ミキサー

フロさんがメディア・マルクト（日本のデオデオみたいなもの）でジュース用のミキサーを買いました。

日本に帰国している時、ワタシが久しぶりのミキサーに興奮し、毎日のように作っていた
バナナジュースに感銘を受けたらしく、ドイツに着くなり張り切って買いに出かけていってたの。
おニューのミキサーを手に超嬉しそうなフロさん。

「これですぐにフレッシュ・ジュースが飲めるねじゃぁ、まずは
　バナナジュースをお願いしまっス、オスッ！（本人は作り方を知りません・・）」

ううん、フロさん。
ミキサーだけじゃぁジュースは作れないのよ。
果物とミルクと蜂蜜と氷がいるの。

今すぐにでもフレッシュ・ジュースが出てくるものと思ってたフロさん、超ショックのご様子。
しょぼくれてて可哀相だけど心をオニにして厳しく言い放つ。

「明日日曜でフィッシュ・マルクト（魚市場）あるから、そこに１人で行って果物買って
　きなさい。そしてアボガドとパプリカとセロリも忘れずに。（←もうジュースとは関係ない）」

１人で、というのと余分な買い物まで言いつけられたのとでちょっと不満気だけど、
そこは夢のフレッシュ・ジュースの為、渋々承知した。

そして今日、ダラダラ寝てるワタシを横目にせっせと出かけていきました。
人混み間違いなしのフィッシュマルクト

実はワタシは只今、獲物を待ち中。
未だにダラダラパジャマのまま、果物と野菜の到着を心待ちにしているのです。

そう、もうジュースには興味ないって顔をしながら、実はフロよりもずっと大好きなの
市販のジュースってあまり飲まないけど、おうちで作るフルーツ・ジュースって美味しいんだもん。
フロがミキサーを買った時も
「え～、本当に使うのぉ？作るのキョンなんだよぉ？」
と恩着せがましく言って見せたが、ウッシッシ、実は心の中でガッツポーズ
デカシタ、フロ！！

ハァァまだかな、まだかな～。
毎日作っちゃおっと。
誰か遊びに来たらジュース出してあげようっと。
滅多に人なんて来ないくせに、フレッシュ・ジュースの夢は広がるばかり。

みんな、遊びに来てね。美味しいジュース、（フロの）ミキサーで作るから！！

ドイツ帰国

お久しぶりです、皆様。
ドイツに帰ってきて早１週間が経ってしまいました。
帰ってきてすぐに、フロママ、フロパパがお迎えに来てくれそのまま実家へ。
すっかり姫様気分でうっかり４日間も滞在
いやぁ、お恥ずかしい。

それにしても帰ってみるとハンブルクはすっかり秋。
日本出国直前に京都に４日ほどいたので、その時も結構冷え込んでたんだけど、
何か、違う・・・。
なんだろう、心にすきま風がしみ込むというのか、太陽の反射でキラキラ光りすぎの
色づいた黄色の葉っぱ達が目に痛いというのか、、、、淋しい。
実はもう日本に帰りたかったりするの

やっぱり日本はいい。
ヨカッタ。
いる間はバタバタして忙しかったけど、友達に会えて、みんな見知らぬ外人フロにも
優しくしてくれたし、カメラ構えて盗撮しまくるオタクぶりにも目をつぶってくれたし、
本当に感謝感謝です

フロもキョンのノビノビっぷりに、遅まきながらも京都滞在中に気づいた様子。

「僕、よーく考えたんだけど、やっぱりキョウコは日本に住むべきだと思う・・。」

オッ、待ってました！！

「キョウコには本当の姿（どういう意味？）で一生を送って欲しいし、美味しい物
　一杯食べて幸せそうなキョウコを見てたいから（ワタシの幸せは食べ物かよ・・）。」

理由はともあれ、日本在住を真剣に考え始める小錦フロ吉。
なんなら帰化する？・・なんて調子に乗り始めながらワタシは日本在住に向けて夢心地

あぁ、どこに住もうか、広島でもいいけど、ワタシ、京都でもいいよ。
外国人多くてフロは住みやすいかもねぇ・・・
・・・！そうだ、神戸は？　
港もあってハンブルクに似てるしホームシックにもならないかもよ。ウフフ

完全に自分勝手な妄想で気持ちよ～くなるワタシ。
で？フロの希望はどこなの？どこでも言ってみなちゃい。
ア、でも東京は無理よ（←まだ自我を通そうとする・・。）

「僕、北海道に住もうと思う！！」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・！！！！


アンタ、何言ってんの？
いつかリーを訪ねて北海道行こうね、とは言ったけど、あれは旅行の話しなのよ。
ハァァァァ！？
ホッカイドウ！？

ムリッス。
北海道、そりゃぁ好きさ。（行った事ないけど）
夏ならいいよ。夏なら。
でも、冬をなめるんじゃないよ。（経験した事ないけど）


そういやぁ、京都で急にお天気悪くなって、みんな何となく気分が落ち込んだ時に
１人ウキウキしてやがったなぁ
寒くなって震えてる時も１人薄手の服で、はね回ってたなぁ
「ハンブルクに帰ったみたいで気持ちいい天気だね」
・・・・とかってさぁ・・・

てっきり冗談だと思ってた・・・。


どうしよう、どなたか北海道の気候の厳しさを、このアマちゃんに教えてやってもらえませんか。
きっとそれなりのお返しは・・・！！！

居酒屋

フロちゃんと居酒屋に行ってきました。
夕方、何を思ったか急に
「きょんとKneipe（居酒屋）に行きたいな・・・」
と言い出したフロ。
予約問い合わせると、鉄板焼きの居酒屋の席が取れたので、早速タエコに言うと
「まぁ～、じゃぁ連れて行ってあげようや」

いや、残念ですが２人で行きたいんですって。
車で居酒屋に送ってくれればいいから。
（注：タエコは冬ソナにはまってる典型的な日本のおばちゃん。
フロの事も同じ感覚ですっかりはまって追いかけ回してるのです・・・）

ペ・フロとの居酒屋デートを諦めきれずはぶてるタエコをなだめながら
逃げるように久しぶりの日本の居酒屋へ。

うわぁ、久しぶりのこの雰囲気。
酒の匂い、人の勢い、魚介、肉、ご飯モノ、こりゃぁたまりませんなぁ・・

まずはフロさん、お薦めの日本酒を注文。
続いてワタシも焼酎に梅干し５つ入れてもらっていつものスペシャルを頂く。

・・・・・うみゃぁぁい
ヤバイ、ハンブルクの皆様、きょん＆ペ・フロはもう帰らないかもしれません
ね、フロさんや。

「・・・・・ウマイッ・・・ウマイデス、キョウコライン・・！！」

・・って、唐揚げつかんでそんな渋い顔されても。
箸にさした唐揚げ見つめながら、生涯で最もウマイ唐揚げにあった感動をトクトクと語られた。

飲めるだけ飲み、食べれるだけ詰め込んで、すっかり千鳥足でフラフラ店を後にしました。
あぁ、幸せ・・・
日本大好き。日本酒も大好き。日本食も大好き。

でもね、不思議なことに朝ご飯はそろそろパン食べたいな、とか思い出してるんだな。
負けんな、ぴょん吉
なんて言いつつ今日はこれから「岡山・ドイツ村」に行ってきま～す

温泉

先週末、家族で山陰旅行に行ってきました。
２泊３日で津山、萩、鳥取砂丘、出雲、大山と、結構キツキツプラン。
フロにとっては初めての日本国内旅行。
前の日は（緊張で？）あまり寝られなかった様子だったけど、当日は朝早起きして
着替えの確認をしたり、おやつを選んだり（お約束）しながら準備に一生懸命

そして今回のメインはなんと言っても温泉
フロのために日本満喫プランを考えたので、旅館はちょっとハリました

１日目も２日目もなかなかいい日本旅館で、フロもお部屋に大感動
着くなりみんなで一斉にお風呂に行って、その後食事に集合という話で女子組と男子組に別れたの。
いやぁ、気持ちいいお湯どした

ほんで、女子組は結構急いで時間通りに食事のお部屋にスタンバイ。
まだかな、まだかなぁ、男子組。
お腹すいたなぁ
女子組３人でご馳走を目の前にソワソワ待つこと１５分。

・・・・待つこと２５分・・・。

・・・・・・・待つこと３０分・・・。

・・・・・・・・・・遅くない・・・・・？


旅館の仲居さんも男子組の遅れに心配し始め、ついに男子湯まで見に行ってくれた。
そして・・・。
「今、お父様が大きな外人さん（←フロ・・）に浴衣を着せてましたよ。」

・・・もう～～いいのに、浴衣なんて。
何でもいいから早く来て欲しいのに～！

女子３人が空腹のあまりキレそうになっているところへ、なんかウキウキしてる
男子人組が浴衣で到着。

・・・・・うわぁ、そりゃ無いぜ、フロさんよ。
あのね、背が高くて浴衣の丈が短すぎるの・・。
膝下１０ｃｍなの。
超真面目な女子高生みたいになってるわ・・
しかも、本人ちょっと得意な顔してるわ・・。ツライ・・・。

ショックを受けてる女子組ながらも誰もその事には触れず、まぁ食事が始まった。
ワタシもチラチラフロの浴衣姿見てしまいながらも、空腹には勝てず取り敢えず
気づいてないことにする

いやぁ、食事は美味しかったぁ
海の幸、山の幸で大満足。
時々浴衣の隙間から見えてしまうフロのパンチラ以外は、文句なし！
食後は海に面した旅館の浜辺を散歩も出来ました

そして、フロのしつこいリクエストにより部屋で写真撮影いたしました。
丈はおかしいけど、座らせてごまかしフロの初浴衣姿、ここに公開！
　　　　　

・・・・・イカガデショ？

宮島

広島は秋の宮島に行って参りました。
宮島といえば、日本三景の１つに数えられている程景色の美しいところ。
船に乗って宮島に渡るまで約１０分。
船上で写真撮りまくり、すっかり盛り上がっている有田家とフロ吉

赤い鳥居も見えてきて、宮島に降り立つや大興奮で走り出すフロがビクッと後ずさる。
・・・フッフッフ、そうだろう。
外人フロを驚かせたくて敢えて教えなかった宮島名物シカ情報。

島内を我が物顔で走り回るシカに、予想通りかなりのショックを受けている様子。
シメシメ。じゃぁ、次のイベントを。

２００円でシカ様の御食事（シカせんべい）を買って、木陰に隠れているフロ（←ビビリ）に無理矢理手渡す。

「エ！？何これ？僕のお菓子？」

うん、それでもいいけど。
・・・・なーんて話してる間に寄ってきた寄ってきた、腹ぺこシカ様・御一行

「・・・・・・ゥゥウウワァァァアア・・・」（←フロ）

・・・・・・・・・ゥゥゥワワワァァ・・・！！！！（注：きょん）

ヒィィィィ～すっげぇぇぇ～！！
こんなに寄ってくるなんて！！
助けてぇぇ

フロをびっくりさせたくて意地悪したはずだったのに、シカのあまりの多さと、
フロの手に握られたせんべいに食いつこうとするそのジャンプ力に、恥ずかしながら恐れをなしてワタシが逃げ出してしまった。（・・大バカ）

ま、でもせんべいを持ってなかったワタシには無関心のシカ様。
うまく逃げおおせて早速カメラを構える。
イイゾイイゾ。
完全にシカに包囲されジャンプ攻撃を受けているフロにねらいを定め、やりました！
（まだ息あがってるけど）いい仕事しちゃいました

「どうしたらイイノォォォォォ」

生涯思い出に残るであろう写真も撮れたところで、フロを助けることに。

「フロちゃん、せんべいを投げなさいっ（・・な～んちゃって・ハメタくせにね）」

やっとの事でシカを振り払い周囲の大注目の中、ヨロヨロ帰還したフロちんを温かく
迎える有田家一同。

・・・と、チユキが叫ぶ。

「ありゃぁ、フローリアン、服にえらいもんがついとるわぁ」

・・・・・・ン・・・？
ッッッッッイヤァ～、フロの真っ白のシャツにくっきりシカのウンコちゃんが。
しかも足形で。

ウマイっ！！　やるな、フロ！！
もう１度その部分の拡大写真を撮り直して大満足のワタシ

←こんなんなってるフロを励ましながらもみじ饅頭を買い与え、
更なる思い出作りへの作戦を練るワタシなのでした

おまけ：この日はたまたま結婚式が行われてて、美しい白無垢姿のお嫁さんに会えました。
外人だから袴が似合わないだろうな、と将来を本気で心配する先走りフロ・只今外人、２９才