ここ2、3日ですっかり冷え込んでいよいよ冬に突入したことを感じさせる気温ですね。
どうも2回生舵手の片岡です。
いよいよ明日はお待ちかねのヘッドオブ瀬田です!
僕達医学部からは大艇はフォア2艇、そして何とクォード1艇が出漕します。大艇は去年に比べて1艇多いエントリーとなっています。
舵手である自分に至ってはフォアとクォードにダブルエントリーという形で出場させて頂くことになり、去年以上に学びの機会が多い大会となりそうです。
しかし、このヘッドという大会は僕にとって非常に苦い思い出があります。明日のレースで同じ轍を踏まないように今回のブログで自分に言い聞かせるつもりで過去を綴ろうと思います。
去年は夏秋とトップコックスで経験を積んで、その流れでヘッドもトップコックスの第Ⅸ芝蘭でエントリーしました。別に「よっしゃ!トップはもういけるわ!」みたいに、慢心していたわけではないですが、当時の僕はヘッド特有のレース状況というものを頭で理解しておらず、レース本番でそれを認識する羽目になりました。
最大にして最悪の危機はレースを4つに分けると第2クォーターに入ったあたりで起こりました。瀬田川で練習している方ならよくご存じでしょうが、レース開始地点から下って2000m地点に向かって川幅が急速に収束して小さくなります。普段の練習でもこの辺りはテク練を始め、様々な練習で要注意ポイントとして警戒されています。去年のレースではこの2000m地点の手前くらいで3つの艇がほぼ平行して並んでしまいました。
なぜ、こんなことが起きたかというと、このレースは20秒おきに艇が発艇することが決められており、先行する艇を抜かすことも可能だし、逆に後発の艇に追い抜かされることもあり得ます。去年はこの2つの事象が同時に起きる形となり、危うく後発の同志社のフォアと衝突するところでした。かろうじて危機を脱したものの、その後は最悪でした。半ば放心状態で正確なコールは入れれないし、黙りこくるし、結局レースの終盤あたりで強引に自分を奮起させてかろうじてスパートを入れれただけやし、「もう自分何やってんねん?」っていう思考がレース後も頭の中に渦巻いていました。
さて、今自分が同じ状況に立たされたならどうするだろうか?と考えてみました。肝というか唯一解は艇同士のコミュニケーションしかないと思います。つまり、接触しそうな艇に余裕をもって呼びかけることが重要です。色んな人からよく言われることですが、これって結構難しい(少なくとも僕には)です。しかし明日はそうも言ってられないんで、一時の恥を忍ぶ気持ちで、危ないと感じたら臆せず相手にモノ申したいと思います。加えて今回はスタンコックスの艇でレースに臨む形となるので、トップのように広い視界が望めず、ステアリング操作も難しくなります。レース前はフィンがまっすぐになっているかもしっかりチェックして万全の態勢でレースに臨みたいと思います。
ところで、今回僕がメインで乗らせてもらっている紅覇のクルーは何と言うか底力、爆発力を感じます。今日の練習でやったレースレートの6400m通しではうまくいかなかった部分も多々ありましたが、端点が揃った時の艇の進み具合や、スパートの入りからの1ストロークから一気に出力を上げる感じが素晴らしかったです。全員で艇速を狙っていこうという気概が感じられるいいクルーだと思います。舵手である自分もそれを促進させる形で大いに士気を盛り上げていこうと思います。
皆さん応援よろしくお願いします。
2回生舵手 片岡佑介
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