Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

遂に・・・!!

2007年03月31日 | Weblog
 長く苦しかった引っ越しもいよいよ終盤が近づいてきました。

いよいよ米さんが荷物を運んでくるとなり、あと何時間・・という戦いになってきた。
そんな慌ただしいはずの最終日、朝からコンサートの為のレッスンにハマ。と出かけ、とても寂しそうだったハマ。をそのまま家まで連れて帰り、ドサクサに紛れて手伝いを促す
空腹と寂しさに負けたハマ。は文句を垂れ流しながらも働いてくれる

そのうちハマ。とフロに配給のカレーを与え、Okojonnのソルフェージュレッスンをし、部屋を見渡してみると若干のモノはあるとはいえ、あと30分位全速力で頑張ればなんとかなりそうに見えるまでに

そこで頑張ればいいものを、すっかり気を抜いてお茶を飲みつつゴロンゴロンしていた。
ハッと気づけば、そろそろ米さんがやって来る時間じゃないか。
分かってたはずなのに、ハマ。と慌てふためいて片付ける。

そして米さんが2台の車をパンパンにして、到着

「もう引っ越しはイヤです~

となんとも情けない意見を吐くので、全く同意見だと深く頷いて見せた。
友情の芽が芽生えたような気がした瞬間だった

恩着せがましく、大量の荷物を運び込む手伝いをしたからなのか、彼のダリちゃんがワタシの荷物をエッペンドルフまで車で運んでやってもいいと申し出てくれた

なんて有り難い。
ハマ。と半ば小躍り気味に我らの荷物を車に押し込んだ

そんなわけで、本当に沢山の方のお陰で順調に引っ越しは終わりました。
あとは仕上げのFlohmarktだけです。
大量の荷物を運び込まれた両親が、こいつらを置いて日本に帰られるんじゃないかと密かに心配しているので、早くそんなことはありませんよ、ご安心下さいという兆候を見せたいと切に願うばかり

どなたか、ハンブルクでフリーマーケット開催予定を知っていたら是非お教え下さいませ

片付け能力

2007年03月29日 | Weblog
うちに越してくる米さんの為に一生懸命ペンキ塗りした晩、ペンキの匂いに苦しみながら一晩を明かしました

すっかり美しくなったに大満足の今日、部屋を見渡すとそこはまるで災害が起こったかのような散らかりよう。
生まれ変わったのは壁ばかりで、床は足の踏み場もナイ 
どうすりゃいいのか、にっちもさっちもいかないモノがそこら中からあふれ出る。
この狭い部屋にどれだけ収納されてたのか、捨てても捨ててもわき出てくる半端物達。

 昼過ぎにはハマ。がコンサートの合わせにやって来る予定なのに。
それまでにはツルツルピカピッカにして驚かせてやろうと計画してたのに。
なんてスマートに引っ越し出来る人なんだろう、と超見直させてやろうって張り切ってたのに。

結局ハマ。が来たとき、ワタシは唯一の避難場所であるベットの上で放心状態だった
もちろん部屋は相変わらずモノで溢れかえったまま。
なんなら棚から新たなヤツらが出てきたので、酷くなっていたと言っても過言じゃない。

 結局、ハマ。の非情な性格が功を奏して、そこからは奇跡的なスピードで事が進む。
ワタシなどはモノを手にとっては思い出に浸り、捨てようか捨てまいか、日本に送ろうか手荷物で持って帰ろうか、等と思い悩むけれど、ハマ。にいたっては実にシンプルで、ゴミっぽいかゴミっぽくないかという判断基準に従い、ポイポイと投げ捨てていく 
そしてワタシは慌てふためいてゴミ箱を漁る、という図。

ハマ。の頑張りで床が見えるようになり、お礼として紅葉饅頭を渡すと喜んでパクパク食べていた。
しかも、もう夜だというのに荷物をフロの両親宅に運ぶのを手伝ってくれたので、さすがに紅葉饅頭では誤魔化しきれず一緒に中華を食べた
引っ越しはまだ終わってないので、蕎麦は食べれないのだ
そして、蕎麦アレルギーのハマ。は蕎麦を食べたら死ぬらしいのでご馳走できない

 明日はついに大家さんに部屋を見せる日。
しかも朝8時から10時の間と決まってる。
今日は悠長に寝てられないな、と中華後、夜中の1時に気合いを入れ直しているとヒドイ頭痛をもよおした

頭痛薬EVEを必死で探した。

ナイ。

いいや、今朝はあったのだから今無いはずがない。
非情なハマ。が捨てたのか。
ゴミ箱いや、ハマ箱も探した。

ナイ。

ハマ。のことだから、箱から出して中身を小さくして捨てたのかもしれない。
底の方も探る。

ナイ。

 頭痛はひどくなり、信じられないことにあれから1時間が経ち、夜中の2時を軽く超えていた。
浦島太郎に初めて共感し、竜宮城とハマ箱を恨んだ

そういえば、サッサと出て行かせるプレッシャーを与えるためなのか、明日は米さんもやって来ると言ってたのに

EVEは諦めて、明日の朝の早起きに備えて寝ることに。
期末試験の前日と同じ気持ち。
今日は無理だ、明日、超早起きしスッキリした頭で勉強しよう
そして結果も同じであった。

やはり成長していないんだな、ワタシって人間は。
引っ越しで己を見つめ直す2007年、3月末も末




引っ越し準備

2007年03月28日 | Weblog
えらい長いこと更新もしないですみません

こんなに長い間放ったらかしにしていたのには実は深い事情が・・・あればいいのに、実は何もありません
いやぁ、気が抜けたというか、全てから解放された感で、気ままにしてましたのよ

そう、ブログの更新をしていない間にも時は流れ、流れ続け、ワタクシ只今引っ越し準備に追われてます
3月一杯でこの住み慣れた部屋を立ち退き、エッペンドルフのフロ両親宅へ居候に参ります
結局2年3ヶ月お世話になったこの住居、いざ出て行くとなるとやっぱりなんだか寂しい。
入った当初はすぐにでも出て行きたいって思ったものだけど、今や愛着が湧きに湧いて、キッチンの管理役にまで出世

引っ越しの準備として、まずは「有田商店」を開き、おでんパーティーにまで商品を持参し、良好な滑り出し
意外にお客さんは食い付きがよく、一部の客には悪態をつかれながらも、繁盛です

そして今日は、壁のペンキ塗り。
まだまだ1週間は住み続けるつもりで、有田商店も開店しっぱなしだったんだけど、昨日大家さんがやって来て

「金曜日に退去くらいで考えてもいいかしらね?」

だって
ヤバイ、ヤバイよ。
今日水曜日じゃんーーー

有田商店の商品を取り敢えず段ボールに突っ込んでおいて、ペンキを借りてくる。
フロに泣きついて手伝ってもらいながら、壁を塗った。
生まれて初めてのペンキ塗り。
やってみたら意外に楽しい・・・わけがなく、身体中に白いペンキをまき散らしながら悪戦苦闘
フロは楽しそうで、途中オペラのバイトで中断しないといけないのを本気で残念がってた

膝が破れた小汚いGパンに白いペンキが飛び散り、あたかもビンテージのように生まれ変わる。
ついでに、髪の毛にも飛び散り、カピカピになる。
フロに言わせると、ワタシはいちいち動きが荒いんだそうな。
ベッチョンベッチョン塗りたくり、ローラーを振り回すから、ワタシだけ真っ白になるのは当たり前なんだそうな

チェッッ


 さて、生まれ変わったワタシの部屋の壁は、大変美しい。
真っ白く輝いている。
これで胸を張って米さんに渡すことが出来るというものだ。
米さんは、有田商店でも沢山お買い物してくれた上客なので、ペンキを塗っている間は何度も米さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命頑張ったのだよ

そんな米さんから只今メールが来た。

「明日、朝9時半に学校に集合です。忘れないで下さいよ!」

そうだった、明日は朝っぱらから学校に出向き、ルッチー(先生)と一緒に日本に電話しなきゃいけないんだった・・・。
あわよくばサボってやろうと思っていたのに、米からの先制パンチだ。
クソゥ 

こんなんじゃワタシ、金曜には退去出来ないかもな・・



スペイン

2007年03月13日 | Weblog
 ついでと言っちゃぁなんですが、たった3日のスペイン旅行で気づいたことを少しお話したいと思います。

それは、なんだか大きなカテゴラルをチョロチョロしていた時のこと。
至る所に偉人っぽい人の銅像が置かれていたの。
そのうちの一つ、天使を抱いた男性の顔を、どこかで見たことがある気がしていた
いやいや、こんな偉人さんに知り合いなんている筈がない。
なにより、これが作られた時代に、ワタシはまだこの世にいないはず。

 そして気が付いた。

ホセ・カレーラスだ (3大テノールの一番小さい人、と言えば分かるかな?)

ま、実際は違うんだけど、顔がよく似てるんだよねー。
外人さんの顔がみんな一緒に見えてしまうワタシが、スペイン人の顔って、あるんだなーって思った瞬間


 あと、言葉がイタリア語によく似てるんだなぁ。
イタリア語を少し柔らかくした感じ。
レストランのメニューを見てても、なんとなーく分かる言葉もあるの。
イタリア語がちゃんと出来る人なら、スペインであんまり困らないんじゃないのかなぁ
日本人が中国に行ったとき、なんとかなるのと似てる・・?


 そうそう、今回の飛行機は Air Franceで、パリ乗り換えだったんだけど、帰りのパリ乗り換えで一気に周りのドイツ語率が上がり、顔ぶれもいつもの苦みをつぶしたようなドイツ人顔が見え始めたことで、ホントにホッとしました。
やっと言葉の問題のないところへ帰って来れたという安堵感
スペインでいくらなんとかなったと言ったところで、やっぱりすんなり事が運ぶワケじゃなかったから、それだけでストレスから解放されたのみたい

もう、オラも、メルシーも、オヴワも、アディオスも、コマンタレブー(?)も、言わなくてもいいのね~


生ハムとオリーブに関してはボロ負けだけど、やっぱりドイツが好きと再認識した旅でもありました。










情熱のスペイン旅行

2007年03月12日 | Weblog
 オラ!!

今日は情熱のスペイン旅行をお伝えしたいと思います!
・・・なんて今は言ってるけど、出かける前はビビリまくって大変どしたのよ

随分前に「マドリッド」という聞いたことのある街に行ってみたいと雰囲気だけでとってしまった航空券。
いよいよ出発4日前になりどんな街なのか調べだしてみて、顔面蒼白
何をどう調べても「危険な街、マドリッド」の情報ばかり。

テロがあったり、スリや首シメ強盗が出没したり、偽警官にパスポート盗まれたり、と恐ろしいイメージはドンドン増す
中には

「そうはいっても最近は警備が強化され、もう安全です

と心温まる情報を見つけたけど、

「以下の事に注意するのは当然ですが・・・一人にならない、観光客が集まる場所は特にスリのたまり場、ホテルに入る直前まで周りを見渡す、地下鉄には絶対乗らない、袋やバックを持つな!等々」

というただし書きが。
安全な街でこんな事に注意する必要があるもんかーーーー!!!

フロに不安を打ち消してもらおうと、この情報を訴えると

「スペイン語も英語も出来ないキョウコラインが1人でなんて、もう一度よく考えた方がいい。お金なんかより安全の方がずっと大切だよ

と暗に旅行のキャンセルをほのめかされる始末。

恐いよー、コワイよー、なんでこんな街に行きたいなんて思ったんだろう・・・
もしかしたらもうハンブルクに帰って来れないんじゃないかと怯えきったまま、行っちゃいました
フロが冗談で言った、お金はブラの中にという言葉まで実行しながらの出発。

もうワタシの中ではマドリッドでは戦争が起こっている位の気持ち。マジです。

 そしてそこは太陽の国、マドリッド。
こんなまぶしい日差しの中、泥棒やギャング(?)がワタシを狙ってる・・
着いたらタクシーでホテルに行こうって固く思ってたのに、飛行機で隣だったスペイン人のお兄ちゃんが、地下鉄で一緒に行ってくれるって言う。
なんと親切なアレックス
道すがらワタシが、マドリッドがいかに危険な街かマドリッド生まれのアレックスに説明すると、大笑いされた

 分かってない、わかってないよ、アレックス!!
ここは危険なんだよ。首しめられたり、睡眠薬飲まされたりして身ぐるみはがれるんだよ、ってなおも教えてやるけど、もう相手にされなかった
そんな楽天家アレックスに助けられ、無事ホテルにたどり着き、さぁ観光です(←なんのかんの言いながら、大丈夫なのか・・?と思いだしている)

まずは、道すがら見かけたLIDL in Spain (始めに行くトコとしては大間違いですな。これ、ドイツにもあるスーパーです)

ここで衝撃映像を皆さんにお見せしなければ!!
大抵の商品はドイツのものと変わりないんだけど、一つだけ見逃せないコーナーがーー

    

何だこれー。
ものすっごい種類のオリーブちゃん達ですよ。
違うね、スペイン、情熱のスペイン

打ちひしがれてLIDLを出た後、やっと観光に行きました。
色々回ったけど、博物館や王宮より何よりやっぱり印象に残ったのはその町並み。
個人的には都会のマドリッドより、2日目にバスで行ったトレドが好き



              

そして、ハムやさんが多いのね、やっぱり。
スペインの生ハムは世界一なんだって
ワタシもチョコチョコ食べてました。

    

もはや、スペインがギャングの街という考えも吹っ飛び、あれほど危険の巣窟と思っていた地下鉄も回数券手に乗りまくり

みんな親切なのよー。
ホームレスのおっちゃんとかも、完全スペイン語でバスターミナル教えてくれたリサ。
これがまた通じるんだな。
ワタシは完全ドイツ語なのにさ。

そうそう、言葉もね、あれほど心配してたのに、大丈夫ね。
人間、意志があれば通じるモンです。
ワタシも、英語ヘナチョコ、スペイン語完全に皆無なのに、スペイン人のおっちゃんに話しかけ、美味しいレストラン教えてもらったり、トレド行きのバスに乗れたり、お土産のオススメレクチャーしてもらったりしたもんね

ただ、この旅で唯一心残りなのはフラメンコ見れなかったこと。
ホテルから歩いて10分のとこに劇場があり、一緒に行ってくれる殿方までゲットしてたのに、頭痛のせいで流れちゃったのよ。
ワタシの繊細な頭の血管が憎い

そんなわけで最終日の3日目は、お天気の中、一人マヨール広場でパエリア食べてました。

早く食べたくて慌てて撮って、こんな写り・・・。
自分の食いしん坊っぷりに万歳  

ビバ、スペイン!!

もう全然恐くないぞー
太陽の国に、みなさんもどうですか?