ドイツのニラ、ベアラオホ

すっかり春、もしくは初夏のドイツからこんにちは。

暑い！
猛烈に暑い毎日です。桜も散りましたヨ。

トラム、バスは冷房がきき、夜は半そで短パンで丁度いい。
先週まで冬用コートだったのに、この変わり身の早さよ。


さて、この時期になると、ドイツではベアラオホが咲き乱れます。
今調べたら、英語ではラムソンというらしいです。知ってます？？
このベアラオホ、ワタスはドイツのニラと呼んでおり、毎年山に収穫に入り、様々な料理を作っております。

主に森の平地にワッシャーと絨毯のように生息し、見渡す限りベアラオホ、周囲はニンニクの匂いに包まれるという。

こんなの　↓





寄るとこんなの　↓





一見堅そうに見えますが、実際は柔らかい葉っぱをちぎり収穫します。
ほんの10分取るだけで、スーパーの袋いっぱいに。

食べ方は、完全にニラと同じ使い方なので、ニラ玉（ベア玉）にしたり、餃子に入れたり、お味噌汁に刻んで入れたり。
ドイツ風にすると、バジル同様ペストにして、パスタと食べたり、バターと混ぜてベアバターにし、お肉やパンに塗ったり。
ちなみにペストはこんな感じで市販もされとります。





先週、ウォーキング仲間のCちゃんと袋持参でベア狩りに出かけまして、ベア絨毯を見つけ歓声挙げて夢中で収穫し過ぎてしまい、完全に取り過ぎて。
大家さんや、学生たちに分け分けしましたが、まだまだ残っていて。
しかも頼みの綱のフロ吉がベアラオホ好きじゃなくて。
今一人ベア祭り開催中なわけです。


朝ごはんでご飯のお供にベア玉、ベア味噌汁。
お昼ごはんでベア入りサラダ。
夜ご飯でベアペスト・スパゲッティ。






ウ・マ・イ！幸せ！！！！










・・・と感じたのは1日目のみでした。

食べても食べても減らないベアラオホ。
シンナリなってくベアラオホ。そして焦るワタス。
Cちゃんに聞いてみると、彼女も同じ問題に直面しているらしい。デショウネ



収穫から約1週間。
もうベアラオホのレシピなんか考えられないワタスに、近所の方がお届け物をしてくれました。ハイ、プレゼント









・・・収穫し過ぎて持て余しているらしいベアラオホでした。

イラナイって言えませんでした。
超お礼を言ってしまいました。

でも最後に力を振り絞って、どうやって食べているのか尋ねてみました。消費したいんじゃ

「ペストよ～美味しいよ」


・・・・ガックリでした。ペストに必要な葉っぱはせいぜい20枚。
あちらにもワタスの食べ方を聞かれたので、最も効率よく消化できる、ベア玉を教えました。
たくさん消費できる方法を知って、超喜んで帰っていきました。
こちらの収穫ゼロでした。



今日はこれから歌のレッスンです。
ベア祭り続きすぎてニラ臭いワタスに、先生が嫌なカオをしないことを願って。
先生も偶然にも旬の草であるベアラオホを食べてることを願って。




ニラ臭いですけど、なにか？　おつきあいついでにポッチン

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ありがっちょー！

おフランスに入国

本日、晴天の日、おフランスに入国させていただいておりました。仕事でですけど。。


半年ぶりのシュトラースブルクです。ドイツとの国境の街なんです。大聖堂よ、ボンジュールお久しぶりでゴワス、そしてアナタを縦にする技術のないワタスを許して。


この大聖堂、高さが142mあり、かつては世界で1番高い教会だったそう。
今は世界ランキング6位になってしまったらしいけど、中々の存在感を見せております。圧巻。



せっかくなので、久しぶりの一人旅楽しまなければと歩き回りましたよ。・・・仕事ですけど？


やっぱね、おフランスは違うよね、はっきり言うと悪いけど、どっかのドイツとは。←言ってるー！名指しー！！

だってさ、ホラ、これとか。



そりゃね、日本に比べたら、で？って感じかもしれないけど、ドイツに比べると、う、う、美しい・・・ってレベルなわけ。
あの、甘さとデカさのみで勝負！みたいな、しかもフォークが突き刺さって出てくるワイルドなドイツ産の奴らとは、別物なんです。
何せ形にバリエーションがあるもの。丸いケーキとか！なんかクリームが絞られたりとか！層になってたりとか！！ヒー！！
夢のモンブランも追加で、3種類も買ってしまいました。甘いの苦手なくせに。テンション上がり過ぎ。←恐らく、うちのドイツ人に食べられる


テンション上がると言えば、店に入ると

「ヴオンジューㇽ」

出るときは

「オヴワ」

そしていちいち

「マダム」

と話しかけられる、この感じ。





・・・オ・サ・レ・・・
言葉のオサレ破壊力すげー！



「ハロー」
「チュース」
「ジー」

とは比較にならんじゃないか。
チューって。ネズミか。
ジーって。ジイさんか。





マロン売りに気を取られたり、




アルザス地方の陶器に惑わされたり、




お腹が空いてみたり、また縦にする技術がなかったり、




歩き疲れて、ケーキで休憩したり、





とっても楽しかったです！　・・・ネェ、仕事は？


とっても楽しかったです！なんて爽やかに日記を書いてる場合じゃなく、時折仕事もしながら、最終的には山盛りのお買い物袋を持って帰途に着きました。

今日の成果は、チーズ各種、おフランスのパン（おフランスパン）、オサレなハチミツ、高そうなお紅茶（そうなって何？値段知ってるヨネ？）、バター色々、お菓子色々、等々。






あぁ、こんなにご近所さんなのに。
橋一つ渡ったらドイツなのに。
なんでこんなに何もかも違うんだろう。

どうしてバゲットはこんなにモチモチして、そしてドイツの半分の値段なんだろう。
どうして言葉が美しくて、自分がオサレ住人の仲間入りした気分にさせてくれるんだろう。
どうしてケーキはこんなにも繊細なんだろう。そしてフォークはケーキにただ添えられてるんだろう。（それはただただドイツがオカシイ）



後ろ髪引っ張られっ放しで、いやいやドイツに帰ってきました。
しばらくは調達してきた食料で、おフランス気分を保っていこうと思ってます。




マダムですかど、なにか？　おつきあいついでにポッチン

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ありがっちょー！

チカンはあかん！ドイツでも！

チカン、、、それは日本文化だと思っておりました。


3か月前、通勤途中のトラムでジジイに足撫でられるまでは。

アラブ系のジジイ、杖ついてフラフラしつつ、隣の席に座りまして。
何か近いなとは思ったものの、そこまで気にはならず。
そのうち、太ももがなんかモジョモジョするなと思いチラリと視線を落とすと、ジジイの杖持ってない方の手（ワタス側）がダラリとワタスとの境界線に投げ出され、微妙に当たってるような。


ン？



それでも窓側を見つめていると、ジジイの視線を感じ、振り向くとサッと視線を逸らす。



何だ、コイツ？



更にモジョモジョ。
キショッ。確信。体をずらして離れようとしたその瞬間、ジジイがワタスの膝を撫でながら立ち上がり、


「オー、足が悪くてごめんね～。助けてくれてありがとう～。ダンケダンケね～」


って言いながらトラムを降りていった。

やり逃げされてしまった。悔しい！！！




その後も、何度かこのジジイに遭遇した。アイツだっ
目を離さず監視していると、奴のパターンが見えてきた。

①必ず若い女の子の隣に座る。（ワタスは若くないけど、ドイツマジックで若く見えるので。）
②杖は反対の手に持ち替え、女の子側に手を投げ出す。
③すんごいソロ～っと太もも横で手を動かす。
④大抵女の子が気付き、気持ち悪げに席を立っていく。



そして今日、ジジイがまたもやワタスの隣に座って来た。バカめ、ワタスは若くないのだ
しかも車内にジジイの友達がいたらしく、その人とも言葉を交わした後、ワタスの方に移動してきていつも通り杖持ち替えて準備。すぐにモジョモジョ。知り合いいるのにどんな根性



すかさず大きな声でジジイに告げました。


「ワタスに触ったら今すぐ警察に突き出してやる恥ずかしくないのか、このエロジジイがッ」




周りの人は驚いてましたとも。ジジイはひるんだ表情。
でもさすがドイツ。
見てみぬふりを出来ないんでしょう。通路挟んで隣だった小太りのおばちゃんが、

「この人、何かしたの？」

って普通に聞いてきた。


「うん、チカン。前にも触られたし。信じられない。最低。」




するとジジイ、サッと立ち上がり、スタスタとトラムを降りていったわ。←杖の意味ーーー！！







あー、スッキリ。
ジジイ、恥を知れ。
世の中の女はオマエの欲求を果たすためにいるのではないのだよ。
ご自由にお触り下さいではないのだよ。


ワタスは正義漢では決してないけど、自分がやられて久しぶりに本気で腹が立った件でした。
皆さんも、ドイツでも油断しないでね。チカンは日本の専売特許じゃなかったみたい。
座席間に不自然に手をダラリンコ男には要注意





なんだかガラが悪くてごめんなさい。つきあいついでにポッチン

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芸能人だと誰に似てるって言われる～？

それは日本からやって来たハーブルガーまきこ。に久しぶりに再会した日のこと。めちゃ天気悪かった

「ねーねー、アナタさー、○○（人名）って知ってる？　似てるよ」

と告げられた。
名前の響きが、ハーフモデルのようだったので、期待に胸を膨らませてさっそく検索してみた。




































‥‥‥驚いた。

慌ててまだドイツ国内にいる筈のハーブルガーにラインした。


「カオ！？」



しばらくしてきた返事に胸を撫で下ろした。

「違うよ、中身」








？





どういう事かと、動画を検索した。
































2度驚いた。


衝撃のあまり、フロ吉にも動画を見せた。


最初は

「え～、またまたハーブルガーらしいなー。（ふざけちゃって）」

だったのが、


「・・・あ～、、、分かるかもぉ。ソウイウことね。」



に変わるのにあまり時間はいらなかった。





今朝、週一で一緒にウォーキングしているCちゃんとお笑いの話になり、

「ブルゾンちえみって面白いよね～」

と聞かれ、うん、そうだね、とどうしても答えることが出来ず、ハーブルガーの見解を伝えてみた。
とても優しい人なので、真実はどうあれ、きっと否定してくれると睨んでの告白だった。






「・・・・エーーー！！！（絶対違うよ～！！のエーーー）」








ねー！！（違うよね～！のねー）、と反応しそうになった寸前に、Cちゃんの表情がフッと変わり、


「・・・分かるかもーーー！（爆笑）」









って。









菜々子だったのに。前回似てるからと生徒達からあだ名までつけられたのは、松島奈々子だったのに。


でも、待てよ。


あの時は、やまとなでしこ（随分昔のドラマ）の菜々子だった。
そう思うと、あの菜々子とブルゾンちえみには共通点がある気がする。



そういう事なんだろうか。
多分、そうなんだろう。



ハーブルガー、恨みます。










元菜々子の話に付き合ってくれてありがとー。つきあいついでにポッチン

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ありがっちょー！

料理におけるポジション

フロ吉は料理をしません。

故に、食事作りは主にワタスの担当です。

ワタスも嫌いじゃないので、特に不満はないんだけど、一人キッチンに立って猛スピードで料理するとき、ふいに淋しくなったりします。
そういう時は、リビングで幸せタイム中のフロを若干切羽詰まった声で呼び出し、いかにも手が足りない感じで手伝いを強要します。

大抵の課題がジャガイモの皮むき、ニンジンの皮むき、玉ねぎの皮むき、ツイていればそれぞれをカットするという内容のため、フロは不満が募っていたようです。

先日ついに、

「・・・もうアシスタントはイヤだ」

と生意気にも抗議してきました。

じゃぁなにがしたいのか（できるのか）と尋ねると、

「味付けや調理など、メインを任せろ」

との事。

今日の美味しい晩御飯を半ば諦めましたが、下積みが長く、溜まりに溜まった不満を無視すると今後のアシスタント業が危ういと思い、コンロ前ポジションを譲りました。


ただ、ポジションは交代したものの、フライパンに詰まってる野菜たちの方向性、最終形がフロ吉には全く見えていないため、結局ワタスの指示によって味付けし、調理を進めることに。
これでいいのか・・？と疑問でしたが、食事の際、

「今日は美味しくできたね」

と満足気なフロでしたので、これでいいのだと思いました。



とは言え、いつか自分で美味しい料理を作れるようになってくれたら、やっぱり助かる場面はかなりあるに違いない。

ちなみに朝ワタスより早く家を出るフロ吉は、自分で朝食を作っています。
ミュースリーやナッツやフルーツやココナッツオイル等を駆使して作る、恐ろしく身体に良さそうな、アサイーボール的な何かです。
ワタスがリクエストすると嬉々として、2人分準備してくれます。

またワタスが出張で長期間家を空けるときは、スパゲッティやパニーニ等を自分で作っているよう。

以前、ワタスが家に居る時には、なぜ夜ご飯を担当しないのか聞いたところ、とても人様に出せるレベルではなく恥ずかしいからという回答でした。
確かに、世界の誰もが美味しく作れるはずのカレーがマズくできた事があったので、恐らくその理由は真実だろうと思います。


いつの日か、フロ吉が美味しい晩御飯をメインシェフとして披露してくれる日を夢見て、キッチンに一緒に立つときは最大限優しくしようと決めました。
とりあえず、アサイーボール的な何かを作ってもらったときには、最高に褒めようと思います。

メインの座を明け渡す準備は、こっちサイドは完全に整ってるんです。







ワレラの料理ポジション話に付き合ってくれてありがとー。つきあいついでにポッチン

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