Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

親切な手助け

2007年12月30日 | Weblog
 先日うちにやって来ていたアンドレが、関空から100円のとこに住んでるアンドレが、親切な申し出をしてくれた。

1月10日にニッポン上陸するフロさんを迎えに行こうか?と言ってくれたのよ
ワタシは演奏会を控えて、大阪まで迎えに行くなんてマネはとても出来ない。
そこでフロさんには、

「関空から出てから、スーツケース預ける場所、そしてチケット買う場所、買い方、電車の乗り方、時刻表、全部まとめて送ってあげるからね!!

と過保護っぷりを発揮し、無事にたどり着けるよう出来るだけ助けてやろうと決めていたの。
ところが、そこはちょっと成長したフロさん、

「そんなのいらないよ!僕は将来日本で生活するんだからそれくらい自分でやってやる!!何の情報もいらないからね!!

とプリプリ拒否してきたわけよ。
でも小さな声で

「到着は2,3日遅れるかもしれないけど、いつかは尾道に着いてみせるよ・・・

なんて言われるとやっぱりほうっとけナイじゃありませんか。

だってワタシでさえ、何枚もチケット渡されて、指定はどうするだの乗り換えはどこにするかだの、特急券はどこからにするだの、面倒ったらないのよ
関空ってちょっとヘンピな場所にあるしね~。

だから、ワタシは心配で心配で仕方ない。
どうすりゃいいんだろう。でもこれ以上世話を焼こうとするときっと怒り出すし

だからアンドレが仕事を抜け出して関空に行ってくれると聞いて、ホッと安心したわ。
あいつならさり気なく切符買うのを手伝ってくれるだろうし、正しい電車に乗せてくれることも出来るだろうよ

早速フロにお伺いをたててみる。

「アンドレが、フロが到着したらそこで逢って、スタバでも一緒に行ってお喋りしたいってさ~

すると意外にもあっさりと快諾し、

「それは親切だね。僕も会えると嬉しいなー

だと。
ふぅ。
これであとはフロさんを尾道駅に迎えに行くだけでいいのね。
なんか、初めてのおつかいに出てくるお母さんの気持ちがちょっと分かった瞬間

それにしても、フロが来る=リサイタルなんだよなー。
コエー。こえーよ。
正直、楽しみにする気持ちが恐い気持ちにボロ負けして、なんか微妙だなぁ・・

アンドレ

2007年12月29日 | Weblog
何とかかんとか、全てのお仕事が終了しました。
そしてそれと同時に風邪が悪化

必死でワタシはワタシの心に叫ぶ。

「オーーーーイ、まだですよー。仕事は終わったけど休憩まだですよー。これからリサイタル控えてますよーーーー

そう、ワタシはまだ病は気から説を信仰しているのよーー


だから、というか何というか、アンドレがうちに泊まりに来るのをドタキャンせず受け入れる事にした
風邪だなんて意識せず、(一応)客をもてなしていれば、元気マンチクリンになるんじゃなかろうか。


待ち合わせは正午に尾道駅である
とは言っても、2日前に奇跡の再会を果たしているので緊張感も何もない。
立っておけと指示した場所に外国人の姿はないので、車を降りて駅構内に探しに行った。

すると丁度1本電車が到着してわんさか人々が降りてくる。
その中にプックリ太った大柄な外国人男性と、ダンディな外国人が2人紛れていた。
 オッ
一瞬任務を忘れてダンディに魅入ってしまったけど、その背後からヒョロリっとアンドレが姿を現したわ


お名残惜しいけど、ダンディに心の中でソッとお別れを告げ、テンションの高いアンドレを連れて観光へと繰り出す事に。
まずは千光寺であーる。
このチッコイ街で、まぁ観光名所と言っても過言ではなかろう。
車を降りて坂を登り、展望台なぞから尾道水道を見下ろしてみる。
アンドレは大感動の様子

いいお天気だったしいい気持ちだなぁ~なんて、他にもいる観光客を見回していると、奇跡がそこにいた。
さっき駅で見かけたダンディじゃないかー!!
太ッチョ君もちゃんと一緒にいる。
ちょっとずつ近づいて来る。
2人で会話しているので、アンドレと耳ダンボで盗み聞きしてみた。


ドイツ語だった。
すっごいチャンスだと思ったのに、アンドレが

「スイス人だ」

と邪魔をする。
負けるもんか。スイス人だろうがなんだろうがドイツ語を喋ることに変わりはない。
日本語ぺらぺらのアンドレは放り出して、ダンディの専属コンダクターになりたいわい
でも、方言の壁は厚かった。
わがんねかった。
耳すっげーダンボにして、あり得ない程近づいてみたけど、何言ってんのかわがんねかった

「イッヒ」が「イッシ」だった。太刀打ち出来なかった。


コンダクターへの夢は諦めて、結局アンドレと続けて千光寺観光続行である

おみくじ引いたり、玉の岩の写真撮ったり、散歩中のおばぁちゃんと話したり、ついでに尾道ラーメンまで食べたり、シメにアンドレの強い要望によりミスドへ立ち寄って完璧な観光客をした後、うちへ帰る。
うちではこれまたベタベタのザ・ニッポンの鍋が準備されていた。
うちの家族は、アンドレが流暢な日本語を話すので大喜びである。
チユキとインターネットで盛り上がり、妹とドイツ語講座で盛り上がり、タエコと一緒に温泉に繰り出した
どんだけ~ってほど溶け込んでやがるぜ

1泊した次の日も、朝早くから起き出して、次の観光に連れて行けと言わんばかりのアンドレ
ワタシはといえば、風邪菌が勢力を増した感が否めない。
アンドレがワタシの部屋に入ってきたとき、マスクしたまま寝ている状態だった。

「キョウコ、病気?」

と聞きつつも、こいつの早く出かけようぜムードはムンムンで伝わってくる

かなりゆっくりめに朝食を取った後、結局また繰り出す。
今日は島内のドライブと、商店街散歩であーる。
そしてシメは昨日同様ミスド。

フロもだったけど、どんだけドーナツ好きなんじゃい、ドイツ人

それでね、ワタシが今回唯一カチンときた出来事。
それはアンドレがデパートの地下で尾道土産を買ったときのこと。
尾道銘菓や、特産物など色々アドバイスしてやった
アンドレったら、うちの家族の前では完璧な日本語を披露するけれど、ワタシとの会話は100パーでドイツ語に持ち込む。疲れるらしい。
その気持ちはイタイほど分かるので、ワタシも仏心を出してドイツ語で喋ってあげることにしていたの。
だから、お店のカウンターの前で説明はずっとドイツ語だったのね。

それでアイツは結局尾道の美味しい昆布佃煮を購入することに。
自分でスタスタとカウンターに行き、

「これ下さい。おいくらですか?

と何の問題もなくお買い物をした。
すると、お会計してたおばちゃんが商品もってワタシの所にやって来る。

「このね、この昆布の包装、縦にするともれちゃうから、必ず横にしておいて下さいね


一瞬驚いたけど、すぐカッチーンとした。

「それ、ワタシのじゃありません。彼の買い物ですよ

自分でも驚くほどの冷たい声だったと思う。
するとおばちゃんは、素通りされてポッカーンとなっているアンドレに振り向きながら、なおも続ける。

「あ、でも外人さんだから。言葉が、ホラ。

「彼、日本語出来ますよ。さっき自分でお値段聞いてませんでした?


するとおばちゃん、慌てて

「あぁ、すみませんねー。てっきりね、外人さんだからねー喋れないと思ってねー


や、わかんのよ。
だってここ日本だから。慣れてないだけなの。だから慌てちゃうんだと思うの。
でもね、それでも、こういうのってやっぱり傷つくと思うよ。
ワタシ達だって、ドイツでいきなり英語で対応されただけで軽く傷ついてたもん。
こういうのが、例え意図してなくても
「あなたは外国人、ワレラニッポンジン」みたいに受け取られる要因の1つになっちゃうんだと思うよ 


取り敢えず、日本にいる外国人なんだから試してみりゃいいじゃん。
ダメなら周りの人間に助けてもらえばいいじゃん。

アンドレは

「いい反応だったね

と言っていたけど、やっぱりちょっとイヤな気分になってるのは分かった。
なんか、早くニッポンがもう少し変わってくるといいなーって思った瞬間だったなー

敏感すぎるのかしら、ワタクシ?




もうチョイ

2007年12月25日 | Weblog
 やってます、働いてます、魔のクリスマス。
風邪が本格的に始まった今、でっきるだけ咳をしてしまわないように、我慢ガマンの毎日。
ノドがムズムズってするけど咳をすると一番ダメージを受けるのは声帯。
逆に、咳さえしなければ声帯自体は元気ぴんぴん(の筈)であーる。

ただやっぱり体力は奪われ、食欲がないので、歌うのがしんどいわ~

ともあれ、レストランでとても幸せなカップルを前に歌うのはそう悪くない
完全予約制のクリスマス・ディナーを前に、なんだかテレテレしているカップル達は、マニュアル通りではあるんだけど、ザ・クリスマス
でもさ、問題はワタシのMC能力にあるのね。
普通のコンサートと違い、ただ歌うだけではいけない。
MCでよりいい雰囲気を作り出し、いい気分になってもらわなければ。
どうもワタシにはそういう力は宿っていないらしく、色々工夫はしてみるけれど、一体そこで何を残せているのかはよく分かんないわ~

ま、これも慣れで、少しずつはカップル達の様子を見ながらお喋り出来るようにはなってきたけど・・。

さて、そんなレストランと平行して、本日朝は10時から、親子の為のクリスマス・コンサートをしてきました。
朝っぱら過ぎて、こ、声出ねーーーーー
でもさ、これも全然緊張することなく、チビちゃん達と一緒に楽しく歌ってきました。
後半はお母さん達の為にアベ・マリアや今度のリサイタルの曲なども披露したんだけど、ゆっくりと落ち着いた雰囲気の中、曲の解説なぞしながらだったのでどうやら楽しんでもらえたようですわ

今はほんの一時の休息時間。
あと1時間後には最後のレストランのお仕事に行って来ます。
どうやら本日はワタシもその完全予約制のクリスマスディナーを食べれるらしく、いやぁ歌い甲斐があるってもんだわね

そうそう、昨日の仕事前に友人の結婚式に出席してたんだけど、披露宴が終わり大急ぎでレストランへと移動しようとホテルのエレベーターを駆け下りた、そこに変な外国人が一人。
一瞬目が合い、なんだ、この外国人ったらドイツ人みたいな顔だなって思ったら、アンドレだった!!
アンドレとはハンブルクのお友達。
多分ドイツ人・友人レベルでいうと一番仲良しのヤツである。
10月から日本に来てて、大阪で図書館司書の研修を受けてるの。
連絡はずっと取ってたんだけど、まさかその日、そこに突っ立ってるとは夢にも思わず、叫びながら抱きついてきたアンドレを抱き返しながら、

「ここは・・・・どこだっけ?」

と一瞬、ドイツなんだか我が祖国ニッポンなんだか分かんなくなった。
でもそこはやっぱりホテルのロビーだったし、受付のお姉さんはニッポン人だったし、あとワタシは着物姿だったし、ここはニッポンだった。

その奇跡の再会を果たしたアンドレは明日うちに泊まりに来るそうです

ま、仕事も終わるし、アンドレと温泉でも行くか~
もう少しだぜーーーー!!!



・・・風邪?

2007年12月21日 | Weblog
昨日までの疲れが出てしまったのか、本日は11時までグースカ眠りこけていました

・・・・ なんか、だるい。
あと、気管支がゼイゼイする。











な・・・・・・なんじゃこりゃーーーーー!!!! 









もしやこれは、あれではあるまいか。
想像さえもしたくなかった、あの病魔ではなかろうか。
いや、本当は2,3日前からうっすら感じてはいた。
なんか近づいてきたな~ とは思っていた。
けれど、病は気から。絶対に気づいてはいけない。
自覚したが最後、病魔に負けてしまう

そう固く信じてここまできたけど、いよいよ誤魔化せなくなってきている感じがいなめない。


多分、ワタシ、風邪ひきかけてる・・・?


どうしよ、どうしよ。
こんな時に一体どうすりゃいいのか。
絶対いやだ。
そんな余裕はワタシにはないのだよ。
マキコがやって来るその日まで、健康に順調にノー・アクシデントで練習してないといけないのだよーーーー


油断すると「ゲホン」と言ってしまうので、気を抜かない。
油断すると「ブルッ」と寒気してしまうので、ホットカーペット切らない。
油断すると「食欲ナイ・・」と食べないでいてしまうので、がっつく

負けねー、負けねーゾ。


病魔に立ち向かって、そして「病は気から」説を実証してみせるー!!!

悩ましや~2

2007年12月20日 | Weblog
もう脳みそ溶けそうです

一つ解決したかと思えばまた次の悩ましい問題が浮上する・・・。
普段怠けきっているワタシのおつむが限界を迎えました。

先週、いっぱい一杯考えた末、1月にフロと一緒に婚姻届を提出することに決めました ピューピュー

あぁ、よかった。面倒な考え事から解放されたとホッとしたのもつかの間、新たな問題。
それは、名字 

国際結婚をする方達が一度はおつむを悩ますであろう、「名字」なのですよ
何しろ、一体どういう選択肢があるのかも知らない、その名字を取るためにどんな手続きをしなくちゃいけないのかも知らない、その後の子供の名字がどうなるのかもさっぱり知らない。
つまり、これから色々調べなきゃいけない事を想像しただけで、気が遠くなるわけさ。

これがドイツでの結婚だったらどんなに良かったろう。
全部フロに丸投げして

「ちゃんと調べておいてね~

で、少なくとも調べるという行為からは逃れることが出来たはずなのに。

こんなに事務仕事が出来ないワタシが、本当にそれがイヤで人生遠回りしてきたワタシが、ここにきてこうも面倒そうな課題を抱えるなんて。



いーーーーやーーーーーだーーーーー




でも、やってやったよ。
ワタス、ガンバッタだよ。
市役所に行ったし、家庭裁判所にもドイツ総領事館にも外務省にも電話しただよ
来世はもう外国人と結婚したくないだよーーーー

皆さんは特に興味ないだろうから、ワタシの汗と涙の結晶といっても過言ではない細かい事は省くけど、結局のところ、ワレラはどの組み合わせも選べるんだって。
つまり、

①婚姻後も今と同じ名字を保つ(夫婦別姓)。 ただし子供はワタシの姓を名乗るのでフロが一人のけ者で淋しい感じ

②ワタシがフロの名字を名乗る。家族みんなが同じ姓を名乗れる。ただし子供はともかくとして、ワタシがベタベタニッポンジン・ワタシ鼻低いあるよなのにカタカナ名字になってしまう。

③ワタシとフロの名字をくっつけた複合姓。ただし、家庭裁判所に申し立てなければいけない上、フロも本国で改姓手続きをすることになるのでかなり面倒 


くそうッ。こう端的に書いてしまうと、ワタシの苦労がイマイチ伝わらないぜー!!

ともかく、全ての可能性が分かったところで、ワタシは肩の荷が下りたつもりになっていたのだけど、本当の苦悩は実はここからだった
このことをフロに伝え、後はどうにでもしてくれと思った。
するとフロが

「で、キョウコラインはどうしたいの~

だと。
えー、もうキョウコラインはもう疲れたよ~
どれでもいいよ~。
ワタシはどれでもいいけど、子供がイヤな思いしなきゃそれでいいよ~

それでもフロは言う。

「大事な事だから、ちゃんと考えなきゃね届けをだすまでまだ時間あるから、お互いしっかり考えておくことにしよう!」



 うっふーーーん・・・。キョウコラインはもうダメかもー。
それでも根が真面目なワタシは、言われた通り一生懸命考える。

夫婦別姓はフロチンがのけ者になるから却下でしょー。
あー、でも日本で暮らすし惜しいなー。ワタシの日本名捨てたくねーなー。
複合姓はどうだ。いや、長いなー。しかもハイフンもスペースも入れてもらえず、ただくっつけるだけだもんなー。病院とかで「ありたのいすサーン」なんて呼ばれたらどうすんだ、変だろうがよ。
っていうか、本当にこの名前で呼んでくれる人は出現するのだろうか。どうせ長いからとか変だからとかで結局「ありたさん」か「ノイスさん」とかで呼ばれるんだろう。戸籍上だけの名前に成り下がる見込みムンムンだな。アッしかも、ハンコどうすんだろう。2行にわたるハンコなんて見たことないぞ。
しょうがない、じゃぁやっぱ「ノイス」か。日本で暮らすのに、鼻がこんなに低いのにカタカナ名字なんてイヤだけど、そうするしかないのかなぁ。あぁ、でもワタシの日本名あった方が何かと便利なのになぁ。しかもこの短期間で相談した友人には既に「ライス」だの「ノエル」だのと一瞬にして間違えられてたぜ。へこむぜ。


って、結果は出ず。

ダメだ、ホントにアタマの容量を超えるので、今日は寝る。
なんか、お勧めがある方は是非教えて下さい