Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

Tommy

2006年06月30日 | Weblog
フランクフルトからTommyが遊びに来ています。
Tommyは前の住居での同居人。
今はフランクフルトの某日系旅行会社で働いてる。

忙しくなる夏の前に休みがもらえたということで、夜行バスに乗りはるばるやって来てくれたのです
久し振りに会ったTommyは前回の2月に比べ、すっきり痩せちゃっていい感じ。
この人、見た目は彫りの深い、日本人離れしたカワイコちゃんなのに、中身は完璧オッサン
しかもやらしい感じのね
2人でエッペンドルフのPeti caffe という人気のカフェに行き、喋り倒した
仕事も順調、オトコ関係も絶好調と羨ましい限り

そして、フと我が身を悲しく思った。
仕事に関しては、ワタシは学生なので特に比較の仕様がないけれど、殿方関係に関してはTommyはまさに今からが勝負!といった感じでまだまだ可能性や楽しみは無限大だ。
片やワタシは・・・・
終わってんだなぁ、もう・・・。

しっかり再確認してしまい、ワタシとTommyの間に大きな隔たりを感じた。

 うちに帰ってからも、フロにぶつぶつと不満をたれる。
「Tommyはさ、今モテモテなんだよ。それでどの人だって選べるんだよ・・

するとフロは爽やかに笑いながら言った。
「キョウコはもう選んじゃったから、楽しくないね。Tommyが羨ましいんだね

・・・なんで笑ってんの?何でしょうか、その余裕は?

「でも一番いい人を選んだから、ラッキーだったよね。もっと頑張ってマッチョになるから待っててね

いや、マッチョとか必要ないし。
ってか、一番いい人って・・・。

ワタシの不満話しにすっかり慣れっこになってしまい、マトモな返事をする気はすっかり失せているって事だろうか?
変わらず上機嫌で、
「Tommyに何ご馳走しなきゃ駄目かなぁ?」(←Tommyにお茶ゴチになったので、将来フロが出世したらフロが何かゴチするね、と約束したのです
と考えるフロを見て、諦めと安堵がごっちゃになった様な感情が沸き起こった

良きも悪きも、選択済みの人生かな・・・


もしもシリーズ

2006年06月29日 | Weblog
今、ワタシの中で「もしも~したら、あなたどうする?ゲーム」が超流行っています
ゲームなんて言ってみたところで、そこは何のひねりもないただただひたすら言葉通りの、単なる「問いかけ」なんだけど

ちなみに今日のお題は
もしキョンが「やっぱりドイツに残って歌を続ける!」って言い出したら、フロちんはどうする?。

あっさり
「1人で日本へ行く。チュース(バイバイキーン)
と答えられた。

何か負けた気分だったので
じゃぁ、もしキョウコラインが浮気したらどうする?
と次のお題へ。

こりゃぁ、ウンウン悩むだろう、と思いきや
「別れる。チュース(バイバイキーン)
とこれまたあっさり嬉しそうに(?)答えられた。

 真剣レベルが低い!!もっと、本当に起こった場合を心に思い浮かべた後、なんなら胸がキリってなるくらい感情を高めてから答えてよ!!

ワタシの怒りの抗議に、それならと、今度はフロが出題してきた。
「もし僕が、日本でまともな職を見付けられなくて、生活出来なかったらどうする?」

 現実味ありすぎて、逆に考えれんわい。

そこで、すっかりこのゲームから逃れたいフロに、最後の最後の問題とお願いしてワタシが出題した。
もし、フロの大事な大事なキョウコラインが、突然死んじゃったらどうする・・・?

・・・・ゲンコツされて怒られて、今日のゲームは終了。

チェッ、欲求不満気味に終わった今日のゲーム・・・

タバコ

2006年06月28日 | Weblog
朝9時からフォネーテク(発音法)の授業だったので、爽やかに曇り空の元学校に向かった。
学校の入り口に見たことある人影が。
 アッ、ハーブルガー・マキコ。かな?
でもその手にはタバコが。
なんだ、ハマ。じゃないのか。見間違い・・。

と近づいてみると、アレレ?やっぱりハマ。だ。
「エーッツ、タバコ吸うのッ、知らなかったぁぁ

 本当に驚いてしまった。
そして急にハマ。が恐い大人の人に見えた。
方向音痴のハマ。が。
料理出来ないハマ。が。
人情に厚いハマ。が。

タバコを吸う、恐い大人の人だったなんて!!

ワタシはタバコは吸えない。
過去に1度試したことがあるけど、ものすごい咳き込んで苦しいだけだったので、こんなもの二度と手にしないと決めている。
実は吹き出された煙にも滅法弱く、
「吸ってもいい?」
と聞かれると、ワタシの気ぃ使いの性分から
「どうぞどうぞ
と平気を装ってしまい、こっそり息を止めて口からオソルオソル煙の出来るだけ少ない空気を補充するといった苦行も度々だ。

そしてそのほぼ未知のタバコを易々と吸える人を見ると、
「大人だ、恐い大人だ
と自動的に身構えてしまう。
何故「恐い」のかと言うと、
タバコを吸う人=頭の中に、ワタシなど思いもよらないスゴイ世界が渦巻いている人
という構図が出来上がっているからだ。
ま、根拠のないイメージでしかないけど。

そういえば、ハマ。は料理が出来ないとはいえ(←この場合あまり関係ない・・?)、しょっちゅうバーに入り浸り一人酒を楽しむという、タバコにはぴったりの女。
いきなりハマ。の人間の幅が暗黒の闇まで深まった気がしてビビリ、必要以上にハマ。の料理出来ない面を攻撃してやった

朝の爽やかな10分の語らいで、ワタシの中でこんな葛藤があったとは、ハマ。も知るまい・・・

ブラームス

2006年06月27日 | Weblog
オガたん。に借りたジェシー・ノーマンのCDを毎日聞いてる。
モノはブラームス。
ひたすらブラームス。

好きな作曲家は?と聞かれればすかさず
「ブラームス!」
と答えるワタシ。
偶然にもハンブルクはブラームスの生誕地でもあった。(知らずに来たけど

日本でもブラームスは沢山歌った。
これでもかってくらい。
重く、暗い曲調から、ワタシの声に合っているとも思っていたので、大学時代からとにかくブラームス。

ここに来て初めの頃、トゥーラに
「何が歌いたいの?」
と希望を聞かれ、やっぱりすかさずバカの一つ覚えのように
「ブラームス!」
と叫んだ。
ところが、断固拒否される

当時からワタシの声はメゾではなくソプラノだと主張してきたトゥーラ。
彼女に言わせると、今この時期にブラームスをやっていると、いつまで経ってもワタシの本来の声が手に入れられないという事だった
それでもこの2年、次は何がしたいのかと聞かれればチャンス!とばかり
「ブラーームスゥゥ
と叫び続けた。
そして蹴散らされ続けた

ところがここに来て、終了演奏会の演目を決めるにあたり、遂にお許しが出た。
もうソプラノになったからブラームス、いいわよ」

いつの間に自分がソプラノになっていたのか、その事にショックだったけど、ブラームス歌っていんならもうどうでもいいや、と早速ブラームス漬けに

そして今、楽しい
ずーっと我慢してたから、敵をとるかの様にブラームス以外しない。
ただ、昔やった曲を取り出すと、どれも調を高いモノに代えないといけなくなってて驚き。

ブラームスはVolks Musik(民謡)からメロディーを取って作曲もしてるので、そういうモノもしてみる。
素朴で、単調で、クラシックで、派手さのかけらもないような作品が多いけど、彼の人柄が反映されているようで、勝手にジーンとなったりする。

ただ一つの悩みは、作品の性格からして女性歌手が歌った録音が少ないこと。
もっぱら男性歌手によるものが多い。
というわけで、今のところジェシー・ノーマンにお世話になりっぱなしという事に。
誰か上手な人、歌ってないかなぁ・・・

Kiel (キール)

2006年06月26日 | Weblog
ハンブルクからREで1時間10分、北にある街キールに行って来ました。
ここはハンブルク同様の港町。
メンバーはフロ、ハマ。、Okojonn、おとうさん。
レンダーチケットを使ったので、1人往復6ユーロ弱というお得感

おとうさんは朝食用に8個もハムサンドやチーズサンドを作ってきてくれ、ワタシはおにぎりを。
Okojonnは自分の為(だけ)にヨーグルト持参。
ハマ。、フロに至っては、売店で何か買えばいいと企んでいた様子。
しょっぱなからはっきりとそれぞれのキャラ全開でちょっと面白い

今日は2週間あったKieler Woche(キール週間)の最終日。
中央駅を出ると、いきなり港に着いている多数の船が出迎えてくれた
近代的な豪華客船風なものから、古い映画で出てきそうな海賊船風なのもある。
どれも現役で実際に使われてるんだって
そのうちの1つの船はロシアからやって来ているらしく、しかも中を見学できるらしく、私たちも早速乗船。

ユラユラ動く階段を登って乗船すると、乗り口にロシア人の若い水兵さんが立っていた。
ワタシは普通に「ハロー」とスルーしてしまったが、後に乗り込んだハマ。が
「手を取って助けてもらった
と自慢してきた。
クソゥ、この野郎!!
チャンスを最大限に活かすハマ。に完敗だ。
(ちなみに降り際にハマ。はロシア語で「ありがとう」とまたもや愛想を振りまき、ロシア人水兵さんは何か答えていた。ハマ。は「どういたしましてと言ったに違いない」と力説していたが、ワタシは「立ち止まるな、さっさと降りろ」だったと堅く信じている)

船内はというと、古いタイプのつくりで珍しかったので、キャッキャと日本人丸出しで写真を撮りまくった。

さて、キールと言えば海、海と言えば砂浜。
ワタシ達は、水着を持参したおとうさんの為にも絶対に海に行かなければならない!
バスで50分かけてたどり着いたそこは、ちっちゃいリゾート地だった。
テンションの高まるハマ。

いやぁ、天気はいいし海には来れたし、気持ちいいったらない
すっかり旅行気分で、冷たい海に果敢に挑むおとうさんを眺めながら寛いだ。

フロちんも珍しくTシャツを脱ぎ、皆様に上半身を披露しながら砂浜でゴロゴロ。
そのフロをマット代わりにしながらワタシもゴロゴロ。
ハマ。もテンション上がりすぎて海水で濡らしてしまった時計を拭きつつゴロゴロ。
Okojonnも寒い中、泳ぎ続けるおとうさんを指さし大笑いしながらゴロゴロ。

海から引き上がる時にはすっかりくたびれてたけど、あっという間の日曜日、とても充実
更に、フロがドイツ人1人という環境にも関わらず、全然ストレスなしに楽しめた初めての日記念日でもあった

夏のキール、近いし、気持ちいいし、お薦めです