オペラに行くことがよくあります
ハンブルクで留学中は、1週間に3日~4日、本当に行ってました。
特に最初の1年は学校とオペラの劇場が歩いて1分だったので、しかもフロのバイト先でもあったので、通いに通い、最後は戦いのようになってました。今日のチケットもあるか!?
そんなこんなで、同じ演目を2回も3回も見るなんてのは当たり前。
今じゃ、ナニを見て、どうだったのかも、何も思い出せません
さすがにハンブルク歌劇場の契約歌手の顔は覚えちゃいましたファンです
さて、オペラ歌手といっても、人間ですから。
通っていると色々目にすることがあります。
何が原因なのか今でも謎だけど、椿姫を韓国人の歌手が演じるんだけど、口パク。
ほんじゃ歌は?というと、ロシア人の歌手が舞台の端っこで突っ立って歌ってたり。
韓国人の調子が悪いならロシア人がやっちゃえばいいじゃん?(このロシア人もこの役やってる日があるんです!)アンタ、できるアルよ!ワタス、知ってるよ!
何があった、この2人?
人間関係のもつれでしょうか?
韓国人がプリマ・ドンナを降りたくなかったのか?
舞台後、ロシア人歌手が帰宅途中に喋ってるのを小耳にはさんだところ、
「今日は私が演じれなくてごめんなさいね~。皆の為にも私がしたかったのにね~」
ってブツブツ言ってました。
あと、歌手の調子が悪いこともあります。
もし日本だったら、それでも普通に幕は開き、歌手は気づかれないようやりきるんじゃないでショか?
ここドイツはやっぱり違います。
ある日の「フィガロの結婚」開演前。
舞台にマイクを持ったおじさんが現れ(大体これでいいことは起こらない)。
「皆さんに残念なお知らせがあります」
と。
会場どよめきます。キャストの変更!?
「最近雨が続けて降ったのでフィガロ役の○○が、風邪をひいて食欲がなくなり、体調がよくありません」
ありゃー。キャスト変わっちゃうのねー。というか雨のせいなのね。というかというかフィガロの食欲とかお知らせするのねー。
「降板も考えましたが、フィガロは一生懸命頑張るので歌わせて欲しいと言っています。」
い・・・一生懸命頑張るって。
発表会じゃないんだけどね。
「今日は食欲も戻り、通常の量も食べることができました。」
ここで会場から拍手が起こる不思議
そして幕が開き、飛び出てきたフィガロは、ものすごい巨体の太っちょさんでした。
しかもどこが風邪引きなんだっつーくらいの大音量で歌ってましたよ
会場、大笑いです。
頑張れ、フィガロ。
また、別の日は、「カルメン」でした。
このカルメン、カルメン役の歌手がすごく良くて、大当たりの演目。
ワタスも2回も見に行っちゃいました
この2回目の時。
予定時刻を過ぎても始まりません。
周りの噂によると、誰かが渋滞に巻き込まれて遅刻してるだとか。
上演を遅らせても待たないといけないのね!?
誰かしら、これでカスタネットとかだったらちょっと怒っちゃうよ?カルメンでは重要だからカスタでも怒っちゃだめよ?
色んな憶測が飛び交う中待ちに待ち、30分後にやっぱりマイクを持ったおじさんが出てきました。
「実はカルメン役の○○が・・・」
えーーーーーーーー!!!
会場、どよめいて既にブーイング気味。
だって、あのカルメンみたさに皆来てるのよ!?別のカルメンじゃイヤっ
「準備中にヘアーアイロンで目の上に火傷をおいまして・・」
目、目なのね・・。で?
「カルメンのチリチリっぽい髪型の為にはそうしないといけなかったのです」
分かった、分かった。で?
「やれるかどうか皆で考えた結果、、、、、、」
みんな、シーンと静まり返ります。
「カルメンが目の上の火傷だから歌えるというので、通常通り上演します!」
・・・・・・・・ 30分の遅れ、いったー?
ちょっと笑っちゃいました。遅れた本当の理由を深刻に語っちゃう、この国のオペラに。
会場は喜びの拍手です。
つーわけで。
カルメン、絶好調で素晴らしい演技を披露してくださいました。
皆さんも、オペラに行ってこんな事があったら、おじさんが語る理由を楽しんでね
オペラにぽっちん
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こっちもぽっちん
ハンブルクで留学中は、1週間に3日~4日、本当に行ってました。
特に最初の1年は学校とオペラの劇場が歩いて1分だったので、しかもフロのバイト先でもあったので、通いに通い、最後は戦いのようになってました。今日のチケットもあるか!?
そんなこんなで、同じ演目を2回も3回も見るなんてのは当たり前。
今じゃ、ナニを見て、どうだったのかも、何も思い出せません
さすがにハンブルク歌劇場の契約歌手の顔は覚えちゃいましたファンです
さて、オペラ歌手といっても、人間ですから。
通っていると色々目にすることがあります。
何が原因なのか今でも謎だけど、椿姫を韓国人の歌手が演じるんだけど、口パク。
ほんじゃ歌は?というと、ロシア人の歌手が舞台の端っこで突っ立って歌ってたり。
韓国人の調子が悪いならロシア人がやっちゃえばいいじゃん?(このロシア人もこの役やってる日があるんです!)アンタ、できるアルよ!ワタス、知ってるよ!
何があった、この2人?
人間関係のもつれでしょうか?
韓国人がプリマ・ドンナを降りたくなかったのか?
舞台後、ロシア人歌手が帰宅途中に喋ってるのを小耳にはさんだところ、
「今日は私が演じれなくてごめんなさいね~。皆の為にも私がしたかったのにね~」
ってブツブツ言ってました。
あと、歌手の調子が悪いこともあります。
もし日本だったら、それでも普通に幕は開き、歌手は気づかれないようやりきるんじゃないでショか?
ここドイツはやっぱり違います。
ある日の「フィガロの結婚」開演前。
舞台にマイクを持ったおじさんが現れ(大体これでいいことは起こらない)。
「皆さんに残念なお知らせがあります」
と。
会場どよめきます。キャストの変更!?
「最近雨が続けて降ったのでフィガロ役の○○が、風邪をひいて食欲がなくなり、体調がよくありません」
ありゃー。キャスト変わっちゃうのねー。というか雨のせいなのね。というかというかフィガロの食欲とかお知らせするのねー。
「降板も考えましたが、フィガロは一生懸命頑張るので歌わせて欲しいと言っています。」
い・・・一生懸命頑張るって。
発表会じゃないんだけどね。
「今日は食欲も戻り、通常の量も食べることができました。」
ここで会場から拍手が起こる不思議
そして幕が開き、飛び出てきたフィガロは、ものすごい巨体の太っちょさんでした。
しかもどこが風邪引きなんだっつーくらいの大音量で歌ってましたよ
会場、大笑いです。
頑張れ、フィガロ。
また、別の日は、「カルメン」でした。
このカルメン、カルメン役の歌手がすごく良くて、大当たりの演目。
ワタスも2回も見に行っちゃいました
この2回目の時。
予定時刻を過ぎても始まりません。
周りの噂によると、誰かが渋滞に巻き込まれて遅刻してるだとか。
上演を遅らせても待たないといけないのね!?
誰かしら、これでカスタネットとかだったらちょっと怒っちゃうよ?カルメンでは重要だからカスタでも怒っちゃだめよ?
色んな憶測が飛び交う中待ちに待ち、30分後にやっぱりマイクを持ったおじさんが出てきました。
「実はカルメン役の○○が・・・」
えーーーーーーーー!!!
会場、どよめいて既にブーイング気味。
だって、あのカルメンみたさに皆来てるのよ!?別のカルメンじゃイヤっ
「準備中にヘアーアイロンで目の上に火傷をおいまして・・」
目、目なのね・・。で?
「カルメンのチリチリっぽい髪型の為にはそうしないといけなかったのです」
分かった、分かった。で?
「やれるかどうか皆で考えた結果、、、、、、」
みんな、シーンと静まり返ります。
「カルメンが目の上の火傷だから歌えるというので、通常通り上演します!」
・・・・・・・・ 30分の遅れ、いったー?
ちょっと笑っちゃいました。遅れた本当の理由を深刻に語っちゃう、この国のオペラに。
会場は喜びの拍手です。
つーわけで。
カルメン、絶好調で素晴らしい演技を披露してくださいました。
皆さんも、オペラに行ってこんな事があったら、おじさんが語る理由を楽しんでね
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