京医ボート部ブログ

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基礎に戻って

2019-05-20 21:23:48 | 日記

五月も早中旬に差し掛かり、徐々に蒸し暑くなってきました。

寒さには耐性あり、暑さにめっぽう弱い2回生コックスの片岡です。

 

さて、僕たち医学部ボート部は今月に入り、春シーズン最初で最大の大会朝日レガッタを終え、そして先週末から新人漕手が本格的に練習を開始しました。僕達現役は新人指導にまだ関わっていないものの、もう自分も先輩になったんだなあと少しずつですが実感がわいてきました。来月は新人戦、京都ボート選手権、東大戦と試合の目白押しですが、特に僕ら対校フォアはその中でも東大戦を主軸において練習を進めていこうと思います。今回のブログでは東大戦に向けて朝日レガッタのレビューをしていきます。

 

東大戦で勝つために、そして朝日レガッタで負けた理由、自分の悪い点は何か?それについて考察を試合以降重ねてきました。まず予選、敗者復活戦で敗北した最大の理由はコックスのラダーステアリング、そしてレースプランの詰めの甘さにあったように思えます。朝日レガッタではラフコンディションの中久しぶりのレースということもあってラダーステアリングの拙さにより漕手が全力で漕げる環境を作ることができませんでした。また、レースプランも予め決めた型を変えてスパートをミドルから入れたものの、終盤のスパートを出し渋ってしまった点が良くなかったと漕手、コックス間で意見が一致しました。

 

そこで今の自分に足りないものを補うためにネットで色々なコックスの記事やインタビューを調べてみました。そこで出会ったのがラダーステアリングを重視するMary Whipleです。2004年から2012年にまで連続でアメリカ女子エイトのコックスとして活躍し、チームを勝利に導いています。Youtubeやインタービュー記事によると彼女はコックスに必要な要素として2つのことを上げています。1つは先述したラダーステアリング、もう一つはチームメンバーとよくコミュニケーションをとることです。特にラダーステアリングはYoutubeの複数の動画で強調をしていたのが驚きでした。どの分野もエキスパートは足元の地盤がしっかりしている印象があります。世界を制したコックスでも、こうした基礎的なことを常に追求しているのは意外ではなかったものの、はっとさせられるものがありました。ステアリングについては練習の際には去年コックスを始めた時から常に意識はしていましたが、やはり並べやTTを通して実戦形式でしっかり詰めていきたいです。具体的にはラダーなるべく切らないこと、しかし、切るべき時には切って正中のポジション持を常に実行できるようにしたいです。つまり、その見極めが肝ですね。TTは試合三週間前あたりから定期的に行う予定なので、集中して臨んでいきたいと思います。コミュニケーションに関してはPDCAサイクルの中にしっかり組み込んで今まで以上に積極的に取っていきたいです。先述したMary WhippleもクルーメンバーからPDCAをしっかり詰めている点を評価され、コックスが艇速に貢献する良い例なので僕もそれに倣いたいです。対校は現在2回生で仲が良く気が知れたメンバー同士なのでコックスが主体で良い雰囲気を作っていきたいですね。

 

来月の東大戦で僕達は絶対勝つ意気込みで臨むので応援よろしくお願いします!