オペラの稽古

　楽譜をもらって早２週間。
いよいよ広島での稽古に行って参りました～

なんせ殆どオペラ経験はないわけなので、どんなフウに事が進み本番になるのかよく分からないわけですよ
全て手探り。

行ってみると、ホールの練習室にキャストの歌手が一列に並んで座り、指揮者の先生と会長先生が前に。
ザッと６人くらいでしょうか。
どう見てもワタクシ、またもや最年少。
ベテラン揃いなのは間違いないぜ・・
そして練習ピアニストの方がジャカジャカ弾きならす中、１幕から合わせがすすむ。

今日はキャストのみで合唱団は来ていないよう。
皆さん、もう随分前からこの音楽練習には入っていらっしゃるのでほんの少し注意されるだけでドンドン幕は続きます～

やっべ。
もうワタクシも出番がある２幕にやってきたよぅぅ。




そして恐ろしい３０分が過ぎ去りました

初めてだからと手加減してもらえたのか、ワタクシも奇跡的にちょっとの注意をうけただけ。
続いて３幕も、森番のおじさんとのからみが無事終わり、いやぁ、ホッとしました


３時間の練習後はさっさとおうちに退散です。

来週は全キャストで全幕通しだそう。
ひーーー　暗譜しとかなきゃ。


フロさんはオペラに興味津々で、どんなふうに練習はすすんだのかと色々聞かれました。
今まで私の演奏会を心から楽しんだことがないと不満たっぷりのフロさんに

「今回のオペラは、もう、声が出ないだの、もうダメだだのと心配かけないようにするから、くつろいで楽しんでくださいね」


と約束しました。
やっぱりね、一人じゃないって心が強くなるね。
沢山の人と一緒に作っていくのって、ソロにはない楽しみかも。

ちょっと楽しみになってきましたー


少年役応援ぽっちんお願いします～

久し振りの飲み会

　久し振りに飲みに行きます。
思い返してみれば、ニッポンに帰国してから家族以外の人達と

”飲み”に行った事がない・・


おいおい、さびれちゃったなぁ、ワタシよ。
あんなに頻繁に夜出歩いていた時代はいつのことやら。
コンパも行ってないな・・　っていうか行っちゃいけないのかな・・。やっぱり。


ちなみに本日は禁断のコンパではなく、先週の合唱in Matsueの打ち上げなのです。
イタリアンらしいッス。

うっひっひ。
しかもワタシが思う存分飲めるようにと、指揮者の先生がお泊まりさせてくださるので、気が楽なのだぁ。

フロさんにもご報告。
一晩だけど連絡とれなくなるから、どうにも淋しくなったら携帯に電話していいよ

すると、お泊まりの先は分かっているというのに、ちょっとだけご不満そう。

「・・・・へぇ、泊まるんだぁ・・」


ナニかすら？
この反応。
いつもは、ワタシが遊んだりすることには何の文句もないばかりか、ワタシが愉快に過ごせる事を自分のことのように喜んでくれているフロさんなのに。

もしかして、疑ってるんじゃ・・？


かすかな疑われてる疑惑を抱きながらも、本日はお泊まり飲み会、行って参りマース

わーい、わーい。

ワインだポチッビールかもポチッ　グラァッツィエエ

今日は・・・の日。

昨日の夕方、寝起きのフロさんと通信中、ワタクシにお電話がありました
フロにそのまま静かにしてもらい、フロも耳を澄ます中電話にでると、ガッコウのキョウトウ先生

用件は、明日も雨予報で、体育朝会の予定が室内で出来る音楽朝会に変わりそうなので全校合唱の指導に来てくれないか、という内容

いつもより３０分早く出勤するだけなので、もちろんオッケー


それだけの短い通話だというのに、



ピココン



ピココン



・・・・ピココンコン


と何度もフロからメッセージが入る。






・・・・ッッウッルサイ！！！

電話だから静かに待っててって言ったじゃないか


キョウトウ先生と話しながらメッセージを読むと


「ダレですか？」

「ジャマしないで下さいませんか？」

「あーーーー！！あいつオトコだなー！！（そいつの間違い）」

「もうでんわ切ろうか？」


等と、電話が気に入らないらしい。

そのうち



「はいー、おねがいしますうう」

「とんでもないですうう」


と、ワタシの口まねを打ってきやがった


電話を切って怒ったけど、そんな事は意にも介さず、一体なんの用事でうちまで電話をしてくるのかとしつこい。
説明するも空しく

「キョウトウ先生はキョウコラインが大好きなんだね。あぶないね」

といつもの病気。
ま、半分は冗談なんだろうけどさ。・・・と信じたいんだけどさ


でもね、皆さん。
これでフロが、嫉妬深くてちっちゃなヤツだと思わないでやって下さいマシね
まぁ嫉妬するにはするんだけど、まぁ人並みだと思うわ。

それが今日こんなに反応したのはね、月に１度か２度ある


「キョウ　ハ　キョウコ　ノ　日」


だったからなのですよ。

フロかワタシが忙しくなって、一日に１０分くらいしか話せない日が続くことがある。
すると２人とも淋しい病にかかるのね。

どうにもならないと分かりながらも、１日を過ごすのが辛くなってくる。
そこで、より忙しい方がエイヤッと覚悟を決め、他の事から手を休めて相手だけのために時間をつくるのです


それが


　キョウ　ハ　キョウコ　ノ　日


もしくは


今日はフロの日


なわけです。
だから今日は、フロがワタシと話すためだけに試験の準備から離れ、時間をとっているんドス。

それで、キョウトウ先生からの邪魔がどうにもイヤだったんですねぇ


結局その後はべったり、お互いがグッタリするまで話し続け、お腹一杯になってバイバイキーンだったんだけども。


ホント、この遠距離いつまで続くんだろうなぁ
早いうちに、

「今日は　○○の　日」

なくなりますようにー　ポチッ　いつも励みになります。ありがとー！！

でっかい同窓会

高校の同窓会がありました。
ただし、クラス単位や学年単位のものではなく、ガッコウ単位の同窓会。
男子校だった時代の卒業生から、去年の卒業生までと、ものすごい幅広い年代の卒業生が年一度集まる同窓会なのです

ワタクシ、自ら出席したことはまだ一度もなかったんだけれども、今回、オノミチで活躍するワレラの卒業生というコーナーで

今のりにのってる若手音楽家

と紹介していただける事に。

このお話しを頂いたときどうしようかと考えはしたものの、やっぱり出演させてもらうことにしたのです。
ワレラの高校の卒業生のおじちゃん達って企業のエライ人になってる事が多く、ここで紹介してもらえると、演奏会の折にでも助けてもらえるんじゃなかろうかという下心が、チョロリとね・・・

そして主催担当の方から事前に

「演奏していただけると有り難いんですが・・」

とお願いされていた。
一度はＯＫしたもののよく考えたら、すっかり酔っぱらってるであろうオジイ達の前で歌うっていうのはツライぞーーと考え直した。
きっとすごくざわついてるし、聞いてもらえるかどうかも怪しいわ

というわけで、今回は舞台上で経歴等を紹介していただくだけに。


昨日松江から帰って来たところなのでさすがに疲れてはいるものの、１０００人以上の卒業生がいるなかで紹介してもらえるメリットを考えれば、まぁ頑張れるというもの


さて、いよいよインタビューのお時間がやってきて、司会者の方に色々質問していただく。
ワタクシのプロフィール、今後の演奏会の予定などなど。
ありがたやー、ありがたやー

すると司会者さん、打ち合わせにない質問をふっかけてきた

「ところでノイスさん、珍しい名字ですけれど、これはどういう経緯で・・？」


経緯って、すごい聞き方だなぁ。

「ドイツに留学中に主人と知り合いまして、ノイスというカタカナ名字になってますぅ。皆さん、もし街中でポスターなどでこの名前を見つけられて思いだしていただけるととても嬉しいです」

とアピールアピール


さ、前に座ってるおじいちゃん、よくよく名前を覚えてね。
そしてリサイタルの際には

「この娘はワシの高校の後輩なんじゃー」

ってな感じで宣伝してくださいマシねー。


「これは覚えやすいですねー。カタカナ名字ってあまりないですもんねー」

と司会者さん。


・・・あぁ、いいかもしれない。
歌手活動を繰り広げていく中で、この名前は悪くないのかも・・

初めて感謝した瞬間。


今日のこの出来事をフロさんに説明すると、カタカナ名字のくだりでは喜んでいたものの


「高校の先輩に協力してもらうとか、どういうことー？？なんで高校が一緒だと親切なの？？」


と、ふるさとが一緒だとか、高校の先輩後輩だとか、そういう縁で特別な感情が生まれるという感覚がないらしい。

これまたニッポンとはそういうのが大事なんですよ、と説明する羽目になったわけっす

折りに触れ、フロさんと国が違うことを感謝したり大変だと感じたりの日々。


今日もポッツンお願いします～　ありがっちょ

合唱旅行 in Matsue

ワタクシ、毎週月曜の夜に合唱に行かせてもらっとるわけなんですが、その合唱団はロータリーなので全国のロータリアン（っていうらしいっす）が集まって親睦合唱祭があるんですねぇ

それが去年は北海道だったらしいんだけど、そんな遠くにも全国各地からロータリアン達は駆けつける。
そして今年はといえば、松江だったってわけですよ。

どこだそれ、って思われる方多いんじゃなかろうか。
ワタシは移動途中のパーキングエリアで

「・・・・あり。・・・・ここどこ？てか松江ってどこにあるんだ？？」


と初めて知らないことに気づいたバカものです。
ま、ワタシが地理方面に特別な才能を発揮する事はお伝えした通りなんですけどもね
もちろんその場で同行の方に聞いて

「はっはーん、そうだったのかぁ」

なんて賢くなった気がしていたというのに、今思い出そうとしても、それが果たして島根だったのか鳥取だったのか、もう分からないというひどさ。

ワタシの地理に関する記憶力は素晴らしく欠落しているのでもう語りませんが、とにかく松江はお茶と和菓子の有名な、静かな街でございました


着いたらまず会場の茶席でお抹茶をいただき、豪華弁当をご馳走になり、お土産の和菓子を頂き、一体ここに何をしにきたのか忘れるほど。
リハーサルも皆さんのんびりとおっとりとした雰囲気の中すすんでいくわ
これが舞台

とにかく何のストレスもなく気持ち良く歌ってきました。

本当は一泊して夜のパーティ、さらに次の日は松江観光というイベントまでついているという素晴らしいコースだったんだけど、ワタクシ次の日に用事があったので泣く泣く帰りましたとも
淋しいったらありませんよ・・。
皆さん、ロータリアン達は残って愉快に過ごしていらっしゃったハズ


そんな孤独なワタシですけれども、帰りのパーキングで

「今日の最終登場でーす」

と一人地味に踊っていたヤツと触れあってきました。


キタロー街道ぽっちん　　

アリガチョー！！