のし紙に包まれたような衣装で、玉野さんたち6名のダンサーが
会場内を横断する「川」をはさんで縁沿いに、静かに、ゆ っ くりと、歩いてきました。
手に持っているのは華籠(けこ)という小さな盆みたいなのに乗せられた
「散華(さんげ)」というもの。
7~8センチの金銀の鳳凰とか花とかが印刷されたキレイな紙です。(これをまきながら歩く)
STAFF紹介6(カテゴリー「7.楽しいヒトたちご紹介」)で紹介した
りょーこチャンとゆいしょうクン(お盆のお寺は当然忙しい!残念ながら今回のイベントには2人はこれなかったのでした。)の協力により、こんな特別な演出が組み込まれました。
みなさん散華って知ってます?
私は見たことも聞いたこともなかったので、ネットで調べてみたらちょっと興味が湧きました。
散華を集めている個人のコレクターの方のとてもわかりやすいHPがありましたので
説明を引用させてもらいますと....
散華(さんげ)とは
寺院で法要を巌修する時に、諸仏を供養するために花が撒かれます。
これを散華といいます。
元来は蓮弁をはじめとする生花が使われましたが、
いつのころか蓮の形をかたどった色紙が代用されるようになりました。
法要の際、何千枚もの紙花が御堂の屋根から撒かれ、
蒼天に五彩舞う情景には格別の風情があります。
また、一部の寺院では著名な画家に原画を描いていただき、
それを元に木版などで印刷したものを、記念品として使用したり販売しており、
それらを小さな美術品として収集しておられる方々も少なくありません。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~sangemuseum/
....とのこと。1,200~1,300年の歴史があり、清めや祝福の意もあるそうです。
大きなお寺で大きな法要なんかがある時に記念で発行されておみやげ用に販売されてたり、まかれたものをわれ先にと(餅まきみたいに?)一般の方々が拾い集めて記念に持って帰るそうで...
そういえば「今回まかれたやつ拾って持って帰ろう!」なんて思っていたのに、それをすっかり忘れていた事に数日後気づき、昨日たまたま用事でウチに来てたよしえチャンにあれは残ってないのかと尋ねたところ、
よしえ:「私も欲しかったので、イベント終了後に会場を隈無く探したケドぜんっぜん無くて、ゼロセンの下に隠れてた1枚をやっと見つけた!」
と聞いてびっくり。
は~みんな知ってんだね~
こんなに人気のあるこんなのがあること、私は知らなかったナ~。オモシロイ。
.
残さず持って帰られてたのは、柄入りのやつだけで…、色だけのやつは踏まれ放題!!
ちょっと悲しかったなぁ。私もお寺にご縁がある方なもので。私的には、散華は大事で大好きなモノなのです…。
イベント後にもらった散華は、車に飾ってまーす☆色褪せちゃうかもしれないけど。
来て頂いた皆様も、散華を大事に思い出として残してくれると嬉しいなぁ~…。
散華って、お仏壇に飾ってる方も多いみたいだけど、本や手帳に挟んでしおりとして使ったりしてる方も多いみたいよ~(^-^)
あとね、薄手の散華にメモや一言メッセージを書いて贈り物に添えたり…といろんな使い方ができる散華。イベントに来られた皆さんも、使ってみて下さいね~
あたしも聖典のしおりとして一枚挟んでおります。
へ~っ!散華をしおりやメッセージカードに使うなんて、なんか小粋でおしゃれで良いですなー
残り物にされてよしえチャンが嘆いてた「色無地の薄い方」でもいいからとっとけばよかった~
と、それ聞いてますます後悔の念がつのるヨー。
あとね、「散華」って「けさ」とも読むと聞いて、地方で呼び名に変化があったりすんのかナ~?と疑問に思い、
ブログでも紹介した個人コレクターの方のHPに質問をメールで送ってみました。
www5f.biglobe.ne.jp/~sangemuseum/
この方にとっては「けさ」という呼び名は初耳で、今度お坊さんに尋ねてみるとのことでしたので、時々覗いて結果が出たらまたコメント入れときま~ッス。
その件でそちらで何かわかる事があれば教えてチョッ
「華籠」と書いて、「けろう」と読みますのよ、実は(笑)
参考リンク
http://www.jade.dti.ne.jp/~otera/gon6.htm
宗派によって違いはあると思うんですけどねー。
散華が欲しかったら、ウチに残ってるので良ければお裾分け致しましょう(笑)!
そのことってゆいなまクンは知ってた?
お茶やお花の流派による「作法の違い」みたいに、
自分に関わりのある宗派以外のコトって普通詳しくは知らないもんじゃないですか、呼び名の違いがあること自体案外知られていなかったりして.....
しかしもしほんとに「宗派による違い」なんだったら、
ほぼ同じ意味合いで、同じ使い方をされて、同じ漢字で表すのに、呼び名だけちょっとずつ変えてるなんて、いったいどういう経緯があったんだろうね。単なる宗派の差別化かナ?
あ、という事はhand_iine/}呼び名で宗派を判断・特定することも可能だということではありませんか!.....でもそれが、どこで何に役立つかな~face_setsunai/}
ウレシーなhearts_pink/}散華おくれ~っ!
私の就寝前の愛読書「現代農業」専用しおりにします。
こんどついでの時に1枚よろしく~(&ばば菓子も期待)
この前おうちにお邪魔した時に言ったじゃーん!
しかも、その時も同じく『けさ』って言うから、
けさじゃなくて、けは!って言ったのにぃ。。。
だって、『けさ』は着るモノでしょ?!
それか、ほんとに『けさ』というとこもあるのかしら?
しかし、ゆいなまクンはなぜ『けさ』について何のコメントもしてないの??
私も『けは』はどういう字を書くのか知りたいよぉ!
あわてて散華コレクターの方のHPへ、自分の書き込みチェックしにいったら、
やっぱ勘違いしたまんまの「けさ」で質問書いてたヨ~
恥ずかしいケド速攻で訂正メール入れときました!
>この前......た時に言ったじゃーん!
って、KAZUさんなんかに自分がよく言ってるセリフを、言われる立場になろうとは!!
くっそ~。
>それか、ほんとに『けさ』というとこもあるのかしら?
ナイ!ナイ!たぶん。
だって完全に私のしょーもないカンチガイなんだモン。
それにしても気づいてくれて助かりました。
アリガトー
お名前: 太郎冠者
「けは」の件ですが、それは「花葩」のことだと思います。
この漢字は「はなびら」とも読みますが、「散華(さんげ)」も花びらを表しますから、
「花葩」≒「散華」となり、転じて
「散華」=(さんげ)⇒(はなびら)⇒(けは)
と呼ぶものと考えられます。
ただ、(けは)は名詞的用法が強いきらいがありますが、
(さんげ)は名詞的にも動詞的にも使用されるのではないでしょうか。
また「散華」の読み方ですが、
広辞苑などの辞書及び一般的には(さんげ)ですが、
浄土宗の寺院では、(さんか)と読むようです。
地域性があるかは分かりませんが、
東京目黒の祐天寺(浄土宗)、散華がある法要の中で
進行役の僧侶の方が「浄土宗では(さんか)と呼ぶ」と説明されておりました。
他の関東界隈の浄土宗のお寺さまも(さんか)とおしゃってました。
ちなみに祐天寺さんのオリジナル散華は、とっても愛らしくユニークですよ(笑)
...とのことでした!
「さんげを行う」は解るけど「けはを行う」とは言わないでしょ?きっと。
けはだったら「けはを蒔く」だよね~。
違う呼び名が存在すること自体はこのへんで何か納得できたけど、
このHPの管理者の方の地元、奈良県には、とりあえず「けは」という呼び名は無いそうで、
ある所と無い所があるのはいったいナンでなんだろう????