Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

ヌテッラ

2006年07月31日 | Weblog
フロには大好物があります。
コカ・コーラとモーツァルト・クーゲルとヌテッラ。
どれもこれも身体には何の益ももたらしそうにないものばかり・・・
コーラは説明はいらないよね。
モーツァルト・クーゲルとは、ウィーンでお土産としてよく見かけるんだけど、丸いチョコレートの中にピスタチオやホワイトチョコレートが層を成し、モーツァルトの顔をプリントした包装紙でくるまれているもの。
ひたすら甘い。
そしてヌテッラ。コイツは半固まりのチョコレートにヘーゼルナッツの砕いたのが混ぜ込んである。
普通はパンに塗って食べるの→

さて、このフロの大好物を、ワタシはとても嫌い。
元々甘いものが苦手な上に、救いようがないほどの高カロリーを誇るこいつらは、決してワタシの買い物袋に入ることはナイ

なので、この3点については切れたら随時フロが自分で調達してくる、という暗黙の了解に。
一昨日、ヌテッラが切れた。
昨日は浮き浮きと新しいヌテッラを買いに行った。
そして今朝、なくなってた・・・・

中身が、ではなく、おニューのヌテッラそれ自体が消えちゃった

それはそれは怒りまくるフロちん。
必死の形相で、自分の部屋、ワタシの部屋(盗るかッ)、キッチンの棚、冷蔵庫とあさりまくる。
ところが、ナイ。出てこない。

「・・・・・・・・ ズーパー シャイセ・・・」

アラいやだ、「かなりむかつく」だってさ。
こんな言葉、フロから初めて聞いたよ。
怒りレベル頂点ですな。
重い低い声で繰り返すフロを盗み見ると、心なしか顔が紅潮してるような。
フロは、誰かが彼の宝物を盗んだと主張。

こりゃぁ、面倒くさい事になったな、と思いつつ、一体誰がワタシ達の棚を開けてヌテッラだけを盗むだろうか、と考える。
もう少し良さそうな物も入ってるはず。
 盗っ人の線は限りなくナイ・・・。

その場はショックで凍り付いたフロを無視し朝食を終え、後でこっそり新しいヌテッラを買った。(←いい奥さんになりそうな気配がプンプン匂ってくるね
そしてうちに帰ってきて、偶然会ったフランチェスカに聞いてみると、何のことはない、彼女が彼のヌテッラだと勘違いして部屋に持って行ってたんだって。
すぐに返してくれて、結局フロはヌテッラを2つ手にする事に。

大喜びでヌテッラを両手に万歳するフロ
ワタシは、嫌いなヌテッラを買い損した感を拭えないなりにも、フロの好物にはちょっと気をつけなきゃな、と学んだのです。

ちなみに、類似品でヌテッラそっくりの商品もあるけど、フロに言わせたら全然味が違うんだってさ。
どうでもいいよ、半生チョコでショ、とは口が裂けても言えない

動物園

2006年07月30日 | Weblog
今日、日曜日、晴れ。
Okojonnに誘われるまま、彼氏のおとうさんとフロとワタシでハーブルクにある動物園に出かけました。

下調べの甘いOkojonnの口車に乗せられ、随分遠回りをしながらもなんとか辿り着いた動物園。
そこはブタ動物園と呼んでも過言ではない、素敵な所だった
動物園以外は畑しかないという見事な田園風景。
バス停も、日本の過疎地にしかない感じのサビレっぷり。
もちろん1時間に1本。当たり前だ

ところが園内は大盛況で、丸1日楽しませて頂いた
日本の檻に囲まれたものとは違い、こちらではかなりの広い敷地内に檻代わりの金網がひかれ、うっかりすると動物も閉じこめられてるとは気づかないんじゃないかって程。

まずは名物の黒豚がワタシ達を出迎えてくれた

        ちび共です。

更に奥へと進むと、宮島にいるのより可愛い目をした鹿が迫ってきた。
こっちからソゥっと近づこうという思惑は外れ、鹿に取り囲まれかなりビビルワタシ達
      

フロは過去の思い出がよみがえってきたのか、エサは絶対手にしないよう気をつけていた  こちら参照「宮島」

おとうさんとOkojonnが朝っぱらから頑張って準備してくれたお弁当を頂きながら、超くつろぐ
鹿が遠目に感づいたようだけど、決して目を合わせないように気をつける。

園内をグルグル回ってると、普通にお目にかかれるスタンダードな動物の他に、「ありんこ」というコーナーもあった。
特に柵もされていなく、矢印に沿って1本小道に入ると、デカイ蟻塚がありんこで真っ黒に埋まっていた。
そんな・・・・。超野生じゃないですか・・・・

最終的に、やっぱり黒豚とお別れを告げようと元の道に戻る。
再会。 
今日の営業は終わったらしい。

この黒豚、正式名称は「Bauchhaengenschwein」(腹垂れブタ)だってさ。
BBPにお誘いしようかと思った瞬間、もの凄く親近感がわいて、思わずソッと頭を撫でてやる・・・
フロに背後から「仲良くなれるね」と声をかけられ、胸がチクリと痛んだ
ちなみにフロはフクロウと仲良くなれそうだ。

こちら、入場料7ユーロ。
ハンブルクのもう1つの動物園より随分お得
興味ある方には場所を詳しく教えます

お別れ会

2006年07月26日 | Weblog
さて、フレーニの後は8月1日に完全帰国するながねぎちゃんのお別れ会でした。

今回はPuriちゃんの仕切りで、ドイツの地ビールと食事が楽しめるというお店へ。
そこで樽ごと注文し、飲みまくる、食べまくるという楽しい会になったのです。
薄暗い店内には全てのテーブルに赤い蝋燭がともされ、地下にあるこの店の雰囲気はもう満点

樽に杭を打ち込みその場で開けてくれる→

少し黒っぽい色で、味は少し甘い感じ。
こくがあって本当に美味しい
普通に瓶で売られてるビールも十分美味しいけど、お酒でいうと蔵本に来て樽から升にうつして飲ませてもらってる感じ。

食事もいかにもドイツ、でこうなっております。
 
       

ソーセージ、シンケン(ハム)、アイスバイン、ザウアークラウト、ジャガイモの付け合わせ・・・・

とてもとても美味しかった。
少し塩辛いのでビールとすごく合う!!
この素朴な食事、ドイツの真骨頂ですね

それにしても、樽3つ目を注文し、ジョッキを手に歩き回るながねぎちゃんを見ながら、本当に日本に帰ってしまうんだな~、とにわかに悲しくなった。
ながねぎちゃんは、豪快でビール好きで料理が上手で、そしてとても勤勉な人だった。(注:超健在
その存在感は結構なもので、その人がハンブルクから去ることは本当にでっかい穴となるだろうな、としみじみ思う。

日本でのながねぎちゃんの勢いが益々増し、その歌声を響かせてくれる事を心より願ってます
そしてハンブルク会会長として躍進していただきたい
3年間、お疲れ様、ながねぎちゃん!

ミレッラ・フレーニ

2006年07月25日 | Weblog
リューベックの音大でミレッラ・フレーニのマイスター・クラス(講習会)がありました。
ミレッラ・フレーニとは、イタリアはモデナ生まれの大ソプラノオペラ歌手。
現役時代にはミミ、ミカエラ、スザンナ等を歌い、とても愛らしいタイプのソプラノ。
テノールのパヴァロッティと幼なじみだという事も有名な話し。

オーディションで選ばれた10人の歌手が公開レッスンを受けることが出来るこの講習会、ワタシ達は聴講1日券(6ユーロ)でレッスンを聴講。

まだか、まだかと待つ中現れたフレーニは、ちっちゃくてドッシリした、グロースさん似の(学校の事務の人)おばちゃんだった
あまりに似ているので、フレーニが振り返った時には笑いを押さえきれない。
グ、グロースさんが歌のレッスンしてる~~

休憩後、何故か舞台上で新聞を読むフレーニ→

レッスン自体は、ひたすら声のみに集中。
音楽的なことには一切触れず、舞台下から生徒を見つめ、ちょっとしたポジションの間違いに敏感に反応する。
でも、言ってることはずーっと同じ。
ひたすら前、ほお骨の上(鼻ヨコ)、母音、集めること・・・。

普段ドイツ語で歌ってると忘れがちな事ばかり。
どうしてだろう、本当は同じ筈なのに。
つい子音にばかり気を取られ、色を付けようとつい深い響きを追い求め、とするうちにその副作用のように誘発される余計なこと。
それがフレーニがいうような事を邪魔してるんだろうなぁ

面白いことに、ヘタッピな人が歌ってるときの方が得ることが多い。
上手な人(フレーニの求める方向と合っている人)だと、スーっと終わっちゃうのでつまんない。
ところがヘタッピな人だと、いちいち正され、またその欠点が自分にももれなく当てはまるから客観的に見れてとてもいい。
良いことには気づきにくいけど、悪いところって気になっちゃって勉強になるんだよね

リューベックに住んでたら、毎日でも行きたいのにな(約5日間続く)・・・

ダンス大会

2006年07月24日 | Weblog
寮の同じフロアーのみんなで、バーベキューを開催しました。
心なしか日を追うごとに少しづつ涼しくなり出した7月末、去り行きそうな夏に(もう!?)みんなが焦り、急遽グリルとなったのです

前日にユビータの仕切りで、誰が何を購入、またはサラダを作る、等の割り当てが行われた。
ワタシは日本のジャガイモサラダを、フロはパンを買ってこい、とのお達しを受け、もちろん従った
何しろ、ユビータは強いのだ。
最強なのだ。
このグリルだって本来はセバスティアンの仕切りで始まった筈だった。
ところが、今や主導権はユビータの手の内。
セバスティアンも
「僕の担当のキュウリは、Bio(無農薬)の買った方がいい?
と質問する始末。
世の中こうして回っていく・・・

総勢9人が指示に従い頑張ったお陰で、素晴らしく規律的で豪勢なグリルが開催された。
庭で食べる各国の料理は、ウマイ!!
イタリア人のフェトチーネ、中国人の辛い鶏肉料理、リトアニアのニンニク豆料理、ウクライナの肉饅頭、コロンビア人のチリ・コンカーナ・・・
ドイツ人の準備した大量のビールとワインで、死ぬほど飲み食いした



一段落したところで、話しはワタシ達の婚約パーティーに。
セバスティアンに聞かれた。
「で、もうワルツの練習は始めてる?」

・・・ふぅ、それなんだよね・・・。
ここドイツでは、結婚式の時には2人がゲストの前でワルツを踊るんですって。
でも、ワタシはそんなの死んでもイヤだ。
そういえば昔無理矢理フロにダンスを習わされそうになった事もあったなぁ、と思い出した。
フロもあんなにしつこくワタシをそそのかしてた割には、今になると恥ずかしいのか
「僕らはしないと思うよ・・・
とヘナチョコっぷりをアピール。

ところが、ドン・ユビータの有無を言わさない提案により、ワルツを学校で習ったというセバスティアンとヨナタンを先生にしみんなでダンスを練習する事に。
彼女の言い分によると、何が何でも婚約パーティーでワルツを披露しなくてはいけないらしい。
もう誰にも止められない
またもや彼女の指示により、小型CDデッキ、レッスン用ダンスCD(誰が持ってたんだろう・・)がすぐに設置され、本当にダンス教室が始まった。

みんな酔っぱらい足下がフラフラする中、庭でワルツを踊る
そして意外に簡単だったのでみんな楽しくなり、これから毎週末に新たなステップを覚え、ジャイブ、ラテンと進み、最終的にはタンゴを踊れるようになろう、という壮大な目標まで出来た

婚約パーティーに来てくれる皆様、ワルツ練習しといて下さいね・・・