京医ボート部ブログ

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ブレードワークとかデプスとか

2016-02-06 00:49:19 | 日記
こんばんは
最近は寒さがちょっとましになってなってきたのでしょうか。先々週のあの大雪の時に比べてればそれほど凍えることもなくなってきたような気もします。
今月末には計測、そして2回生にとっては山場となる発生の試験(と組織の追試)が控えています。それまでしっかりボート勉強共に頑張っていきましょう。

2回生の木下です。

さて少し前の話になりますが、冬シーズンが始まって1ヶ月半くらい、僕は全学さんと一緒に漕がせてもらっていました。
今日はそこで教えてもらったり、学んだり考えたりしたことをまとめたいと思います。もし気になることがあれば参考にしてみてください。特に1回生はリギング値のことをあまり気にしたことがないと思うので、参考にしてください。




・ブレードワークの基本
僕が全学に行ってまず指摘されたのは、ブレードワークのことでした。
具体的に指摘された点は、

1.ローフェザー
2.スクエアに戻す時にブレードが上昇する
3.エントリー前のブレードの舞い上がり
4,前止まり
5.けり戻り

です。そしてこれら一つ一つはその前の段階が原因となって起こってきています。
1になると、水面とブレードの距離が近くなってブレードが水面を擦るのを恐れてバトンを押し下げてしまい(2)、そのために3が生じ、4、5につながってしまいます。

そこでこの悪い連鎖をなくすために意識するようにアドバイスされたのが、「ハイフェザーからブレードをだんだん水面に近づけていくイメージ」です。

ハイフェザーを意識するとブレードと水面の間に十分距離ができ、スクエアに戻す時にブレードが水面と擦る心配はなくなります。そうすると無意識的にバトンを押し下げることはなくなり、前で舞い上がらなくなります。
そしてこのハイフェザー意識と合わせて、だんだん水面にブレードを近づけていくイメージを持つことで、前で止まることなくエントリーすることができます。

全学さんの乗艇練習を川岸から見ていると医学部にくらべて前のロスがかなり少ないように思うのですが、それは全学さんはこのイメージを重視しているからだと思います。

自分自身まだまだ不完全なところもあるのですが、この動作を意識することでブレードワークが改善されたのでぜひこのイメージを参考にしてみてください。




・リギング値について
以前はあまりリギング値を気にすることはなかったのですが、一度リギング値を変えてみるとかなり漕ぎやすくなったので、漕ぎにくさを感じていたらリギング値を変えてみるのもいいと思います。

1.デプス
僕はもともとデプスは15でした。ところが、体が硬く骨盤が返りにくいこともあり、フォワードで前に出にくく、また後ろに重心が残っていたため、前で上体の強い姿勢を作りにくいと感じていました。
そこで、デプスを16~17にしたところ、前に出やすくなり、また重心を前に持っていけるようになったことで、前で上体の強い姿勢を作りやすくなりました。(エルゴでは2でやっています。)

デプスは浅い方がストレッチャーをまっすぐ押せるので、浅いデプスでも前の姿勢に特に問題のない人はその方がそのままで良いかもしれませんが、僕のように骨盤が返りにくくて重心が後ろに残っている人は一度デプスを深めにしてはいかがでしょうか。
その方が正しいフォームで漕ぐことができ、腰部の筋肉が引っ張られることがないので怪我のリスクは減るとおもいます。

ただ、やはりタイムを出すには今までの慣れたフォームの方が良いと思うし、またデプスを深めにすることでフォームは良くなっても、良くも悪くもいままで腰部を伸ばすことで得られていたコンプレッションの力が軽減するためにエルゴタイムは落ちる可能性があるので計測までは今までのデプスでやった方が良いかもしれません。




つづく

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