Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

ストーカーの結末

2006年08月31日 | Weblog
約1ヶ月前に始まった、AAIでのサマースクールが遂に最終日を迎えました。
昨日午前中に最終試験があり、総勢100名近くの日本、韓国、中国からの学生が終了証明書をもらい、夜はAAIでパーティー。
そのパーティーには全学生が各国の料理を作り持参という素晴らしい制度があり、卓上には信じられないくらい多くの料理が並ぶ
そしてそこに招待されているのは、学生達に午後2時間の授業をしていた、ハンブルク大学の学生達。
フロも韓国学の学生として、韓国人2人とペアでいつも午後に授業をしていたの。
思い出して頂けるでしょうか、1ヶ月前、ペアとなった韓国人2人があまりにカワイコちゃんでワタシがストーカー行為にまで及んでいたことを・・・

このお別れパーティーの予定を聞き出し、フロに誘われてもいないのに金魚のフンとしてくっついて大学にむかうワタシ。
時々フロが迷惑そうに「どこに行ってるの?」と振り向くが気にしない

AAEではもうパーティーが始まっていた。
ウッジャウッジャいるアジア人にすっかり紛れ込み、料理を堪能した。
それにしても、日本料理の部では驚くほど肉じゃがが多い。
次にお握り。
韓国部門ではやっぱりちじみがハバを利かせてる。
どれも美味しい。

飲み物も傍らにあるカフェがフリードリンクスタイルとなっており、カフェのカウンターでいつも通りのメニューが飲み放題という気前の良さ。
フロと一緒に会場ど真ん中のテーブルでワインを飲んでると、今回のサマースクール企画・運営の仕事を1人でこなしたカースティン(男性・フロの友達)が近付いて来る。
一瞬
ヤバイ、無関係のワタシがここにいてご飯食べてて本当にいいのか!?」
と初めて焦ったけど、カースティンは気にも留めてない様子。
後でフロに聞くと
「キョウコは僕に属している人なんだから問題ないよ
と言われた。そんなものか。
いくら見回してもワタシ以外の侵入者は見つからなかったけど・・・。

ところで、今回行って良かったなぁと思うことがある。
それは、ストーカー中に見つかり笑われてしまったカワイコちゃん韓国人とすっかり仲良くなれた事。
2人の名前はウジンとソンギ。
ウジンは若いときの松島菜々子によく似た明るい子。
ソンギは背がすらりと高く、頭も小さく、顔まで愛らしいというモデルになれそうな控えめでおとなしい子。(実際モデルにという話しはしょっちゅうあるらしい)

2人のレベルは他の学生を圧倒していた。
しかもとても仲良しでずっと一緒にいるからものすごく目立つ。
この2人がずっとフロの側にいてくれるから、もうデレデレじゃないか
数いる韓国人学生の中でこの2人とペアで授業が出来たなんて、絶対カースティンの操作だな、と確信した
ワタシも色々話しをして、すっかり2人が好きになっちゃった。
すごく気さくで面白い
韓国でまた会おうね、と約束。
別れ際には韓国から持ってきたという綺麗な小袋や箸をプレゼントしてくれた。

今日初めてちゃんと知り合ったのに、もう明後日帰ってしまうという事でなんだかフロ同様ワタシまでキュゥンとしてしまう。

帰り際、フロがしみじみ言った。
「僕の夢のような1ヶ月は終わったよ。これからはまたキョウコの時代だね・・

言ってる意味はよく分からなかったけど、韓国からの学生達、しかもあの美女に囲まれてたフロは本当に楽しかったんだろうな。
今日のパーティーでもよく分かった。
あのフロが最後まで残ってたんだもん

ワタシもストーカーしてる暇があったら、もっと早く仲良くなればよかったなぁ・・

双子

2006年08月29日 | Weblog
フロとベンベンは二卵性双生児です。

ワタシ達のブームであるピラティスの土曜のコース、フロが行けなくなりました。
ところがベンベンが前から興味があったという事で、フロのカードを持っていつものスポーツジムにワタシと行くことに。
会員制なので本当は本人しか使えないんだけど、そこはせっかくの同じ顔に懸けるしかない
アァ、どうかばれませんように・・・。

コースの20分前から待ち合わせ、カードの使い方、男子更衣室の場所等をコソコソ説明。
まずはいつも受付にいる黒縁眼鏡の兄ちゃんにドギマギするも、普通に
「おはよう
と挨拶。
・・・・・フーッ

サッサと着替えて、コースのあるスタジオ前でトレーナーを待つ。
ワタシ達は水曜、土曜のコースに行ってるんだけど、今日の土曜コースのトレーナーは今日から休暇で3週間いないので代役の誰かが来るはず。
って事はまだ会ったことナイ人だから大丈夫だろう・・・
と思いきや、ナント!!
水曜のトレーナー、お尻プリプリ女性がやって来た!!

ワタシに向かって
「あら、おはよう、早いのねー
と声をかける。
ワタシはもう4度くらい彼女のコースに出たことがあるの。
でも、フロは先週が初めてだった。
そして小声で素早くベンベンに説明する。

ベンベン、フロは先週の水曜に、ピラティスが私のクラスで初めての人は?って聞かれて手を挙げたの。だから彼女はピラティスの何たるかを、フロの為にもう1度説明したんだ。時々フロだけの顔を見ながらね!」

そう、下手したら彼女はもうフロの顔を覚えてるかも。
イヤ、覚えてるだろう。
アジア人の女の子(←ワタシ)と一緒にいるデッカイ男、という図で

「OK!キョウコが説明してくれといて良かったよ。気をつけないとね!」

クラスには大体15人位やって来る。
メンバーはいつも入れ替わるから特に目立つことしなけりゃ大丈夫だろう。
なんたって顔が同じなんだから何を心配することがあろうか・・・
と気持ちを入れ替え、いざコースが始まった。

後ろでひっそりと思うワタシとは裏腹に、ベンベンはトレーナーの目の前に陣取ったので仕方なくその横に寝そべる。
ワタシの頭の上にベンベンの足の裏があると思っていただきたい。
いつもの様にトレーナーが聞く。

「さ、今日がピラティス初めてって人はいる?」

(フゥ、ベンベンに説明しといて良かった

ムネをなで下ろした気持ちでホッとした瞬間、頭上から男の声が。

「ハイ。僕は初めて」

・・・・・・・・ エエエエーーー!!
すっごいベンベンにそっくりさん声だったんすけど!!
思わず身を起こして頭上を見上げると、ベンベンの高らかに挙げられた手が見えた。

そして間髪入れずトレーナーの返事。
あなた、先週のクラスにいたじゃない。」

・・・・あぁ~、、でも、まだ、そのぅ・・ねぇ。」

みたいな。

一瞬凍り付いたけど、トレーナーは何も気づいてない。
その後ワタシに笑いが沸き起こり、とても腹筋を鍛えるどころではなかった。
人知れず身体を震わせ今のシーンを忘れようと努力した。

1時間のトレーニングが終わった後、ベンベンはそんな事もすっかり忘れ
「すっごい面白かったー。僕もピラティス始めようかなぁ・・
と大満足。

アァ、来週のコース、トレーナーが替わってますように。
さすがに1週間でちょっと太っちょになったり痩せたりしてたら、同じ顔でもごまかせないよね・・・




プール

2006年08月28日 | Weblog
またまたベンベンがボンから帰省してきました。
今回は、友人の結婚式に出席という事で彼女のスジンも一緒。

昼間、港に着くというイギリスの豪華客船クイーン・マリー2号を見に4人でエルベ川に。
フロも久し振りの弟との再会で嬉しそう

その後一緒に両親のおうちに帰り、みんなで久し振りのお食事。
パパもみんな揃って嬉しいらしく、かなり気合いの入った晩ご飯だった。
ところが、スジンは一切食事に手を付けず紅茶のみ。

「1週間前、明日の結婚式で着るドレスを試したらチャックが上がらなくて・・

そこから、食べるの大好きスジンの厳しいダイエットは始まった。
出来るだけ少ない量の食事に加え、6時以降は絶対何も口にしないらしい。
その甲斐あって、ベンベン曰く
「ハムの様だった2の腕がすっかり細くなった
らしい。
でもまだまだ気は抜けず、最後の仕上げとして食事後4人でKellinghusen Badに行くことにした。
両親宅から歩いて行ける、かなり大規模のプール。
結構古いアンティークな建物の中に、何種類もの温水プール、野外プール、そして香草サウナ等が揃ってる。
前から、絶対いつか来たいなとフロに頼んでたスポットだったの。

ウキウキしてセクシービキニに着替え、まずは屋内のプールへ。
日本の素っ気ないものとは違い、水中にランプがあるのか、もの凄く綺麗にライトアップされてる。
水がキラキラ反射して、フロの顔もライトアップ状態。
しかも時々大波が起こり、フロとキャッキャと波にさらわれごっこをした。

ワタシ達が波に揉まれている間、トレーニング目的のベンベン&スジンはさっさと屋外のこれまたロマンチックプールへと行ってしまう。
屋外はさすがに水が少し冷たいものの、光が紫っぽくなんだかリゾート地にやって来たよう

真面目に泳がないワタシはすぐに寒くなってしまい、フロを誘って別の屋内プールへ。

そして!!
ワタシは感動した。
ナンだこりゃ!!
そこにはエロプールがかなりのスペースに渡って設置されていた!!

大きな部屋に4つのプールが設置されている。
そしてその雰囲気が明らかにおかしい。
最初、中世のエロ社交界に迷い込んだのかと思った程だった。
皆さん、想像してみてください。

薄暗い中、プールサイドには多くの蝋燭が揺らめいています。
水中からは色とりどりの光が漏れてきます。
どこからか女声の艶めかしいオペラが聞こえ、不思議なアロマも漂います。
棒状の浮きを身体に巻き付けたカップル達が、プールに寝そべったり絡み合いながらチュッチュしています。

いやぁ、ビビったともさ。
どのカップルも目がトローンとしちゃってるのは何故なのか・・?
よく見りゃゲイカップルもピンクの浮きで2人の身体を縛りくっつけ、かなりイチャイチャ中。
凝視してしまった。

フロとベンベンが言うには、こんなのは今日が初めてだそう。
いつもはもっとリラクゼーションプールといった雰囲気なんだって。
何か特別な日だったらしい。

そんなカップル達に混じって、ワタシ達もプカプカしてみた。
こんなとこ、うっかり1人で来たら泣けてくるな、やばかったな、と汗を拭った

今回はサウナは行かなかったんだけど、
「今度ゆっくり来たら、絶対お薦め
とスジンが言っていたので、近いうちにまた行きたいなー

エロ・プールはいつやってるのか知らないけど、当たったらいいかもぉ

ヤマトナデシコ

2006年08月23日 | Weblog
先日のハウスコンサートの折、ながねぎちゃん創設のヤマトナデシコ・コーアは無かったけれど、ヤマトナデシコがチョロチョロしていたのを、ワタシは見てしまった!!

あれは、料理の上手なマキコさん(ハマ。ではない。決してない)が、素晴らしい日本食の数々を運び込んできたときだった。
おっきいスプーンで高野豆腐をすくっていたワタシに、ハマ。が、
「ワタシにも入れてよ
と喧嘩口調で自分のお皿を突きだしてきた。
渋々高野豆腐をすくってやる親切なワタシ。
そんな献身的なワタシに
「アァ、もうッ。時間がかかるッ。いいよもう。自分でする
と捨て台詞を吐きつつサッサと他の料理も盛って去っていった。

取り残されながらも、ワタシも料理を一通り盛り終え、脇目もふらず一心に頬張っていた時、目の端に信じられない光景が写る。
先程ハマ。が一生懸命盛っていった皿が、彼氏のハウケの手に。
そして彼がそれを美味しそうに食べているじゃぁありませんか
それを優しく傍らで見つめるハマ。
もちろん自分は何も食べていない。

更にそのすぐ後ろで、チユキちゃん(注:父のチユキではありません)が彼のダリウスに背伸びをしながら聞いている。
「ダリウス、日本食食べたい?取ってこようか?
「ううん、今はいいよ。ありがとう」

てんこ盛り盛られた食事の箸が一瞬止まってしまった。
ショッキング映像だった。

ッッッッハッッッッ

って、遅かった。
いつの間にかワタシの傍らにはフロが立ち、この光景をまさに今、悲しい目で見つめていた・・・・・

ワタシは黙って、食べかけのワタシのお皿を渡そうとしたけれど、静かに首を振られたので、仕方なく食事を中断し新しいお皿に、わずかに残っていた日本食を盛ってあげた。
「ありがとう、キョウコライン、優しいね
って、この言葉が半ばイヤミに聞こえるのはワタシの耳にだけでは無いはず。

まぁ本来、女性が男性に尽くす事に反発心を覚えるワタシとしては、ものすごい大サービスだった気もするけどサ・・・
可哀想に、フロさんよ。

いやぁ、それにしても日本人女性のヤマトナデシコ説なんて、今やどこへ、と思っていたのに中々どうして、皆さんやっぱり日本人女性なんですね、と恐れ入った。
それでいけば、フロなんて完全に外れくじを引いてるね

余談だけど、その後追い打ちをかけるようにオガたん。が、
「キョウコさんは女王様ですね
とフロに告げた時、フロは
「その通りです
と感慨深げに頷いていました。

そして帰りの電車でも、その通りだよね、と繰り返していました


演奏会

2006年08月21日 | Weblog
久し振りの演奏会でした。
今日は聴きにいくのではなくて、自分が出演する方。
ハウスコンサートで、最近何故かよく通っているハーブルクでのものです。

午前中はピラティスでフロと汗を流し、その後2,3の予定をこなしてから声出しをする暇もなくハーブルクに到着すると、中から歌声が。
みんなでプローベ(合わせ)をしてたらしい。
 エー、知らんがー
すっかり準備が整ったみんなに混じり、口パクで動きだけ確認。

もうお客様が入ってきてたから地下で発声し、Puriちゃんともそこで確認させてもらう
今回はPuriちゃんとのメンデルスゾーン2重唱と、りー、Puriちゃんとの落葉松3重唱、そしてアンコールでシュトラウス「こうもり」の合唱。
というわけでソロなしの今日、もの凄い楽しかった

お客さんもドイツ人が殆どだけど(だから?)、批評するような目線はなく、一緒に音楽を楽しんでくれる雰囲気。
アァ、こんな演奏会なら3日に1度でもいいな。

演奏会中、フロは持参した3脚にご自慢のカメラを乗っけて、バッシャバッシャ写真を撮りまくり
隣に座ったハマ。の彼、ハウケもひいてたと思う。
あ、そうそう、このハウケについては詳細を別で書かせていただこうと思っています

演奏会後は、ケーキやスープを頂き、あとワインもグピグピ飲んでいた。
そこに料理の上手なマキコさん(ハマ。ではない。決してない)が日本の料理を作って運んできてくれ、瞬く間に皿が空になったのには本当に驚いた

あちこちに散らばっていた筈の日本人の嗅覚に乾杯

みんながこうして支えてくれて、この演奏会って成り立ってるんだなぁ、と柄にもなくやっと気づき大人への階段をまた一歩よじ登った、今日、演奏会の日