ホームステイ

昨日、フロ宅に日本からのホームステイの学生が一人到着しました。
斡旋はこのワタクシ、キョウコライン留学支援センターでございます

なーんて、実は、結婚式のバイトで知り合ったフルートの学生さんで、大学卒業したらドイツに留学をしたいんだけど、この夏休みにまず一度行ってみたいと。
それで１年以上前から相談を受けてて、フロの両親が彼女を受け入れてくれると言ってくれたのが実現したわけ

背のスラッとした上品な美人ちゃんなので、フロさんムズムズしちゃうんじゃないかと思ってましたが、実際はコミュニケーションがまだ上手くいかず、お互い意思疎通で四苦八苦してるよう。
ワタシも早速到着した彼女とネットでお話し。


「キョウコさ～ん、どうしましょう、全然話せません　何おっしゃられてるかも分かりません」


彼女はとっても真面目な子なので、日本にいる間に一生懸命ドイツ語を予習し、この間のドッケンでは３級もとってます。
でもね、如何せん実践がないので、耳慣れ、喋り慣れしていない。
それでテンパッちゃってるのね


とりあえず２週間はフロ宅に滞在し、その後は語学学校斡旋のステイ先に移動するんだけど、とりあえず今フロが側にいて良かった。
交通機関の定期買ったり、お買い物する場所、街の事など、フロが付いていって教えてくれるしね。
本当は一人でやるのがベストなんだろうけど、彼女の不安な気持ちはワタシも痛いほど分かります

全てが新しくて、道も分からなくて、歩いてる人も様子が違って、喋れなくて・・・。
新鮮だけど、恐いもんです


でもこうやって、毎年新しい人達が留学でやってくるんだなぁ。
それで日本じゃあり得ない経験とかして、たくましくなったり弱ったりしながら、いつかニッポンに帰ってくるんだなぁ。もしくは永住しちゃうんだなぁ

大人しくて、慎み深い彼女が２ヶ月後ニッポンに帰ってくるとき、どんなふうになってるか今から楽しみ

すっげー自己主張強くなってたりしたら面白いけど、あり得るかー！？

留学応援ぽっちん　ありがとー！

近況報告

随分長いことほっておいてしまいました。
遊びに来てくれてた皆様、どうもありがとうございます

怒濤の１学期はすっかり過ぎ去り、今やすっかり夏休みでごわす
４月末の２週間のドイツ訪問から帰国後、急に学校の仕事に就いたわけですけども、週末の結婚式やレッスンなども続けてきたので、殆ど休みなしでガンガン働いていたワタクシ
それが今やすっかり気が抜けて・・・かと思いきや、１２月までにオペラとコンサートが５つあるので、今必死で曲決めやら合わせやらで頑張っている次第です。

そうはいっても、夏休み。
日中６時間の学校勤務がないんだから、８月中になんとかなるに決まってるゼィとタカをくくっていたんだけど、やっぱり計画なんて物は自分の力でどうこうなるもんじゃないんですね。

この夏休みは、もう２度と足を踏み入れることはなかろうと思っていた、ハンブルクはフロ宅で過ごす事となりました。
まず、何故２度と足を踏み入れることがないとふんでいたかというと、フロの両親が１０月にハイデルベルク近郊にお引っ越しをする事が決まっていたからで、４月の訪問を最後に、この素敵な住居ともお別れね・・なんて写真まで撮って来ていたからなのです。

そして、永遠のお別れを告げた住居にまた（！！）お世話になるワケとは。
実はフロのママが体調を崩し入院してしまい、フロ一家が大変なショックをいけているの。
あのお家はママの存在で全て成り立っているので、やはりいなくなってしまうのは大変な事態。
お掃除、お洗濯、お家のケアはもちろんのこと、精神的な支えが一番大きい。

フロさんには

「フロがパパを支えてあげなきゃ。頑張ってよ！！」

となんとか乗り切ってもらおうとしたんだけど、やっぱり話していると相当きてることが分かる。

そして、こりゃもうダメだと思い、チケット大急ぎで探しましたとも。

でもさ、ヴァカンスの夏でさ、すっごい直前でさ、またよりにもよってお盆時期でさ、ないわけ。
ナイっすよ、チケット

もう執念よ。
アホほど電話をして、ついに一枚見つけました！！
６日発ドバイ経由ハンブルク行きーーー
ドバイ経由なんて使ったことないんですけど・・。

だけどね、それは奇蹟の一枚だから。
実は６日の夜、ワタクシとあるホテルで演奏会をするわけです。ソロです。
だからもちろん７日以降のチケットを探してたのね。ところが、ナイ。
すると、ある旅行会社のお姉さんが興奮気味に言った。

「ありました！一枚あります！６日２３時１５分発ですー！！」

って、６日は無理なんだってばよ
でもね、いや、無理じゃないのかもしれない。
演奏会の終了予定時刻が１９時１０分なわけです。
そして１９時３１分発の新幹線に乗れれば、関空に間に合うわけです。
あり得ないことに、どうにかなりそうなのです。

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買っちゃいました


もうこっから必死よ。
演奏会の主催者さんに連絡して絶対に時間通り始めてもらうようにお願いし、ピアニストさんにワタシの当日のドレスなど荷物一式をお願いし、曲を一曲減らし、絶対乗らなきゃ。
逃したら飛行機にも乗れないんだもん


ってなわけで、１週間後に迫った演奏会。
気持ちは１９時３１分発の新幹線にだけ向いちゃってますが、無事なんとかなりますように・・・

計画はお早めに　チーン。

口述試験

５月に無事卒論を提出したフロさん、最後の力を振り絞って只今口述試験に挑んでいます。
そして３つある口述試験のうち、メインともいえる韓国語の試験を先週終えたのです！！
わーいわーい

成績にも本人大満足で、かなりホッとした様子。
直前にママの事があって随分追い詰められていたから、やり遂げられて気持ちはかるくなってるみたい。

そんなフロさんから、今日はビザ用の証明写真と手紙が送られてきました。
外国人がニッポンに３ヶ月以上滞在するときは、なにかしらのビザを持ってないといけません。
フロさんの場合は婚姻ビザなるものをもらうわけね。

じつはもう申請をして、ビザをもらう証明書を手に入れていたんだけど、発行から３ヶ月以内に日本に上陸しないといけなかったわけよ。
そんな有効期限知らなかったから、期限切れで無効になり、再申請するのに写真が必要だったってわけ。



それで、今回くっついていた手紙がね。


　これは僕たちがこれからもずっと一緒に進んでいくための、１０００あるうちの１つのステップだね。こんなふうにこれからもがんばろう
キョウコラインは本当に素晴らしい女性だよ！



というような内容で。

なんだかこれまでにはあまり感じられなかった、オトコっぺー雰囲気なの。
フロさんって、すごく優しくて人の気持ちに敏感な人なんだけど、グイグイ引っ張ってくぜっていうところは少ないって思ってたんだよね。
それが、なんだか最近のフロは変わってきているようです
いんじゃないの、こういうの。


そしてフロさん、ニッポンへの片道切符も手に入れました。
９月末にやって来ます。
ママの事が心配で一時は延期しようかとも言ってたんだけど、今はママも大分持ち直しているようなので、結局予定通りの来日になりそう。

ワタシとしては、ここでそんなに急いでニッポンへやって来なくても、ママとパパの側にいてあげたらいいんじゃないかと思うんだけど、まぁ本人の判断で決めたようだから、複雑ではあるけどウェルカムで待ってようという感じ

　それにしても、長い、長かった。
ってまだ来てはないけど、長くて半年の遠距離かと思っていたのに、気づけば１年半ですよ。
ワタシも完全帰国から、まさかの３回渡独ですよ。
今やドイツは遠い国じゃなくなってきてるよね。慣れってすごい。

まぁありがちですが、今振り返ってみれば、この離れている期間っていうのはワレラに必要な大事な時間だったのかもね、と思えるわけです。
二度とイヤだけどー

ゲルマン人一人移動にぽっちん　ありがとう！