Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

プログラム

2006年10月31日 | Weblog
 昨日、やる気が沸き起こった勢いにのって、2月の終了演奏会のプログラムを考え出してみた。
半年前から
「いい加減に考えて、私に見せなさい 
とトゥーラに言われ続け、そしてごまかし続けてきたこの作業。

今やらずしていつ出来るのか。
地下の練習室から全楽譜を引っ張り出してきて、過去に勉強した曲達を眺める。

 それは日記にも似た感慨深い物で、グッチャグッチャに殴り書きされた書き込みを見ていると、当時何が出来なかったのか、どの作曲家が自分の中で流行っていたのか、どんな心理状態でその曲を選んだのか等、鮮明に思い出される。

それにしてもいつの間にそんなに数をこなしていたのか、イヤになるほど沢山の楽譜。
早速やる気が削がれそうな匂いがしたので、取り敢えず、もう1回歌ってもいいかな(エラソー)と思えるヤツをピックアップ。

 そしてショックな事に、ワタシに選ばれた曲はどれも似た感じのヤツらだった。(悲しくて重い傾向にある)
更にショックな事に、曲数が驚くほど少ない。(30分で終われるプログラムだ

 こんだけ一杯歌ってきて、もっぺん歌ってもいいかと思える曲がこれだけしかないなんて・・・・。
なんて空回りな勉強をしてきたんだろう。

すこぅしだけ空虚な気持ちになったけど、そこは自分を励ますのが得意なワタシ。
すぐにフロのとこにすっ飛んで行き、思い切り慰めてもらった 

フロ効果で自信を回復し、メモしたプログラムをすぐに褒めて欲しくてトゥーラに見せると、まぁ、別に褒めてはもらえなかった。

「やっとなのね・・

とも取れる顔をされ、少ない中から4曲も消去され、ついでに1曲はアンコール用に持って行かれ、合計5曲がプログラムから消えた
また別の物を探してくるようにと指示を受ける。

だけど、常々トゥーラが言っている事を思い出す。
「あまり長いとお客さんがしんどいから、短くてもいい。厳選して充実した良い演奏会にしなさいね

一応、と思い
「30分で終わるプログラムってアリですかねぇ?
と聞くと、悲しい顔をされ、ワタシも悲しくなった。

バカバカ、ワタシの怠け者
ちゃんと規定通り1時間の終了演奏会します。
ここに誓います。
もうこれ以上トゥーラに悲しい思いはさせません。

ってなわけで、今月中にはプログラム決めよう、と決めた10月終わりの日

やる気

2006年10月30日 | Weblog
 2週間の秋休みが終わり、今日から早くも授業が再開しています。
そしてそのハードスケジュールに、いきなりちょっとくたびれてしまいました。

 トゥーラのレッスン後、ソルフェージュを教えに日本人家庭宅へ。
その後直接学校に戻り、今度はルッチーのコレペティ。
その合間には、スーパーで夕飯のお買い物も

アレ、こうやって書いてみるとそう大したこともないのかな・・・。
ドイツに来た1年目に比べればナンって事もない、普通の日か
言いたかないけど、年のせいで移動時間が多いと体力的にきついのかなぁ・・

バイトに行く前の待ち時間、ハマ。と***。に付き合ってもらって喋ってた。
すると、この10月からコンセの学生となった***。が、やる気に溢れた学生の鏡だということに気づかされたの
練習場所がないことに困ってる。

 そういやワタシも1年目は焦ってたなぁ。
語学や仕事で忙しい中、一生懸命に時間を作って、何とか練習しようとしてたよなぁ。
今のこのやる気の無さ、というかダラダラ感はなんだろう。
もはや休暇の終わりは地獄の始まりとしか思えない 
朝食の席でもそんな事を口走り、フロに呆れられたばかりだったのに、同じ事をハマ。としみじみ話してしまった。

レッスンを1回でも多く受けたいと、休暇が終わるのを指折り数えてたワタシはどこへ行ってしまったんだ、バカヤロウ!!

ところが、今日のいきなりの(ワタシにとっては)音楽漬けハードスケジュールで目が覚めた。
こんな事でいいもんか
やる事アホほどあるじゃないか

というワケで、***。の姿により目を覚ましたワタシ。
そのままの勢いで、オラトリウムセミナーの「歌いたい人リスト」に書き込みに行く。
勢い余り、「来週(早速)歌い人」の欄に名前を書く。
更に与力で(どんだけやる気出たんだろう・・?)振り返り、
「***。も来週歌いなよ
と感謝の意味も込め誘った。

すると
「え、無理ッスヨ 
と冷たい一言が返ってきた。

チーン・・・・・



ボン旅行~そしてお別れ編~

2006年10月29日 | Weblog
 ワタシ達の楽しかったボン旅行もついに終わり・・・・。
今日はもはや何のイベントもなく、朝10時44分発ハンブルク行きの電車に乗り込むのみ

昨晩は最後の夜で、スジンが気を利かし、
「みんなで日本のアニメを見ようよ
とDVDを借りてきてくれたにも関わらず、ワタシがお風呂に入っている間にフロとベンベンが喧嘩をしていた・・・
フロはプリプリして
「フロはすっごい怒った。もうあっちの部屋にはいかない
とベットに横たわる。

これだけ世話になったというのに、この大バカモノが~と怒ったけど、動く気配がない。
結局最終日は、みんな大人しく寝ることに。
全く、この年でまだ兄弟喧嘩かよ・・・

いよいよベンベン&スジン宅を出る段になっても、2人は殆ど口をきかない。
ま、いいよ。この人達兄弟で良かったよ。
これで他人だったりしたらもう目も当てられないじゃんねぇ・・

2人にはすっかりお世話になってしまった。
イッパイありがとうを言って駅に向かう

両親と会い、売店でチョコレートやお菓子を買ってもらい(そんなもん位自分らで買えッと、今書きながら気づいた)、電車に乗り込む。
たった1週間だったのになんだか寂しい気持ち。

 車内では1人で既に旅行の思い出を振り返る事にする。
BGMは「思い出」い~つの~こと~だかぁ~おもいだしてご~らん~で決まり。
「僕は人生でまだ1度もベンにありがとうって言ったことがないんだ!」と胸を張って言ったフロにワタシがキれたこと、朝ご飯の準備に追われるスジンを全く手伝わなかったフロの事、両親からベンベンに食費として渡すようにと預かった50ユーロを自分の財布にしまったフロの事・・・・・・。
思い出せば思い出すほど腹が立つ 

やめよう、こんな思い出を振り返るのは。
もっと素敵な思い出を・・・。
そう、思い返せばこの旅行中、普段ならあり得ないような食事を沢山したじゃないの
常にお腹がパンパン状態で、たっぷり太っただろうなぁ・・・
お腹周りに再び懐かしい感触もあるし、コリャ恐ろしいなぁ・・・。

って、ダメだ。
そうじゃない。
もっと知的な感じで旅の気づきに迫ろう。
そう、そういえば旅の間中、みんながワタシに向かって言ったっけ。
「キョウコの遠慮は本当に徹底してるのねぇ

 例えば食事後のデザートを勧められてもワタシがいつも断るので、それが満腹で欲しくないのか、それとも遠慮してるだけなのか、みんなには判断しにくかったみたい。
だから、その度に何故デザートが欲しくないのか説明し、一度など
「本当は食べたいけど、今のは遠慮しただけでした
とそこまで暴露してしまい、笑われた

更に、移動の度、買い物の度にワタシが財布を開けようとするのを見て、
「もうその日本の文化は今、忘れなさい
と制された。
一々「ありがとうございます」と言う事も、丁寧すぎると思われたらしい。

今まで、これが日本人だからと意識した事はなかったけれど、確かにワタシ一人が気を遣ってたのかもと実感。
ワタシの感覚でいけばごく普通なんだけどね。
オカシなもんです 

そんなこんなで1人思い出に浸っていると、パパが食堂車に連れて行ってくれた。
フロと2人でキャンキャン着いていき、ニュルンベルガーソーセージとボテトサラダを食べながら3人で「世界の車窓から」を満喫。

帰りは本当にあっという間にハンブルクに帰り着きました。
1週間振りに見るハンブルクはやっぱりいつものハンブルク。
うちに帰ってきたなぁ、とホッとしたよ

         アリガトウ、お疲れ様




ボン旅行~ワインの旅編~

2006年10月28日 | Weblog
いよいよ楽しかった旅行も大詰めを迎えました。
最終日、今日は初の6人揃っての遠出
電車で1時間南に下った所にあるAhrという街に出かけます。
ここはブドウの産地=ワインの産地
最高に素晴らしいお天気と、10月末というワインの為の時期に恵まれ、唯一日本人キョウコラインのテンション上がりっぱなし

       
グースカ寝てる間に着いたそこは、2駅くらい前からワイン畑(間違えた、ブドウ畑)が広がり、ワイン直売所や試飲所がひしめく、正にワインの街
町並みも田舎らしく古い建物が

着いたばかりだというのに、街の雰囲気にのまれ早速ワインが飲みたいワタシ達。
レストランに駆け込む
 
料理もオイシーイ  

ワインは酸味が強めでサッパリした感じ。
お腹もイッパイで、早速他の観光客に混じり山を目指す
というのもこの辺一帯には山々が連なり、その斜面を埋め尽くすようにワイン畑が広がる。
そしてそれに沿って遊歩道が造られていて、観光客は皆、山にのぼりブドウ畑を眺めながらお散歩しているの。
本当にそっこら中に畑は広がっているのでいくらでも道は選べるんだけど、ワタシ達は比較的平均年齢が高めという事と、中に怠け者(ワタシ)が混ざっているという事で、短めの道を登ろうと決定
やる気溢れる2人組 
   何故か全員モデル風で休憩 

そしてツイニ!!山頂~ 
 眼下のワイン村も幻想的に見える

そしてミーハーなワタシの強い強いリクエストにより、街中至る所で見かけたFederweiss(醗酵する前のワイン)とZwiebelkuchen(タマネギケーキ)を食する
まさに収穫されたばかりの新鮮なブドウ達から作られたFederweissはとてもとても美味しい。
しかもFederrot(醗酵する前のワイン)というものまであった。
そっちは美味しいかどうか分からないけど、何とか試しに飲んでみたい。

 悪知恵を働かせた結果、

「キョウコラインは白にするから、フロは赤を注文してよ。で、ちょっとずつ交換しよう。所有権は注文した人があることね

と子供の様な提案をすると

「えー、じゃぁ、僕が白注文するからキョウコラインは赤にしてよぅ

と、多分同じ思考回路をたどったらしいフロに突っぱねられる

が、そこはフロ。
結局ワタシの思い通りにしてくれ、めでたくワタシは白を所有しつつ赤を試すことに成功
ところが、やっぱり白の方が美味しい
一口の交換後、2度とフロのグラスを手にはしなかった。
         
          

全く、ワタシの我が侭で一日中何かを食べたり飲んだりしなきゃいけなかったノイス家
大変申し訳ないけど、ウーーーンとワイン村を堪能したワタシはもう大満足

明日はいよいよハンブルクに帰る日。
アァ、なんだか寂しいなぁ・・・

ボン旅行~竜の城編~

2006年10月27日 | Weblog
今日はボン6日目、ボンからREで8分という近場にある、竜の城へと向かいました
ライン川右岸に沿ってある7つの円錐形の山々(Siebengebirge)はREの中からでももう見える。
 「ニーベルンゲンの歌」に出てくるジークフリートはここで竜を退治し、その返り血を浴びてそれが鎧となり、彼を守り続けたという伝説が。
山の頂上には竜の岩山(Drachenfels)、中腹には竜の城(Drachenburg)があるの。
それにしてもパパがもっともっと詳しく説明してくれたのに、理解の範疇を超える単語量で、結局わかった振りで竜の住み家に挑んだ自分が恨めしい

まぁいいや。この山に登るには登山電車に乗らなければ!

 

揺られること10分、頂上では風吹きすさぶ中、何故か結婚式が行われてた
太ッチョの花嫁さんが岩山でフラフラなりながら、懸命に笑顔を作り写真撮影に挑む姿は圧巻・・

竜の岩山→

下方にはライン川。中央の小島にあるのはなんと修道院。尼さんが本当に暮らしてるんだって~ 
ライン川を上って行くと、ボンやケルンに通じてる

中腹の竜の城へは、登山電車を使わず4人でポテポテ歩く
お天気は晴れたり曇ったりだったけど、山の散歩道から見下ろす景色は本当に綺麗
紅葉に包まれて、とても気持ちイイ~・・・って思ってたらロバ発見
野生じゃないよ。イッパイいたー
          

城到着。 

お城の前の公園並みの庭 
         何故かかっこいい鹿 

沢山の自然の中歩き回って、なんだか力がついた感じ
明日は観光最終日、遂にみんな揃ってワインの栽培地に行って来ます~