ごしております。


本日7月5日のお客様にも廃校のこと、災害こと

復興ガーデンのこと、赤い石こと

英彦山との歴史、アートこと…。

蓄音機の歴史

話は尽きない。



最後は、泰庵に繋ながり、皆さん深呼吸。






あの災害で無くしたものもありますが、

あの経験があってからこその繋がるもの、得るものもあることも学びました。

多くの方々の尊いお心を頂き、そのお心を胸に

ひとつ、ひとつ。一歩、一歩。

この共星の里にお越し頂だく皆様とあの日、何が起きたのか…。

お一人お一人の会話のなかで

肩肘をはらず、キャッチボールしながら、

お話し出来ることを続ける。

自分の身のまわりから…。できることを、出来るところで。

それもあの日を忘れない、風化させないことと信じ

黒川を照らしていくことにつながるのでは…。

あえてあの災害を体験した当事者だからこそ

災害の怖さと防災の大切さを!!実感し、

本当に

なにより一番皆さんに伝えたいのは

”今を” この瞬間を本当に大切に生きてほしい!!







紫陽花がとっても雨に濡れて鮮やかな季節、

再生と循環を願って

今回、共星の里のガーデンにたくさんの紫陽花を挿し木致しました。




この日を忘れないためにも

献花をこの大地に致しました。

この祈りがどうか繋がりますように。













九州北部豪雨災害はもとより、西日本豪雨、

今回の熊本・鹿児島での災害で犠牲になられた方々とそのご遺族に対し

心から追悼の意を申し上げます。

2020年7月5日

共星の里スタッフ一同 拝


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